『にじいろカルテ』第3話あらすじ・ネタバレ感想!認知症と向き合い、真空はひとつ決心をする

『にじいろカルテ』第3話

出典:『にじいろカルテ』公式ページ

「私は誰なんでしょうか?」

ある朝、虹ノ村診療所に不安げな表情で雪乃(安達祐実)が迷い込んできました。

雪乃は真空(高畑充希)のことも自分のことも何もわからないと言います。

実は、雪乃は3年前から認知症を抱え、何度もこの生活を続けていると言います。

夫の晴信(眞島秀和)はもちろん、村の人たちは雪乃にずっと寄り添ってきました。

雪乃の幼馴染である嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)は、雪乃のために丁寧に雪乃はどういう人生を歩んできたのかを説明します。

そんな3人を見ていた真空は、またしても嘘をついてしまっていたことを反省します。

果たして、真空がついていた嘘とは?

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『にじいろカルテ』前回第2話のあらすじと振り返り

涙ながらに病気を隠していたことを告白した紅野真空(高畑充希)。

しかし、虹ノ村の村人たちに”医者で患者、最強じゃん”と温かく受け入れられ、改めて診療所での生活をスタートさせます。

翌朝から診療所には大行列ができ、1人1人に時間をかけて診察する真空。

少し頑張りすぎな気がする彼女に、浅黄(井浦新)や太陽(北村匠海)は内心心配していました。

診察には村の『じじーず』の1人、次郎(半海一晃)も受診に現れました。

次郎の不調を風邪だと診断した真空ですが、翌日次郎は息も絶え絶えに診療所にやってきたのでした。

結局、次郎は心筋梗塞で手術をすることに。

浅黄は自分を責める真空に対して「ちゃんと怒らせろ」としっかり叱ります。

診断を誤った真空はどん底まで落ち込みますが、村の人の温かさに触れ、涙が止まりませんでした。

【ネタバレ】『にじいろカルテ』第3話あらすじ・感想

休日の朝

ある休日の朝、真空(高畑充希)はなかなか起きられないでいました。

目を覚ました瞬間、あまり調子が良くないことがわかったのです。

なんとか下に降りて行くと、浅黄(井浦新)と太陽(北村匠海)が朝ごはんを用意してくれていました。

それは、免疫アップのためのメニューでした。

2人も面倒くさいからと言って、同じメニューを食べます。

moyoko

2人は真空があまり調子が良くないことに気がついているのです。2人の優しさに真空は涙が出て来てしまいますが、素直になれません。

月に一度の東京に検査へ行く日が近づいていましたが、真空は数値は悪くないし、検査も決まっていないと思わず嘘をついてしまいます。

涙がこぼれそうになるのを我慢して、怒っているような顔になってしまいます。

moyoko

あまりにも優しくされると、なかなか素直になれないことありますよね。

迷子になった雪乃(安達祐実)

ふと見ると、太陽が作った『くせにポイント表』がくしゃくしゃになって置いてあります。

誰かがビリビリに破いて捨ててしまったのだそうです。

犯人はもちろん浅黄です。

自分だけダントツでポイントが高いのが嫌だったのです。

moyoko

ちなみに、太陽はいまだに0ポイントです。浅黄に「つまらないヤツ」と言われています。

するとそこへ、不安げな顔をした雪乃(安達祐実)が入ってきました。

そして、真空を見るなり「私は、誰なんでしょうか?」と言います。

そんな雪乃に戸惑う真空ですが、浅黄と太陽は慣れた様子でどこかに電話をかけ、真空に白衣を着せます。

moyoko

雪乃は自分がどこの誰だかわからなくなってしまっているようです。さぞかし不安だと思います。

若年性認知症

浅黄によれば、雪乃は『まだら認知症』を患っており、10日から2週間に一度このようなことを繰り返しているのだそうです。

moyoko

だから雪乃は自分のことを話す時に「らしい」と付けていたのですね。

その期間は3年に及ぶと言います。

村の人たちは、浅黄と太陽が来る前からずっと彼らだけでなんとかしてきました。

「すげぇぞ、ここの人たちは」

そこに連絡を受けた雪乃の夫・晴信(眞島秀和)が診療所にやってきました。

続いて、嵐(水野美紀)と氷月(西田尚美)がハイテンションで現れます。

「私たちはずーっと友達なの。だから安心して」

そして、2人は「あなたの名前は雪乃」と、名前を教えます。

moyoko

苗字もあるけど、変わる場合もあるから下の名前が大事だと言って「雪乃」という名前だけ教えます。確かにそれが一番大事ですね。

雪乃(安達祐実)の人生

嵐と氷月は、雪乃が認知症だということを説明します。

だけど、決して不幸ではなく、生まれたこの村で皆に愛されて育ち、結婚してちゃんと幸せなのだということも説明します。

少し離れたところにいる晴信のことも紹介しますが、晴信のことは置いておいて、まずは真空の部屋に行くことになりました。

なぜかというと、これから雪乃は自分の人生を短時間で知らなくてはなりません。

そして、雪乃の人生は結婚した後よりも結婚する前の人生の方がはるかに長いのです。

「だから、旦那は置いておく」

小さい頃から雪乃を見て来た2人は、その前に雪乃がどんな人生を歩んできたのか知らせたいのです。

「昨日今日の知り合いじゃないからね」

moyoko

ただし、真空だけは昨日今日の知り合いですが。

村のアイドル

「私は何歳なんでしょうか?」

雪乃は、嵐と氷月の年格好を見て不思議に思った様子。

moyoko

確かに同級生には見えませんが、安達祐実さん自体がアラフォーには見えないので仕方ありませんね。

その頃『にじいろ商店』では、晴信がとんかつの準備をしながら雪乃との馴れ初めを楽しそうに話していました。

雪乃は村はおろか、周囲では知らぬ者はいないというほど小さい時からアイドル的な存在でした。

そんな雪乃は、晴信のお父さんが作るとんかつが大好きで、よくお店に通って来ていたのだそうです。

晴信は、雪乃との生活の中で大変なこともあるけれど、皆に心配かけることもあるけれど、良いこともたくさんあると話します。

moyoko

雪乃の分まで覚えていようという思いから、晴信はいつも写真を撮っているのですね。

ただ、知ってほしい

一方、嵐と氷月は雪乃の実家に連れていきます。

正確には、実家だった場所です。

両親は7年前に亡くなっていて、家は廃墟のようになっていました。

何も覚えていない雪乃は、その光景を見てショックを受け、走り出してしまいます。

嵐と氷月は雪乃を追いかけ、わからなくていいから頭に入れて欲しいと雪乃を励まします。

「教えたいんだ、あなたがどんな人だったか。雪乃のことが好きだったから」

雪乃がどれだけ愛されていたか、知ってほしいのです。

雪乃は2人の言葉を受けて、前にも同じようなことがあった気がしました。

moyoko

雪乃に2人がいて、本当に良かったです。

それぞれの事情

真空たちは、雪乃を連れて村の小学校に入りました。

そこで、それぞれの自己紹介タイムになります。

氷月は、村の仕事を手伝いながら学童のように放課後の子どもたちの面倒を見ています。

子供が大好きでたくさん産みたかったのですが、残念ながら霧ヶ谷夫妻のところに子供はできませんでした。

自分の人生が不幸だとは思っていませんが、理想とは違った今が悔しいと思うこともあると涙ながらに語ります。

嵐は、娘の日向を産んで毎日幸せに暮らしてきましたが、ある日突然、親である日出男じいさん(泉谷しげる)と自分たちを捨てて家を出て行ってしまいました。

理由はいまだにわかりません。

ただ、「君と一緒にいたくない」と書かれた手紙を残して彼はいなくなってしまいました。

理由を考えようとするとドツボにハマってしまうので、考えないようにしています。

moyoko

人にはそれぞれ多かれ少なかれ事情があります。

どうにもならないこと

真空もつられて今日まで誤魔化してきていた気持ちを吐露し始めました。

みんなが自分のことを頼りにしてくれたり、病気のことを心配してくれることは幸せ。

だから、ちゃんと言わなきゃいけない。でも、言いたくない。

moyoko

真空は、浅黄たちに検査のことを言えないだけでなく、母からのメールも返せないでいたのです。

今まで患者さんが我慢してしまったり、家族に辛いと言えないと知ると、ダメだと思って来たけれど言いたくないって自分が患者になるまではわからないことでした。

「言ったらどんどん悪くなる気がする。だから、大丈夫って言いたい」

こんなの医者じゃないってわかっているけれど、でもどうしても「なんで私?」と考えてしまうのです。

「みんなあるよね。どうにもならないことって。」

moyoko

頑張ってもどうにもならない現実。それでも付き合っていくしか生きていく方法はないのです。

不幸の量

「でも…世界に不幸の量が決まっているとして、自分がそれを一つ引き受けることで世界が救われてる。私は世界をちょっとだけ綺麗にしているのだと思うようにしている」と氷月は言います。

嵐も「どうにかなるよね。こうやって話せる誰かがいれば」と続くのでした。

moyoko

もしかすると、この世のモヤモヤは誰かと話をすることで消化できるものがほとんどではないでしょうか。

真空たちが『にじいろ商店』に行くと、テーブルにはごちそうが並んでいました。

カツサンドを食べた雪乃は、自分がこれを好きだったような気がします。

氷月はこのカツサンドは雪乃の旦那さんが作ってくれたのだと伝えます。

そろそろ、旦那のことを知る時間です。

「雪乃の旦那さんは最高の人だよ!」

嵐はそう言って雪乃を送り出しました。

隣の部屋には、タキシードを着て待つ晴信の姿がありました。

「顔があんまりタイプじゃない気がして…」

moyoko

雪乃もなかなか言いますね!タイプは忘れないんですね(笑)

でも、だからこそ素敵な人なんだろうと雪乃は思いました。

「教えてもらえますか?私たちのこと」

話をする前に、晴信はまず一枚写真を撮りました。

付き合っていくしかない

翌朝、真空は思い切って嘘をついていたことを浅黄と太陽に謝ります。

「本当は、検査今日なんです。すみません、行かせてください!」

気まずい真空は、思わず怒ったような顔になってしまいます。

「それは仕方ないとしても、仲間に嘘つくな!」と太陽は言います。

moyoko

前回第2話は浅黄が、今回は太陽がちゃんと真空を叱ります。

「普通に可愛いくせに…」

moyoko

くせにと言ってしまった上に、可愛いと言ってしまった太陽がまた可愛いです!

真空は、無言で太陽のポイントを追加して村を後にしました。

検査の結果は良くなっているわけでもなく、すごく悪くなっているわけでもなく、微妙に悪い数値でした。

ドラマチックにはならない、それが現実です。

真空はこれと付き合っていくしかないのです。

村に帰る

帰りに真空は、母のいるラーメン屋を遠くから見ていました。

その時、まじょたく君(池田良)からメールが、佐和子(水野久美)から電話が来たりしました。

真空は話をしながらラーメン屋には寄らず、村に帰ることにしました。

そして、母には「元気だよ」とメールを返します。

「お母さんに謝りたいことがある。それは、いつか話すね」

moyoko

いつか、ちゃんとお母さんに伝えられるといいですね。

虹ノ村では、真空の帰りを今か今かと待ち受けていました。

日帰りなのに、真空の『にじいろ商店』でお帰りパーティーを用意してくれました。

そこへ、入院していた『じじーず』の次郎(半海一晃)が村に戻ってきました。

「俺の退院祝いを…」

次郎は感激しています。

真空のお帰りパーティーは、何も言わずに退院祝いに移ったのでした。

『にじいろカルテ』第3話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回は、第1話から気になっていた『にじいろ商店』の夫婦が中心の物語でした。

妻の雪乃は認知症を患い、自分が誰だかわからなくなってしまいます。

それを幼馴染の嵐や氷月が献身的にサポートしてあげていました。

真空はそこで辛い現実とも向き合っていかなければいけないと思い、東京に検査を受けに行きます。

どうしようもないことは誰にでもある。でも、それを誰かと話せていればきっと大丈夫。

今回は、人とのつながりの大切さを実感する内容でした。

次回はトンネル事故が起きて、またもピンチが訪れます。

浅黄の過去にも触れられるようで、こちらも気になりますね!

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