『リーガル・ハート』第7話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!劣勢の村越は、榎本一族への大逆転勝利なるか?

ドラマ『リーガル・ハート』第7話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』公式ページ

創業者一族にめちゃくちゃにされ、倒産の危機にまで追い込まれた雇われ社長の早川(仙道敦子)を救おうと立ち上がった村越(反町隆史)でしたが、榎本宏光(天野浩成)と洋子(田島令子)に付いている弁護士・宇治川(升毅)によって窮地に立たされました。

しかも、宇治川は「株式会社つむぎの丘」を破産に追い込んだだけではなく、損害賠償を役員や村越に請求し裁判沙汰になってしまったのです。

普通なら頭を抱えるところですが、これは民事再生が不当でないことを証明するチャンスと考え、裁判に挑みます。

会社を救うため、多くの人の命と人生を救うため、0.01%でも可能性がある限り諦めない勇姿は、最後の最後まで素晴らしいものでした。

このドラマ、今回で最終回というのが本当に惜しいです!

『リーガル・ハート』第7話(最終回)あらすじ


ドラマ『リーガル・ハート』第7話(最終回)あらすじ

村越誠一(反町隆史)ら弁護団は高等裁判所のまさかの決定にぼう然とする。

その裏には創業家だけでなく相手側弁護士・宇治川剛志(升毅)の個人的な思惑が…。

最悪の事態の中、創業家の身勝手さを目の当たりにした早川菜津子(仙道敦子)は会社を守る覚悟を決める。

村越も介護施設を救うために動き出すがそんな矢先、2億円の損害賠償を求める前代未聞の訴状が村越の下に届く。

窮地に立たされた村越に希望は…弁護士人生を掛けた最後の戦いが今、始まる!
出典:『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』公式ページ

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【ネタバレ】『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』第7話(最終回)の感想

民事再生は棄却。しかし、破産になんてさせない村越(反町隆史)の次の手段

最高裁から民事再生が棄却された場合は、破産しか道がなくなってしまい、村越(反町隆史)は雨の中うなだれていました。

依頼人である早川(仙道敦子)も不安と悲しみでいっぱいなのですが、それでも村越は諦めないと言います。

破産しかルートがないと思われますが、新しいスポンサーが見つかれば話は別です。

ホームを救うため、村越たちはすぐにスポンサー探しに駆け回ります。

今回の場合、破産しそうな会社を救うだけではありません。

経理の茜(小池栄子)はもう榎本一族が許せない!という具合です。

お先真っ暗だった早川でしたが、社長室でバカ息子である榎本宏光(天野浩成)が女とイチャついているところを見て激怒。

今まではお世話になった創業者の息子だからと我慢していましたが限界です。

ここで早川は役員と共に、徹底的に戦う決意をしました。

ここにきて思うのは、早川社長が先代社長に恩を感じ、宏光との結婚を決めていたらどんなに恐ろしいことになっていただろうかということです。

ひどすぎて殴りたくなりますからね!

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宇治川(升毅)と榎本家の行動が村越(反町隆史)たちを苦しめる

スポンサー探しに奮闘するも、なかなかうまくはいきません。

というのも、入札しそうな会社があると、榎本家が入札をするなと脅しているのです。

いやいや、自分たちのホームですよね?もともとは。

それを入札するなって何なんでしょうね?

どこまでもイラッとさせてくれます。嫌がらせの天才かよと言いたくもなるんですが…。

しかも、宇治川は早坂だけではなく、村越に圧力をかけにきたのです。

どんな圧力かというと、損害賠償です。

榎本家の資産のひとつである「つむぎの丘」に不当な民事再生をするよう言ったこと、そのせいで「つむぎの丘」が破産することになり、榎本家の財産の一部を奪ったことの損害賠償として2億円を払えというのです。

しかも、それは村越ひとりだけに請求したのではなく、「つむぎの丘」役員と若手弁護士の武藤(阪口涼太郎)にもです!

明らかに嫌がらせ目的の訴訟です。これを「スラップ訴訟」と言うらしいです。

またひとつ勉強になりました。

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村越(反町隆史)は正義のヒーロー。ピンチをチャンスに変えようと裁判に挑む!

スポンサー探しで忙しい中にスラップ訴訟まで起こされ、つむぎの丘を救うどころか自分たちまで危機的状況に追い込まれてしまった村越。

しかも自分ひとりだけならまだしも、役員や若い弁護士まで巻き込んでしまい、さすがに意気消沈です。

しかしそんな時、村越の背中を押してくれたのは亡き娘、麻由(田畑志真)の言葉です。

麻由も将来は父のような弁護士になりたいと言っていました。

それは、父である村越が正義のヒーローだったからです。

「正義を信じて諦めなければ必ず勝てる」

その娘の言葉が村越の中に蘇った時、彼はやっと戦いに挑もうと一歩踏み出したのでした。

そう、宇治川ができるだけ儲けようと思ってスラップ訴訟をしたことは目に見えています。

しかし、ここで法的に負けたというわけではないのです。

むしろ、裁判官を目の前にして発言をすることができます。

民事訴訟が不当なものではなかったことを証明できれば、損害賠償は愚か、買えと言われていた柄本家の持ち株からも解放され、会社を救うことができるのです。

しかし、最高裁の判決を地方裁判所が覆す可能性は極めて低い。

村越にとって、わずかな可能性があれば、賭けてみる価値はあるのです!

本気で人や会社を救おうとする姿勢が、もうとにかくかっこいいのです!

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圧倒的不利な裁判は、1人の復讐心によって逆転する

いざ裁判が始まると、予想通り村越は会社の不利益になる行為をしたと主張されます。

それに対して村越は、ぼったくりともいえる株の金額の支払いを差し押さえで防ぐために、民事再生の申し立てをして防止したと返すのですが、やはり問題は新株発行の件になります。

早川が役員会議で新株発行を提案し、宏光がそれに同意をしたと言っても、確かな証拠がないので訴訟を打開することができません。

文章があれば改ざんしたと言いますし、もう勝ち誇った顔をしている宏光は女と裁判所でもイチャつくし…本当殴っちゃダメですかねあの男。という気分でした。

村越たちは裁判の合間に証拠を探しますが、そう簡単に出てきません。

茜が必死に書類をひっくり返して探しますが出てきません。

しかし、状況を覆す最高のキーパーソンは向こうからやってきてくれたのです。

最終弁論で、村越たちは新たな承認を申請。

それは、14年間柄本家の秘書として働いてきた下辺(水橋健二)だったのです。

お茶を出すたび、洋子(田島令子)に「ぬるい」と怒られ、時にはそのお茶を頭からかけられたりしていた下辺。

一度も名前で呼ばれたこともないですし、人として扱われないことでだいぶ柄本家を恨んでいました。

なので、ある時から記録を取り始めたのです。

民事再生が否決され、つむぎの丘が破産と決まった時、宏光や洋子、宇治川たちがシャンパンをあけて盛り上がっている時も、胸元に隠したレコーダーですべてを記録していました。

そうして榎本のすぐそばにいた男は、ある音源を再生。

そこには役員会議で新株発行が決まった時、宏光が適当に賛成の返事をした声が入っていました。

改ざんしようがない確かな証拠。

完全に形勢逆転!下辺さんファインプレイです!

会社を救うことの大切さを説き、法の在り方まで語る村越。

最高裁が下した民事再生の棄却を肯定し、今回の損害賠償請求を可決させてしまえば、今後中小企業は怖くて民事再生などできなくなってしまう。

それでは法律は崩壊し、この国の経済にも大きな影響を及ぼすことになると力説し、地方裁判所には正しい判断をしてほしいと訴えたのです。

結果、地方裁判所は最高裁の決定を覆し、損害賠償請求を棄却しました。

スポンサーが付いたことにより、早川はいち社員として活躍し、ホームのお年寄りのために働くのでした。

宏光の使い込みも裁判所で暴露されましたし、損害賠償が取れなかったことで女にフラれましたし、個人的にはスッキリです!

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弁護士はクライアントのためにベストを尽くす

宇治川が村越に敵意を持った理由のひとつとして、自分のことを覚えていないというものがありました。

実は3年前、ふたりは大きな会社の再建のため対立をしていたのです。

しかし、村越の方は覚えていません!ということは、村越にとって自分は大した相手ではなかったとプライドが傷ついたのでしょう。

榎本家を勝たせることはもちろんのこと、私怨で戦っていた感があったということです。

しかし、この宇治川もある意味で被害者。

下辺が録画した音源の中には、洋子が「弁護士をうまく使えばいい」と発言したものが出てきたのです。

いやぁ~、これはこれでショックでしょうね。

ですが、仕事を受けたからには、クライアントのために全力を尽くすのが弁護士だと主張します。

村越はこれに同意。結局二人は敵対しあう関係というより、ライバルというものになったみたいでした。

そういえば、村越弁護事務所内でたびたび衝突していたコンビがいました。

武藤と事務員の池田伸司(堀内新太)です。

訴訟を起こされ、2億円を請求されたとき、武藤は完全に裁判に怯えきっていました。

しかし、伸司がいつも通りにしろと喝を入れたことで、武藤は泣きながらいつものように伸司をこき使います。

そんな武藤に「弁護士になれたらコーヒー買ってきてあげるよ」と言われたことで、伸司は5回目の司法試験に挑戦を決めて猛勉強するようになったのです。

表向きには、村越がまた危機的状況になった時に支えるため!と言いますが、伸司もまた武藤と肩を並べるために頑張るみたいです。

じゃあ、伸司が弁護士になるまでこのドラマは続けていってほしいんですけど…ダメですかね?

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『リーガル・ハート』第7話(最終回)まとめ

色々な法律用語は出てきましたし、民事再生など会社を破産させないためにどんな方法があるのかを知ることができました。

全体を通して非常に楽しむことができました。

あれだけムカついた榎本家のふたりも、村越が最後まで正義を貫き通したことで最終的にはスッキリさせてもらえましたし!

わずかな可能性がある限りあきらめない!その強い精神は大変勉強になりました!

7話でドラマが終わってしまったことがとっても惜しいです。

近年のリーガル系は、勝つか負けるかのスリル感を感じさせるものが多かったのですが、この『リーガル・ハート ~いのちの再建弁護士~』は倒産間近で苦しむ人の心に寄り添い、最後まで一緒に戦う温かさを感じることができました!

終わってしまうことが本当に惜しいので第2期お待ちしています!続きを作ってくれたら喜んで見ます。

素敵なドラマを作ってくれたすべての人と、この作品の著者である現役の弁護士・村松謙一先生に感謝です。

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