今回の舞台は埼玉県新座市と東京都西東京市。
周りを見渡せば民家しかないような場所で、井之頭五郎さん(松重豊)は珠玉の足踏みうどんと、カステラパンケーキに出会います。
甘い匂いに誘われて、目の色を変えて糖分補給を決め込む五郎さんの姿は必見です!
ああ…今日も腹が減った!
目次
『孤独のグルメ』Season8第4話あらすじ
仕事を終えた井之頭五郎(松重豊)は新座市の住宅街に取り残され、途方に暮れていた。
何とか古民家風の店構えのうどん屋【うどんや 藤】を発見し中に入ると、力強くうどんを踏むお母さん(池谷のぶえ)の姿が…。
空腹だった五郎は、「田舎うどん(中もり)」「肉汁(肉増し1.5倍)」「五目野菜汁」「おむすび(あげ玉ごま)」「味付け煮卵」を注文!
噛み応えのあるコシのある麺、バラ肉のうまみが凝縮された肉汁に、あげ玉の食感が楽しいおむすび、具沢山な野菜汁に懐かしさを覚えつつ堪能した五郎は、幸せに満たされ、次の商談相手・石井(安東弘樹)が待つひばりが丘団地へ。
出典:『孤独のグルメ』公式ページ
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【ネタバレ】『孤独のグルメ』Season8第4話の感想
埼玉県新座市にて
埼玉県新座市。
井之頭五郎さん(松重豊)は、内装の仕事のためにこちらにやってきましたが、現場が早く終わったのは良かったものの住宅街に1人取り残されてしまいました。
次の現場は西東京市のひばりが丘ですが、約束の時間まであと3時間はあります。
どうするか考えていると、取引先の社長とバッタリ出くわしました。
その社長がピザを取るので一緒にいかがですかと誘ってくれたのですが、ピザが届くまでに1時間はかかると言います。
1時間も待っていられない五郎さんは、ピザのことを想像したら急に腹が減ってきてしまいました。
ピザの誘いは断って、ひとまず住宅街を出なければと歩き出します。
通りには出られましたが、うなぎ屋はまだ営業していません。ピザ屋はデリバリー専門店です。
ふと見ると、マンションの1階部分に「うどん」と書かれたちょうちんが下がっていました。
日本家屋の軒がくっつけてあり、のれんもいい味が出ていて、木の引き戸は侘び寂びが感じられます。
「この店、何か持ってる」
そう感じた五郎さんは、直感に従ってのれんをくぐることにしました。
中に入ると、おかみさん(池谷のぶえ)が力強くうどんを踏んでいるところでした。
肉汁うどんとおむすび
店内の雰囲気はどこか地方に来たような趣です。
「小さな足踏みうどん屋。いいな」
メニューを見ると、天ぷら、カレー、五目野菜などのうどんの他にホタテなんていう珍しいメニューもあります。
ナンバーワンメニューは肉汁うどんです。
五郎さんのオーダーは「肉汁うどん(肉増し1.5倍)」「五目野菜つけ汁追加」「揚げ玉ごまおむすび」先着7名様の味玉もつけました。
先着でと言われたらつい頼んでしまう、それが人間の性というものです。
うどんを待っている間、常連さんが頼んだ天むすが運ばれてきました。
見ると、かき揚げをご飯でサンドしているというとんでもない一品で、五郎さんの天むすの概念が覆されます。
ほどなくして、うどんが運ばれてきました。
「我ながら、完全無敵の布陣だ」
テーブルを眺めてすでにご満悦の五郎さんです。
まずは、ナンバーワンの肉汁うどんからいただきます。
うどんは、足踏みのおかげでコシが強いというより麺がガッシリしていて、でも飲み込む時はツルンと喉を通っていきます。
バラ肉は汁にひたって、脂の感じがたまりません。
「あ~ウマ!」
うどん、肉、汁が三位一体となってスクラムを組み、旨さがグイグイ押し込まれてくるようです。
次にサービスの味玉を汁にオンしてみます。
うどんに味玉は初めての経験でしたが、当たり前のように美味しいのでした。
「玉子はいつも俺の心を優しくする」
と、五郎さんは目を細めます。
お次は追加した五目野菜汁でうどんをいただきます。
具だくさんのその汁は古き良き田舎の味で、これがまずかろうはずがありません。
「肉とはまた全然違う」
さてさて、揚げ玉おむすびにいってみましょう。
これはその名の通り揚げ玉とゴマがまぶされたおむすびです。
「これ、俺好きだ」
揚げ玉のシャキシャキがたまりません。
肉増しにしたので、肉をご飯のおかずにもできて一石二鳥です。野菜汁の野菜もおかずになります。
五郎さんは、仕事で名を上げた職人の顔には偉さが出るものだが、この店の人やのれんにはうどんの偉さがにじみ出ていると感じます。
ここで、薬味投入。
「豚に生姜。新約聖書になかったっけ?」
そんなことを思ってしまうぐらいバッチリな取り合わせ。
ほうれん草も入って、肉汁に活気が出てきました。
店に入った時、地方に来たような気持になった五郎さんですが、今の自分は本当に旅で出ていると感じます。
「俺の心は今遠いところにいて、特別なうどんに出会えたことを噛みしめ喜んでいる」
最後は肉のっけおむすびを一口で平らげてフィニッシュ!
「あ~大満足」
ごちそうさまでした!
ひばりが丘のカステラパンケーキ
新座市からバスで移動し、次の現場は西東京市のひばりが丘です。
五郎さんは道に迷ってしまいすが、周りは団地だらけで目印が他にありません。
なんとか辿り着いたリノベーションの会社も、元は団地だったということです。
打ち合わせが終わり建物を出ようとすると、隣のフロアがカフェらしき店になっていることに気がつきました。
そこから甘い匂いがやってきます。
その甘い匂いに誘われて、五郎さんは小腹が減ってしまいました。
「よし、糖分補給だ!」
まずは、レジでオーダーするシステムです。
五郎さんはバッキバキに瞳孔が開いた状態で匂いの正体を探します。
すると、キッチンの奥にあるオーブンから匂いがやっていることを突きとめました。
「あの匂いは?」
店主とおぼしき女性(奥山佳恵)に聞くと、「カステラパンケーキ」だということです。
「カステラパンケーキとアイスコーヒーください!」
五郎さんははやる気持ちを押さえて注文します。
「パンケーキは、焼き上がりに30分ほどかかります」
「待ちます!」
食い気味に返事する五郎さん。
なかなか見ることができない姿を披露しています。
五郎さんはパンケーキの焼き上がりをじっと待ちます。
アイスコーヒーは良い苦みがあり、シロップを入れるのがもったいないくらいです。
しばらくしてパンケーキが運ばれてきました。
スキレットにふんわりしたカステラ風のパンケーキがあり、その上にバターが乗せられています。
「匂い、見た目ともに期待を上回る逸物」
しぼんでしまう前に、まずはバターだけで一口。
フワフワで、香りのままの食感がします。
「生まれ育ちの良さそうな甘み。確かにカステラ的なアレもある」
シロップをかけると、じゅわじゅわと音を立てます。
耳をそばだてる五郎さん。その音はもはやエロティックにさえ聞こえます。
カステラパンケーキ。その魅力的な名前そのものの美味しさで、食べ終わるのがもったいないくらいです。
遠い旅路で出会ったうどんと絵にかいたような団地に埋もれたカフェでカステラパンケーキをいただいて、今日はなんだか夢を見ているようでした。
「これ、もう1個いけるな」
と思ったところで糖分補給は完了。小腹を埋めるには十分すぎるおいしさでした。
「ごちそうさまでした!」
足踏みうどんも、カステラパンケーキも、本当に美味しそうでした。
うどんの方は汁が追加できるというのが良いですね。
『孤独のグルメ』Season8第4話まとめ
『ふらっとQusumi』では、新座市の『うどんや 藤』に赴いておつまみメニューの「冷ややっこ 半丁」「ゆで豚の中華風ネギソース」などを頼んだ後に、「上州味噌煮込みうどん」で締めていました。
久住先生は呑んだシメのうどんに最高だと語っていました。
「12時過ぎに観ている人たちにはたまらないでしょう(笑)」と言っておられましたが、12時過ぎに観ているこちらとしては本当にたまりませんでした!