『孤独のグルメ』Season8第10話あらすじ・ネタバレ感想!世田谷区豪徳寺の「旬彩魚 いなだ」

ドラマ『孤独のグルメ』Season8第10話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『孤独のグルメ』公式ページ

東京都世田谷区豪徳寺。

井之頭五郎さん(松重豊)が初めて降り立ったこの地で「食事らしい食事を」と探して出会ったのは『旬彩魚 いなだ』。

モダンな造りの喫茶店のような外観と内装で、和食と洋食を出す不思議な雰囲気のお店です。

本日の五郎さんの布陣は「ブリの照り焼き定食」と「クリームコロッケ」。

店の主人が織りなす珠玉の一品達に、五郎さんのお箸は止まりません。

あぁ、今日も腹が減った!

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『孤独のグルメ』前回第9話のあらすじと振り返り

アンティーク家具を扱う井之頭五郎さん(松重豊)は、東京都千代田区御茶ノ水でバイオリンを直す仕事を終えた後、カレーを求めて歩いていると、お茶の水と神保町の間で南インド料理の店『三燈舎』を発見します。

ケララ地方というあまり馴染みのない地名の料理とのことですが、五郎さんがオーダーした南インド定食「三燈舎ミール」と「ガーリックチーズドーサ」は大正解でした。

ミールは色んな味のカレーとご飯を混ぜれば混ぜるほど美味しくなり、ドーサは食感がたまりません。

五郎さんは、さらに「エビカレー バナナの葉包み」も追加し、南インド料理を余すところなく堪能したのでした。

今回は、どんな料理が出てくるのでしょうか?

ドラマ『孤独のグルメ』Season8第9話あらすじ・ネタバレ感想!御茶ノ水の南インド料理「三燈舎 SANTOSHAM」

【ネタバレ】『孤独のグルメ』Season8第10話あらすじと感想


世田谷区豪徳寺

井之頭五郎さん(松重豊)は、豪徳寺に初めて降り立ちます。

とある会社の社長(きたろう)にアンティークのデスクの提案をするためです。

12月は少し仕事を入れすぎていて、打ち合わせが終わったらすぐに戻って資料作りをしなくてはなりません。

しかし、社長はああでもないこうでもないと色々と注文をつけ、せっかく五郎さんが作ったカタログでは飽きたらず、PCに入っているリストも見せろと言い出し、結局社長が選んだ商品は五郎さんがカタログに入れていた商品でした。

10分で終わると思っていた商談にかなり時間を奪われてしまった五郎さん。外はすでに日が沈み始めています。

すぐに会社に戻ろうとしますが、はたと立ち止まります。

「いや、待て。むちゃくちゃ腹が減った…」

予定を変更して、この辺で晩御飯を食べていくことにします。

moyoko

息子が独立したから子供部屋を長年の夢だった書斎にしたいという小さな工務店か内装業の社長を演じたきたろうさん。

こういう早とちりおじさんいるよな~!と思わせるさすがの演技力で、ほんの数分の出演にも関わらずとても面白かったです。

旬彩魚 いなだ

さっそく店探しを始める五郎さん。

今日はまだ立ち食い蕎麦しか食べていないので、食事らしい食事を食べたいと決めています。

商店街の方なら何軒か食べ物屋があったと思い出し、商店街に行ってみると、まだ少し時間が早いからか良さげな店は営業していません。

しかし、ふと見ると『食事処』などののぼりが立っている店があります。

外観は洋食屋や喫茶店のような造りですが、黒板メニューには『海鮮丼』などの和食の文字が並び、しかしよく見ると洋食メニューも充実しています。

ここなら何かしら食べられるだろうと、入り口に回ってみるとまさかの「CLOSED」。

ショックを受けていると、ちょうど店の人が看板を「OPEN」にしてくれました。

「やった!」

moyoko

店の外観と和風なのぼりがミスマッチなこのお店。もしかすると、もともとは洋食屋か喫茶店どちらかのお店で居抜きで営業しているのかもしれません。

でも、その感じがなんだか美味しそうなものを食べられそうな予感がします。

ブリの照り焼き定食とクリームコロッケ

店の中はキッチンをカウンターが囲み、内装は洋風なデザインでなんだか不思議な雰囲気を出しています。

メニューを見てみると、魚料理が充実しています。

「ここは魚攻めだな」

『サバ塩』には、上と特上などのランクがあります。

『鮭の西京焼き』なんていう珍しいものも。

お店の女の子は、この店は刺身が美味しいですよと教えてくれました。

五郎さんの今日の気分は、刺身よりも焼き魚です。

というわけで注文したのは、

  • ブリの照り焼き定食 月見とろろ付き
  • クリームコロッケ

鮭の西京焼きも気になりましたが、ブリ照りのタレと飯という誘惑には敵いませんでした。

moyoko

カウンターにはおばんざいがズラリ、店内にはたくさんのメニューが並んでいます。小鉢類も充実していて、どれを頼んでいいのか迷ってしまいます。

常連さんはカキフライを頼んでいました。カキフライも絶対に美味しいはずです!

食事らしい食事

おまちかねのブリ照り定食がやってきました。

小鉢は2つに漬物、そしてお味噌汁が付いています。まさに食事らしい食事です。

「島国ニッポンの食卓。色々付いて楽しい」

ブリ照りはタレの甘辛さが絶妙で、白いご飯に穴が開くほど合います。

付け合わせの大根おろしとの相性もバッチリ。

昆布の佃煮もついていて、こちらはただの脇役ではなく、主力のおかずです。

小鉢は煮物とほうれん草のゴマ和えです。

「年を取ってからわかる煮物の味、そのありがたさ」

ゴマ和えは、こういう一品にこそ店の気遣いを感じ、月見とろろ投入のタイミングが悩ましい五郎さんです。

moyoko

料理シーンでは、フライヤーでクリームコロッケを揚げる音とブリにタレをつけて焼く音を強調していて観ているこっちはたまりませんでした。視覚と聴覚は充分に刺激されたのに、味覚だけ満足できず実にもどかしいです。

サクサククリームコロッケ

いよいよクリームコロッケの登場です。

箸をつけると、サクサクと心地よい音がします。

「アツツツ!あ~クリーム旨い」

肉屋のコロッケとこのクリームコロッケは別世界の住人ですが、どちらも無性に会いたくなる五郎さん。

この店のクリームコロッケには、なんとタルタルソースが付いています。

店の主人によれば、常連さんのリクエストで付けることにしたそう。

「タルタル好きっているでしょ」

何を隠そう、五郎さんも生粋の”タルタリスト”です。

コロッケの後は煮物でリセットし、ブリの皮でご飯を巻いて食します。

「脂の乗った皮がまたいいんですよ。ねぇ」

moyoko

私も無類のタルタリストなので、このコロッケは最高のクリームコロッケだと思います。

ここでもサクサクという音を聞かされて、辛抱たまりません。そしてブリの皮でご飯を巻いて食べるというのも憎らしい演出ですね!

おかわり

五郎さんは定食をしみじみ味わいます。

「良い時間だ。こういう時間が俺には必要なんだ」

そんなことを考えていると、ご飯が無くなってしまいました。

五郎さんはご飯のおかわりと、常連さんの海鮮丼を見て、追加でお刺身も付けます。

そして、これまた常連さんにつられて梅干しも追加。

五郎さん、人生初の梅干し単品追加です。

梅干しは主人の自信作で、ハチミツなどを使わないその酸っぱさが常連さんに人気の一品です。

刺身はマグロ、カンパチ、ホタテの三点盛。

刺身が自慢だと言っていた通りで、五郎さんは土壇場で追加して大正解とホクホク。

moyoko

五郎さんが見惚れた海鮮丼は、お刺身がはみ出していました。黒板メニューによれば1,480円とのこと。かなりお得なのではないでしょうか。

甘くない梅干しもとても美味しそうでした。豪徳寺の人が羨ましいです!

エピローグ

ここでタイミングをはかり続けてきたとろろを投入し、刺身を乗せて海鮮月見とろろ丼にします。

「これはたまらん。涙が出そうにうまい」

周りを見ると、みんな嬉しそうに食事をしています。そんな中で食べると美味しさもひとしおです。

「海鮮月見とろろご飯で定食の幕を閉じる。なんて素敵なエピローグなんだろう」と、うっとりする五郎さん。

美味しいご飯の後に飲むお茶も格別です。

「ごちそうさまでした!」

良い晩御飯を食べた五郎さんは、もうひと踏ん張りできそうな気がしています。

次はチキンバジルと鮭の西京焼きを頼もうと心に決めて、帰路につくのでした。

『孤独のグルメ』Season8第10話まとめ

日本人なら誰もが好きと答えるであろう「ブリの照り焼き」と「クリームコロッケ」。

その他のおかずもツボをグイグイ押されるラインナップでした。

豪徳寺という住んでいる人しか降りないであろう場所にあるのも、また惹かれるポイントですね。

『ふらっとQusumi』では、「おまかせ酒菜セット 4品」が注文されました。

小松菜と揚げの酢の物、きんぴらごぼう、ポテトサラダにマグロブツという酒飲みならずともたまらないメニューが並びました。

このセットとビールを飲んで「帰りたくなくなってきたな!」と久住先生。その気持ちわかります!

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