第2期、ついに最終話です!
長年にわたり桃喰の一族に仕えてきた×喰零。
しかし、彼女を救ってくれた恩人の墜落をきっかけに、復讐のため桃喰一族の乗っ取りを決意します。
そして夢子との人生を賭けたギャンブル!果たして結末は!?
目次
『賭ケグルイ××』第12話(最終回)「零の女」あらすじ
主催者の思惑にハマり、手持ちの票を大量に奪われてしまう参加者たち。
だが30億円の大金を投じた夢子の挑発により、零はオークションの主催者が自分であると明かす。
そして選挙戦に勝利して百花王学園と百喰一族の頂点に立つことを宣言する。
それを聞いた夢子は不敵に笑いながら「ギャンブルを続けましょう」と口にするのだった。
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【ネタバレ】『賭ケグルイ××』第12話(最終回)「零の女」の感想
【ネタバレあり】アニメ『賭ケグルイ××』第12話(最終回) その1
前回第11話で本性を現した×喰零。
彼女は復讐のために、今まで桃喰一族に仕えてきました。
百喰一族。弱者とみなせば骨まで食らい尽くす。
そんな一族に彼女の一族は破れ、食らい尽くされたのでした。
彼女は家畜として生まれ、家畜として育ち、何の疑問も持たぬまま家畜として仕えてきました。
そしてある日。人間としてではなく、家畜として庭の掃除をしていたところ、ある女性が×喰零に話しかけます。
「自分に声を掛けるものがいることが信じられなかった。」そう彼女は語ります。
そして、その女性は皆に配って余ったお土産である髪飾りを、親切心で×喰零にプレゼントします。
零の髪に髪飾りをつけてあげて、「髪が綺麗だから似合うわね!」と。
彼女が初めて人間扱いされた瞬間でした。
「私を庭に木や石とは違う目で見てくれた人は、これが初めてだった。」
そんな気持ちをどう伝えたらいいかわからなかった彼女は一言
「あなたの言うことを何でもします。」
彼女にとって本当に仕えたいと思った瞬間だったのでしょう。
しかし女性は、「いい?この印は心にまで刻まれているわけではないの。」
そう言いながら零の手の甲に刻まれる百喰一族の紋をさすります。
「心はあなたのもの。簡単に渡してはダメ!」
女性は零にそう告げるのでした。
その女性が来るたび、零は心が躍るような想いでした。
しかし、一方でその女性は、零が見るたびにやつれていきます。
そしてある日、その女性も一族の争いに負け、喰われてしまったのです。
零は心のよりどころを失いました。
彼女はこの時ある決意をします!
「あの人にした事、私から奪ったものを取り返す!」と。
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【ネタバレあり】アニメ『賭ケグルイ××』第12話(最終回) その2
そして現在!
その復讐を果たすため×喰零が夢子たちの前に立ちはだかったのです。
「私、×喰零はこの選挙戦に勝利し、私立百華王学園、そして百喰一族の頂点に立たせていただく!」
この宣言に一同騒然…。
「それでは蛇喰様、以上があなたが落札した私の存在理由です。ご満足いただけましたか?」
「ええ!やっとあなたの顔が見えました!」
納得する夢子。
「それで?今の話を聞いて貴方はどうなさいますか?」
「もちろんギャンブルを続けましょう!」
何の迷いもなく、ギャンブルを楽しみたいがために即答する蛇喰夢子。
その反応にイラ立ちを隠せない×喰。
一方百喰一族の面々も×喰の反乱に動揺を隠せません。
尾喰茨が焦燥感から席を立ち、蛇喰夢子と×喰零のやり取りを眺めます。
「あいつ、やってくれたな!俺たちをハメやがってよ!」
怒りを隠せない尾喰茨。
×喰がオークション再開を宣言したその時、
「ちょっとお待ちなさい!」
西洞院百合子が進行を止めました。何かに気づいた様子。
「では、その出品された票はどこからあったのですか?あなたは一度もランキングに絡んでいなかったじゃないですか?」
確かに西洞院百合子の言う通りです。
彼女がこれまでランキングに出るどころか、ギャンブルにすら絡んでいなかったように感じます。
一体その票はどこから出てきたのでしょうか?
その時、選挙管理委員が手を上げ、
「ランキングはリアルタイムではないのであります!」
「昨日のギャンブルによって、×喰様に大量の票が動いたこと、我々は当然把握しております!」
なんと彼女は一夜にしてギャンブルを通じ、大量の票を稼いでいたのです。
彼女が多くの女生徒などに優しくしてきた理由は、初めからこの展開を想定していたからに他なりません。
彼女のファンは、当然彼女の試みを支持し、票を託したでしょう。
その結果がこの票の数と、この展開!
そして百喰一族の面々も、彼女がこれまで転入時からしてきた根回しに気づき始めます。
「なるほど、3,000人もいる学園では不動票は侮れないと思っていたけど、投票とはね。思いつかなかったな。」
×喰零の実力を認める尾喰 凛。
そして×喰のオークションの再開のコールがホールに響き渡ります。
「場にいるのは信頼し合えないものばかり。票を渡したくなければ入札を続けていくしかない!手を引くチャンスは招待状を受け取った時だけだったのだ!」
彼女の思惑通り、みんなはアリ地獄へと引きずりこまれていきます。
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【ネタバレあり】アニメ『賭ケグルイ××』第12話(最終回) その3
泥沼の展開に「みんな落ち着いて!今は協力し合わないと!」と言いながら焦る涼太。
しかし夢子は、
「鈴井さん、それでは談合を疑われます。今一番恐れなければならないのは×喰さんがオークションを終了することなんです。大量の票を持ったまま。」
確かに、このまま×喰がオークションを終了すれば、大量の票と共に生徒会長の座にチェックを賭けるでしょう。
この事態に百喰一族は、
「もはや落札額を吊り上げることに意味は無いが、我々も動かなければ票は取り返せない。」
「と言っても、今さら協力することは不可能でしょ。」
彼らも二の足を踏んでいる状態。
そして達した60票!
「これ以上×喰に票を集めてはいけない…」と焦燥から入札する西洞院百合子。
そして入札額は99票に達します!
×喰のコールと共に、99票で西洞院百合子に落札が決定します。
「これじゃあ完全に×喰さんのペースだ。皆引くに引けなくて泥沼にはまってる…」
事態を把握する涼太。
「そう、まるでアリ地獄。もがけばもがくほど落ちていく…まさにこのオークションそのもの。」
「落札しようともがくほど落ちていき、でも動かなければやっぱり落ちる…はぁ〜なんて素敵なじ、ご、く!」
いつもの夢子です。完全にリスクという快楽に酔っています。
そして次の100票が始まります。
「では私もそろそろ!」
なんと、ここでついに夢子が大きく動き始めます。
事もあろうに、いきなり100票を入れた夢子!あまりの出来事に周囲も驚きます。
「101票入りました!よろしいのですね?」
オークショニアの零、確認をします。
「はい!」
夢子がうなずくと、100票を101票で夢子が落札。
一見すると、ただ夢子が1票の損をしただけに見えますが…この行動の意味は一体!?
そして次の100票へ!
しかし、またもや夢子がいきなり100票を投じるという事態に。
あまりの光景にオークショニア×喰零、そして百喰一族までも呆気にとられます。
この、時まだ百喰一族の面々も蛇喰夢子の意図には気づいていません。
またもや101票で落札した夢子!
さすがに×喰零も不審に思い、警戒を強めます。
「一体何を考えている?蛇喰夢子!」
そしてまた次の100票へ!
しかし今回m夢子は動きません!どうしてしまったのでしょうか?
「入札はございませんか?」
零のコールだけが反響します。
「ようやくジョーカーが動き出したようね。」
生徒会室では生徒会長・桃喰綺羅莉が、この展開を予想していたかのようなセリフを口にします。
そしてオークション会場では次の100票へ。
またもや、いきなり100票を投じる夢子。先ほどの間はなんだったのか?
そして落札!またもや次の100票へ!
しかし、ここで今までとは違う夢子の落札に気づく者がいました。
「でも動きが変わった!」
蟲喰恵利美がそう呟くと、続いて骨喰ミラスラーヴァも、
「最初の2回の入札は早かったのに、この2回は間がある。」
「こちらの出方を見ている?」
「と言うより、この呪縛同然の入札に対する反応を。いや?もっと明確な…」
百喰一族の面々も夢子の行動の先を見透かしてきた様子。
そして101票で夢子が再度落札すると次の100票へ!
延々と繰り返されるこのやり取り…その時、入札タイムになった瞬間、夢子ではない誰かが100票を入札しました。
「うふふっ!ようやく返事がきました!」
夢子が嬉しそうにそう言います。
いったいこれは何を意味しているのか?
そして夢子ではない誰かが101票で落札すると、次の100票へ!
今度はだれも入札しません…が、その時、夢子がおもむろに1票だけ投じます!
「現在1票です!さあ、入札をどうぞ!!」
×喰零が入札を促すも誰からの反応もありません。
「もう出ないでしょ?早く決めなさいよ!」
早乙女の一言に×喰は成すすべなく落札宣言。
なんと夢子は、この100票をたったの1票で落札したのです。
「馬鹿な…みんな101票で被せられることを恐れたのか?」
×喰の心の中で、嫌な予感を感じます。
そして次の100票では、また誰かが1票を投じます!
それは夢子なのか?
はたまた他の誰かなのか?
どちらにせよ、×喰は1票で落札されることを恐れ、なかなか落札宣言をしません。
その様子を見て選挙管理委員は「オークショニア!不必要な引き延ばしは進行を妨げるであります!」と落札を促します。
渋々×喰は落札宣言。
そして喜ぶ夢子、またもや1票で100票を落札です。
次の100票では…開始早々に1票を入れる夢子!
さすがに×喰は焦ります。
それもそのはず、もしまた1票で落札されてしまったら…一気に破産への道を転げ落ちていきます。
「ちょっと夢子!あんたばっかり儲けてずるいわよ!」
「入札は自由ですよ!メアリさん!」
その言葉に触発され、次の100票では速攻で1票を投じる早乙女。
次々のみんなが1票で100票を落札していく現状!×喰の息が乱れます。
「選挙管理委員!オークションに不正の疑いが。参加者同士で談合しています。」
あまりの焦りから参加者同士の不正を指摘するも、そのようなことは確認されていないと一蹴される×喰。
「馬鹿なっ!?」
そう大声で叫ぶとオークション台を叩き壊す×喰!
「×喰さん!私たちは談合などしていませんよ。私達は通じ合ったんです!」
夢子が、この異常な状況を説明し始めます。
「このギャンブル、わたしたちが勝つためには争わないこと。では、信頼関係のない私たちが争わないで得られる利得とは?」
「そんなものあるわけ!?」
「ありましたよ!私が一番恐れたのは、あなたがギャンブルを離脱すること!」
それはみんなにとっても同じでした。
だからこそ夢子はあの一連の入札に出たのです。
「それで確信しました!私たちはギャンブルで会話ができると!私の101票の入札の連打に…」
「そう!私達は完全に通じ合ったんです。争わないことで利得を得ようと!別室に居る百喰一族の方々と!」
「嘘だ!?」
現実を受け止められない×喰。
しかし、無情にも票がまた動いていきます…腰を抜かして後方に倒れる×喰の代わりに、選挙管理委員が落札を宣言。
×髪はうずくまり、戦う気力もなく「もう…手持ちは無い…」
頭を抱え、力なくそう答えるのでした。
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【ネタバレあり】アニメ『賭ケグルイ××』第12話(最終回) その4
「×喰様の手持ちが0になりましたので、これにて100票オークション終了させていただきます!」
選挙管理委員が宣言し、ついに100票オークションに終止符が打たれます。
「そうだ…ギャンブルを利用しようとして、また私もギャンブルに飲まれた…」
放心状態でそう思う×喰。
「終わりだ。またあの何もない日々に…」
その時、怒り狂った生志摩妄が×喰の胸ぐらをつかみ、
「本当のギャンブルはまだ始まってもいねえ!!」
そう喝を入れると、夢子もそばに寄ってきて、
「その通りです!まだありますよね(笑)」
不気味にそう告げます。
「まだあなたには賭けるものがある!あなたが見せて下さった存在理由!」
夢子の手の先には30億のトランクケースが。
「あなたのすべてがここに!楽しいのはここからでしょう?」
夢子の目が不気味に光ります。
「×喰さん。復讐や誰かのためのギャンブルからあなたを解放してください。」
「あなたのために、あなた自身のものを賭けるんです!そうすればきっと…ギャンブルは楽しい!」
その言葉に×喰は何かを思い出しました。
「そうか…あの人もただ食われた哀れな被害者ではなかった。」
そして、ついに×喰も決意を固めます。
「蛇喰夢子、受けていただこう!私と全てを賭けたギャンブルを!」
「それでは、私のすべてを賭けて戦わなくてはなりませんね!」
ためらいなく受ける夢子!
ここで副会長が、
「蛇喰家!蛇喰家の名前なら×喰零の賭けた30億の人生に相当する!」
と言います。
「素晴らしいです!×喰さん、それでよろしいですか?」
「ああ!!」
2人の合意のもとギャンブルは成立します。
ディーラーは副会長!
「ギャンブルはシンプルにコイントスで良いだろう!さあ!!」
勝負はどちらに転ぶのか!?
副会長がコインを大きく空中に弾くと、
「賭けグルいましょう!!」
2人の叫びと共に勝敗は決します…。
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【ネタバレあり】アニメ『賭ケグルイ××』第12話(最終回) その5
後日。
「彼女に自分を重ねたってわけ?」
早乙女が副会長に問います。答えない副会長。
そこになんと、狛喰希が勝負を挑んでくる展開に!
「我々の運命を決するギャンブルはジムラミ!」
これは第3期への伏線でしょうか?
そして生徒会室のシーンへ。
椅子に座る×喰。
そして生徒会長の桃喰綺羅莉もいます。
どうやら×喰は夢子との勝負に負け、名を奪われたようです。
「零。さあ筆を取りなさい!」
催促する生徒会長。
どうやら桃喰綺羅莉は全てを賭けた2人のギャンブルを気に入った模様。
筆を取り、×喰は「喰」の前に何と書いたのか?
そして日常に戻るみんな。
「はっ!?蛇喰の名前と30億!そんなギャンブルしたんですか?」
そこには夢子の馬鹿げたギャンブルを非難する皇伊月の姿もあります。
そして教室に戻ると、そこには早くもギャンブルに勤しむ夢子の姿が!どうやら大きく負けている様子(笑)
「うそ…めっちゃ負けてる!!」
あまりの光景に皇伊月ですら驚いています。
「朝からずっとあの調子なんだ。」
「オークションで落札した票は、ほとんど負けちゃってるんじゃないかな?」
と言いながら、呆れる涼太…。
そして我慢できずに止めに入る伊月。いつもの光景です。
「皇さんもギャンブルしましょうよ(笑)」
「私はもうリタイアしてるんです!」
夢子と皇のいつものやり取りが続いているとき、その傍をすっかりイメチェンした×喰が通ります!
「おはようございます。」
×喰が挨拶。
反射的に挨拶し返すも、夢子たちは彼女が誰か気づいていないようです。
しかしその直後、目を疑うかの様に彼女の後姿を再確認し、夢子と涼太は気づきます。
「あちらの方が似合ってますね!」
「たとえ見えない鎖があろうと、人を縛り続けることはできない。」
「ようやく始まったんです!彼女自身の人生が!」
このギャンブルをきっかけに、零は新たな人生を歩み始めたのです。
夢子の優しい言葉を最後に、『賭ケグルイ××』第2期の幕が下りました。
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『賭ケグルイ××』第12話(最終回)まとめ
MBSにて #賭ケグルイ×× 第12話、ご覧いただいた皆様、最終話までお付き合い頂きありがとうございました!
本作のBD-BOX上巻は5月17日発売です!
是非ご予約を!https://t.co/Pf1PaqHoZS pic.twitter.com/NXaALnIkfp— TVアニメ「賭ケグルイ××」公式 (@kakegurui_anime) 2019年3月26日
己の復讐のためにギャンブルを挑んだ×喰。
それを打破する夢子の奇策、そして最後は夢子と零の己の名を懸けた大一番!
『賭ケグルイ××』の最終話らしい決着でしたね。
- ×喰零の過去と復讐
- 泥沼の100票オークション!それを打破する蛇喰夢子の奇策
- ×喰零の新たな人生
復讐、奇策、大逆転、人生を賭けたギャンブル、そして決着!
『賭ケグルイ××』の面白さがギュッと詰まった「らしい最終回」でした。
第3期への伏線らしい描写もあったので、期待したいですね!
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