第2期も終盤に差し掛かり、今回ついにこれまで百喰一族に仕えてきた×喰零がギャンブルに参戦します。
今回のギャンブルは「100票オークション」。
×喰零が主催する「100票オークション」とはどんなギャンブルなのか!?
それではさっそく『賭ケグルイ××』第11話をレビューしたいと思います。
目次
『賭ケグルイ××』第11話「×を背負う女」あらすじ
夢子や鈴井、芽亜里の元へ「100票オークション」という謎のイベントへの招待状が届く。
招待状に従って会場へと到着した夢子たちを出迎えたのは、オークショニアを名乗る零。
そして零は姿を現さない主催者から預かったという大量の票チップを皆の前で見せる。
夢子たちは零が次々と出品する100票を、手持ちの票で競り落とすことになるになるが…。
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【ネタバレ】『賭ケグルイ××』第11話「×を背負う女」の感想
ギャンブル「100票オークション」への招待状
前回の第10話で「扉の塔」のギャンブルをを終えた夢子が教室に戻ると、机の中にある封筒が入っていました。
真っ黒な封筒に包まれていた招待状。黒い手紙に金色の文字。
そこにはなんと「100票オークション」という文字が。
一体この「100票オークション」とは、いかなるギャンブルなのか!?
不審に思った鈴井涼太は、クラスのみんなにも配られているのかを確認するも、配られていたのは夢子たちのみでした。
差出人も書かれていない様子です。
涼太は夢子に参加の意思を確認すると、「もちろん行きますよ!」と即答する夢子。
「でもせめて差出人が誰なのかを調べてからの方が良くないかな?」
「そうですか?私は刺激的なギャンブルができればそれでいいので!」
「そんなこと言っても、また毒でも盛られたらたまったもんじゃないし…」
「ふふふっ。あれは貴重な体験でした!」
まったく意に返しておらず、思わず涼太も引くレベル(笑)
そして早乙女にも手紙の有無を確認すると、彼女の元にもしっかりと手紙は届いているようです。
「まあ、主催者である可能性が最も高いのは百喰一族の誰か…そう考えるのが妥当でしょうね!」
「生徒会選挙戦を中盤に入って票の動きが鈍い…あいつらもそろそろ焦ってくることだと思うし。」
「で、あんたはどうするの?」
そして、涼太に参加の有無を確認し返す。
「どうせ夢子は頭にお花咲かせてるんでしょう?」
早乙女の言う通りです(笑)
手に取った招待状を見つめながら不敵に笑う夢子。
これからどんなギャンブルが彼女らを待ち受けているのでしょうか…?
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「100票オークション」のルールと全貌
「委員長!オークションの準備が完了したであります!」
敬礼をする選挙管理委員の前には、委員長の黄泉月るなの姿。
どうやらオークションの主催者に頼まれて会場の準備をしていたようです。
「OK!じゃあ主催者に連絡して!」
「意外や意外!まさかそう来るとはねえ〜」
黄泉月るなのセリフは何を暗示しているのでしょう。
さっそうとオークション会場である講堂に集まる夢子たち。
そして会場前で夢子たちが鉢合わせた相手は、なんと生徒会メンバーの生志摩妄と西洞院百合子でした。
彼女たちもこの「100票オークション」に招待されていたのです。
しかし、反射的に西洞院百合子の後ろに隠れる生志摩妄。
「指切りギロチン」で完全に夢子に嫌われてしまったので警戒しています。
そして中には、すでに到着している早乙女と副会長がいます。
出会い頭に早乙女に抱き着こうとする夢子をあっさり指一本で止める早乙女。
生志摩妄に対する態度とは大違いすぎです。
ここでブザーが鳴り、ステージの幕が上がります!
全員の視線を集める中、現れたのはなんと×喰零でした。
「みなさま!本日はこの「100票オークション」にお集まりいただき誠にありがとうございます。」
「こいつが出てきたということは主催者は百喰一族か…」
早乙女はそう予想を立てます。
続いて立会人である選挙管理員会のメンバーが紹介されると、さっそくルール説明に移ります。
- オークショニアから参加者に100票ずつ掛けられます。
- 参加者がセリに用いるのも票になる。
- もっとも多くの票をベットした人間がこの100票を落札できる。
- ただし落札までにベットされた票は全てオークショニアに支払われ手元には帰ってこない。
- つまり落札できなければ、入札した分は丸々損するということ。
- そして参加者は、それぞれの端末からこの入札を行う。
- 通常のオークションと異なり誰が入札したかはわからない仕組み。
- なお参加者は、いつでも自由にオークションを離脱することができる。
- 離脱したらその時点でその人のギャンブルは終了となる。
以上がこのオークションにおけるルールです!
選挙管理委員が説明を終えると、ステージ上のセットが片付けられ、オークション仕様に変化。
「それではこれより“100票オークション”を開始させていただきます!」
×喰の宣言により、ついに「100票オークション」開幕です。
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「100票オークション」のカラクリ
参加者が見守る中、「それでは皆様、本日最初の100票を落札してください!」と×喰が宣言。
まずは1票から!
「こんなのタダで票を配ってくれるようなもんじゃん!」
そう口を漏らしながら、いきなり10票を入れる早乙女。
「他にいらっしゃいませんか?」
入札を促す×喰。
「いるわけないでしょ!?」
そうタカを括る早乙女!
「このルールだと票の行き来は落札額との差分ってことになる。つまり参加者同士がセリ争い泥沼にはまるほど出品者が得をする。」
「よっぽどの馬鹿でもなけりゃ…」
しかし、そう言った次の瞬間、入札の掲示板が動き表示が20票へ!
「誰だよ入れたやつ!」
と、まさかの出来事に焦る早乙女。
「まぁまぁメアリさん、一方的に勝てるギャンブルなんてつまらないじゃないですか!」
そうなぐさめ始める夢子ですが、彼女が票を入札したのでしょうか?
「私が入れたとは言ってませんよ!」
票を入れたことを、少しぼかしています。
「嬉しそうにすんなっ!」
と、早乙女に喝を入れられました(笑)
その瞬間、入札掲示板は30票へ!
「夢子の言う通りだ!せっかく来たんだからギャンブルしねぇと意味ねえもんな!」
「夢子のテンションが上がれば、機嫌も良くなるに違いねえ!」
なんと生志摩妄は夢子の機嫌を治すためだけに入札したのです(笑)
その瞬間、電光掲示板は何といきなり80票へ!
誰も入札を追いかけません。
「では80票で落札です!」
×喰の宣言と共に、早乙女の100票落札が決まりました!
「これで分かったでしょう?最初と最後に落札したのは私。つまり出品者は100票を失った代わりに私たちが入札した130票を得たことになる!争えばそいつの思い通りなの!」
つまり競争すればするほど、出品者が票を巻き上げていくルール。
早くも早乙女はそのことを見抜いたのです。
そして再び×喰の宣言により、2回目のオークションの開始!
いきなり10票入れたのは早乙女。
「これは私が入れた10票。誰かが入れれば私と戦うことになる!私は下りない。だから覚悟して入札することね!」
前回と同じことが起きないように牽制する早乙女ですが、オークション掲示板は20票に。
「だから話聞けって!」
怒る早乙女。それもそのはず…これでは1回目と何ら変わらない結果となってしまいます。
「それはおめえの方だろ!?こっちはギャンブルしに来てんだ!」
空気を読まない生志摩妄は、夢子に同意を求めるも…
「どうかしましたか?メアリさん?私には何も聞こえませんでしたが!」
鬼のような形相で完全に生志摩妄を無視する夢子(笑)
もう生志摩妄に付け入るスキは無さそうです。
「まあ今回は夢子が乗らないんなら、イケる!」
そう確信した早乙女はさらに10票入札します。
しかしそれに被せる様に、掲示は40票へ!!
驚く一同に、「またお前か?」と早乙女は生志摩妄を疑うも彼女は否定し、夢子も同じく否定します。
いったい誰なのか…?
そこで勝負に出て入札する西洞院百合子。
その際、壇上の×喰も何かパネルを操作するような描写が。
これが後の「100票オークション」のカラクリに繋がっていきます!
そして票はついに80票まで上がります。
早乙女と涼太も、このオークションシステムに疑問を持ち始めました。
その時「今回落札させていただいたのは私です!」と西洞院百合子が名乗り上げます。
「ちょっとどういうつもり!?」
早乙女が文句を言うも、
「おだまりなさい!このオークションは何かがおかしい…いずれにせよ、入札を防ぐ方法はただ1つ、入札することです!」
「他の人が争う気が失せるほどの入札を!」
そう告げてニヤリと笑います。
西洞院百合子の言葉で、早乙女も何かに気づいた様子。
「よろしいですか?それでは次のオークションに参りましょう!」
×喰がそう告げた瞬間、「ちょっといいですか?」と言いながら突然立ち上がる夢子!
選挙管理委員に話があるとの要請!
彼女に何かを告げると「はいはい。了解であります」と何かを頼んだようです。
そして×喰の宣言と共に3回目のオークションの開始!
開始早々、早乙女が宣言。
「宣言する!私は今回誰がどう入札しようが、絶対に99票で被せる!損したくなければ入札しないことね!私と共倒れする気があるなら別だけど。」
どうやら彼女は何かしらの真実を暴こうとしています。
そして10票、20票と次々に票は上がっていきます。
しかし、20票で票は止まり、早乙女も動く気配がありません。
そして終了のコールと共に、今回は20票で落札が決定。
「早乙女?99票で被せるんじゃ!?」
涼太が早乙女に確認するも、
「嘘よ嘘。10票損したけどね。でもこれでわかった!こいつのイカサマがね!」
なんと彼女は×喰のイカサマを言及します。
「私は今回下りないじゃなくて、最初から99票被せると宣言した!私をまくろうと思ったら100票を100票で落札することになる。入札するメリットは皆無。なのにまた20票の入札があった。」
「だとしたら考えられるのはだれ?」
ここで迷う涼太や生志摩妄。早乙女が説明を続けます。
「思い出してみて!オークショニアも選挙管理委員もセリの参加者が私たち6人だけとは誰も言ってないでしょう?意図的に値を吊り上げるために入札している人間が私たちの他にいた。」
「つまり、あんた自身もオークションに参加している!」
そう早乙女が宣言した先には×喰の姿が。
「方法は単純。しかし効果は絶大!出品者が得する額になるまで、入札を続ければいい!」
つまり、これまでのオークションで不自然に値が吊り上がっていったのは、全てこの×喰の仕業だったということ。
「さすがですね、早乙女さん!その通り。私もオークションに参加していました。」
「しかしルール上は問題ないはずです。私もみなさんと同じように自分の票を賭けているのですから!」
なんと×喰も自身の表を用いてこのオークションに参加していたのです。
しかし「分かりました。次から私はオークションに参加しません。」
×喰は自身の参加をこれ以上しないことを約束。みんなの同意を求めます。
渋々ながらも納得せざるを得ない一同。
そして4度目のオークションが開始されます!
「次からは×喰さんは参加しない。ということは早乙女の作戦が成功するのか!?」
そう心の中で期待する涼太がまずは10票を入札します。
その意図をくみ取る早乙女。入札を促すオークショニアの×喰。
しかし現実はそう甘くはありません。
なんと掲示板が30票に!唖然とする涼太。
その様子に興奮気味の夢子。
ついに70票に達したとき「ちょっといい加減にしなさいよ!!」と、さすがにキレる早乙女。
「すいません、早乙女さん。しかし一方的に勝てるギャンブルはつまらないので(笑)」
夢子らしい発言ですが、夢子はそれ以上に、何か別の思惑に気づいているっぽいです。
「でもようやくわかりました。違和感の正体が!」
「はあっ!?」
驚いたような戸惑っているような表情を見せる早乙女。
「私は今回40票を入札しました。しかし私よりも先に30票入札された方がいます。」
「私以外に、純粋にギャンブルを楽しんでおられる方がいるのでしょうか?」
疑問をぶつけた後…生志摩をガン無視し、話を続けます(笑)
「私たち以外の誰かが30票入札して値を吊り上げたと考える以外は他ない。」
またもや夢子たち以外の存在をほのめかします。
「鈴井さん、ルールでまだ言っていないことがありますよね?参加者は互いが見える場所にいなければならない。」
その通りです。参加者はこの会場の席にいる必要は無いのです!
そうすると夢子たちの席のバックに曇りガラスが。
その中には、なんと選挙管理委員長の黄泉月るなと共に、百喰一族の面々がいました。
「あーバレちまったか!!もうちょっと稼げると思ったんですけどね…」と尾喰茨!
そう!彼らが裏でこのオークションを操っていたのです。
どうやらこの計画は、百喰一族の代表である等々喰定楽乃が仕組んだようです。
一同が蛇喰夢子の強さに警戒を強めます。
「他に参加者がいることは否定いたしません。」
他参加者の存在を否定しない×喰。
「あんたどこまで!?」
その姑息な手段に怒りを表わす早乙女。
「ここでオークションを終了したしますか?もちろん入札したチップはお返しできませんが。」
「止めるわけないじゃないですか!ここからが面白いのですから!」
夢子の目の色が変わります。完全に興奮しきっている夢子…。
「×喰さん。もうこんな茶番はお終いにして、本当のギャンブルを始めましょう!」
「まさか、このまま何のリスクも背負うことなく終わらせるつもりじゃないですのよね?」
そう言い放つとおもむろに壇上に近づく夢子。
「と、言いますと?」
壇上の上から疑問を投げ返る×喰。
「ずっと考えていたんです。あなたの後ろに誰がいるのかを!答えられないのではなく、答えがないのではないですか?」
夢子は何を示唆しているのか。
「なぜなら出品者も主催者もあなただからです!」
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主催者!×喰零!
なんと夢子はこの「100票オークション」の主催者は×喰自身であると暴露!
参加者一同は驚きを隠せません。
「失礼ながら蛇喰さん。あなたにはもう入札できるだけの票が残っていないようです。」
「真相がどうであれ、あなたには関係のない話ではありませんか?」
「さて、どうでしょうか?」
夢子がそう答えると、なんと講堂の後ろのドアが開き、数え切れないほどの選挙管理委員が何やらトランクケースを持って会場に押し寄せてきます。
そして×喰の目の前で積み上がる山の様なトランクケース。
「蛇喰様!先程ご依頼いただいたものをお持ちいたしました!」
選挙管理委員のセリフから、先程の耳打ちはこのことだったようです。
「場の全員の合意があれば、ルールの修正は可能であります!」
選挙管理委員のこの言葉の意味することとは?
そしてトランクケースが積み終わったところで、夢子が×喰に「ここに30億円あります!」と言います。
この瞬間、一同は何かに気がついたような表情を見せます。
そうです、この30億円は第1期の最後で豆生田楓との勝負で得たもの。
「これで今回の100票を競り落とさせてください!」
「これだけあれば票はいくらでも買えます!」
「ただし、いくら票を稼ごうがそんな生半可な覚悟で挑んでは羽虫のごとくつぶされるでしょうね。」
夢子の挑戦的なセリフ。×喰との間に沈黙が走ります。
「今のあなたとのギャンブルはちっとも楽しくありません。私は本当のあなたとギャンブルがしたい!リスクを負ったギャンブルを!」
そう言うと踊るように壇上に上がる夢子!
「私はこの30億で、あなたが長年に渡り、その仮面の下に隠してきたあなたのすべてを競り落としたいのです!」
「さあ〜見せてください!あなたがここにいる理由を!」
夢子の狂ったような誘いに、×喰がついに仮面を脱ぎます。
「さすがは蛇喰夢子。お見事です!そこまでされては引くわけにはいきません。」
「そう!このオークションの主催者は私自身!」
「見るがいい!これが私のレゾンデートルだ!」
その言葉と共に、最終話への幕が開きます。
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『賭ケグルイ××』第11話まとめ
【MBS名シーン投票】
第11話の視聴者が選ぶ名シーンが決定!
1位は夢子の言葉に応えて自分自身の本来の姿を露わにした×喰零!
このシーンと2位のシーンの待受をMBS番組ページにて期間限定配信中♪https://t.co/F0YQkrKZDL
今晩もリアルタイムで投票をお願いします!#賭ケグルイ pic.twitter.com/TEOrCmxxMX— TVアニメ「賭ケグルイ××」公式 (@kakegurui_anime) 2019年3月26日
これまで長年百喰一族に仕えてきた×喰零。
彼女の主催により始まった100票オークションで、夢子たちは苦戦を強いられます。
しかし×喰のイカサマを見破り、本性を引きずり出すことに成功!
- 100票オークション!
- ×喰のイカサマ!それを見抜く早乙女!
- 蛇喰夢子の挑戦!そして×喰零の本性が明らかに!
×喰の本性を引きずり出し、その先に待っている結末は!?
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