『池袋ウエストゲートパーク』第9話あらすじ・ネタバレ感想!ヘイトスピーチが呼ぶ新たな事件とは?

『池袋ウエストゲートパーク』第8話あらすじ・ネタバレ感想!ヘイトスピーチが呼ぶ新たな事件とは?

出典:『池袋ウエストゲートパーク』公式ページ

「愛と平和の池袋」を守る池袋のトラブルシューター・マコト。

第9話では、外国人から日本を取り戻そうと主張する団体・“外排会”がデモを行うため、彼らの活動を認めない・“へ民会”からボディガードを依頼されます。

へ民会の過激派が外排会に暴力的な攻撃をすることを防いでほしいというものです。

不本意な依頼に気乗りしないマコトでしたが、思わぬところから大きな事件に発展してしまいます…。

一体どんな展開が待っているのでしょうか。

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『池袋ウエストゲートパーク』前回第8話のあらすじと振り返り

ある日、池袋で母親の留守中に子供がベランダから転落するという事故が起きます。

キョウイチたちはその親子と顔見知りだったようで、マコトに様子を見てきてほしいと依頼してきます。

母親のユイはシングルマザーで、事故後はSNSで酷い誹謗中傷を受けていました。

日夜仕事に育児に忙しい暮らしを送っていたユイは身体的にも経済的にもギリギリの状態で、今回の事件を機に精神的にも追い詰められていました。

疲労困憊のユイは息子のカズシにも苛つきを隠せない様子で、マコトは心配になり、マコトの母親も同じシングルマザーとして親身に接するのです。

しばらくすると、ユイはブランド品などを身に付けて華やかな雰囲気に変化していきます。

近頃池袋では、生活が苦しい若い女性に付け込んで高級なプレゼントをし、後からその分の高額なお金を請求する悪質な風俗スカウトマンが蔓延っており、ユイもそのターゲットになってしまったようでした。

そのことに気づいたマコトはユイを救うため、素性を隠してスカウトマンに近づき、逮捕するための証拠集めを始めます。

そして池袋署と連携してスカウトマンを捕まえました。

絶望したユイはカズシに暴力を振るってしまうほど追い詰められており、そのことに気がついていたマコトの母親は、一時的にカズシを施設に預けることを提案します。

実はマコトの母親もかつて幼かったマコトを施設に預け、マコトを育てながら働ける環境ができるまで、自分の生活と仕事に専念していた時期がありました。

マコトも知らなかった過去の出来事に驚きを隠せませんでしたが、ユイはその提案に救われ、カズシを施設に預けて再就職活動を始めるのでした。

【ネタバレ】『池袋ウエストゲートパーク』第9話あらすじ・感想


ヘイトスピーチ

池袋では多くの外国人が働き、生活をしています。

しかし、近頃は外国人を日本から追い出そうとする団体が出てきており、ついに池袋でもデモ活動が行われるといいます。

街頭でヘイトスピーチを繰り返し、デモを行おうとしているのは“外排会”。

彼らの活動を良く思っていない“へ民会”とは対立していました。

そんな中、マコトに依頼を持ってきたのは、へ民会の幹部でした。

外排会がデモを行う際に、へ民会の中に存在する過激派が暴走しても大丈夫なようボディガードをしてほしいというのです。

血が繋がらないながらも中国人の妹がいるマコトとしては、不本意な依頼でした。

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中国人の妹というのは、第5話でマコト家の養子となったクーのことです。

一方その頃、クーからもある依頼が舞い込みます。

それは池袋で中華料理店を営む友人夫婦が何者かに嫌がらせを受けているというものでした。

店主である山下は中国人の妻・メイファと結婚して、もう何年も夫婦で店を経営しています。

しかし、彼らの店が入っているビルで過去に起きた不審な事故や、日本で働く外国人がかかわっているという点が気になったマコトは外排会のデモと何か繋がりがあるのではないかと睨み、クーからの依頼もへ民会からの依頼も両方引き受けることにしました。

繋がりそうな事件の数々

マコトは過去に起きた喫茶店でのボヤ騒ぎについて調べるため、喫茶店の店主だった男に会いに行きます。

男は火災をきっかけに店を閉じましたが、詳しい理由を聞くと慌てた様子でマコトを追い返そうとしました。

マコトはさらにサルへ情報提供を頼みました。

サルは池袋の再開発地候補の一つに該当のビルが入っているといいます。

それについては中国人技能実習生のサポートをしているリンからの情報とも一致していましたが、直接的な関係はないのではないかというところに落ち着きます。

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クーだけでなくリンも再登場し、話は複雑になっていきます…。

一方、へ民会の穏健派の一人が何者かに襲われ、過激派の面々は外排会の仕業だと騒ぎ立て、穏健派とは別行動を取ると離脱していきました。

さらに山下夫婦の店が入っているビルで大規模な火災が起き、死亡者が出るほどの騒ぎに。

繋がりそうで繋がらない数々の出来事が気がかりなマコトはタカシたちGボーイズと結託し、事件の真相を追います。

繋がる過去と現在

マコトとタカシは、へ民会と外排会の幹部同士が話し合う機会を設けます。

へ民会からボディガードの依頼を受けていることを話したうえで自分たちも話し合いの場に参加し、外排会が直接へ民会に手を下すようなことはしていない、これからもそのつもりはないということを聞き出します。

外排会のトップの女はねじれた意見を持ちつつも嘘をついているようには見えませんでしたが、二番手の塚本という男は少し違って見えました。

意見も温度感も一人だけずれているように思えてなりません。

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マコトとタカシは塚本を要注意人物とします。

マコトが家に戻ると、あの喫茶店の店主がやって来ていました。

ともに山下夫婦のもとへ出向くと、喫茶店の店主は過去の出来事について白状し始めます。

当時、喫茶店は地上げ屋から酷い嫌がらせを受けており、それらを公表せずに立ち退く契約をさせられていました。

それは喫茶店だけではなく、ビル内の他店舗にも行われていたそうです。

事実を知ったマコトは、喫茶店の店主が持ってきた書類に塚本の名前を見つけます。

塚本は地上げを行っていた不動産の代表者だったのです。

池袋に迫る影

マコトは話し合いの場にいた外排会の三番手に会い、塚本について話をします。

実は塚本は外排会に突如として出資してきたサポーターで、資金繰りに困っていた外排会にとって救世主のような存在でした。

しかし、多額の出資を理由に二番手となり、組織の運営に口出しをするようになったそうです。

実際、塚本の助言によって池袋でデモを行うことになりましたが、誰しもそれに意味を見いだせなかったらしく、塚本が外排会を地上げの隠れ蓑にしようとしていたことを知ると、代表に除名処分にするよう伝えてくれるといいます。

そして、へ民会にも誤解なきよう伝えてほしいと頼まれ、マコトはもちろんそれを引き受けます。

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外排会とへ民会は意見さえ違いますが、誠実に対立しようとしているのですね。

いよいよデモ当日。

池袋署のバックアップもあり、万全の体制でボディガードに臨むマコトとタカシ。

さらに、マコトには切り札がありました。

それはシャドウの存在です。

ついに、へ民会の過激派が外排会を襲おうとしますが、マコトの依頼でシャドウが駆けつけ、ことなきを得ます。

襲ってきた集団は池袋署によって捕らえられ、シャドウは再び街に姿を消しました。

後日、リンからの報告によると、バックにいた中国系組織の運営の傾きがきっかけで今回のようなことが起きてしまったようです。

さらには、塚本の後ろにいた関西系組織は、以前リンたちと出会った事件の際に東龍を動かしていた組織と同じらしく、ずっと池袋を狙っている可能性があります。

マコトとタカシは北口スモークタワーの事件にも関西の人間がかかわっていたことを思い出し、池袋への侵略を図っている組織があることに危機を感じるのでした。

『池袋ウエストゲートパーク』第9話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

ここに来て今までの様々な事件が繋がり始めた第9話。

繋がりそうで繋がらない事件の数々が、一本の線になっていきそうな予感。

今回のストーリーと同じでドキドキしてきます。

一話完結型の物語がラストスパートに差し掛かり、どのような大団円を迎えるのか…。

次回、第10話も楽しみですね。

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