『池袋ウエストゲートパーク』第5話あらすじ・ネタバレ感想!中国人技能実習生を巡る問題が発生!

『池袋ウエストゲートパーク』第5話あらすじ・ネタバレ感想!中国人技能実習生を巡る問題が発生!

出典:『池袋ウエストゲートパーク』公式ページ

「愛と平和の池袋」を守る池袋のトラブルシューター・マコト。

第5話では、中国人技能実習生を巡るストーリーが繰り広げられます。

マコトのもとにやって来た技能実習生アドバイザーの男性・リンは、日本の縫製工場から失踪した少女・クーの行方を追っていました。

一週間後の査察までにクーが戻らないと同じ工場で働く実習生たちが中国に強制送還されてしまうということで、マコトは協力に乗り出します。

その裏には中国人組織の“東龍”が深く関わっているようですが、一体どうなってしまうのでしょうか。

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『池袋ウエストゲートパーク』前回第4話のあらすじと振り返り

マコトは殺人事件で一人息子を亡くしたタクシー運転手・靖洋と出会います。

自分と似た境遇の靖洋に親近感を覚えたマコトは犯人捜しの協力を申し出て、上野のチームのヘッドをしていたという靖洋の息子・トシの情報収集を始めました。

マコトはその中でトシがトラブルメーカーだったことを知ります。

靖洋に聞いていたイメージとかけ離れたトシの人物像が明らかになる度、どのように捜査の報告をしようか思い悩むマコト。

一方で、当時トシと交際していた晴美も、ある秘密を抱えて悩んでいました。

その秘密とは、靖洋が孫として可愛がっている明洋が、本当はトシとの間にできた子ではなく、現在の夫との間にできた子であること。

そして、トシを殺した犯人を知っているということでした。

実は晴美はトシから酷いDVを受けており、トシの最期の日に別れ話をしていました。

その際に、部屋から飛び出したトシを追った先で犯人の姿を見ていたのです。

犯人である若い女性・美沙子は、道端でトシに絡まれ暴行を受けた夫を庇おうとトシを突き飛ばしましたが、もちろん殺意はありませんでした。

しかし、バランスを崩したトシは階段から落下し、亡くなってしまいました。

晴美と美沙子、そして美沙子の夫はこのことを抱えて生きてきましたが、美沙子の妊娠を機にハッキリさせようと、靖洋に謝罪に来たのです。

靖洋は晴美がトシから暴行を受けていたこと、明洋が自分の孫ではないこと、美沙子が臨月を迎えた妊婦であること、そのすべてに衝撃を受け、彼女たちを咎めることができません。

マコトは涙を流す靖洋の姿を見て、切ない気持ちでいっぱいになるのでした。

【ネタバレ】『池袋ウエストゲートパーク』第5話あらすじ・感想


技能実習生の現実

中国系の店が増えている池袋の街。

「チャイナタウン宣言」などを行っている中国人たちを取り上げたニュースが流れるほどには、大きな運動になっているようです。

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マコトの母はこのニュースをよく思っていない様子…いろいろな問題を孕んでいることがわかります。

そんな中、タカシの紹介でマコトのもとにやって来たのは、中国人技能実習生のアドバイザーをしているというリンでした。

中国人ながら完璧な日本語を話すリンに驚きながらも依頼について聞くことにしたマコトは、そこで初めて技能実習生について知ります。

リンの依頼は、縫製工場から失踪した技能実習生の少女・クーを探してほしいというものでした。

一週間後に行われる厚生労働省の査察までにクーが戻らないと、連帯責任として同じ工場で働く他の技能実習生250人全員が中国に強制送還されてしまうといいます。

それを聞いたマコトは理不尽な現実にいてもたってもいられず、リンの依頼を受けることにしました。

リンによると、この事件の裏には中国人組織・“東龍”が深く関わっている可能性があるそうです。

マコトは詳しい話を聞こうとリンをランチに誘います。

美味しそうにラーメンを啜るリンは、技能実習生たちの出自について話し始めました。

中国は格差が酷く、クーが暮らしていた農村部では年収が数万ということもザラだといいます。

出稼ぎをするにしても技能実習生に選ばれない限り叶わぬ夢なので、農作業をこなしながら一生懸命日本語の勉強をする若者が多いのだとか。

クーもそうして技能実習生に選ばれ、日本へ出稼ぎをしに来た一人でした。

マコトは知らなかった過酷な世界の話に驚愕します。

地獄のような貧困

ラーメンを食べていると、店内でチンピラが騒いでいます。

どうしたのかとマコトが近づいてみると、そのチンピラは東龍の若者たちでした。

「民度という言葉を知らないのか」

と、彼らに語りかけたリンは、殴りかかって来た若者たちをカンフーで撃退。

マコトは知的な雰囲気のリンがカンフーの達人だったと知って、また驚かされます。

そこへタカシがやって来ました。

ヒロトが運転する車に乗り込んだ一同は、東龍についての情報交換をします。

東龍は池袋に店を構える中国人店主たちを上手く利用し、自分たちにばかり利益の出る動きを見せているそうです。

「チャイナタウン宣言」など行動を起こしている中国人たちは、そうして東龍に踊らされてしまっている人々でした。

タカシは「池袋は誰も拒まない自由な街」だとしながらも、急激なパワーバランスの変化は混乱をもたらすと危惧しています。

ヒロトは東龍なんて追い出してしまえばいいと怒りを露わにしますが、タカシはそれを決めるのは自分たちではないと冷静に言い返します。

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ヒロトはタカシを慕っている一方で、時折気に食わないといった表情を浮かべることがあり、とても気になりますね。

翌日、本格的にクーの捜索を始めたマコトとリンは、聞き込みをするため街に出ようとします。

すると、目の前に黒い車が停まり、声を掛けられました。

その車は東龍のもので、二人はボスであるヤンのもとへ連れて行かれます。

マコトがクーを返してほしいと話すと、ヤンの口から衝撃の事実が語られました。

法が改正された今、一人の実習生が失踪したくらいで、全員が強制送還されるなんてことは起こらないといいます。

しかし、厚生労働省に脅されているなら別だと…。

実は、そういったことがあり得るのは問題の多い現場だけであり、クーが働いていた工場は該当していました。

「3Kのタコ部屋」での生活を強いられ、「最低賃金以下の給料」しか支払われない…。

同胞をそんな場所に簡単に戻せないというヤンは、あまり嗅ぎまわるようだと次からは容赦しないと怒鳴るのでした。

マコトはリンが隠し事をしていたことを責め、本当に信用していいのかと声を荒げます。

リンは「恵まれている日本人」であるマコトに地獄のような貧困を抱えた自分たちの苦しみがわかるのかと言い返すのでした。

どうにもならない事実

「問題だらけの国に住んでいても、恵まれているのではないか」

そう考えさせられるようになったマコトをよそに、情に脆いマコトの母はリンの話を聞いて深く頷き、自分を「日本の母親」だと思って頼ってくれと涙します。

すると、リンは「日本の母親」はもういるのだと話しました。

実はリンも中国の農村部の出身で、クーのような若年期を送っていました。

そして、技能実習生として働いていた時に知り合った老婦人がマコトの母のような考えを持っている人で、その老婦人の養子になったというのです。

養子になる際に帰化したことで日本国籍となったリンは、今も日本で働くことができているといいます。

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リンの人柄と人生がわかるこのエピソードはかなり印象的です。

その後もクーを探し続けるマコトとリンでしたが、なかなか上手くいきません。

そんな折に、リンは最終手段として手を打ったと話します。

もうすぐ連絡が来るはず…といったところで、実際にリンに連絡が入りました。

リンが電話で話している相手は、なんと東龍のヤンでした。

またも驚かされるマコトですが、ヤンはどうやらクーを返してくれるようです。

リンは中国にいる大ボスに連絡を取り、ヤンに圧力をかけてもらったといいます。

本国に借りができるのは避けたかったそうですが、それもやむを得ない状況となってしまいました。

クーが池袋にあるキャバクラで働いていると知ったリンは、クーが戻ってくるようにマコトから説得してほしいと依頼してきました。

これは第三者が説得することに意味があるのだと。

さっそくクーに会いに行ったマコトは、何故クーが工場から失踪したのか、話を聞くことにしました。

中国で暮らすクーの父親は腎臓が悪く、最近の弟からの連絡によると、いよいよ移植手術をしないと助からないというところまで悪化しているといいます。

そのため、莫大な費用が一気に必要となったクーは、父親を助けるためにキャバクラで働き始めたそうです。

事実を知ったマコトはクーの父親のことを思って同情しますが、クーにも事実を伝えなければいけません。

それは、クーが戻らなければ同じ工場で働いていた同期250人が強制送還されてしまうかもしれないという事実です。

クーはそのことを知って、悩んだ末に工場へ戻ることを決めます。

恵まれているとは何か

翌日、マコトの家に宿泊したクーをリンが迎えに来ます。

しかし、出迎えたのはマコトの母だけでした。

工場へ戻ることにしたクーは、明日には工場がある茨城に帰らなければいけません。

その前に東京を見ておきたいというクーの願いを叶えるため、マコトはクーを連れて朝から出掛けていました。

とにかくクーが工場へ戻ると聞いて安心したリンは、マコトの母からクーの送別会に誘われ、気持ち良く了承します。

一方その頃、マコトとクーは池袋の街を楽しんでいました。

途中で“レッドエンジェルス”のキョウイチや磯貝に会い、クーを紹介します。

すると、シカゴのバレエ団に所属していた際に海外暮らしを経験したキョウイチが、クーに労いの言葉をかけました。

その様子を見たマコトは「恵まれている」ということについて再び考えを巡らせます。

キョウイチたちと別れると、クーは本心を語りました。

父の治療費を用意できないのは胸が痛む、でも250人の同期を強制送還させるわけにはいかないし、弟や妹の教育費も稼がないといけない…。

そして、マコトにこう声をかけるのでした。

「マコトさんは素敵なところに生まれたね」と。

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生まれる場所や環境は選べない、ということについて深く考えさせられます。

その夜、マコトの母の手料理を食べながら、クーの送別会が催されました。

マコトの母はクーをとても可愛がっている様子で、リンのことも「策士だ」といって褒め称えています。

母とリンが意味深な会話をしていると気づいたマコトは、二人で何の話をしているのかと尋ねました。

マコトの母は、クーが不法就労でなく自由に働けるようになるためには戸籍に問題があると知り、クーがリンのように帰化して日本国籍を得られるような状況を作ろうと、彼女を養子にすることに決めたのです。

マコトと同じく、そういった話が進んでいることを知らなかったクーは、予想外の展開に驚きながらも喜びの涙を流します。

こうして、クーは池袋に暮らすことができ、250人の技能実習生も無事でした。

その裏で、やはりマコトは考えます。

「問題だらけの国に住んでいても、恵まれているのではないか」と。

『池袋ウエストゲートパーク』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

いかがだったでしょうか。

原作では約10年前に描かれた物語ですが、2020年現在でも外国人技能実習生についての問題は絶えません。

リンやクーのような道を歩む人は実際にいるでしょうし、とても素晴らしい話に思いますが、誰か一人を助けても根本的には何も変わらない、難しい問題だと改めて感じました。

そういう意味では、リンやクーも「恵まれている」といえるでしょう。

次々に社会問題に切り込んでいく『池袋ウエストゲートパーク』。

次回も楽しみですね。

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