『そして、生きる』第1話あらすじ・ネタバレ感想!有村架純×坂口健太郎による珠玉の感動作

ドラマ『そして、生きる』第1話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『そして、生きる』公式ページ

有村架純×坂口健太郎によるW主演のドラマ『そして、生きる』。

『ちゅらさん』や『ひよっこ』などでお馴染みの岡田惠和さんが脚本を手掛けた完全オリジナルドラマです。

2011年3月11日に起きた東日本大震災。

決して忘れることのできない東日本大震災を、盛岡と東京のそれぞれの地で経験した、瞳子(有村架純)と清隆(坂口健太郎)の出会いが描かれた第1話です。

第1話からボロボロ泣いてしまいました…。

悲しい涙ではなく、「頑張れ、頑張れ!」って応援したくなる、そして同時に自分も奮い立たせてくれるような、そんな素晴らしいストーリーでした。

『そして、生きる』第1話あらすじ

3歳のときに事故で両親を亡くした生田瞳子(有村架純)は、盛岡で理髪店を営む伯父(光石研)に引き取られる。

ドラマ『そして、生きる』第1話あらすじ①

大人になった瞳子は女優を志し、東京で開催されるオーディションに挑もうとするが、その前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。

ドラマ『そして、生きる』第1話あらすじ②

その後、友人のハン(知英)とともに、気仙沼のボランティア活動に参加し、そこで学生ボランティアの運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口健太郎)と出会う。
出典:『そして、生きる』公式ページ

『そして、生きる』を視聴できる動画配信サービス

『そして、生きる』は、下記のアイコンが有効になっているビデオ・オン・デマンドにて動画視聴することができます。

なお、各ビデオ・オン・デマンドには無料期間があります。

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注意点
  • 動画の配信情報は2019年8月6日時点のモノです。
  • 動画配信ラインナップは変更される可能性もありますので、登録前に各サービスの公式ページにて必ずご確認ください。

ご覧のとおり2019年8月6日現在はどこのビデオ・オン・デマンドでも配信開始となっておりません。

『そして、生きる』はWOWOW独占放送されています。

【ネタバレ】『そして、生きる』第1話の感想

瞳子(有村架純)

瞳子(有村架純)は、地元である盛岡のアイドルとして活動し、女優を目指す19歳の女の子です。

幼いころに交通事故で両親を亡くし、父の兄に男手ひとつで育てられました。

叔父に育てられた瞳子ですが、叔父のことを“お父ちゃん”と呼び、ふたりの関係は本当の親子そのものです。

昔ながらの床屋を経営する叔父の床屋には、瞳子がモデルになったポスターが所狭しと貼られています。

そして、もうすぐ東京で開催される大手の事務所のオーディションにエントリーする予定の瞳子は、日々演技のレッスンやバイトに大忙しです。

今までも何度か東京のオーディションにチャレンジしてきましたがなかなか合格できず、19歳にして早くも今度のオーディションがラストチャンスと決めています。

カフェのバイト先の友達ハンちゃん(知英)とは、バイト終わりにお茶をしたり一緒に帰ったりする仲です。

ハンちゃんは韓国人の女の子で、色んな国で働きながら勉強をしています。

瞳子はハンちゃんに女優になりたい理由を「お父ちゃんを楽にしてあげたい」と打ち明けます。

家に帰ると、帰りが遅い瞳子を心配していたのか、オーディションに緊張しているのか、父ちゃんは真っ暗な店内で道具の手入れをしていました。

「ひっつみ食うか?」

ひっつみとは、岩手の郷土料理ですいとんの一種だそうです。とても美味しそう!

おふくろの味ならぬ、お父ちゃんの味ですね。

「オーディションに受かったら私が東京行くから寂しいんでしょ。最初はそうかも知れないけど、呼ぶから。絶対、呼ぶから」

そう言ってごちそうさまをする瞳子。

お父ちゃんは複雑ですね。

頑張っている瞳子の夢が叶って欲しいけど東京は心配だし、ひとりで寂しいし…。でも応援してるし…。

こんなに可愛いなら受かっちゃいそうですしね!

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清隆(坂口健太郎)

もうひとりの主人公・清隆(坂口健太郎)は医者を目指す大学3年生。

会社経営の父と綺麗な母、そして優しい姉と、高級レストランにてお母様の誕生日会。

かなりのお坊ちゃんなようです。

誕生日で主役の母ですが、就活を控えた清隆の話題で持ちきりです。

「分かってると思うけど、うちは一流じゃなきゃいけないなんて思ってないのよ。だけどね、何でもいいって訳でもないの。お金にも困って欲しくないし、できれば同じような道を歩んで来た人と一緒になって欲しい。清くんが勝ち取った今のポジションを選ばないのは、選べない人に失礼。」

清隆の幸せを願えばこそですが、全然なんでも良くないお母さん(笑)

とても優雅で、瞳子の家とは雰囲気が違いますが、どちらも子を想う親の温かい家庭ですね。

そして、翌日。

瞳子が東京に行く荷造りを済ませ、出発しようとしたその時、

3月11日 14時46分

東北にあの大地震が起こりました。

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瞳子(有村架純)と清隆(坂口健太郎)の出会い

少し時は流れて、2011年9月。

瞳子はハンちゃんと一緒に宮城県気仙沼市にボランティアに向かいます。

倒壊して高い建物が何もない瓦礫の道をバスで行く瞳子は、景色に呆然とします。

目的地に到着すると、大学生のボランティア団体の青年から説明を受けます。

この青年が、清隆でした。

瞳子のグループは、津波の被害にあった商店街の復旧作業の担当に。

商店街はいずれ同じ場所に再建される予定ですが、それまでの間は別の場所で仮設商店街を作る予定です。

瞳子は坂本理髪店を担当することになりました。

お店に入ると、店主の坂本さん(萩原聖人)は、お店の片付けをせっせとしながら瞳子たちに気づき、

「ありがとうね、ありがとう」

と言って、ボランティアのひとりひとりに握手をして感謝します。

お店の中はあまりに悲惨な状況…。

瞳子は目の前の光景に今にも涙が溢れそうになり、絶句します。

だけど坂本さんは、悲惨なこの状況に涙に暮れる訳ではなく、笑顔で黙々と店内を片づけます。

いつ終わるか分からない果てしない状況でも、瓦礫をひとつずつどかす坂本さんの姿は、厳しい現実の中でもしっかりと未来の希望を見つめる東北の方の姿勢のように感じました。

しかし、倒れた棚の下敷きになったぺしゃんこに潰れた赤いランドセル、泥だらけの家族写真…。

瞳子は、こらえきれずに泣き出してしまいます。

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落ち込む瞳子(有村架純)

瞳子が外で泣いていると、清隆がお水を差し出します。

「ボランティアに来ているのに、こんなんじゃ足手まといですよね」

という瞳子に、清隆はボランティア初日の思い出を聞かせてくれます。

清隆はボランティア初日にまさかの熱を出して寝込むというハプニング!

そして、その清隆を看病してくれたのは、商店街の人たちでした。

「僕も言いました。足を引っ張ってすみませんって。でも、坂本さんはこう言ってくれたんです。来てくれてるだけで嬉しいし、一緒にいるだけで嬉しいし。ひとりじゃないんだなって思えるし、だから来てくれたことで常に役に立ってるんだ、って」

笑顔で気丈に振る舞う坂本さんは、この震災で家族を亡くしていました。

「でも一番明るいんです。あの人。」

清隆がそう言うと、カバッと立ち上がった瞳子は坂本さんのお店に戻ります。

さっきとはまるで変わって笑顔で、「お腹空いたな〜!みんなお昼ご飯まで頑張ろう!!」と元気にお店に入ります!

坂本さんも、瞳子の笑顔に嬉しそうに「おぉっ!」とガッツポーズ。

今自分ができることを精一杯しようと決めた瞳子!涙は女優魂で隠します!

私は女優じゃないので、無理です~(涙)

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仮設商店街完成!

瞳子は商店街の人と触れ合い、商店街が復旧するまで通うと決めました。

そして月日が流れ、瞳子やハンちゃん、清隆のボランティア団体は名前で呼び合うほどの仲に。

雪が降る寒い日も笑顔で頑張ります。

休憩時間には、縄跳びやサッカーをして地元の子どもたちと遊んだり、坂本さんは雪の降る公園で子どもの髪を切ってあげます。

そして日に日に、清隆のことが気になり始める瞳子。

そんな瞳子に視線を送る清隆の眼差しも…何だかアツい。

ある日、バイト中ボーっとする瞳子に声をかけたハンちゃんに、瞳子は清隆の話をします。

「あの人さぁ、いつも笑ってるでしょ。それなのに何か悲しい顔だなぁって」

瞳子の予想通り、清隆の過去には悲しい闇が…。

そんな清隆は、ボランティアに熱を入れ、就活をほぼしていない様子。

心配した母に、一区切りついたら就活に専念すると約束する清隆。

一区切り…それは頑張ってみんなで作った仮設商店街の完成です!

仮設商店街には手作りの横断幕が上がり、坂本さんがスピーチします。

「ボランティアのみんなほんとにほんとにありがとう!お前ら最高だー!大好きだー!」

短いけど、坂本さんらしい、元気をくれる優しいスピーチです。

瞳子や清隆のボランティアグループと、坂本さんや商店街の人たち地元の子供たちとみんなで、お疲れ様とありがとうでハグし合います。

そして、瞳子と清隆もハグ…。(絵になりすぎ…)

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みんながここに来た理由

最後に焚火を囲んで、みんなそれぞれの想いを口にします。

ハンちゃんは、今までバイトをしながら色んな国で色々なものを見て経験してきた。

盛岡で3.11を経験して、生まれて初めてのこんな大きな地震を経験して、本当は怖くて韓国に帰りたかった、と言います。

しかし何もできない悔しい気持ちで、自分を奮い立たせてここにやってきたハンちゃん。

「あのとき韓国に帰らないで、ここに来て良かった!」

と笑顔でスピーチを締めくくります。

そして、瞳子の番。

瞳子は地震が自分のせいじゃないかと思った、と打ち明けます。

オーディションに落ちるのが怖くて、東京に行くのが怖かった瞳子は、地震とか、なんか大きいことが起きてオーディションが中止になって欲しい、と心で思ってしまった。

そしたら本当に地震が起きてしまった。すごく怖かったのに、どこかでホッとしている自分がいたと言います。

このオーディションが最後と決めていた瞳子は、結論を先延ばしにできたように感じていました。

でも、そんな自分が恥ずかしくて情けなくて大嫌いで…。

自分が許せなくてここに来たんだ、と言う瞳子。

「何かやらないと、一歩も先に進めない気がしてここに来ました。自分のためです。ボランティアなんて言えません」

そう言って泣く瞳子に、坂本さんは「ありがとう、瞳子ちゃん。来てくれて」と言ってくれます。

そして清隆の番になりました。

清隆の口から語られる過去は、とても悲しいものでした…。

瞳子と同じように両親が亡くなり、叔母の養子になったという清隆。

小学校2年生の時に父が病死したと言います。

そこから母とふたり暮らしになり、一生懸命に母を支えようと頑張りました。

しかしそんなある日、清隆が学校から帰ると、玄関にはいつもはない母の靴が。

家に母がいると思い、嬉しくなって奥の部屋に入っていきます。

「そしたら、母はいた。」

しかし、そこにいたのは首をつって変わり果てた母の姿でした。

「悲しかった。俺のことなんてどうでもいいんだって。一緒に頑張ってきたつもりだったのに」

そんな母に裏切られたような気持ちを抱え、それから叔母の家で暮らしながらも孤独感を拭えずにいた清隆でしたが、3.11を機に気持ちに変化が訪れます。

震災の時、地下鉄のホームにいた清隆は、隣りに居合わせた見ず知らずの50代くらいの女性が恐ろしくなって動けなくなっているのを見つけます。

その女性の手を咄嗟に握って、自分に何があっても守ろうと思った清隆。

「僕は嬉しかったんです。生きててもいいのかなって。だから僕はそんな自分にまた出会いたくて、生きてることを感じたくてここに来ました。」

全て話し終えた清隆に、坂本さんが優しくこう言ってくれました。

「お前がこの世界にいてくれてありがとう」

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『そして、生きる』第1話まとめ

第1話からずしっと胸にくるストーリーでした。

『そして、生きる』自体はフィクションですが、東北大震災は実際に私たちの住む日本で起こったことで…ただのフィクションと捉えて観ることはできません。

坂本さんに泣きすぎてしまった第1話。

第2話では瞳子と清隆の距離がググっと縮まるようで、今からドキドキしています!

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