『BNA ビー・エヌ・エー』第6話あらすじ・ネタバレ感想!人間だった頃の親友・なずなとまさかの再会!

『BNA ビー・エヌ・エー』第6話

出典:『BNA ビー・エヌ・エー』公式ページ

獣人たちの生き様を描くアニメ『BNA ビー・エヌ・エー』。

第6話は、みちるが人間だった頃の親友に再会します。

しかし、アニマシティではそれすら簡単にはいかなくて……。

ともあれ、大きな展開を見せるストーリーとなっています!

『BNA ビー・エヌ・エー』前回第5話あらすじと振り返り

ストーリーの本筋から少し脱線した第5話では、弱小野球チームに加わったみちるが決勝戦まで戦い抜きました。

その裏で士郎は野球賭博についての調査へ。

アニマシティを変えるにはまだまだ時間がかかりそう……。

ロゼ市長もため息の第5話でした。

【ネタバレ】『BNA ビー・エヌ・エー』第6話あらすじ・感想


“銀狼様”

過去1000年もの間、獣人たちを守ってきたと言われている“銀狼様”。

ジェムやメリッサも信じているようですが、士郎は気にも留めない様子。

みちるは士郎との会話から、人間だった頃の親友・なずなのことを思い出します。

urara

今までも回想シーンで登場してきた親友、初めてちゃんと言及されましたね。

士郎に置いて行かれたみちるは、伊丹にスマホの通信費を要求されます。

そのお金を稼ぐために伊丹の手伝いで貧民街に出向くと、弱小ベアーズで知り合った友達・ジャッキーが目の前で借金取りに襲撃されてしまいました。

誰も手出しができないところに、遠吠えが響きわたります。

海を渡って“銀狼教団”がやって来たのです。

仮面をつけた男と、同じく仮面をつけた教団員たち。

その後ろから厳かな雰囲気で現れた銀狼様は、たちまち借金取りたちを追い払い、貧民街の人々は頭を下げるのでした。

銀狼様が獣人化を解き人間体に戻ると、少女の姿に変身。

その少女は紛れもなく、みちるが人間だった頃の親友・なずなだったのです。

みちるが人混みの中から大声でなずなを呼ぶと、教団員たちに取り押さえられてしまいました。

そして、連れて行かれた路地裏で縛り上げられてしまいます。

親友との再会

教団員を追い払い、みちるに近寄ってきたのは銀狼様。

誰もいなくなったところで素顔を見せた銀狼様は、やはりなずなでした。

二人は再会を喜び、少しの間これまでの話をします。

なずなが突如獣人化して何者かに連れ去られてから、少し後にみちるも獣人化したこと。

最近、アニマシティに来たこと。

そして、なずなは本当は銀狼ではなく、キツネの獣人だということ。

詳しく話をするために、みちるはなずなを部屋に連れて帰ります。

その頃、ロゼ市長と士郎は銀狼教団がアニマシティにやって来たという情報を聞きつけて、受け入れるか否かを話し合っていました。

ロゼ市長と士郎は銀狼教団を怪しいと睨んでいる様子です。

urara

これは嫌な予感がしますね…。

なずなはこれまでの経緯を話します。

突然獣人化した後、研究施設のようなところに連れ去られ、そこで仮面をつけた男・ボリスに出会いました。

なずなが特殊な変身能力を持つことを知っていたボリスは、なずなに訓練を受けさせたうえで共に銀狼教団へ。

変身能力を生かして、なずなは銀狼様、ボリスは訓練長に就任したということです。

話を聞いたみちるはボリスを怪しいと感じますが、なずなは平気だと言います。

むしろ、ボリスが研究施設から救い出してくれたと信頼しているようでした。

獣人化したことを“獣人病”だと考え、人間に戻りたいみちるはなずなにも一緒に人間に戻ろうと言いますが、なずなの表情は徐々になくなっていきます。

そんなことにも気づかず、みちるは帰宅した士郎になずなを紹介しました。

しかし、なずなの姿を見た士郎は途端に強く拒絶し、何かを悟ったなずなは帰ってしまいます。

みちるはショックを受けて家から飛び出し、なずなのそばにいるため、銀狼教団に入信します。

銀狼教団の中へ

ボリスはロゼ市長が銀狼教団となかなか会ってくれないこと、みちるが教団に入信したことをなずなに伝えます。

なずなはみちると知り合いかと聞かれて、知らない振りをしました。

そんなことを知るはずもなく、みちるはなずなのテントへ忍び込みます。

お見通しだったなずなは起きて待っていて、早く帰ったほうがいいとみちるに促しました。

なぜなら、銀狼教団となずなにはアニマシティに居場所がなく、ロゼ市長が会ってくれないから近いうちに出て行かなければならない、でもみちるには家があるから。

すると、みちるはロゼ市長に会いに行こうと言います。

一緒にいられるように、一緒に頼むからと。

その頃、銀狼教団のキャンプ地には、士郎の伝令係であるカラスのクロの姿が。

urara

士郎はみちるがここに来ることを見通していたのでしょうか。それとも偵察?

そして翌朝、みちるはなずなを連れてロゼ市長の元へ向かいます。

なずなの本心

ロゼ市長を前に、みちるがなずなのことを紹介しようと話し始めた瞬間、なずなは自ら口を開きます。

「銀狼教の教祖です。面会の時間を作ってくださり、ありがとうございます。」

そのとき、みちるの隣にいたのは親友のなずなではなく、教祖としてのなずなでした。

ロゼ市長は獣人にとって神聖なものである銀狼を弄ぶ存在を認めるつもりはないとハッキリ拒否しますが、なずなは食い下がります。

自分が元人間であることや、本当の銀狼ではないことを認めたうえで、銀狼教団が現在においてなぜ必要かを説きました。

銀狼教団のアニマシティ永住権を求めるなずなに、ロゼ市長は薄く微笑みます。

そして、なずなの言葉を聞いて、永住手続きをしましょうと頷くのでした。

困惑するみちるにも「あなたのお友達は面白い子ね」と一言添えて。

一段落したと清々しい様子のなずなを、みちるは責めます。

騙された、利用された、と感じていたからです。

みちるは無理やり教祖をさせられているなずなを助けようとしていたのに、どうしてと。

しかし、なずなの想いは違いました。

なずなは教祖をやめたいなんて、一言も言っていなかったのです。

人間だった頃からアイドルを目指していたなずなにとって、たくさんの人に崇められ、愛される教祖はアイドル同然。

夢が叶ったとさえ感じていました。

さらに、目の前のことに対して後先考えず突っ走るみちるを変わってないと評します。

可哀想、私が助けてあげなきゃ、と勝手に思い込み、気持ちを押し付ける…。

みちるがやっているのはそういうことだと語ります。

ショックを受けたみちるは、その場から立ち去りました。

『BNA ビー・エヌ・エー』第6話まとめ

親友・なずなとの再会も、苦く虚しいものとなってしまった第6話。

エンディングでは、人間だった頃のみちるとなずなが共に交通事故に遭う回想シーンが流れました。

なずなが車に轢かれそうになったところをみちるが庇い、結果的に二人とも怪我を負った過去。

なずなはこのことさえ、みちるが勝手に突っ走ったと思っているのでしょうか。

可哀想だから助けてあげた、それが実際は相手のためになっていなくても、自分がやってあげたことに満足する……。

こうしてなずながみちるに指摘したことは、第4話でイルカ獣人のニナが人間たちにされたことと同じですよね。

それにしても銀狼教団の本当の目的は何なのか、ロゼ市長は本心ではどう考えているのか、みちるとなずなの関係は?

気になることばかりで、次回以降どのように展開していくのか楽しみです!

▼次回第7話も続けて読む▼