『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!母が羽衣に向けていた愛情に感動

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』公式ページ

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』の最終回は、失踪していた母・和江(ふせえり)がびっしゃびっしゃに濡れまくり!?

清々しいラストにすっきり爽快、これまでの謎が全て解決しちゃう気持ちいい回です。

母が特殊能力を失くしたきっかけに大爆笑、デタラメに話を盛りまくる母の告白に失笑…最後は母の大きな愛情に微笑まされちゃいます。

何度もリピートして観たくなるクセになる最終回です!

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『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)あらすじ


失踪していた母親の和江(ふせえり)を見つけ、羽衣(大原櫻子)と淳之介(矢本悠馬)、進吾(大堀こういち)は、深刻な雰囲気の中話し合いをしていた。

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)あらすじ①

そこで、和江は、家を出た本当の理由、そして家を出てからある男性に出会い、一緒に暮らしている事を話し始める。

真実を知りショックを受ける羽衣だが、そこに、現在和江と一緒に暮らす男性が現れる。

その男は、以前水野探偵社に依頼に来たあの男だった…。

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)あらすじ②

果たして和江は水野家に戻ってくるのか?それとも…。

そして、羽衣の意外な趣味が明らかに!?
出典:『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』公式ページ

【ネタバレ】『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)の感想

水野家全員集結、とても不思議な家族会議がはじまった!?

この日、ラブホ・フェイマスの704号室にある水野探偵社のソファーには、水野家が初めて勢ぞろいしていました。

重ためな空気を察して「こうしてまた会えてよかった」と発言したのは兄・淳之介(矢本悠馬)でしたが、何とも言えない表情をした母・和江(ふせえり)は無言を貫きます。

「どうして急にいなくなった?」

父・進吾(大堀こういち)が優しい声で問いかけると、“何も言えねぇ”と言う感じの表情で母からは言葉が出てきません。

すると羽衣(大原櫻子)は「私がお母さんと同じ現実離れした力に目覚めたせいで責任を感じたからしょう?」と母失踪の原因を推測します。

それまで沈黙していた母が「そうじゃないの!私は…逃げたの。」と口を開きます。

「タイムリープを悪用しようとする人間ばかりが寄ってくる。あれは“不幸を招く力”よ!」

何かを思い出して辛そうに和江が言うと、進吾がどんな辛い目にあったんだ?と聞きます。

「じゃあ、できるだけ話を盛って話します。」

母は家族の顔を見てはっきりと断言w

どこまでが真実で、どこまでが盛っているのか…超わかりにくいけど気になって前のめりで聞いてしまう、若かりし18歳の頃の和江の話がはじまりました。

笑撃、和江(ふせえり)がタイムリープ能力を失ったのはあの日だった!

なんと18歳和江の回想シーンは、そのまま女優・ふせえりさんが制服着用で演じます。

廃墟的な場所で椅子に括られ、高校生の和江は何者かに囚われているようです。

「やっとお前を見つけた。さっそくやってもらおうか。」

怖い間で笑う着物を着た大親分(寺田農)が和江に話しかけると、彼女は「許して」と懇願しますが聞き入れてもらえず、強面手下の1人に角材でガンガン殴られます。

<ここはまだ盛ってないわ。私は知らない男たちに本気で監禁されて…話を盛るのはこの後なの。>と、和江の説明が入ります。

悪い表情でニンマリ笑う大親分は、タイムリープして“三代目将軍徳川家光の時代で終わった江戸幕府を十五代まで続くようにしてこい!”と命令してきます。

生まれる前の時代にタイムリープできないと伝えますが、できないんならこの地球を木端微塵に爆破すると脅されてしまいます。

屈してしまった和江は、江戸時代にタイムリープして忍者に扮し、江戸幕府を十五代慶喜まで続く様にタブーを犯してしまいました。

<もちろんだいぶ盛ってあるわ!あの悪人たちはそんなこと一切言わなかったもの…そして私は。いくら話を盛ってあるとはいえ、私はとんでもないことをさせられてしまったのよ!>

確かに徳川幕府は十五代まで続いてる…これお前が!?と“時代がつかめる歴史年表”を確認した進吾は素直に驚き、和江は深く頷きます。

「そんな訳ねぇだろ!」

淳之介にすかさずツッコミを入れられますが、お構いなしに和江は話を続け、話題は進吾と恋に落ちた話に進んでいきます。

「恋に落ちて、私の特殊能力は無くなったわ。」

急に興味を持ち出した淳之介は「えっ父さんと出会って力が?」と前のめりで母に問い、羽衣も答えが気になるみたいです。

「えぇ。初めてのオーガズムを知った…あの日を境にね。」

至極淡々と進吾の方をチラッと見て微笑みがら、和江が仰天告白(笑)

羽衣は無反応、進吾は目を見開いてまんざらでもない表情を浮かべ、一番大ダメージを受けた淳之介は「あんまり母さんからそういうの聞きたくないな…」と本音が漏れますw

和江(ふせえり)に新しい家族!?

「どうでもいいよ!逃げたってどういう意味?」

少し怒り気味の羽衣が、変になった場の空気を変えるように母にたずねます。

「不幸ばかり呼び寄せるあんな力、もう二度と関わりたくなかった!」

語気を強めて和江が逃げた訳を答え、「羽衣が能力を覚醒させたと知って私は…母親失格よ、許されることじゃないわ!」と言うと顔を手で覆い泣き崩れてしまいました。

「ごめんなさい…ちょっと顔洗ってきます。」

母は部屋に備え付けの洗面所には行かず、手に何かを持って部屋を出ていきます。

そして、母が茶色い紙袋を持って戻ってきます。

進吾が“家へ帰って来てくれないか?”と決死の覚悟でお願いしますが、和江に“新しい家庭がある”と拒否されてしまいます。

憤る淳之介を抑え、進吾は5年経てばいろいろあって当然だと受け入れ「愛してるのか?」と聞きます。

その問いにはっきりと答えず、再び和江は語り出します。

日本中を転々とした挙げ句、お金も仕事も何日も食べることさえできなかった時に、彼女はイチゴ農家の織田(梶原善)に出会ったと言い、奥さんに先立たれた彼の仕事を手伝ううちに夫婦のように…。

イチゴ農園を辞めて唐突にアパレルメーカーを立ち上げるという織田と一緒に、2年前からこちらに戻って生活していたのでした。

爆笑してしまった母の茶色い紙袋の謎w

「ごめんなさい…身勝手すぎるわよね。」

「その程度の身勝手、その程度の脈略の無さ、全部受け入れてやる!だから帰ってきてくれ!俺はお前を…」

進吾がアツい想いをぶつけますが、言葉の続きが出てきません。

涙が溢れ出した母は「ちょっと風に当たってきます」と言って、手に何かを持って再び部屋を出ていきます。

再び母が戻ってきたとき、また手に茶色い紙袋を持っています。

「母さん…話の途中でちょいちょいパチンコ行ってる?」

スルーできずに堪らず淳之介が指摘します(笑)

「しかも2回とも勝ったのか?」

紙袋の大きさに、進吾が当たったことを察します。

第11話で登場した母・和江のパチンコ依存症の噂は本当だったようです。

和江は指摘されるとひたすら申し訳なさそうに謝るばかりです。

この力を一番理解してくれるはずのお母さんは私から逃げた…そばにいてほしかったのに…。

羽衣は母の言葉に動揺を隠せず、「何もかもどうでもいい!」と考えることすら投げ出してしまいます。

明らかになる、母の羽衣(大原櫻子)に対する愛!

行き詰った家族会議現場へ、母の新しい家族であるイチゴ農家の織田が飛び入り参加してきます。

実は織田は、第1話で登場した「女優と無職の男、心中未遂事件」の女優・櫻井由理恵の父親として水野探偵社に“無職の男への復讐代行依頼”をしてきた依頼人でした!

あの話題となった激ダサトレーナーを織田が着ています。

このダサいトレーナーのデザインをしているのはあの娘の心中相手の男・ムラタで、今は織田のアパレルメーカーでデザイナーとして働いているそうです。意外な繋がりにテンション上がります!

織田は、和江の横にある大きな紙袋を見て病気が再発したのを悟ります。

「“家族を捨てて逃げた”和江さんはパチンコをやることでそんな罪悪感から解放されるそうです。」

織田は依存症の引き金になっていることを話してくれました。

「連れ戻しにきたのならご勝手に。もう戻ってこなくていいから。」

怒るでも悲しむでもない、静かなトーンで羽衣は母を突き放します。

羽衣は立ち去ろうとしますが、父に呼び止められると抑え込んでいた感情が漏れ出てしまいます。

「“覆水盆に返らず”だよ、時間がもったいない。あの力から、私から一度逃げたんでしょ?だったら一生逃げ切ってよ!二度と顔なんて見たくないから!」

「彼女は君のことを影からいつも見守っていたんです!」

織田はそう言いながら、和江が持っていた大きなバッグの中身を出します。

中身は多種多様のバケツ、金たらい…その中の1個である“消火用”と書かれた赤いバケツを選んで「見覚えありませんか?」と聞いてきました。

それは、第2話で登場した羽衣がタイムリープから戻る時に水が入っていたバケツです。

羽衣の記憶の中で、濡れ手についた粟と粟が繋がっていきます。

「過去から戻りたい時はいつだって、都合よく水が用意されていた。それをお母さんがいつも用意していたなんて!」

羽衣は初めて、母がずっとのそばで見守って助けてくれていたことを知りました。

さすがの父も予測不可…母、突然の豹変!

「私のせめてもの償いのつもりだったの…」

母は申し訳なさそうに言うと、進吾はお前らしいなかなか独特な償いだと笑い、隣で淳之介も微笑みます。

真実を知った羽衣は「お母さ~ん」と泣きながら母に抱きつき、何も知らなくてお母さんに酷いことを言ったと自分の言動を悔やみ謝罪します。

「また一緒に住もうよ、お母さん。」

「“覆水盆に返らず”よ。さっきの言葉、胸が張り裂けそうになったわ…二度と顔も見たくないと実の娘に!私だって許してあげたいわよ、だけどムリ。親だからって、家族だからって、何でもかんでも水に流せすことなんかできないのぉ!」

「思いがけない展開だ…」

淳之介は名案が思いついたようで、羽衣をバスルームに引っ張っていき耳元で囁きます。

「さっき、母さんに浴びせた言葉を取り消して来い。」

淳之介がバケツで羽衣に水をかけようとすると、そこへ和江が横入り…和江がびしょ濡れになります。

「私の胸を引き裂いておいて都合が良すぎるでしょ!」

【淳之介&羽衣】対【母・和江】の水かけバトルが勃発、街中で水をかけては“過去を変えさせるわけにはいかない母”が横入りしてびしゃびしゃに被りながら3人で走り回ります(笑)

淳之介&羽衣vs母・和江、水かけバトルの結末は?

呑気な父・進吾は、家族の一大事なのに恋敵であるはずの織田と実に楽しそうにオセロに興じています。

やっぱり水野家はお父さんが一番クレイジーかもですねw

何十回びしょ濡れになったでしょう…河川敷についた時には体力が限界に達し、動きが激ユルのスローモーション状態です。

とうとう土手に寝転がり、3人で笑い出します。

「5年ぶりに会ったってのに、俺たち何してんだ?」

「バカみたい!」

羽衣も疲れてバカバカしくなってきたみたいです。

「羽衣、そろそろ許してよ。この5年の間に羽衣はたくさんびしょ濡れになったと思うけど…見てよ、母さんだってこんなにびしょ濡れ!」

胸が張り裂けそうになって傷ついたというのは、ぜ~んぶ母のお芝居でした。

「これで禊は済んだってことにしてもらえないかな?」

イタズラに笑うお母さんに「もう酷いよぉ!」と言いながら羽衣が抱きつきます。

和江は別れ際、織田に丁寧にお礼を言います。

「もし、コネ入社とか嫌いじゃなかったら!」

織田は、羽衣に自分のアパレルメーカーに面接に来るように誘ってくれます。

進吾が嬉しそうに「おかえり!」というと、「タロイモ!」と照れておどける和江。

水野家に笑顔が戻りました!

家族それぞれに温かい愛情がある

水野家の朝食は「カレーうどん」です。久々の母カレー、父の不味いうどんを避けて食べるとめちゃくちゃ旨い!

和やかな食卓に父・進吾のかなり独特なビブラスラップのメール受信音が鳴ります。

<メアド変えたんだけど、この口座に5万円振り込んでくれたら超すごいシティホテルに立て替えてあげちゃうよん>

メールを見た懲りない進吾は、こんな絵文字を使う奴に悪いヤツはいないと即振込に行こうとします。

「立て替える必要ないじゃない。古くなったけど私はこのホテルが好きだから。」

和江のひと言で、進吾の暴走は止まります!

淳之介が誕生日の羽衣にプレゼントしたのは「水玉模様のレインコート」でした。

タイムリープでびしょ濡れになっても脱げば大丈夫、恥ずかしくないようにと。

羽衣はめちゃくちゃ喜んで、親友のヤンさん(ヤオ・アイニン)に「変だよ~」と指摘されても四六時中ずっと着用し続けます。

「そんなに嬉しいかよ~」

羽衣よりも嬉しそうな兄にキュンとしました!

織田の会社の面接も無事に終わり、合否の電話を待っていた羽衣でしたが…合否より先に織田直々に「激ダサトレーナーを作りすぎて倒産した」という電話がかかってきてしまい“コネ入社”は水に流れてしまいました。

最後はタイムリープした羽衣が颯爽とレインコートを脱ぎ捨て肩にかけ、びしょ濡れ探偵として浮気ばかりしている旦那の調査に向かいます。

<この街の何もかにもを解決するには、まだまだあなたの力が必要みたいね。さぁ、帰りの水を用意しなくっちゃ!>

羽衣を見守る母の声が聞こえてきました。

『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第12話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

就活は振り出しに戻ってしまった羽衣に、ヤンさんが「気晴らしにパチンコでも行くか?」と言います。

どうやら羽衣はパチンコにどハマりしていたみたいですよ。

『Paravi』版のセパレートエンディングでは、“羽衣とヤンさんのパチンコ通いの謎”について描かれます!

羽衣&ヤンさんコンビのファンは必見のストーリーです。

びしょ濡れの清涼感と、人間ドラマの温もりと、ストーリーのコミカルさ…どれをとっても絶妙なバランスで文句なしの楽しいドラマでした!

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