『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話あらすじ・ネタバレ感想!経営危機に陥ったラブホを救ったのは…

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』公式ページ

水野羽衣(大原櫻子)が背後にずっと感じている怪しい気配…彼女に忍び寄るモノの正体は幽霊?それともストーカー?

驚かされてホラー感満載のミステリーにゾクゾクが止まらない。

一方、父・進吾(大堀こういち)の経営危機に陥ったラブホが、なぜか“うどん”で有名なお店にミラクルチェンジの謎とは?

全ての伏線が最後見事に繋がる気持ちよさ、見ごたえ抜群すぎる回です!

▼動画の無料視聴はこちら▼

『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話あらすじ


実家のラブホテルで入浴していた羽衣(大原櫻子)。

何者かの気配を感じ気味が悪くなった羽衣は、進吾(大堀こういち)にお客さんが宿泊しているか聞くが、今日は誰一人いないという。

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話あらすじ①

一方で、ラブホテルの厳しい経営状態に嘆く進吾。

借金取りの神保(温水洋一)と森(吉田正幸)に、来月支払いができなければシンプルに殺すと脅されていた。

そこで、経営を立て直す為に、進吾は意外性が重要ということで、ホテルでうどん販売を始めることに!

それがまさかの大ヒット!テレビの取材がくる程の人気になり、うどんの湯切りに精を出す進吾。

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話あらすじ②

しかしそこへ、「味を盗まれた」とうどん屋の宮川(六平直政)が乗り込んでくる…。
出典:『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』公式ページ

【ネタバレ】『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話の感想

羽衣(大原櫻子)が霊感に目覚める!?

「不死身ぃ~…」から始まるゾンビ鼻歌や「仲良しこよしのこよしってなにぃ~きよしこの夜のきよしって誰ぇ?」という身近な疑問系鼻歌を、反響する浴室で気持ち良さそうに歌いながら羽衣(大原櫻子)は入浴中です。

ふいに恐ろしめの効果音が鳴り始め、羽衣は何か不穏な気配を感じ取りました。

「ん?お父さん?お兄ちゃん?」

声を掛けるも返答はなし。

お風呂から出ても「何かいる!」的な感覚は消えず、怖くなった羽衣は、帳簿整理で経営困窮に頭を抱える父・進吾(大堀こういち)のところへ向かいます。

「お父さん。今日ってお客さん誰か泊まったりしてる?」

「泊まってねぇよ、それで困ってるんだよコッチは!」

終いには、変な噂がたったらよけいに客足が遠のくと怒られてしまいました。

「昼間ヤンさんに見せられた怖い映画のせいかなぁ…。」

羽衣は過敏になっているだけと思おうとしていますが、そうじゃありません。

実は、このラブホ・フェイマスには歓迎されない何かが潜んでいたのです!

羽衣の何気ない鼻歌も伏線なんですよ。

ラブホ・フェイマスが経営危機!

翌朝ラブホ・フェイマスの裏口では、チンピラ風の男・森(吉田正幸)に壁ドンならぬ足ドンをされている父・進吾の姿がありました。

「すいませんじゃ済まねぇんだわ、返すもん返してもらわねぇとよ!」

鬼の形相で取り立てを迫る森に、森以上に鬼の形相をして謝る進吾がいました。

来月まで何とかしますからと必死に懇願する進吾に、ボス的な男・神保(温水洋一)が「来月までお待ちしましょう」と優しい言葉をかけます。

そのかわり、返せなかった場合には色んな手順をすっ飛ばして「すごいシンプルな格好で来て、シンプルな棒でシンプルに殺しますよ。」と、ひと言を残し去っていきました。

複雑にお願いできませんか?と意味不明なお願いをする進吾に笑ってしまいました。

さて、厳しい経営状況、この崖っぷちを打破すべく「何とかしなければ!」と進吾が立ち上がります。

うどんもラブホテルも“コシが命”

経営を建て直すにはコレしかない!と思案の末に考え出したのは「うどん」でした。

スシローのフライドポテトが流行ったなら、カレーが話題を呼んだ「酢飯にカレー」のくら寿司があるなら、「ラブホにうどん」の意外性で攻めるということらしいです(笑)

「ウチは“うどんが旨いラブホ”として生まれ変わる!」

そういえば、第9話でレアティのマスター・リーさん(季丹)がうどんの旨いお店の話をしていましたよね。

「何でラブホテルでうどんなのよ?」

「羽衣。うどんもラブホテルも“コシ(腰)が命”だ!」

めちゃくちゃ真剣な顔で娘に下ネタをかましてきました。

「それ絶対よそで言わないでよ。」

低いトーンで羽衣が、父のマジなエロオヤジギャグに釘をさします。

ところが予想とは裏腹に、エッチなことをした後にさらに色っぽい声を出してうどんをすする…そんなお客様たちから口コミが広がり、カップルだけじゃなくJKたちまで食べにくるほどとなりました。

評判を聞きつけたTV局に取り上げられ、インタビューされた進吾は「美味しいうどんを打つコツは?」と聞かれると「コツというよりコシですね!うどんもラブホテルも“コシ(腰)が命”ですから!」とドヤ顔でカメラ目線で答えちゃいます。

羽衣に言うなって言われたのに…破天荒な父、操縦不可能です。

強面の宮川(六平直政)が“うどんの味を盗まれた”怒鳴り

意外性のうどんで軌道に乗り始めたフェイマスでしたが、喜びも束の間、良くないことが起こりはじめます。

704号室で家族団らんのとき「さっき見たら裏口の壁に落書きされてた!」と父・進吾がイタズラ被害を発見したと言います。

盛況なフェイマスに対する妬みによる嫌がらせの犯行と見ているようで、兄・淳之介(矢本悠馬)に業者に頼むとお金がかかるから消しておけよと言うと、父は忙しそうに仕事に戻っていきました。

「お兄ちゃんは感じてない?この建物に私たち以外に誰かいるような…。」

羽衣は最近感じている気配について兄に聞いてみますが、全室埋まってるからだろ?と言われてしまいます。

気配の正体が落書きにも関係しているんじゃ?と言うと、考え過ぎと笑われてしまいました。

そんな会話している2人の背後から、ズズズッと物凄い勢いでうどんをすする音が聞こえてきます。

2人が振り返ると、そこには見たこともない1人のおじさんがこちらを見てうどんをすすっていました。

「うわぁぁぁ!」

羽衣&淳之介は大絶叫します。

「うるさい!誰が作ったんや、このうどん!」

強面の宮川(六平直政)が凄い剣幕で迫ってきて、「このうどんはな、80年守り続けた正真正銘ウチのうどんやっ!」と怒鳴ってきました。

豪快にうどんの汁をまき散らしながら「うどんの味を誰が盗んだんや!えっ!?」と言いながら、逃げる淳之介を追いかけていきました。

80年受け継がれたうどんの味を盗まれた!?

ただの言いがかりなのか…それとも父・進吾がレシピを盗んでしまったというのか…新たな謎が浮上してきました!

赤い人影を追いかけた羽衣(大原櫻子)が“不意打ちタイムリープ”

宮川の襲撃からは逃れた羽衣でしたが、バルコニーのガラス窓に室内の様子を伺っている赤い人形のシルエットを発見します。

ビックリして大声で叫ぶと、その赤い服を着た人物は逃げるように消えます。

急いでバルコニーの扉を開けてみるも人影はなし、おそらくエアコンの室外機に上がり、壁を登って屋上に逃げ込んだと予想されます。

羽衣は急いで屋上に向かい、扉を開け警戒しながら辺りを見渡しますが、相手の方が上手でした…。

羽衣は、追っていた相手に不意打ちで頭上から大量の水をかけられてしまいました。

人に水をかけられてしまうとタイムリープしてしまう羽衣は、自分ではいつか分からない時間にタイムリープしてしまいます。

正確には3日前の夜、就寝したベッドの中…タイムリープ先がびしょ濡れベッドという気持ち悪い状況にへこみます。

どこからかペタン…ペタンという音が聞こえ、羽衣は音のする方へ向かいます。

うどんを打ち疲れて、椅子で爆睡している父の傍を静かに通り過ぎると、父がいつもうどんを打っているリネン室からその音が聞こえてきているようです。

恐る恐る扉を開けて中の様子を見た羽衣は「濡れ手についた粟と粟が繋がった…そういうことだったんだ!」と“美味しい讃岐うどんの秘密”を目撃したのでした!

もう1人の怪しい人物はなんと親友・ヤンさん(ヤオ・アイニン)!?

戻るために羽衣が蛇口からバケツに水を溜めていると、今度は黒い人影がサッと横切りました。

フェイマスの裏口へ向かった人影を急いで追いかけた羽衣、裏口付近で止まった怪しい人物はスプレー缶を使って何かを壁に書いています。

近づいた羽衣、正体に気づき「何してるの?ヤンさん?」と声をかけます。

そこには「違う!ヤンさんじゃない。」バレバレの感じで顔を歪め、必死に違う人を装うヤンさん(ヤオ・アイニン)がいました。

羽衣は「裏口の壁に落書きされてた…」と言った進吾の話を思い出します。

「落書きの犯人がヤンさん…友達だと思ってたのに!」

「だって、羽衣の家、お金に困ってるんダロ?だから…」

ヤンさんの話を遮り、羽衣は「だからって落書き?何それ?どういう理屈?」と込み上げる怒りを抑えられません。

「羽衣、世の中には知らないまま水に流した方がいいこともあるよ。」

そう言って羽衣に近づいてきたヤンさんはサングラスを装着し、映画『メン・イン・ブラック』に登場する記憶を消去する装置“ニューラライザー”を羽衣に使いましたw

ヤンさんに出会った記憶を消去された羽衣は、何事もなかったように水を被って現代に戻ります。

屋上で目覚めた羽衣に聞こえてきたのは宮川の怒鳴り声…真相を知る羽衣は急いで宮川の元へ向かいます。

気配の正体&うどんの旨いラブホテルの真相が判明!

羽衣が駆けつけると、宮川が父・進吾の顔を棚へ押しつけていました。

淳之介が止めに入るも、押された反動で頭をぶつけた淳之介は気絶…宮川の怒りは収まるどころか増しています。

「本当にオリジナルなんですぅ~!」

「オマージュか?リスペクトか?違う…お前のはただのパクリじゃー!」

「それはとんだ濡れ衣です!」

頸動脈を抑えられている間一髪の場面で、羽衣が到着します。

「出て来たらどうですか?いるのは分かってるんです!」

羽衣が天井に向かって語りかけると、メリメリッと音をさせて赤いセーターの若い男・伸之(山西竜矢)が出てきます。

天井から登場した知らない奴に進吾はビックリしますが、宮川はもっと驚いた表情を浮かべます。

「伸之!このドアホがっ、なんでこんな所におるんや!」と一喝、この赤セーター男は宮川の息子だったのです!

息子を見てハッとする宮川、うどんを打っていたのは伸之だと気づき「こいつは俺のうどんの味を継ぐはずだったバカ息子だ。」と進吾に紹介します。

羽衣が感じていた怪しい気配の正体も伸之で「すいません。イブの夜から隠れてこのホテルに住んどりました。」と謝罪します。

伸之は「あんな女やめとけ!」と言われた頑固オヤジ宮川と喧嘩して駆け落ち、フェイマスに彼女と泊まったが、翌朝には所持金全部とともにトンズラしていた…と真相を語ります。

「そういえば、イブの夜に無賃宿泊逃げた客がいた!」と進吾も思い出します。

進吾のうどん打ちを見て耐えきれず、夜な夜な出没しては打ち直していたそうです。

「そんな…俺の才能じゃなかったなんて…。」

失意に暮れ号泣する父・進吾でしたw

え?ラブホフェイマスの裏口の落書きはバンクシー!?

後日、すごいシンプルでラフな格好でやって来た神保(温水洋一)と森(吉田正幸)。

うどん事業がとん挫した進吾は、期限内に借金を返済することができませんでした。

必死に言い訳しますが、もちろん聞いてもらえるはずもなく、即シンプルな木の麺打ち棒で殺されかけます。

目を充血させ、あまりの怖さに壁際でしゃがみこんだ進吾の横に、例の“落書き”が見えます。

単色で描かれた“傘をさしてピースマークのネックレスをしたカエル”の絵…これが視界に入った神保と森は驚きで震えだします。

「これ、もしかして…バンクシーじゃねぇのかよ!」

世界各地でゲリラ的に出没、匿名芸術家で社会風刺ストリートアーティストのバンクシーではないか言うのです。

2人はオークションに出したら億はいくと大興奮。

「何かよく分かんないんだけど、バンクシー本物だったらしくてよ。借金のカタに持っていくってことになって問題解決だ!」

羽衣は何か忘れてる気がすると言い、一瞬だけスプレー缶を持ったヤンさんが浮かびそうになりますが、淳之介が大声を上げたせいで消え去ります。

そして、ラブホ・フェイマスに訪れた珍妙な客がいました。

男はサスペンダー、女は肩パットという独特なファッションを身にまとったこのカップルの物語が『Paravi』版にて配信されるようです。

最終的に進吾のうどんビジネスが上手くいかなかった要因も、そのカップルにありそうですよ。

『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

羽衣は記憶を消されちゃってましたが、ヤンさんの隠された一面に湧きましたね!

淳之介がネットオークションで購入した“ロシアの新聞紙に包まれた食い止しのまんじゅう”。

まんじゅうを食い止すお母さんの癖を思い出したようです。

「あなたにしては頑張ったわね、淳之介。でも、お母さんはロシアにはいないわ。」

ナレーションの母の声が、母の居場所へ近づいてきているように感じさせます。

果たして最終回までに登場するのか…最大の謎解明に期待が高まります!

▼動画の無料視聴はこちら▼

▼次回第11話も続けて読む▼