校歌のお披露目会のため、福島へと里帰りした裕一(窪田正孝)と鉄男(中村蒼)。
すると鉄男は学校から、講演をしてほしいと頼まれます。
裕一の実家に行き、裕一と浩二(佐久本宝)の仲の良さを目の当たりにすると、鉄男は自分にずっとついて歩いていた弟の話を始めます。
夜逃げをした後、鉄男の人生はどんなものだったのか、今すべてが明らかに…。
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目次
『エール』前回第22週106話のあらすじと振り返り
昭和26年。
人々の生活が豊かになっていくと、音(二階堂ふみ)は聖歌隊で活動、華(古川琴音)は看護学校へ進学。
智彦(奥野瑛太)はラーメン屋を屋台から店に変えてケン(松大航也)を養子にし、喫茶・バンブーではようやくコーヒー豆が手に入るようになったと喜んだりと、みんなどんどん明るい方向へと向かっていきました。
そんな中、作詞家として有名になった鉄男(中村蒼)は、映画の主題歌の作詞を断り裕一(窪田正孝)は驚きます。
家族の愛情など知らない自分が「家族の絆」をテーマにした詞は書けないと鉄男が言うと、裕一は母校の校歌を一緒に作らないかと提案しました。
曲を完成させると、お披露目会に参加するため、裕一と鉄男は福島へ…。
【ネタバレ】『エール』第22週107話あらすじ・感想
鉄男(中村蒼)は新たな仕事の依頼を受ける
懐かしの福島へと帰って来た裕一(窪田正孝)と鉄男(中村蒼)。
校歌は大変気に入られ、翌日には予定通りお披露目会をすることになったのですが、ここで学校から鉄男に一つ頼み事が。
それは、鉄男に我が校の先輩として講演をしてほしいというものでした。
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ついに語られる夜逃げ後の日々、自分を責める鉄男(中村蒼)に裕一(窪田正孝)は…
裕一の家に到着すると、2人は仏壇に手を合わせ、三郎(唐沢寿明)にただいまと挨拶。
まさ(菊池桃子)は、だましだまし何とか生きていると言いますが、戦時中よりも具合は良くなっていました。
浩二(佐久本宝)の仕事も順調で、最近ではリンゴ農家も増えてきたと喜びます。
「後は、良い人を見つけられれば自分は三郎の元に行けるのに…」とまさがぼやくと、浩二は「ならもうしばらく独り身でいて母に長生きしてもらおう」と冗談を言います。
笑い声が絶えない裕一の実家。
いろいろあったが今は笑って話せることを、鉄男は羨ましいと言います。
「鉄男にも弟いたよね」
裕一の言葉に鉄男はぴたりと止まります。
すると鉄男は、夜逃げをした過去から何があったかを語り始めました。
山奥の掘立小屋で4人暮らしだった鉄男。
父は働かず酒を飲んでばかり。
そんな暮らしが続いたある日、鉄男が小屋へと戻ってくると、弟の典男が突然家出をしたと言われます。
警察にも頼み、あちこち探しまわったのですが、半年たっても典男は見つからず、今度は鉄男も追い出されることに…。
「あんたもここを出ていきな。食いぶちが減って助かる」「あんたには家族はいない、自分の道を歩いていきな。2度と帰ってくるな」と、母は目に涙を溜めながら鉄男に言いました。
そして鉄男は、藤堂(森山直太朗)からもらった名刺を握りしめ、家を出て行ったのです。
鉄男は自分のことを「それからずっと自分には家族はいないと言い聞かせて生きてきた冷たい人間だ」「どうしようもねえ人間だ」と言います。
「大将が誰よりも温かい人間だということはみんなが知ってる。大将は強くて優しい。もうこれ以上自分を責めないでよ」と裕一が言うと、鉄男は落ち着いた声で「優しいのはおめえだ。ありがとうな」と返すのでした。
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鉄男(中村蒼)は語る「大丈夫だおめえ。なかなか悪くねえ人生送れるぞ」
夜が明け、裕一と鉄男はお披露目会に参加するため再び母校へ。
子供たちが裕一たちが作った校歌を歌い終えると、いよいよ鉄男の講演です。
学校一の悪童だと呼ばれていたが、古今和歌集を詠んだり、詩を書いたりすることが好きだった過去。
学校は好きだったが実家の魚屋が借金を抱えて夜逃げをし卒業できなかったこと、家族と離れ離れになったことまで赤裸々に語ります。
荒んだ家に生まれ、貧乏で孤独で苦労ばっかり。
そんな自分の境遇を恨んだが、挫けそうな時に学校で出会った人たちに救われたと鉄男は言うのです。
藤堂には「夢をあきらめるな」と言われ、裕一や久志(山崎育三郎)は大人になっても友人であり良き仕事仲間、いつも力づけてくれる存在だと言います。
そして、子供の頃の自分に会えるのなら「大丈夫だおめえ、なかなか悪くねえ人生おくれるぞ」と言ってやりたいと…。
「例え今はつらくても未来は変えられます。皆さんも人との縁を大切に、自分の道を切り開いて行ってください」と言い鉄男は講演を終えるのでした。
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作詞の先生の境遇を聞き、美容室の店長がハッとする?
「来てよかった。誘ってくれてありがとう」と鉄男が裕一に感謝をしている頃、お披露目会で楽譜を忘れ隣の人のものを見ながら歌った少年・三上明男(竹内一加)はこのことを家族に話します。
美容室を営み大忙しの両親ですが、明男の言葉に耳を傾けながら作業をしていました。
「校歌を作詞した人は小さい頃から古今和歌集を読むのが好きだったが、夜逃げしたから卒業できなかった。」と話すと、店主の手がぴたりと止まりました。
「その人、名前なんだ?」
明男が譜面を出し「村野鉄男」の名前を見せると、店主はハッとし何かを思うのでした。
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『エール』第22週107話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
久しぶりに母校を訪れた裕一と鉄男。
その夜、鉄男は夜逃げしたあとの家族との辛い思い出を語りました。#朝ドラエール#窪田正孝#中村蒼#込江大牙 pic.twitter.com/jG6bUCnzXl
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) November 9, 2020
鉄男の過去が明かされました。
家族というものに縁がないことに絶望していましたが、友人に助けられ、恩師に諦めるなと言われ、歯を食いしばってここまでやってきたことがよくわかります。
そして、典男という名前が出てきたと思ったら、まさか美容師…しかも息子の名前が「明男」。
名前に「男」がついていることでもうだいぶ確率高いと思われます。
兄弟の再会の瞬間がきっと訪れると思うのですが、それがどのような形になるのか気になるところ。
そして、そろそろ浩二の方にも何やら変化が?
こちらも楽しみにしたいところですね。
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