『エール』第21週103話あらすじ・ネタバレ感想!オーディションに合格した音、そこには主催者の思惑が…

『エール』第21週103話あらすじ・ネタバレ感想!オーディションに合格した音、そこには主催者の思惑が…

出典:『エール』公式ページ

音(二階堂ふみ)と華(古川琴音)の仲はギクシャクしたまま、ついにオーディションの結果が到着。

ミミ役に選ばれた音は驚きながらも、気合を入れて練習に励みます。

しかし、共演者の履歴や実力が凄すぎて、音とは天と地ほどの差があります。

一体どうして音は選ばれたのでしょう?

そこにはとある人の思惑が…。

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『エール』前回第21週102話のあらすじと振り返り

『エール』第21週103話

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風邪をひいた裕一(窪田正孝)ですが、華(古川琴音)の看病によりすっかり回復。

良い娘に育ったと裕一と音(二階堂ふみ)は喜びます。

しかし華は、最終オーディションで大変なのだから家のことを任せてほしいと言って家事に手を出そうとしても音に阻止され、憧れの渉(伊藤あさひ)まで才能ある両親を褒め、その上「やりたいことはないの?」と言われて不満とやるせなさを積もらせる日々。

そして音から「やりたいことがあったらやっていいんだよ」と言われたことにより、せき止めていた想いが爆発。

「目標がないといけないのか」

「私なりに毎日頑張ってる」

そして「お母さん、私の気持ち全然わかってない!」と言って、彼女は家を飛び出していきました。

結局華はその日の晩、吟(松井玲奈)の家に一泊します。

華と同じように、才能あふれる人に囲まれ、自分には何もないと悩んだことのある吟は、「若いうちにいっぱい悩みなさい」と言って彼女を諭します。

「母親失格だ」と自分を責める音。

裕一はそんな彼女に「のんびり見守ってあげよ」と言って落ち着かせるのでした。

【ネタバレ】『エール』第21週103話あらすじ・感想

孤児院「マリア園」の子供たちの現状

華(古川琴音)を迎えに裕一(窪田正孝)が吟(松井玲奈)と智彦(奥野瑛太)の家を訪問します。

『エール』第21週103話

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そしてケン(浅川大治)と吟に連れられて裕一と華は家を出ました。

道の途中でケンは孤児院「マリア園」の子供たちに声をかけられ一緒に遊び始めます。

すると吟は突然、裕一と音(二階堂ふみ)の出会いは実は教会だったという話をするのです。

「文通じゃなかったの?」と華が聞くと、吟は川俣の教会で2人が出会った時の話をしました。

その後、ケンに誘われ華も子供たちと遊び、「ボタンがとれてる」と言って、ケンに優しく教えてあげるのでした。

『エール』第21週103話

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その様子を見た吟は、良い子に育ったねと褒めます。

裕一が園内にある音楽イベントの張り紙に目を向けていると、この孤児院で働くシスター・佐代(黒川智花)が現れ、園内で時々イベントをやっていると話してくれました。

『エール』第21週103話

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吟から裕一を紹介されると、佐代はよく子供たちと「鐘の鳴る丘」や「とんがり帽子」を聞いていると笑顔で話します。

今までは命を繋ぐことで必死だった子供たち。

佐代は「時間の経過とともにようやく遊べるようになった」と話すも、大変なのはこれからです。

佐代の言葉に裕一は無言でうなずくのでした。

KAMUI

裕一は今度はここで何かすることになるのでしょうかね?

オーディション合格により、華(古川琴音)が音(二階堂ふみ)のお手伝いをすることに

古山家に戻って来た華。

音は「おかえり」と静かなトーンで声をかけるも、華は彼女の目を見ることはしません。

「華の気持ち、ちゃんと考えてあげられなくてごめんなさい」

「私も、言い過ぎたし」

華の部屋で話す母と娘。

そして音は、過去に華が聞いたことについてもう1回話します。

「あのね華、お母さんが歌を中断したのは華のせいじゃない。お母さんが華を選んだの。華に会いたかったの」

伝えるべきことをすべて伝えた音は部屋を後にします。

「伝わったかどうかわからないけど」という音に対し、裕一はまたも「ゆっくり行こう」と声をかけるのでした。

それから数日後、電話で最終選考の結果が告げられます。

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結果は合格。

見事ミミ役の座を手にした音でしたが、受かったことが信じられずその場でパタリ。

本当に自分でいいのかと自問自答しますが、となりでは裕一が大喜び。

期待に応えるためにも、音は良い舞台にしようと決意を新たにし、ちょうど帰って来た華に、これからはもっと忙しくなるからお手伝いを頼みたいと言います。

「お弁当は自分で作るよ。おめでとう」

そう言って華は自分の部屋へと向かっていくのでした。

KAMUI

本当は一緒に喜びたいだろうけど、素直になれない華。思春期だもんね、仕方がないですよね。

『ラ・ボエーム』の稽古がスタートするもレベルの違いに音(二階堂ふみ)は困惑

『ラ・ボエーム』の顔合わせの日がやってきました。

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演出家・駒込(橋本じゅん)と挨拶を交わし、共演者の伊藤(海宝直人)から「良い舞台にしましょう」と言われ、気合が入る音。

しかし、自分以外の主演の方々の履歴を見て音の不安は大きくなります。

マルチェッロ役 八田武(田中俊太郎)

  • 近衛音楽新人賞受賞
  • 日本オペラコンクール1位
  • 日本中央交響楽団と共演
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ムゼッタ役 橋本百合子

  • 18歳でミラノに留学
  • 留学先にてソロリサイタル開催
  • 第3回東都声楽賞 最優秀賞受賞
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ロドルフォ役 伊藤幸三

  • 東都音楽学校首席
  • 全日本声楽コンクール1位
  • 全日芸術賞最年少受賞
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KAMUI

輝かしい功績を持った人たちと共に舞台に立つ音の経歴は「東京帝国音楽学校中退」だけ。そりゃ不安ですわ。そして橋本じゅんさん?第12週56話で閻魔様をやって以来の2役目の出演です!

実際に稽古が始まれば、まわりの力のすごさに唖然。

さらに音が稽古に入れば、演出の駒込はニッコリとするだけで、共演者の伊藤からダメ出しをされる日々を送るのでした。

どうして音(二階堂ふみ)は選ばれたのか、そこには思惑が

家では華が夕飯を作り、音の帰りを待っていたのですが、「復習をしないと…」と言い、音は夕飯を食べずに練習に励みます。

しかしそれでも実力の差は埋まりません。

『エール』第21週103話

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駒込だけがニコニコと演出をするも、共演者を始め、現場にいる全員が苦い顔。

そして、通りかかった千鶴子(小南満佑子)は扉のガラス越しにこの稽古を見守ります。

『エール』第21週103話

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音は「いろいろとご迷惑をかけてしまってすみません」と、謝るも「僕に謝ることじゃないです」と言って、伊藤もまともに取り合ってくれませんでした。

実は、最終選考でもっとも審査員の票を獲得したのはムゼッタ役の橋本百合子。

音には1票も入っていませんでした。

しかし、この公演を企画した脇坂常務(橋爪淳)が入ってくると、古山裕一の妻である音をミミ役にしようと勝手に決定。

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それではオーディションの意味がないと千鶴子は意見しましたが、駒込は「いいですね」と言ってこれを2つ返事で受け入れたのです。

KAMUI

駒込のこの調子の良さは池田二郎(北村有起哉)も知るところらしいです。しかし、上に頭が上がらない人がまた出てきましたね。廿日市(古田新太)といい駒込といい…どちらも劇団☆新感線の俳優じゃないですか!

自分の実力ではなく、宣伝のために抜擢されたとは知らず、音は駒込と脇坂に「大丈夫」「あなたならきっとやれる」と言われ、稽古に励むのでした。

『エール』第21週103話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

千鶴子も音に票を入れることはせず、力の差は明らかだと感じたことでしょう。

そして音がネームバリューで選ばれたということは、それは彼女にとって苦しい日々が待っているということ。

きっと千鶴子もそのことは知っていたでしょう。

脇坂の思惑を知らない音は、何が何でもやらないといけないと感じています。

それは華のためでもあると思うと、逃げることなんてできないはず。

音にとってまた苦しい日々になりそうですね。

思春期で埋まっていない華と音の心の距離。

音がここで苦しむことで何かが動き出す予感も…。

そして裕一と孤児院も何かありそうですね。

見ていて辛いですが、どうなっていくのか見届けていきたいです。

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