裕一(窪田正孝)は作曲で、鉄男(中村蒼)は作詞で大忙しの日々。
そんな最中に再会した藤丸(井上希美)。
「2人に来てほしいところがある」と言われ、藤丸に連れられてやって来た先には、浴びるように酒を飲みすっかりと荒れている久志(山崎育三郎)がいました。
何があったか聞いても答えず、裕一や鉄男、藤丸の言葉にも耳を傾けず、酒を飲みギャンブルに明け暮れる久志。
一体何があったのでしょう?
さらに裕一は、全国高等学校野球選手大会の曲を作るために大阪へ行きます。
そして、曲のヒントを得るため、甲子園のマウンドに…。
→『エール』見逃し動画配信フル無料視聴!朝ドラ1話から配信でイッキ見!主演に窪田正孝が抜擢された話題作を見る
目次
『エール』前回第20週96話のあらすじと振り返り
ラーメン屋を辞め、貿易会社に勤めてから1ヶ月が経過した頃、智彦(奥野瑛太)は仕事で成果を上げていたのですが、採用の理由が「同期がラーメン屋なんて恥ずかしい」だと聞き、苛立ちます。
ケン(浅川大治)にチョコレートを渡すため闇市へと足を運びましたが、そこでケンが生命の危機にさらされていたことに気づき急いで病院へ。
病院で目を覚ましたケンを吟(松井玲奈)が自宅に連れて帰り、温かいご飯を与え布団で寝かせてあげました。
かつて自分もバカにしていたラーメン屋だが、そこに戻りたいという気持ちを抱いた智彦は吟に相談。
軍人としての誇りではなく、人のために何かをすることを誇りに仕事をしてほしいと言われたことで、彼は会社を退職し、もう一度天野(山中崇)に弟子入りしました。
月日が経ち、屋台を任されるようになると、智彦はケンを家に住まわせつつラーメン屋の屋台を営むことを決意するのでした。
人の縁の素晴らしさを感じた裕一(窪田正孝)の元には、ビルマでお世話になった大倉(片桐仁)が訪問。
「全国高校野球選手権大会」の曲を書いてほしいと依頼され、これを受けることに。
そして音(二階堂ふみ)には、『ラ・ボエーム』のオーディションを受ける話が舞い込み、それぞれが新たな道へ歩き出します。
ある1人の男を除いては…。
【ネタバレ】『エール』第20週97話あらすじ・感想
オーディションを受けることをある人に報告
『ラ・ボエーム』のオーディションを受ける決意を固めた音(二階堂ふみ)はこのことを御手洗(古川雄大)に報告。
受かれば帝都劇場の舞台に立つことができると知り、彼は自分のことのように喜びます。
どうなるか占ってみましょうかとカードを引こうとしますが、悪いカードが出たら怖いからといって音はこれを拒否。
すると、御手洗は自分もコロンブスレコードのオーディションを受けた時はドキドキしたと思い出話をします。
そして、御手洗は言います。
「プリンスはどうなったかしら…?」と。
消息が知れない久志(山崎育三郎)を思い出した御手洗。
しかし彼のことだからひょっこり現れるのだろうと考えます。
「みんなお待たせ」と、ウインクをして。
KAMUI
藤丸(井上希美)に連れられ久志(山崎育三郎)と再会するが…
コロンブスレコードで鉄男(中村蒼)と再会し、作詞家として活動をしていることに裕一(窪田正孝)が喜んでいると、彼も裕一が戻って来たことに安心したと語ります。
また一緒に曲を作ろうと語り合う裕一と鉄男。
そこに、藤丸(井上希美)がやってきました。
キャバレーで歌ったり、歌手としてレコードを出して何とかやっていると言う藤丸。
そんな彼女の手には包帯が巻かれていました。
藤丸に連れられ古びた家へと足を運ぶ裕一と鉄男。
そこにいたのはなんと酒を浴びるように飲む久志でした。
「どちらさん?」と他人のふりをする冗談を言う久志。
藤丸はお酒を飲む久志を止めようとしますが本人はこれを拒否。
その上、裕一を連れてきたことに対し「余計なことを」と言うのでした。
KAMUI
酒と博打の日々を過ごす久志(山崎育三郎)に一体何があったのか
福島に帰り慰問の旅をしていた久志でしたが、農地改革により土地と屋敷は二束三文で売られてしまい、さらに父が亡くなったことで歌を辞めてしまったようなのです。
半年前に藤丸が闇市で見つけて一緒に暮らすようになったのですが、久志は働く気が一切なく、藤丸がキャバレーで仕事があるよと言っても「君は何の権利があってあれこれ言うの?」と言って突っぱねます。
酒と博打に興じる久志はもはや藤丸の手に負えない。
そう思った末に、彼女は裕一と鉄男に声をかけたのです。
それからというもの、裕一と鉄男は何回も久志の元を訪れますが「君たちとは話す気がない」と言われて拒絶されます。
さらには博打仲間に追い返されてしまい、まともに話ができませんでした。
KAMUI
語りを担当している津田健次郎さん📣
なんと久志のマージャン仲間の犬井役として、ドラマに登場しました!#朝ドラエール#津田健次郎#ツダケン pic.twitter.com/hIKvvtnkHm
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 26, 2020
裕一(窪田正孝)は大阪へ行き、甲子園のマウンドで楽譜を作る
「時間をかけるしかないのかね。ゆっくりいきましょう」
そう音に言われた裕一は、久志のことを気にしながらも大阪へ。
大倉(片桐仁)が務める朝一新聞社へと足を運ぶと、過去に裕一が作った「紺碧の空」や「六甲おろし」が好きだと喜ばれます。
たくさんある詞の中で裕一は「栄光は君に輝く」という詞をピックアップします。
明るさと希望がみなぎっていて、勝利への喜びと共に負けた人への温かさも感じる。
勝ち負けではなく、精一杯頑張ったすべての人に向けているように見えると賞賛し、タイトルはこれに決定します。
KAMUI
新聞でこの歌詞を見た音もこれに賛同。
喫茶・バンブーの2人は、野球を楽しむ時代がやって来たんだなと喜びを表します。
さらに裕一は曲を作るため甲子園球場を訪問。
マウンドに立つと、そこから見える景色を参考に、裕一は曲を書き始めます。
スラスラとメロディーが浮かんでくるので、勢いそのままに音符を並べる裕一。
東京に戻って音にこれを見せると、良い曲だねと彼女も笑顔を見せてくれました。
久志(山崎育三郎)に歌ってほしいと訴えるも、「昔とは違う」と突き離される
曲を完成させた裕一は、再び久志の元を訪問します。
裕一の顔を見るなりすぐに戸を閉める久志。
それでも裕一は「譜面を見てほしい、久志に歌ってほしい。」と訴えます。
しかし久志は「関わってこないでもらえないかな」「君の顔を見ると気分が沈む」「昔とは違うんだよ」と言って、やはり裕一を拒否するのでした。
KAMUI
『エール』第20週97話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
藤丸に連れられて来た場所には、変わり果てた久志が。
彼もまた、戦争によって大きな心の傷を負っていました。#朝ドラエール#窪田正孝#中村蒼#山崎育三郎#井上希美 pic.twitter.com/I7jtn2gaAa
— 連続テレビ小説「エール」 (@asadora_nhk) October 27, 2020
変わり果ててしまった久志。
藤丸が献身的に支えようとしても、頼んでいないからと言って拒否し、裕一の言葉にもまるで耳を傾けません。
そろそろ鉄男あたりは激怒しそうですが、それでも変わるかどうか…。
久志が再びプリンスとして息を吹き返すカギとなるのは紛れもなくスター・御手洗だと思うのです。
そのために彼が東京へとやって来たと思うと、なんという伏線だろうと思ってしまいます。
もう次回が楽しみ!非常に楽しみです!
→『エール』見逃し動画配信フル無料視聴!朝ドラ1話から配信でイッキ見!主演に窪田正孝が抜擢された話題作を見る
▼次回第20週98話も続けて読む▼