2019年3月22日に『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ作品『バンブルビー』が公開されて、『トランスフォーマー』を振り返っておこう、という方も多いでしょう。
『トランスフォーマー』シリーズは大きく2部に分けられます。
今回ご紹介するシャイア・ラブーフが主演を務めた初期の三作は、人間と金属生命体の関係性が強く描かれた作品になっています。
- 正義の金属生命体オートボットと人間の共存、そして胸熱の共闘
- 車体によっては2万個以上あるパーツが忠実に再現されて動く変形シーンは圧巻!
- 敵も含めて一体一体キャラ立ちしていて、お気に入りのキャラが見つけられる。
それではさっそく『トランスフォーマー』の初期三作を振り返っていきたいと思います。
目次
【ネタバレ】『トランスフォーマー』旧三部作あらすじ・感想
『トランスフォーマー』
金属生命体が住む惑星サイバトロンで、オールスパークという金属生命体を生み出す特殊な物質を奪おうとする反乱軍「ディセプティコン」と、オールスパークを守ろうとする「オートボット」が戦争を始めたのがこの物語の事の発端です。
地球に舞い落ちたオールスパークのためにディセプティコンのボス、メガトロンが不時着してそのまま北極で氷漬けになる滑稽さも見ているうちに『トランスフォーマー』シリーズの醍醐味であることが分かります。
トランスフォーマーの存在を知る秘密組織に主人公が捕まった時、彼を守ろうとしてバンブルビーが一緒に捕まってしまうも、そのバンブルビーを救うよりも人間を傷つけないという誓いを守る司令官・オプティマスの判断など、序盤でオートボットに対する信頼がグンと上がるシーンがあります。
また、ディセプティコンも確かに悪ではあるのですが、どこかおっちょこちょいのスタースクリームなど心から憎むことができない愛らしいキャラが続々と登場します。
物語の佳境、市街地でのオートボット&人間とディセプティコンの戦闘シーンは圧巻の一言!
敵味方合わせて金属生命体がウジャウジャ出てくるので、ビルが立ち並ぶ市街地では窮屈さも感じます。
しかし、だからこそマイケル・ベイ監督のお家芸でもあるド派手な破壊行為を存分に味わうことができるのです(笑)
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『トランスフォーマー/リベンジ』
登場するトランスフォーマーの数が前作の『トランスフォーマー』から4倍以上の約60体とパワーアップした本作。
オートボットが地球に住み、人間とバランス良く生活を過ごすようになっている世界が今回の舞台です。
うまく共存できるようになったと思えば、「ディセプティコンが地球にいるのはオートボットのせいだ」と言い出す、何も分かってない人間ももちろん出てくるんですよね。
そんな理不尽なことを叩きつけられても地球を守ろうとしてくれるオプティマス率いるオートボット。
本作でオートボットの正義感が如実に現れたシーンが、ディセプティコンの攻撃からサムを守ろうとした結果、オプティマスが敗れるシーンです。
その直前まで一人で何体ものディセプティコンを相手に戦い続ける強さを見せていたのですが、サムの姿を確認しようとした隙に、復活したメガトロンにやられてしまうのです。
そしてそれと同時に、長い間眠りについていたメガトロンの師匠であるザ・フォールンが最後のプライムがいなくなったと目を覚まします。
しかし、オプティマスが死んだ後もディセプティコンは地球で攻撃をし続けます。それは、サムの記憶の中に、前作で消滅したオールスパークの記録が移っていたからでした。
オートボットはサムを守ろうと司令官を亡くした後も必死に人間を守ってくれるのですが、その間に心強い味方に出会います。スミソニアン航空宇宙博物館で眠っていたジェットファイアです。
サムの記憶に映された暗号を読み取ることができるトランスフォーマーを探して出会った彼、実はディセプティコン。
しかし、ディセプティコンのやり方に疑念を抱き、地球で眠っていたのでした。
彼が活躍していた時代ははるか昔だったため、今は杖をついて動くおじいちゃんですが、知識だけでなく戦闘力も衰え知らず。サムやオートボット達に、オプティマスを復活させるために必要なアイテムの情報を教えてくれます。
元敵が味方になるというこのアツいエピソード、実は他にもあります。それはホィーリーという小さい体のトランスフォーマー。
元々は前作で破壊されたオールスパークが入っていた器であるキューブのかけらを探すため、ラジコンに姿を変えてサムの身の回りを偵察していたディセプティコンだったのですが、サム達に捕まってペットのように一緒に行動していました。
そんな中でジェットファイアの話を聞き、彼もオートボットに寝返っちゃいました。
体の大きさのこともあって、戦闘力は高くありませんが、だからこそその愛くるしさがたまらないのです。
元ディセプティコンらしく憎らしいところもあるのですが、そこも含めて可愛い!
そして、ジェットファイアは自らの命をオプティマスに捧げることで彼をジェット・パワー・オプティマス・プライムに進化させる変化をもたらします。
この力によってディセプティコンをせん滅、生き残ったメガトロンとスタースクリームは宇宙に逃げていったのでした。
ちなみにザ・フォールンを倒す際、オプティマスは「顔をもいでやる!」と叫んで本当に顔をもいで倒しています。
さすが口の悪さも強さも一流の司令官。
『トランスフォーマー/リベンジ』では、ただオートボットvsディセプティコンという構図だけでなく、ディセプティコンから寝返ってオートボットになるキャラがキーになっていました。(ホィーリーは次作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』でとても良い働きをするんです。)
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『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』
本作『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』をもって、主役のサム・ウィトウィッキーを演じたシャイア・ラブーフが降板したので、旧三部作=第一部の完結編とされています。
今作は今まで以上にスケールの大きい物語になっていて、世界中の人達が知る「アポロ計画」をも巻き込んだものになりました。
実は「アポロ計画」で月に人類が降り立ったのには裏に目的があって、月に衝突した正体不明の宇宙船の調査をするというものでした。
ただでさえ、日常生活に溶け込んだ機械製品がトランスフォームするというだけでもリアルとフェイクが混在した作品なのに、アポロ計画が絡んできたことでより一層「トランスフォーマーは実在するのでは…」と思ってしまうような仕上がりになっています。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の鍵になるのはセンチネル・プライムの存在。
第1作での話の発端となった、惑星サイバトロンでの戦争で命からがら脱出したセンチネルが不時着したのが月。
つまり、アポロ計画でアメリカが調査していたのは、センチネルの宇宙船と眠りについたセンチネルだったのです。
オプティマスに連れられて地球にやってきたセンチネルですが…実はメガトロンと裏で結託していました。オートボットのリーダーを指すプライムの名を継いだ者なのに!
惑星サイバトロンの再建するために人間を奴隷のように扱おうとしていたのです。
これは『トランスフォーマー/リベンジ』で、ジェットファイアがそうだったディセプティコンからオートボットへの寝返りと真逆の展開。
これによって、過去2作では比にならないレベルで地球が危機的状況に陥ります。惑星サイバトロンがもう目視できるくらい近くまで転送されてしまっているんですから!
この状況に陥る前、センチネルが人間側にオートボットを地球から追放することで地球への侵略はしないという交渉をしたため、一度オートボットは地球を離れていました。
しかし、線チネルやディセプティコンがその約束をも裏切ることを見越してこっそり地球に戻っていました。
そこまでして地球を守ってくれようとするオートボットを追放しようとしていたなんて、人間はなんて愚かなのでしょう。
結果、オートボットと人間は協力し合ってセンチネルとディセプティコンを打ちのめします。
ちなみに今回のとどめで司令官は毒舌を放っていません。
ただその代わり、メガトロンの倒し方が鎌で頭をかち割り、そのまま胴体から頭を引き抜くという非常にむごい倒し方でした(苦笑)
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『トランスフォーマー』旧三部作まとめ
#トランスフォーマー#トランスフォーマー最後の騎士王 #共感してくれる人RT
有機的なフォルムと良いけど、やっぱり旧3部作のフォルムが安心する。 pic.twitter.com/NymCbU7D21
— 君島青空~ TF特撮映画人生~ (@ao_zooora) 2017年5月9日
以上、ここまでシャイア・ラブーフが主演した旧三部作『トランスフォーマー』『トランスフォーマー/リベンジ』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』について、振り返って感想を述べてみました。
- 人間よりも人間臭い?トランスフォーマー達の個性が爆発
- スローと超派手な爆発が大好きなマイケル・ベイ監督お得意の描写が存分に味わえる
- 部下想いな司令官と皆で協力して危機を乗り越える団結力。オートボットは理想の会社構成かもしれない
- 話が進むごとにトランスフォーマーの数やアクションの派手さがパワーアップして見ごたえも倍増
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