今回は日本が発祥でありながら国内ではあまり人気が出ず北米に逆輸入され、北米では大ヒットしたおもちゃである「トランスフォーマー」の実写映画全6作品についてまとめていきたいと思います。
この6作品は大きく3つに分けられます。
- 2007年から2011年にかけて公開されたシャイア・ラブーフ主演の3作。
- 2014年から2017年にかけて公開されたマーク・ウォールバーグ主演の2作。
- 2019年に公開されたスピンオフ1作品。
『トランスフォーマー』シリーズというと、派手なアクション映画というイメージがあると思いますが、他にも見どころがあるので語っていきます。
目次
『トランスフォーマー』シリーズ全作品あらすじ・見どころを総まとめ!
『トランスフォーマー』(2007年)
『トランスフォーマー』シリーズの記念すべき1作目の作品。
「オールスパーク」と呼ばれる機械や金属に生命を与えるものをめぐり、善のトランスフォーマーであるオートボットと悪のトランスフォーマーであるディセプティコンが戦いを繰り広げます。
2007年に公開された当時は実写化不可能と言われた変形シーンが話題を呼びました。
この作品の見どころは主人公のサムとオートボットのバンブルビーが友情で結ばれていく過程です。
サムは自分の祖父がディセプティコンのリーダーであるメガトロンと偶然接触していたことから、トランスフォーマー達の戦いに否応なく巻き込まれることになります。
サムは最初の内はリーダーのオプィマス・プライムをはじめオートボット達に手を焼かされて迷惑そうにしていましたが、徐々に彼らとの間に信頼関係を築いていくことになります。
イッシー
『トランスフォーマー/リベンジ』(2009年)
この作品からオートボットとディセプティコンの戦いは世界規模に拡大していきます。
そのため登場するトランスフォーマーの数は前作と比べてものにならないほど増え、『トランスフォーマー』では出てこなかった超巨大トランスフォーマーが新しく登場するなど、バラエティに富んでいます。
イッシー
『トランスフォーマー/リベンジ』の見どころは人類とオートボットの絆です。
『トランスフォーマー』ではサムとバンブルビーの絆が前面に押し出されて描かれていましたが、今作では人類とオートボットが協力してディセプティコンと戦うシーンが多々あります。
トランスフォーマー達の存在はセクター7という秘密組織によって世間からその存在が隠されていました。
しかし『トランスフォーマー』でオートボットとディセプティコンの戦闘が行われたことから世間にもその存在が露呈してしまいます。
そして軍はオートボット達と共にネストという特殊部隊を結成してディセプティコンと戦うことになります。
『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(2011年)
この作品ではさらにアクションがスケールアップしており、月に隠れていたディセプティコンの大部隊とオートボットと人類の共同部隊によるシリーズ史上最大の大激突が繰り広げられます。
『トランスフォーマ/ダークサイド・ムーン』の見どころは、よく練られたストーリーです。
『トランスフォーマー』、『トランスフォーマー/リベンジ』では、どちらかというとストーリよりアクションシーンに力が注がれています。
イッシー
しかし『トランスフォーマ/ダークサイド・ムーン』ではストーリーにも重点が置かれ、予想が裏切られるような展開が続きます。
ただのディセプティコンとオートボットとの戦いという枠に収まらず、オートボットと人類の対立、味方だと思っていたオートボットが裏でディセプティコンと組んでいたという衝撃の事実、人類側にもディセプティコンの協力者がいたなどの話が描かれます。
このような複数の要素がストーリーと絡む事によって前2作にはない深みが生まれました。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)
この作品からマーク・ウォールバーグに主演が変わります。
実は恐竜の絶滅にの要因になっていた「創造主」という存在が物語に大きく関わっていました。
その創造主の命でオプティマスを「創造主」のもとに連れていくため、地球にやってきて人類のオートボット狩りに協力していたロックダウンというトランスフォーマーとの戦いが描かれます。
そしてこの作品でダイナボットという恐竜型のトランスフォーマーが登場します。
『トランスフォーマー/ロストエイジ』の見どころは、新しく登場したダイナボットというトランスフォーマー達が持つ魅力です。
このダイナボット達は、ざっくりとした作品紹介のところで述べた「創造主」が恐竜を絶滅させた時に生まれたトランスフォーマーです。
ダイナボット達の性格は非常に好戦的で、自分達より力の劣るものには決して従わないという性格なのですが、自分達より相手の力が強いことが分かると従順になります。
イッシー
『トランスフォーマー/最後の騎士王』(2017年)
『トランスフォーマー/ロストエイジ』でオプティマス・プライムとロックダウンの口から語られていただけだった「創造主」という存在が本格的に登場してきます。
そしてトランスフォーマー達の故郷の星であるサイバトロン星を地球に衝突させ滅ぼそうとしていたクインテッサ星人という真の黒幕との戦いが描かれます。
『トランスフォーマー/最後の騎士王』の見どころは、人類とトランスフォーマーとの関わりが何百年も前からずっと続いているという歴史と絡めたストーリー展開をしている点です。
イッシー
これにより今までの『トランスフォーマー』シリーズの作品にはない特色を生み出しています。
『バンブルビー』(2019年)
この作品は『トランスフォーマー』シリーズのスピンオフ作品であり、『トランスフォーマー』から『トランスフォーマー/最後の騎士王』までの5作品とは全く話しの繋がりはありません。
話の内容としては、サイバトロン星から地球にやってきたバンブルビーとチャーリーという少女の友情を描いています。
『バンブルビー』の見どころは、大きく2つあります。
一つはトランスフォーマーのデザインがアニメなどのデザインに忠実であること、もう一つはバンブルビーとチャーリーの心情の描き方が上手いということです。
アニメ作品などを見たことがある人にとって『バンブルビー』で出てくるトランスフォーマーのデザインは興奮すること間違い無しです。
イッシー
この作品のバンブルビーはそれまでの5作品のバンブルビーと違って感情表現が豊かです。
仕草や目の大きさが変わることで、自分の感情を分かりやすく表現しています。
一方のチャーリーも喜怒哀楽が分かり易く表現されているので、自然と感情移入できます。
なのでバンブルビーとチャーリーの友情が深まっていく様子がとても自然で、見ている側も共感してしまうのです。
『トランスフォーマー』シリーズ全作品まとめ
🐝🚖ビーと人間の関係に要注目👀
関係性に焦点を当てたいシーンでは、テニスボールを棒の上に置いたりするのではなく、竹馬に乗った役者がビーの代わりに😮
車庫での最初のシーンでは、サーカス芸人の #クリス・グラバー が器用な技を披露してくれました👏#バンブルビー#バンブルビー注目ポイント pic.twitter.com/U7SFuBhL6E
— 『バンブルビー』公式 (@Bumblebee_JP) April 21, 2019
スピンオフ作品も含めた『トランスフォーマー』シリーズのまとめをしていきましたが、『トランスフォーマー』シリーズはただアクションが凄いだけではないことが伝わったと思います。
『トランスフォーマー』シリーズは触れて損のない作品なので、ぜひ一度ご覧になってみてください。