【結論】『テセウスの船』原作の犯人ネタバレ!漫画の結末はどうなった?【ドラマは違う真犯人】

ドラマ『テセウスの船』あらすじ

出典:『テセウスの船』公式ページ

こんにちは!ミルトモライターYUKIです。

今回は現在放送中の日曜劇場『テセウスの船』の原作にまつわるネタバレをズバリ書かせていただきたいと思います!

【音臼小事件】の犯人は、一体誰!?

YUKI

Twitterでは、ドラマ版の犯人の考察が飛び交いトレンド入りしました。

原作とドラマでは真犯人が違うということが発表となりましたが、原作の結末はどうだったのか…気になりますよね?

この記事では、原作ラストのネタバレ真犯人の動機文吾に罪を着せた理由などを徹底ネタバレしてきたいと思います。

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『テセウスの船』の原作情報!原作者は?

作品名 『テセウスの船』
作者 東元俊哉
掲載誌 モーニング
発表期間  2017年6月22日~2019年6月27日
巻数 全10巻(完結)

『テセウスの船』の原作は、東元俊哉先生による同名コミック。

講談社『モーニング』で2017年から連載が始まり、2019年6月に完結しています。

東元先生は『テセウスの船』執筆以前から漫画家として活動しており、主な著書に『波動の門』や『バウンスアウト』、『バタフライ』などがあります。

本作『テセウスの船』が、第47回アングレーム国際漫画祭ノミネート。

さらにドラマ化されたことで原作に注目が高まり、現在重版依頼が殺到しているようですね!

YUKI

レンタル店へいつ行ってもほぼ貸出中…。人気の高さが伺えます。

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【結論】『テセウスの船』原作の犯人って?

それではここからは『テセウスの船』の原作の犯人と、その動機、ラストシーンまで徹底ネタバレしていきます!

シーン1:原作の流れ~真犯人と【音臼小無差別殺人事件】の犯行動機~

まず初めに原作漫画「テセウスの船」での【音臼小無差別殺人事件】の犯人は、木村みきおです。

平成時代に音臼小学校に転校生としてやってきたみきお。

なぜ、みきおは無差別に村人を殺害したのか…その動機は、意外にも単純。

だからこそ恐ろしいものでした。

「世界が僕と鈴だけになる夢」

両親を亡くし、祖母と一緒に暮らすために音臼村へ引っ越してきたみきお。

転校初日、優しく声をかけてくれた鈴に冷たい態度を取ります。

しかし、それからもめげすに話しかけてくれる鈴に次第に心を開いていくのでした。

鈴を好きになったみきおは、「世界が僕と鈴だけになる夢」を描きます。

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この頃のみきおには同情しますね。両親が亡くなってしまって転校して環境が何もかも変わってしまって。そんな時に優しく声をかけてくれた鈴を「ただひとりの大切な存在」だと思ってしまった。だけど「世界が僕と鈴だけ」っていうところはすでに何か病的ですけどね。

みきおの「鈴への想い」が無差別殺人に発展したワケ

音臼村では、【音臼小無差別殺人事件】の以前にも不信な事件や事故が相次いでいました。

まず初めに起こったのは、三島千夏ちゃんが自宅の倉庫にあったパラコートを誤飲して死亡してしまう事件。

これも実は犯人は当時たったの小学5年生だったみきお。

この時の犯行動機は、単純な「殺人」への興味からでした。

しかしこの千夏ちゃん殺害以降は、みきおにとってただひとりの大切な存在である鈴のためだけに殺人を犯すようになるのです。

明音ちゃん、そして翼の殺害は、明音ちゃんが鈴をいじめているのを目撃したからでした。

この明音ちゃんが鈴をいじめた理由には、鈴の父の文吾が大きく絡んでいます。

警察官だった文吾は、明音ちゃんの父で村の医師の三島に速度違反の切符を切ります。

この件で文吾に腹を立てた三島は、娘の明音ちゃんに「鈴と遊ぶな」と命じます。

それから明音ちゃんは鈴に対し嫌がらせを始め、それを知ったみきおは鈴を守るため明音ちゃんを殺害します。

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これに関しては、みきおの異常行動もさることながら、三島の器の小ささにも驚愕してしまいます。大人のくだらないことに子供を巻き込むでない!

文吾をターゲットに選んだ理由

【音臼小無差別殺人事件】の犯人として冤罪で捕えられてしまったのは、鈴の父の文吾。

みきおが大切な鈴の父をなぜターゲットに選んだのか…。

それは、鈴から聞いたこんな可愛らしい言葉が原因でした。

「将来結婚するならお父さんみたいな人がいいかな。正義感のある人ってやっぱりいい」

この言葉を聞いたみきおは、鈴を自分だけのものにするために文吾を鈴の中から排除しようとしました。

鈴が文吾を「正義感のある人」となぞらえたことで、その真逆の「大量無差別殺人鬼」にしてしまおう…という。

その後、大人になって、まんまと鈴を自分ものもにして結婚したみきおでしたが、鈴はこれまでの苦労からみきおが大好きだったあの頃の元気いっぱいの鈴ではありませんでした。

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大人になった鈴は「藍」と名乗り、佐野鈴であることは隠して生きていました。みきおも鈴のことを「藍」と呼び、知らないフリをしていましたが、みきおは藍が鈴であると知っています。

みきおは、心が2度目のタイムスリップをして過去に戻るときに隠れて一緒に平成時代へ。

子供時代の自分(みきお)に「この計画は失敗だった」と入れ知恵をして、計画の練り直しをするように伝えます。

シーン2:原作の流れ~結末ネタバレ・エピローグ

加藤みきおと木村みきおの最悪のコンビ

こうして、過去に戻り木村みきおは幼い頃の自分(=加藤みきお)と再会します。

木村みきおは平成時代に戻ると「加藤信也」と名乗り、加藤みきおの叔父になりすまします。

心と文吾を殺し、加藤信也が全てに罪を被り自殺することで、加藤みきおを鈴の中のヒーローにしたてあげる作戦を立てたふたりは、心がお腹にいる和子を殺害しようと佐野家へ行きますが、鈴が現れたため殺害を断念します。

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目の前で母親が殺されれば、結局鈴は変わってしまう。そう考えたんですね~。

音臼小では事件が起こるはずのイベントが開かれ、心と文吾も小学校にいると、そこに木村みきおが現れ、文吾に襲い掛かります。

文吾を庇って心は木村みきおに刺され、倒れます。

田村心は原作では死亡していた!

この後、文吾にも襲い掛かる木村みきおですが、文吾から銃で撃たれ、死亡。

そしてなんと、ここで心も死んでしまいます。

月日は流れ…3度目の28年後、旧音臼村がダムの工事のため沈むと聞いた文吾は、音臼村の自宅に埋めた心のタイムカプセルを取りに行きます。

そのタイムカプセルの中には、田村心の家系図や指輪がは入っていて、由紀という女性と出会い結婚したこと、未来という子供が産まれたことを知る文吾。

由紀を探そうとする文吾でしたが、息子の佐野心が自宅に由紀を連れてきて文吾に紹介します。

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佐野心はこの世界では教師になっています。夢を叶え、運命の女性、由紀とも出会えたんですね!

加藤みきおはどうなった?

3度目の世界では【音臼小無差別殺人事件】は起きていないものの、三島千夏ちゃん、明音ちゃん、長谷川翼、金丸刑事の殺害で逮捕された加藤みきお。

世間では「平成の殺人鬼」「少年A」などと呼ばれ日本を震撼させました。

みきおは全ての犯行について黙秘を貫き、少年院を出所し東京のどこかで暮らしているそうです。

原作のラストでは、佐野家の家族の幸せな姿も描かれますが、最後のカットは東京の街を歩く出所した加藤みきおの姿…という嫌な想像を掻き立てられる結末に…。

YUKI

この加藤みきおは、未来の自分である「木村みきお」と出会っている全てを知る人物。鈴への想いは忘れてはいないでしょうし、田村心としての記憶は全くないでしょうが、佐野心という人物は3度目の世界では存在しているわけで。何とも言えない後味の悪さが好みです!

『テセウスの船』原作の犯人ネタバレまとめ

ここまで『テセウスの船』の原作の結末&ネタバレを書かせていただきました。

YUKI

ドラマ版では原作と真犯人が違うそうですが、結末にどう影響してくるのか、今からとても楽しみです!

そして『テセウスの船』の意味、ある物体の全ての部品が置き換えられたとき、この物体は以前の物体と同じものと言えるのか?

という問いかけを、自然と登場人物たちの人生を通し考えさせられました。

皆さんはどのような感想をお持ちになったでしょうか?

ドラマでは誰が犯人で、どういった結末が描かれるのか、今から大注目ですね!

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