神様からの依頼に応え、今日も仕事に励む天地創造社のデザイン部。
神様から「骨が武器」になる生き物を依頼された木村は、自分の肋骨を改造しまくっていました。
時に肋骨を折られたり、時に酸欠になったりと、文字通り身体を張ってデザインに精を出します。
これだけ身体を張ったのだから、きっと強くてかっこいい生き物が生まれるはず、なのですが…?
今回も、神様に認められる生き物を創造することはできるのでしょうか。
目次
アニメ『天地創造デザイン部』前回第7話のあらすじと振り返り
ある晩、風呂場で謎の視線を感じたと話していた海原は、それを聞いていた神様から「誰もいないように見えて、実はそこにいて見てる動物」という依頼を受けます。
相変わらずの無茶振りに悩むデザイン部の面々でしたが、過去に冥戸がデザインしたイカを使って実験してみることにしました。
イカは見事な擬態を披露しますが、そこにいること自体は丸わかり状態です。
このイカの例を踏まえて、今度は水の中から見ている生き物を造ろうと、透明なサカナを考案します。
すると、下田が天啓を受け、見事に採用されました。
名を“コオリウオ”といいます。
しかし、目までは透明にできないため、どうしても目が合ってしまうような気がして怖さを感じる海原と下田。
神様からも追加オーダーで、目が合わないパターンの生き物を求められます。
目を擬態させられないなら、目が合わないほど身体を小さくしてしまおうと考えた水島は、水中に棲む単細胞生物に目を付けてみることにしました。
なんと、この“目のある単細胞生物(渦鞭毛藻類)”が採用されてしまいます。
予想外の採用に困惑する考案者の水島とエンジニアの火口を横目に、海原と下田は結局怖い生き物が生まれてしまったと頭を抱えるのでした。
今度はどんな生き物が誕生するのでしょうか?
【ネタバレ】アニメ『天地創造デザイン部』第8話あらすじ・感想
肋骨大改造!
広々とした荒野に立つ木村と水島は、西部劇さながらの様相で向き合っています。
そして、同時に高く飛び上がりますが、先制攻撃を仕掛けることに成功したのは水島でした。
攻撃を受けて焦りの表情を見せる木村ですが、何やら秘策がある様子。
それは何と、自らの骨を武器に戦うことでした。
実は、「骨が武器」の生き物を依頼されていた木村は、自身の身体を改造して実験中。
突如として身体から飛び出した肋骨に、水島は驚き青ざめます。
しかし、エンジニアの火口が木村の改造に無理があると言って、ストップをかけました。
骨が身体から即座に飛び出すのは成長速度的に不可能だし、飛び出す際に傷を負うことも大きなリスクです。
そのため、木村はあらかじめ骨を身体の外に出しておくことにしました。
背骨や肋骨と肩甲骨の位置を入れ替えることで、きちんと腕も使えるようになっていますが、火口はその仕様に釈然としないようでした。
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今度は実際に動物との戦いを試そうと、冥土がライオンを連れてきます。
すると、木村は早々と背骨の何本かをライオンにもがれてしまいました。
それなら骨の強度を上げようと、接合部をずらして二重にしてみることに。
こうして強度は上がりましたが、次の瞬間、木村はパタリと倒れてしまいました。
原因は呼吸困難。
呼吸をする時、肺を引っ張っているのは肋骨と横隔膜のため、肋骨が外に出てしまっていることによって呼吸が難しくなっていたのです。
そこで、冥土が以前デザインしたカエルの呼吸法を取り入れてみることにしました。
採用ラッシュ!
カエルを造った際、大ジャンプさせるために邪魔になった肋骨を取ってしまったという冥土。
では、カエルはどうやって呼吸をしているのか、下田は不思議に思います。
その答えはとってもシンプル。
何と「気合い」で呼吸しているそうです。
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木村も気合いで呼吸を続けますが、取り入れることができる酸素の量が少ないため、酸欠になってしまいました。
カエルは足りない分を皮膚呼吸で補っているそうですが、さすがの木村も自身の身体にそこまではしないようです。
そして、冥土の「肋骨で肺を動かすのをやめたら」という言葉を受けて、木村は閃きます。
先ほど背骨や肋骨と位置を入れ替えた肩甲骨に、肺を動かしてもらおうという作戦です。
肺を動かすたびに腕がパタパタしてしまいますが、こうなった今、そんなものは微々たるリスクでした。
しかし、腕をパタパタしながら呼吸していた木村は再び倒れてしまいます。
今度の原因は、これまでの依頼でも勃発していた骨粗鬆症でした。
カルシウム不足を解決するため、木村はカルシウムの塊である歯をなくすことにします。
さらに歯がない分、金森の代表作であるトリにならって、くちばしを付けることにしました。
こうして今までの実験で成功した部分をかき集め、出来上がったデザインが採用されます。
名を“カメ”といいます。
ここからは肋骨でできた甲羅に頭部をどうしまうかで、数々の種類が生み出されることに。
首を横に向けてしまうのは“ヘビクビガメ”、縦に畳んで引っ込めるのは“クサガメ”、お腹に蝶番を付けて完全に塞ぐのが“ハコガメ”、と採用ラッシュが起こりました。
後日、下田は木村が手のひらサイズの小さな生き物を連れていることに気づきます。
カメは「骨が武器」感が薄いということで、仮にデザインしていた両生類も採用されたようでした。
名を“イベリアトゲイモリ”といいます。
キュンとする求愛
ある日、下田は「キュンとくる求愛」をする動物の案件の進捗を聞きに、デザイナーたちのもとを訪れますが、部屋の中はガランとしていました。
誰もいないことを不思議に思っていると、可愛らしい動物を抱いた海原がやって来ます。
「キュン」が得意な海原は順調にデザインを進め、胸に抱いた動物を提出しようとしているようでしたが、他のデザイナーはそれぞれに取り組んでいるようでした。
続いて現れた土屋と上田に促され、デザイナーたちの部屋を巡回することにした下田と海原は、まず金森の部屋へ向かいます。
中では、きらびやかな衣装を身に付けた金森が一人で宝塚ばりのパフォーマンスをしていました。
派手さと歌の上手さで求愛するトリを考案し、実験として自分でそれを試していたようです。
下田と海原も半ば強引に参加させられ、海原は「激しい求愛は照れるね」と顔を赤らめます。
下田はというと派手な衣装を着せられて、金森とペアでパフォーマンスすることに。
すると、金森は「下手な弟子に付き合わせて踊るトリ」を思い付きます。
下田が「僕は引き立て役ってことですか」と顔を赤くしますが、金森は「いつか弟子を取って、次はあなたが輝くのよ」と歌うのでした。
この師弟愛のようなものに海原がキュンとしていた時、天啓が下ります。
名を“オナガセアオマイコドリ”といいます。
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いろいろな「キュン」
次に冥土のもとを訪れると、木村と水島が喧嘩をしていました。
下田と海原は一瞬焦りますが、すぐに喧嘩ではないことに気がつきます。
どうやらそれは、ラップバトルでした。
二人が白熱したラップバトルを繰り広げる中、何ともいえない様子でそばに立っている冥土。
勝敗を尋ねると、滝の音であまり聞こえなかったと言います。
実はこのラップバトル、カエルの求愛を再現したものでした。
カエルのゲコゲコと鳴く声は歌というよりもラップに近いそうで、どれだけ低くたくさんゲコゲコできるかを競っているそうです。
これが求愛方法でもあるので、冥土が滝の音で聞こえなかったというのなら、それはカエルの世界でも起こり得ることだろうと、やけに納得している木村と水島なのでした。
そして、二人は続いて肉弾戦を行おうと、覇気をまとって向き合います。
しかし、それを止めるかのように、頭上の崖から岩が落下してきました。
そばで見ていた海原は高く飛び上がり岩を砕くと、「二人が暴れるから~」と半ば呆れた様子で話します。
すると、木村と水島は助けてくれた海原に、「キュン」としてしまいます。
この一連の流れを見ていた冥土は、口喧嘩でも肉弾戦でもなく、平和に優しく競うことができる求愛方法を思い付きました。
それは、脚の筋肉を見せ合って比べることです。
冥土が目を輝かせると、下田が天啓を受け、無事に採用されました。
名を“ナガレガエル”といいます。
一方で、海原は自身の動物にどんな求愛をさせるか考え直していました。
平和で優しい競い合いをさせたいと思い、膨らんだ大きさで戦わせようとしたところ、勝手に動物たちが鼻を膨らませました。
顔が隠れるほどの真っ黒な鼻の膨らみ、さらには鼻の粘膜まで使った赤い膨らみまで見せつけ、下田と海原は驚きます。
そして、鼻の粘膜を膨らませていると思うと、二人は鼻が「キュン」としてしまいました。
その瞬間、下田が天啓を受け、何故か採用されます。
名を“ズキンアザラシ”といいます。
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アニメ『天地創造デザイン部』第8話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
\本日第8話放送&配信❣/
アニメ「#天地創造デザイン部」第8話『案件8』
【本日2/25放送&配信情報】
🐤TOKYO MX 24:00~
🐶AT-X 23:30~
🎵Amazon Prime Video 24:00~
🎙Lemino 24:30~今週のオーダーは「骨が武器」の生き物…!?
お楽しみに🎶#天デ部 pic.twitter.com/2wZJevRR38— TVアニメ「天地創造デザイン部」公式 (@tendebu_PR) February 25, 2021
いかがだったでしょうか。
自らの身体を改造したり、求愛バトルを実践したりと、案件のために身体を張るデザイン部の姿が描かれた第8話でした。
次回もどんな生き物が誕生するのか楽しみですね!
▼次回第9話も続けて読む▼