『イエスタデイをうたって』第5話あらすじ・ネタバレ感想!片思いのかっこよすぎる終わらせ方に痺れる!

『イエスタデイをうたって』第5話

出典:『イエスタデイをうたって』公式ページ

恋愛の奥深い所が詰まっているアニメ『イエスタデイをうたって』。

“片思いの終わらせ方”について深く考えさせられる第5話のタイトルは「ミナトという男」。

突如現れた新キャラ、湊航一によってリクオとハルの恋模様が劇的に変化。

しかも、そこへ恋愛休眠中だったはずの榀子が緊急参戦してきます!

告白前失恋の切なさと、芽生え始めた恋心のドキドキ…両方味わえてしまう凄い回です!

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『イエスタデイをうたって』前回第4話のあらすじと振り返り

亡き兄の湧をずっと愛し続けている幼馴染の榀子…そんな彼女を好きな想いを抱えたまま上京した浪。

切ない想いはからまわり、勇気を出して榀子へ気持ちを伝えても「浪くんは錯覚してる…“弟みたいなもの”としか思えない」とはっきり言われてしまいますが、それでも浪は榀子を諦めません。

「俺は兄貴の模造品じゃない!代わりにはなれないけど、俺のやり方で認めてもらえるよう頑張るから見てて!」

兄の湧にはなかった絵の才能で勝負すると榀子に宣言。

一方、榀子はお盆休みで湧との思い出が詰まった故郷の金沢へ帰省。

そこで、湧の父から「もう忘れていいんだよ」と遺品を渡されます。

湧が残した思い出がとめどなく溢れ、榀子の前に湧が現れ、何か囁きながら榀子に背を向けて消えていくのでした。

【ネタバレ】『イエスタデイをうたって』第5話あらすじ・感想

リクオがギャラリーでバイト開始…そこに現れた美大生・ミナト

写真が趣味のリクオは、友人の福田からの紹介で“KOGA gallery”でバイトを始めます。

はじめは写真展のときのみシフトに入っていましたが、最近ではギャラリーの事務もやらせてもらえるようになりました。

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福田は大学の同級生。第1話ではリクオをプー太郎呼ばわりwでも、第3話ではリクオが風邪っぴきなことをそれとなく榀子に伝えてくれたナイスな友人。

リクオの前にモノクロの風景写真3枚が置かれ、「どの写真がいいと思う?」と写真の選定もゆくゆくは任せたいという専務に試されます。

悩んだ末にリクオは1枚選びます。

「微妙だけど君が選んだ写真は白が飛び過ぎだ…そして、これは全体的に黒くなりすぎ。これが正解。」

正直、リクオにはどれも同じに見えます。

お遣いを頼まれたリクオと入れ替わりで、事務室に無精髭を生やした東美大2年生・湊航一(ミナト)が「バイト募集してるって聞いたんですけど?」とやって来ます。

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ミナトは、リクオとハルの関係に一石投じてくる大事なキーパーソン!

ギャラリー内を見学するミナトとリクオが話していると、そこへハルが「ちゃんとやれてるか見に来た…ご飯行こう!」とリクオを誘いにきます。

ハルをひと目見たミナト、驚いた表情をします。

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この場にハルが現れたことにより、人間関係が複雑に絡み出します!

「お前は俺の親か…部外者が勝手に入ってくるな!」

照れながらツッコむリクオをからかう様に、ハルが腕を掴んで夕食デートをおねだりします。

生意気orかっこいい…リクオとハルではっきり評価が分かれたミナトという男

「野中…晴?」

ミナトがハルに声をかけますが、ハルは彼のことが記憶にない様子。

なぜか3人でご飯に行く流れになり、食事中にハルは高校が一緒だった事を思い出します。

「高3はクラス一緒…俺、目立つタイプじゃなかったし」と俯くミナト…ちょっと気まずくなった空気を変えようとリクオが「どんなの撮ってるの?」と彼に質問します。

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ミナトが大事そうにカメラケースを持っているのを見ていたリクオ。

「ドキュメントで、報道志望」と短く答えた彼。

続けて「人物とか風景は?」と聞くと、今度は長めの返答をします。

「人物は撮らない…撮り手の一方的な思い入れを押し付けてくるようで、僕は嫌いです。」

風景写真も大体「きれいだね…」で終わってしまうから、ミナトは興味がないらしい。

「報道写真はキレイごとじゃない。明らかに見る者に訴えてくる力があるじゃないですか。」

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人物は撮らないという全否定発言!この言葉、最後ジワります…

唖然とするリクオを見て、次はミナトが「カメラどんなの使ってるんですか?」と質問。

“高校の時買った安いカメラ”と聞き、ミナトが少し上から目線でリクオにマウントしてきます。

「別に性能で写真撮る訳じゃないからなんでもいいと思いますけど…段々自分に合ったものが分かってきますよ。」

最後は「野中さん、どこでバイトしてる?」とハルに聞いたミナト…次のバイトに行くと告げ、食事代を置いてさっさと先に帰ります。

「生意気!」と新参者の態度に憤慨するリクオに対して、ハルは「年上相手にはっきり自分の意見が言えるってカッコイイ!」と元クラスメイトを高評価します。

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ミナトがリクオに食ってかかるのには訳が…

榀子の恋愛復帰宣言…恋愛矢印が急激に目まぐるしく稼働、2組のカップルが予期せぬ遭遇!

ある晩、リクオは榀子と一緒に大学の同窓飲み会に参加。

しきりに絡む福田を交わして、珍しく酔うまで飲んだ榀子と一緒に帰宅します。

何かあったのか心配するリクオに、榀子は今の気持ちを吐露します。

「飲みたい気分だったの…ようするに同じところぐるぐるしなくなったってこと!」

微笑んだ榀子に嬉しそうに笑い返すリクオ…2人はいい雰囲気で歩きだします。

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これは、湧への想いに区切りつけたってことなのでは…榀子の恋愛復帰宣言!

リクオたちが飲み会に行った同じ日…ハルがバイトしているMILK HALLにミナトが突然現れます。

彼は少し動揺しながらとってつけた様にブレンド1杯を注文。

バイトが終わったハルを送るミナト。

歩きながら「高校時代のミナトくん、今みたいに物静かって感じだった」と話すハルに「僕そんな印象?」と不本意な顔をします。

「だって話したことなかったじゃん」とハル。

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ハルは覚えていませんが、1度だけ2人は言葉を交わしたことがあります。

ミナトが何か言いかけたその時、横の路地にもう1組の男女…立ち止まったハルは、それがリクオと榀子だと気づき「あ…」と小さく声を漏らします。

表情を変えず、見なかったことにします。

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なんてこと…こんなところで遭遇!

足早に歩きだしたハルを、榀子が見つけてしまい「野中さん?」と呼んでしまいます。

一瞬、頭を抱えたハルが気まずそうに挨拶…こうして2組のカップルは予期せぬ遭遇を果たしてしまったのでした。

リクオとハル、そしてミナト…それぞれの嫉妬に揺れる“心の声”が切ない

「大学の仲間たちと飲み会…いま帰るとこ

」咄嗟に榀子が言い訳。

<野中さん、誤解してないかな…>と焦る榀子の心の声が聞こえます。

「じゃあな!」

ぶっきらぼうにリクオが言い、再び歩きだし…それを受けてハルも「ミナトくん行こ!」と不機嫌そうに歩きだします。

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まさか嫉妬…リクオの意外な反応!

榀子を連れ怒ったように歩くリクオ。

<なんでハルとアイツが一緒にいるんだ…俺には関係ねぇけど!>と心の中がザワつきまくり!

そして、隣の路地を行くハルも脳内は怒りモード。

<なんでミナトくんのこと聞かないのよ!榀子先生が一緒だから?それとも、どうでもいいと思ってる?どっちにしろムカつく!>

あまりに腹が立ったハルは、ミナトを誘って道端の階段に座り、缶のオレンジジュースを一気飲み&お菓子をやけ食いします。

「てっきり(リクオは)野中さんと付き合ってると思ってた…」

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榀子の教え子でもあるミナト。リクオと榀子が付き合っていると勘違いし、この発言!

即、「あの2人は付き合ってない!」と否定するハル…そんな言葉が咄嗟に出た自分に対して「私はこんな悲しい抵抗をする女になる予定じゃなかったのに…」とため息。

「しょうがないよ、こういうのは好きになった方が負けなんだから。」

気持ちを察したミナトが慰めます。

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振り返って見返すと、ミナトのこの言葉…深く切ない!

恋愛事情についてハルに聞かれたミナトは答えます。

「高校の時、好きな子がいてさ。最近また会えたんだけど、もう好きな人がいるみたいなんだ…」

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もはや、遠回しにハルへ告白。ハルの反応は?

「そっか…勇気づけられちゃうな。仲間だね!」

<鈍感…>

ミナトの切ない心の声が聞こえてきました。

リクオを口撃しまくるミナト…男同士の熾烈な探り合い

ハルを送りながら、ミナトは高校2年生の文化祭を思い出します。

「ねぇ、この写真ちょうだい!」

写真部の展示を見てハルが欲しいと言ったのは、寂しい公園を映した写真でした。

ミナトが写真を渡すと、嬉しそうに教室を出て行くハル…それが話しかけられた唯一の記憶。

それ以来「どうして野中さんはあの寂しい写真を?」と彼は不思議に思い、ずっと気になっています。

最後、家に向かって走るハルを見送りながら「もう会えないかと思ってた…」とミナトが呟きます。

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再会が嬉しい想いと、ハルに好きな人がいることを知って残念に思う感情が混ざった哀しい呟き!

ギャラリーでのバイト中、専務が貼られたフォトコンテストのポスターを差してリクオとミナトに出品するよう勧めます。

専務がいなくなると、唐突に「先生と付き合ってるんですか?」と話を切り出すミナト。

「別に榀子とは…ハルがそう言ったのか?」と逆にリクオに聞き返されると、「いいえ…じゃあ、野中さんのことどう思ってるんですか?」と逃げないように詰めてきます。

「友達…なんじゃない?」と言葉を濁しまくると、ミナトはリクオの真意を推し量るようにジッと観察してきます。

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この詰め方、エグい。

視線に耐えられなくなったリクオは「コンテスト出すのか?」と話題を変更。

「出しません。僕が作品を出すときは…然るべき時に、然るべき所に出しますよ。」

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このミナトの“然るべき時”と腹を括ったとっておきの作品がラストに!

生意気な態度が鼻につきまくるミナトに、イラ立ちが抑えられないリクオ。

バイト帰り、今度はギャラリーの外でちゃんと待っていたハルに「奴に送ってもらったら?」と八つ当たりします。

いま行動しないと、この先ずっと動けない気がする…失恋確定の恋、ミナト決死の告白!

「ここのところ毎日来るミナトくん…珈琲好きにしてはミルクと砂糖たくさん入れるわね?珈琲は何のおまけかしら?」

店に来てはハルを家まで見送るミナト…店長の狭山杏子がハルにわざと探りを入れます。

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ミナトの言動からハルも気づいているようで…

帰り道、ミナトとハルはペットの話題に…昔、ミナトはでっかい犬が家族としてやって来たときなかなか馴染めなかったと話します。

「でも…世話をして、いつも一緒にいるうちに“まぁ、こういうのもありかな”っていうか。こういう出会い方もあるんだなって…」

この日、ミナトは「明日1日付き合ってくれない?」と山下公園デートにハルを誘います。

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ハルに「これもありかな」って思ってほしい…ミナトがハルを待って、ずっと家まで送る理由が健気すぎ!

デートの日、ミナトは「今日はインスタントカメラな気分」と優雅に飛ぶカモメを撮ります。

そして、そのままシャッターを切りながら「野中さん、僕と…付き合ってよ」と告白!

ミナトは「もちろん、魚住さんを好きなの知ってるけど」と付け加えます。

「二番に甘んじてると思って…リクオは私の気持ち全然考えてなくて憎たらしい。あんな奴、大っ嫌い!」

海に向かって叫ぶハル。

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「大好き!」に聞こえた…たぶん、ミナトもそう感じたはず。

「最後まで一番になれなくても、途中で諦めたらきっと後悔する…だから、ごめん!」

ハルは告白の返事をし、「答えは分かってた。高校の時から野中さんが好きって言っておかないと心残りになる気がして…思い残すことはなくなった!」と清々しい表情をするミナト。

彼は大学をすでに辞めており、日本を出て自分が撮りたい写真を撮るために行動すると打ち明けます。

「カメラを持ってしばらく放浪してみる…いま行動しないと、この先ずっと動けない気がするんだ。」

ハルとミナトは「またいつか…」と握手をして別れました。

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この後、ミナトが残す“置き土産”が半端なくカッコイイ!

ミナトが一矢報いた…“叶わなかった恋心”を払拭する位の痺れる写真!

ミナトがバイトを辞め、放浪の旅に旅立っていった後…ギャラリー主催のフォトコンテストの結果が出ました。

何とも言えない苦い顔で、壁一面に飾られた写真の中の1枚を穴が開くほど見つめるリクオ。

そこへ、展示を見にハルがやって来ました。

「あっ…」

ある写真を見て、ハルの目が見開きます。

<1st prize KOUICHI MINATO>

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その写真はセーラー服を着たハルが、憂いに満ちた表情で窓の外を見つめる瞬間を切り取った1枚!

ミナトが自分を撮った作品が1位…すっかり有頂天になったハルがリクオの袖口をつまみながら「すっごくキレイに撮れてるー。私ってこんな美人?」と得意気にポージングします。

一方、最近中古カメラをゲットしたリクオの作品は“バンドマン佐々木のライブ”を撮ったもの…躍動感溢れるいい写真ですが、ミナトのように賞は獲れませんでした。

リクオの写真を見たハルは「これもカッコイイ…入賞できなかったのはモデルの差かな?」とイタズラっぽく笑います。

口をへの字に曲げ、リクオは横目でチラッとミナトの写真に視線を向けるのでした。

『イエスタデイをうたって』第5話まとめ

ミナトという男が、長年わずらった片想いに終止符を打つまで…。

第5話で描かれたミナトの恋物語はリクオとハル、リクオと榀子、榀子と湧、榀子と浪、それぞれの叶わぬ片想いを思わせます。

深いな…と思わずため息が出ました。

しかも、ここへきて榀子の恋愛カムバックを匂わせる発言が飛び出し、4人の恋はまた先行き不明の迷路へ。

今後の展開が予測不能、面白味がさらに増してきました!

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