連帯食戟第2ラウンドもいよいよ大詰めを迎えます。
ここで忌々しい叡山枝津也から、ついに価値ある一勝をもぎ取ることができたタクミ・アルディーニ!
応援する仲間たちの士気が一気に高まる中、第2ラウンドの勝敗は幸平創真に託されます。
しかし、相手は第1ラウンドで猛威を振るった斎藤綜明。
武士道を重んじ、全く隙の無い斎藤綜明を創真はどう攻略していくのか!?
目次
『食戟のソーマ 神ノ皿』第6話「一本の刃」あらすじ
タクミVS叡山の戦いも終わり、3rd BOUTもあと一組を残すのみ!
創真に対するは、美作の「周到なる追跡」をも凌駕した天才寿司職人・斎藤綜明!
2人は「バター」という難しいお題に対し、どのような料理で勝負するのか!?
【ネタバレ】『食戟のソーマ 神ノ皿』第6話「一本の刃」感想レビュー
価値ある勝利をもぎ取ったタクミからバトンを受け取る創真
長かった連帯食戟第2ラウンドもいよいよ大詰めを迎えます!
これまで連敗が続いていた創真たちの反逆者チームでしたが、ここでついにタクミが叡山枝から価値ある一勝をもぎ取りました!
大喜びする仲間たち、そして悔しがる叡山枝。
斎藤綜明は相手を研究しつくしたタクミを褒めたたえるのでした!
タクミは、兄の勝利に一安心する弟イサミ・アルディーニとハイタッチします。
そして、いよいよ第2ラウンドの勝敗を決める最後の戦いが始まります。
白熱するバトル!創真はえりなから学んだ知識を活かせるか!?
タクミの一勝で活気づく仲間たちでしたが、ここで「具体的にバターを生かす料理とは何なのか?」という疑問が沸き上がります。
吉野たちは、ホタテのバター焼き、じゃがバターなどを想像しますが、それらはバターがメインとは言い難く首をかしげます。
第2ラウンドの前に、えりなは創真たちを応援するため北海道の食材について徹底的に授業をしたので、メンバーは創真が自分たちの想像を超える料理をまた提案してくれることを期待するも、授業中ずっと寝ていた創真を思い出しちょっと不安に駆られています。
それを知らないえりなは、自信たっぷりに「創真ならやってくれる」と信じているのでした。
一方で、斎藤がバターをどんな風にアレンジしてくるのか、アリスは興味津々です。
先に斎藤が動きます。オレンジを取り出して絞り、果汁100%のジュースを作り始めたのです。
それを見た吉野たちは驚愕し、何に使うのか想像すらついていません。
しかし、反対にマイペースな雰囲気で作業をしている創真が取り出したのは、なんとお餅!
お餅を細かく切り刻むと、それを鍋に放り込み、塩コショウなどで味付けをして「なんちゃってホワイトソース」を完成させます。
普通なら牛乳と今回のお題である「バター」で作るホワイトソースであるにも関わらず、バターを使っていない創真に審査員たちも疑問を持たざるを得ない状況。
そして、両者同時にバターをフライパンの上に置くと、会場いっぱいにとろけるような香りが充満します。
創真はここで玉ねぎや鶏肉、米などを炒めているのに対して、斎藤は主に海産物を炒め始め、それぞれの香りが審査員の期待を煽っていきます。
白熱する両者でしたが、ここで斎藤は創真がこっそりと煮込んでいる鍋に着目。
創真がまだ何か秘策を隠していることに斎藤は武者震いします。
まだまだ戦いは盛り上がっていきます!
激闘の後の久我と寧々
2人が激闘で燃え上がっている頃、宿では久我がマッサージ機でくつろいでいると、そこに試合をすでに終えている寧々が登場。
久我は寧々に対し、「もしかして試合に負けて会場に足を運びづらいのか?」と投げかけます。
するとイラっと来た寧々は、久我に対して「2人がかりで勝負に挑んで負けたお前に言われたくない」と一蹴。
お互いの嫌味にイラっとし、にらみ合います。
そんな中、話題は現在戦っている最中の創真に移っていきます。
実は入学式で、創真が「この学園は踏み台にしか過ぎない」と言い放った時、寧々は実行委員として会場にいたのでした。
初めは創真を「ただのほら吹き」としか見ていなかった寧々でしたが、現にここまでの活躍を見せている現状に少し創真を認めているようです。
久我は「創真はこの連帯食戟でてっぺん取っちゃうかもね」と冗談交じりに言い放ちます。
しかし、それを聞いた寧々は「それはあり得ない」と一蹴するのでした。
果たして、どちらの言い分が当たってしまうのか想像もつきません。
斎藤綜明のサーブ!魚介のうまみを凝縮させた一品!
その頃、会場では斎藤が創真の実力を認め、佇まいに警戒を強めている展開。
斎藤は先行することを決意し、自慢の一品である鮭のムニエル、ニンニクの効いたイカの肝炒め、そしてプリプリのいくらの醤油漬けがトッピングした丼ぶりを出します。
それを見た会場の人たちは、あまりの豪華っぷりに思わず称賛の声を漏らすのでした。
そして、自信たっぷりに自身の料理を審査員にサーブする斎藤。
期待せずにはいられない一品を前にして、審査員は鮭のムニエルに箸を入れます。
すると、全てを吹き飛ばすかのような香りが一気に放出!
審査員たちは思うがままに、その一品を口の中に奉ばります。
すると、押し寄せてくるような海鮮の旨味に審査員たちの箸が止まりません。
こんなに脂っこいものが乗っているにも関わらず、まったく味がくどくないのです。
理由は、斎藤が絞っていたオレンジなどの果汁をご飯に混ぜ込んで、味わいをさっぱりと仕上げていたためだったのです。
創真に分があると踏んでいた丼ぶり対決でしたが、ここで事態は一変。
審査員たちは、次にまだ創真の料理を食べないといけないにも関わらず、一向に箸を止める気配がありません。
ここで斎藤は自身の自慢の一品について語り始めます。
一見して寿司の醍醐味といえば魚と見られがちですが、魚を生かせるのは副食材あってのことで、副食材をうまく使いこなしてこその寿司職人だと力説します。
その言葉にリョウたちも納得せざるを得ないのでした。
斎藤綜明の生い立ち。母を助けるために。
なぜそこまで魚に執着するのか!?
それは斎藤の生い立ちからきていました。
斎藤の実家は小さいながらも、街で評判の寿司屋だったのです。
小さな寿司屋を母親が切り揉みしており、斎藤はいつか母の後を継ぐことを夢見て遠月学園に入学。
日々、修行に明け暮れていました。
そんなある日、母が老舗の寿司屋に修行に行くことが決定!
そこでたくさんのことを学んで店をさらに大きくすると嬉しそうに語る母を見て、斎藤も喜びましたが、そんな2人を待っていたのは辛い現実でした。
老舗の考え方とだけあって「調理場に女を入れない」という風習が根強く残っていたのです。
いつまで経っても寿司を握らせてもらえない日々。
朝から晩まで働き詰めで、ついに母は倒れてしまいました。
そんな理不尽を目の当たりにして斎藤は一念発揮し、彼自身が寿司の技術を駆使して現場に立ったのです。
次から次へとやってくる人を料理で納得させていき、数々の展示会や大会にも顔を出し敵を撃破することで、自分で道を切り開いて母の無念を晴らしたのす。
それを聞いた創真も、思わず「今回はヤバいかもな」と口にし、「そんな人が何で敵側の政権に賛同したのか?」と疑問をぶつけます。
その時、斎藤の頭の中には薙切薊が言った「弱い者のために刃をふるうのも我々の務め。君の母親のような犠牲者を二度と出さない。」がよぎります。
母のような犠牲者を出したくないという気持ちに付け入られてしまったのです。
「弱き者のために戦う」
それが斎藤の武士道だったのです。
続いて創真のサーブ。素材をうまく生かしたいなり寿司!
そして、ついに創真の料理が登場します!
創真がオーブンすると、一気に香りが会場中に充満し、そこから取り出されたのは「いなり寿司」でした。
ピラフを油揚げで包み込んだ一品に、郁魅は脂っこくなりすぎていないかと心配。
しかし、審査員がいなり寿司を一口食べると、しつこくない味が駆け巡ります。
実は、本来なら脂っこくなりすぎるであろうこの一品に、創真は「油揚げは事前にお湯で流して油を落としておき、ピラフは米をとかずに炒める」という工夫をしていました。
極めつけは、豆乳と餅で作った特製のホワイトソース。
この3つをかけ合わせることで、脂っこさを最大限に抑えているのです。
斎藤はここで「なぜここまで強くなれたのか」と創真に疑問をぶつけます。
創真は、これまで様々な援護を受けて、多くのことを学び成長することができたのです。
最初は遠月学園を踏み台にしか思っていなかった創真でしたが、学園生活を通じて成長した証を見せたいと思うようになり、そんな気持ちがこもった作品に斎藤は自ら負けを認めました。
この瞬間、ついに第2ラウンドが決着しました。
『食戟のソーマ 神ノ皿』第6話まとめ
第6話『一本の刃』ご覧頂きありがとうございました!
次回、お楽しみに!!
配信サービスにてご覧予定の皆様は配信開始までもう少々お待ちくださいね!#shokugeki_anime pic.twitter.com/0qCIDd7sTM— 『食戟のソーマ』TVアニメ公式 (@shokugeki_anime) November 15, 2019
タクミに続くかのように、創真も気合いを入れて強敵斎藤との食戟に臨みます。
斎藤のバックグラウンドとなっている「母を助けたい」という想いを打ち破ることは容易ではなかったですが、創真が遠月学園に入学してからの経験と、仲間との絆の集大成を披露して斎藤に自ら負けを認めさせたのでした。
- 創真が考える特製のホワイトソースの秘密。
- 斎藤がここまでのし上がってきた理由。
- 斎藤の生い立ちを上回った創真の集大成!
第2ラウンドも決着し、残すラウンドもごくわずか。
これより創真たちは最終局面へと突入していくのです!