『シロクロ』第9話あらすじ・ネタバレ感想!コアラ男が正体を現す!直輝パパを殺した本当の黒幕は?

『シロクロ』第9話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』公式ページ

佐島(佐藤二朗)の告白により、哲也(田中圭)の無実が明らかになりましたが、直輝(横浜流星)は自殺を図った佐島がまだ何か隠していることを見抜いていました。

一方、レン(清野菜名)はコアラ男に連れ去られてしまいます。

直輝はコアラ男から連絡を受け、1時間以内にレンの監禁場所に来いと脅されます。

8年前の事件で監禁場所を知るあずさ(白石聖)と共に、直輝はレンを探しに行きますが、途中あずさも連れ去られることに。

最後に行きついた先で、コアラ男は正体を現し、8年前の事件の全貌も明らかになります。

一方、一命をとりとめた佐島は、真実に気づいた神代(要潤)に全てを告白します。

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『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』前回第8話のあらすじと振り返り

コアラ男は自分だと告白した遺書を残して自殺した森島哲也(田中圭)だという報道を見た直輝(横浜流星)は、その情報を神代(要潤)に流した佐島法務大臣(佐藤二朗)こそ怪しいと考え、レン(清野菜名)に本当のことを告白し、最後に一度だけとミスパンダを呼び出します。

直輝の心を手に入れたいあずさ(白石聖)の協力で、佐島の自作自演を示す重要な証拠を手に入れた直輝は、『パンダちゃんねる』で佐島を呼び出すことに成功します。

佐島は自作自演を認め、哲也を殺したことも告白します。

その償いとして、グレーな事件を暴いていた哲也扮する『ミスターパンダ』の代わりにMr.ノーコンプライアンスを務めていたと言います。

やっと直輝に裁いてもらえると思っていた佐島は、直輝が殺さないとわかると自ら薬を飲みます。

佐島には、まだ隠していることがあるようです。

その秘密とは一体…?

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【ネタバレ】『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』第9話あらすじ・感想

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哲也(田中圭)のメッセージ

佐島(佐藤二朗)が持っていた哲也(田中圭)の警察手帳から、USBの動画のパスワードのヒントを得た直輝(横浜流星)は、3本目の動画を開きます。

それは、哲也から直輝へのメッセージでした。

「お前に伝えておきたいことがある」

哲也は、もし自分に何かあったらUSBを警察に届けて欲しいということと、直輝に重要なメッセージを残していました。

「俺に何かあっても、お前は絶対に復讐するな」

復讐は何も生まない。直輝には直輝の人生を一生懸命楽しんで欲しいと哲也は言います。

「パパはいつでも直輝の幸せを祈ってるからな」

そう哲也は締めくくり、動画は終了しました。

復讐なんかやめて、楽しいことをした方がいいというミスパンダと同じことを言った父のメッセージに、直輝は動揺を隠せません。

一方、レン(清野菜名)はコアラの着ぐるみに連れ去られてしまいます。

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哲也の伝えたいこととは、親として、警察官として至極真っ当な意見でした。子供に復讐して欲しいなんて考える人はいないはずです。しかし、もう動き出してしまっている直輝は後に引けないのです。

佐島(佐藤二朗)は何か隠している

佐島にしてやられた神代(要潤)は、直輝を出し抜いたことを謝罪します。

直輝は、神代にどうしてスクープにこだわるのかと尋ねます。

神代は、人間は一番大事なものを隠したがるが、そこにこそ人間の本性があると考えています。

「俺はその本性を見たいだけだ」

直輝は、復讐はまだ終わっておらず、佐島がまだ何か隠していることを神代に話します。

「何かを隠したまま死ぬつもりだったんだ」

その話を聞いた神代は、何か思いついたようにある場所へ向かいました。

すると、直輝のところへレンからビデオ通話がかかってきます。

出てみると、縛られたレンとコアラ男が映っていました。

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神代は事件の当事者ではありませんが、当事者の一番近くにいます。報道マンである彼は隠された真実にいち早く気がついたようです。佐島が命を懸けて守りたかった秘密とは一体何でしょうか?

コアラ男のゲーム

コアラ男は、1時間以内にレンを探し出せなければ、レンに向けられたボウガンから矢が放たれると脅してきました。

直輝は急いであずさに連絡をし、8年前に監禁されていた場所を聞き出し、あずさと共に向かいますが、直輝が小屋に着いた瞬間にタイマーはゼロになり、矢は放たれてしまいました。

しかし、矢が刺さったのはマネキンでした。

するとコアラ男から着信があり、今度は2人が直輝の部屋にいることが判明しました。

レンはコアラ男の目的は直輝なので来てはならないと訴えます。

それを聞いたあずさも行かないでと懇願します。

「いや、これは俺の問題なんだ」

直輝は自分の部屋へと急行します。

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武器にボウガンを使うなんてコアラ男も悪どいことをしますね。ボウガンは痛そうです。この辺りで、動くコアラ男を見て、そのサイズ感からコアラ男が誰なのか大体の予想が立ちました。

最後の鬼ごっこ

あずさも急いで直輝の後を追いますが、その途中で黒いバンが現れ、複数のコアラたちに連れ去られてしまいます。

直輝が自分の部屋に着くと、またもやコアラ男たちはいませんでした。

部屋の壁には「お前の大切な人間皆殺し」と書きなぐってあります。

コアラ男は、最後の場所に直輝を呼び出します。

「直輝さんが何をしたっていうんですか。これ以上苦しめないでください!」

レンは自分と同じく大切な人を失って苦しんできた彼にこれ以上辛い想いをして欲しくないと、コアラ男に訴えます。

「こっちはお前らのせいで苦しんでるんだ!」

コアラ男は感情的に反論します。

その頃、神代が一命を取りとめた佐島が入院している病院を訪ねると、病室に佐島の姿はなく、屋上を探してみるとまさに飛び降りようとしているところでした。

神代は慌てて佐島を止めます。

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あずさがさらわれ、コアラ男が「お前らのせいで」と激高したところで、コアラ男は完全にあの人だと確信しました。コアラ男があの人なら黒幕が存在します。それが佐島が隠したい一番大事なことです。

コアラ男vs直輝(横浜流星)

レンとコアラ男が言い争っているところに、縛られたあずさが連れて来られました。

あずさはレンに謝ります。

「直輝のことになると自分の気持ちを抑えられなくて…直輝のことは私が絶対守ってあげる」

そこへ直輝が駆けつけます。

コアラ男は、5つ数える間にレンかあずさどちらかを選んで殺せと直輝に命じますが、直輝は動きません。

「卑怯者!私はあなたになんて絶対に負けない!」

するとコアラ男は躊躇なくあずさを撃ち、あずさは倒れてしまいます。

そして、次にコアラ男はレンか直輝本人かどちらか選べと迫ります。

「レン」

直輝がレンを選んだと思われた束の間、直輝は続けて言います。

「またパンケーキ食べに行こう」

直輝はとっさに飾ってあったロウソクを手に取り、火を消し、ロウを床に回してかけるとリコが現れました。

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直輝がロウをたらした時、「その手があったか!」と膝と打ってしまいました。リコ(ミスパンダ)さえ現れてくれればこっちのものです。コアラたちはどうせ雑魚なので、直輝とリコならすぐに倒してくれるでしょう。

コアラ男とあずさ(白石聖)の正体

リコと直輝はコアラたちを倒し、リコがコアラのマスクを取ると、コアラ男はあずさの兄・一郎(きずき)でした。

「そうだよ!俺がコアラ男の正体だよ!全部俺がやったことなんだ」

一郎は、哲也を殺したのも自分だと告白し、自分の頭を撃ちぬいてしまいます。

「これで終わったの?復讐」

リコは肩透かしを食らったような顔で言います。

「いや、まだだ。いつまでそうしてるつもりなんだ」

倒れたコアラたちはそそくさと逃げ出します。

「あずさ」

直輝があずさを呼ぶと、撃たれて倒れていたはずのあずさが起き上がりました。

直輝は、コアラ男があずさを撃つ寸前に、実弾が入った方で撃たないように確認したのを見逃していませんでした。

「お兄ちゃん、ありがとう。私のために死んでくれて」

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とうとう黒幕が姿を現しました。以前佐島家が3人で食事をしていた際、自分に都合が悪いことが起きると爪を噛む癖があることが描写されていました。おそらくあずさは偏執的な人間で、兄はそれに逆らうことができなかったようです。

誘拐事件の真実

あずさは、レンを殺そうとした理由を打ち明けます。

「だって、直輝は私を愛してるはずなのに、この女が直輝を振り回すから」

だから、兄の一郎に頼んでレンを見張ってもらい、誘拐をしてもらったのだと言います。

一郎はそうやって妹に頼まれ、哲也も殺したのです。

「誘拐事件はお前の自作自演か」

神代は、佐島が誰かをかばって責任を取ろうとしていることに気がついていました。

「真実を明かして、一緒に罪を償うことが親としての務めでしょう」

佐島は、最初は自分もそう思ったと言います。

でも、どうしようもなかったのです。

中学生だったあずさはずっと孤独でした。

母はおらず、父も忙しくて家にいない。

自分のことを放ったらかしにされていると感じたあずさは、父を驚かせようと自らの誘拐を計画し、兄に言いつけます。

一郎はさすがにそれはダメだと言いますが、あずさが爪を嚙み始めたので慌てて承諾しました。

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一郎は全部自分がやったと言ったのは本当のことのようです。しかし、実行犯は一郎ですがそれを命じたのは全てあずさです。寂しいからといって誘拐事件を自作自演しようなんて、ちょっとどうかしています。

人生最高の瞬間

あずさは父をちょっとビックリさせようと軽い気持ちで脅迫動画を父に送ります。

しかし、父はメディアにそれを公開し、大騒ぎになってしまいました。

怖くなったあずさは公民館に逃げ込み、その後父が迎えに来てくれました。

父の愛を確認し、動画が公開されたことで一躍有名人になったあずさは、みんなが自分を愛してくれ、人生最高の瞬間だったと振り返ります。

ところが、無事にあずさが帰って安心していた佐島のところに、パンダのマスクをかぶった男が現れます。

ミスターパンダは自分の好感度を上げるために子供を巻き込んで誘拐事件を起こしたと考えていました。

その証拠として、あずさと一郎が山小屋で笑顔で食事をしている様子の写真をつきつけると、佐島の顔色が変わります。

「まさか勝手にやったとでも言うのか?」

「ちょっと…ちょっと待ってくれ!」

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田中圭と横浜流星が出演する新日曜ドラマに黒幕として現れたサイコパスの若い女の子。どこかで見たことがある展開ですね。それでもインパクトは強烈で、テレビ局でのあずさがどんなキャラクターだったのか忘れてしまいました。

哲也(田中圭)の死の真相

佐島が自宅で兄妹に事件のことを確認すると、兄妹はそれを認めます。

佐島はどんなバッシングを受けるかわからないが、正直に打ち明けて謝罪するしかないと覚悟を決め、翌日ミスターパンダに会いに行きます。

そして子供の失態を全て自分がかぶるつもりなので、子供たちのことは見逃して欲しいと土下座をします。

ミスターパンダはマスクを取り、子供を思う気持ちは自分も同じだからわかると、佐島の言い分を聞き入れます。

「明日、必ず謝罪してください」

「約束する」

こうして2人の間で話がまとまった瞬間、一郎が現れ、銃で哲也を撃ってしまいます。

腹を撃たれた哲也は、ポケットからパンダの目を取り出し、それを飲み込んで息絶えました。

佐島は、哲也の警察手帳に入っている直輝の写真を見て咆哮します。

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これまで非常に挙動不審で怪しい態度を取っていた佐島ですが、ここに来て全てカモフラージュだということがわかりました。誰のせいかと言えばあずさのせい、言うことを聞いてしまう一郎のせい。でも、彼らを育てた佐島のせいということになってしまうのです。

ちゃんとした父親

佐島は直輝が目の前に現れた時、とうとう裁きを受ける時が来たと思いました。

でも、どうしても子供たちを守りたかった佐島は、自分が自作自演したと思わせるために偽装工作をしたのです。

「俺は一体どこで間違ったんだろうな」

本当は真実と向き合えるタイミングは何度もあったはずだと神代は言います。

「俺がちゃんとした父親だったら、こんなことにはならなかったかもしれないな」

あずさはミスターパンダが直輝の父親だと知っていれば、殺せなんて頼まなかったと言います。

しかし、それはもう終わったことだから過去を振り返ってもしょうがない。未来のことだけ考えようと、直輝に訴えます。

「私は直輝と一緒にいたい。直輝もそうでしょう?」

あずさは、直輝と永遠の愛を誓おうと、直輝に迫ります。

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これは親の育て方だけではどうにもならない問題だと思います。育て方が正しかろうと間違っていようとサイコパスはサイコパスです。かといって佐島に責任がないわけではなりませんが。難しいですね、子育てって。

直輝(横浜流星)崩壊

直輝は、あずさの言葉を聞きながら静かに涙を流していました。

そして、コアラたちが落としていったナイフを拾い上げ、空に向かって誰かと話し始めます。

「パパ、本当にダメ?パパはそう言うけど、どうしても許せないよ!」

直輝は、空想の哲也と話し合っているのです。

「終わられないと俺は前に進めない。大丈夫だって。俺、強くなったよ」

直輝はなおも話し続けます。

「わかってくれてありがとう。じゃあ、行ってきます」

「パパ、大好き」

直輝は笑顔で歩きだし、あずさに向かって思い切りナイフを突き刺します。

しかし、ナイフが刺さったのは、間に入ったリコの身体でした。

「ほらね、復讐なんてさ、やめなって言ったじゃん…」

リコはそのまま床に倒れてしまいました。

『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』第9話まとめ

物語は最悪の展開を迎えてしまいました。

結局、ずっと冷静でいられたのは後にも先にもリコだけです。

リコは母親に死ねと言われても、自分を保っていられるしなやかさを持っています。

直輝はそのブレなさゆえに、最後の最後で正気を失ってしまいました。

次回はいよいよ最終回となります。

佐島はあずさと一緒に罪を償うことができるでしょうか?

レンと直輝は自分自身にシロクロつけることができるのでしょうか?

全ては次回決着がつきます。絶対に見逃せませんね!

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