時代を超えて愛されてきた人気アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』。
2007年には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ第1作『序』が公開され、2009年に第2作『破』、2012年に第3作『Q』が公開されました。
この続編であり完結作といわれている『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開日が2021年3月8日に決まり、再び大きな注目を集めています。
urara
これからエヴァを知りたい!と思っている方だけでなく、長年新作の公開を待ちわびてきたファンの方にも、復習のつもりでご覧いただければと思います。
目次
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの登場人物・キャスト
エヴァのパイロット
碇シンジ / 声優:緒方恵美
- 主人公
- 第3の少年(サードチルドレン)
- エヴァ初号機パイロット(『Q』では第13号機に搭乗)
綾波レイ / 声優:林原めぐみ
- 第1の少女(ファーストチルドレン)
- エヴァ零号機パイロット
式波・アスカ・ラングレー / 声優:宮村優子
- 第2の少女(セカンドチルドレン)
- エヴァ2号機パイロット(『Q』では改2号機に搭乗)
渚カヲル / 声優:石田彰
- ゼーレの少年
- 第1の使徒(→第13の使徒)
NERV関係者
葛城ミサト / 声優:三石琴乃
- NERV 戦術作戦部作戦局第一課長
- 『Q』ではヴィレのAAAヴンダー艦長
赤木リツコ / 声優:山口由里子
- NERV 技術開発部所属、E計画担当
- 『Q』ではヴィレのAAAヴンダー副長
加持リョウジ / 声優:山寺宏一
- NERV 主席監察官
碇ゲンドウ / 声優:立木文彦
- NERV 最高司令官
- シンジの父
冬月コウゾウ / 声優:清川元夢
- NERV 副司令
伊吹マヤ / 声優:長澤美樹
- NERV本部オペレーター
- 『Q』ではヴィレのAAAヴンダー整備長
日向マコト / 声優:優希比呂
- NERV本部オペレーター
- 『Q』ではヴィレのAAAヴンダーオペレーター
青葉シゲル / 声優:子安武人
- NERV本部オペレーター
- 『Q』ではヴィレのAAAヴンダーオペレーター
シンジの同級生たち
鈴原トウジ / 声優:関智一
- シンジたちのクラスメイト
- 鈴原サクラの兄
相田ケンスケ / 声優:岩永哲哉
- シンジたちのクラスメイト
- トウジと行動をともにしている
洞木ヒカリ / 声優:岩男潤子
- シンジたちのクラスの学級委員長
- アスカと仲が良い
『新劇場版』シリーズからの新キャラクター
真希波・マリ・イラストリアス / 声優:坂本真綾
- エヴァのパイロット
- その正体は未だ謎が多い
鈴原サクラ / 声優:沢城みゆき
- AAAヴンダーに搭乗するシンジの管理担当医官
- トウジの妹
高雄コウジ / 声優:大塚明夫
- AAAヴンダーのオペレーター
多摩ヒデキ / 声優:勝杏里
- AAAヴンダーのオペレーター
長良スミレ / 声優:大原さやか
- AAAヴンダーのオペレーター
北上ミドリ / 声優:伊瀬茉莉也
- AAAヴンダーのオペレーター
【ネタバレ】映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ:これまでのあらすじ
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
総人口の半分が失われたという地球規模の大災害・“セカンドインパクト”から、15年後の世界。
14歳の碇シンジは3年間会っていなかった父・ゲンドウに呼び出され、神奈川県第3新東京市にやって来ますが、その途中で巨大な謎の生命体・“使徒”と国連軍との戦闘に巻き込まれます。
第3新東京市の地下空間・“ジオフロント”に存在する国連直属の特務機関・“NERV(ネルフ)”の最高司令であるゲンドウは、到着したばかりのシンジにNERVが開発した“汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン”の一体である初号機を見せ、そのパイロットとなって使徒と戦うことを強いるのでした。
当初は強く拒否していたシンジでしたが、自分の代わりに重傷を負ったパイロット・綾波レイが搭乗させられそうになっている様子を見て、エヴァに乗ることを決めます。
シンジは初戦から初号機を歩かせることに成功しますが、不意を突かれて第4の使徒に捕まり、腕と頭部を破壊されてしまいました。
しかし、初号機は暴走を起こし、使徒を自爆へ追い込みます。
その後、シンジは上司である葛城ミサトの家で同居することになり、地元の中学校に通うことになりました。
同級生の鈴原トウジから、シンジの初戦に巻き込まれた妹が怪我をした、という理由で殴られたことをきっかけに、自分がパイロットである理由を自問するようになります。
しばらくして第5の使徒が現れ、シンジは初号機に乗り込んで迎撃しますが、太刀打ちできるような相手ではなく、山の中腹に投げ飛ばされてしまいます。
すると、そこにはシェルターを抜け出して戦闘を見に来ていたトウジと、もう一人の同級生・相田ケンスケがいました。
ミサトの指示で二人をエントリープラグに乗せたシンジは、その後の退避命令を無視して使徒に立ち向かい、初号機は活動停止に追い込まれながらも使徒を撃破します。
ミサトから命令の無視を咎められたシンジは家出しますが、シンジを追跡していたNERVの保安部に本部へと連行され、ミサトからの言葉の意味を考え直すのでした。
続いて第6の使徒が襲来した第3新東京市。
遠距離攻撃に長け強力な光線を放つその使徒は、初号機とシンジを負傷させ、ジオフロントに向けて掘削を始めました。
ミサトは使徒の攻撃範囲外である超遠距離からエヴァの陽電子砲で狙撃する“ヤシマ作戦”を考案しますが、傷を負ったシンジは再びエヴァへの搭乗を拒みます。
そこでミサトはシンジに、ジオフロント深部に置かれている第2の使徒・“リリス”を見せ、リリスと使徒との接触による“サードインパクト”を防ぐために職員全員が使徒と刺し違える覚悟でいることを話しました。
再びエヴァに乗ることを決めたシンジは、レイの乗る零号機とともに出撃し、第6の使徒を殲滅します。
一方その頃、遠く離れた月では、“渚カヲル”が棺の中で目を覚ますのでした。
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
旧北極のNERV基地・“ベタニアベース”では、実験に使われていた第3の使徒が封印から目覚め、暴れ出していました。
真希波・マリ・イラストリアスが乗るエヴァンゲリオン仮設5号機が出撃し、仮設5号機は大破しながらも使徒の殲滅に成功しますが、使徒のコアを破壊し、マリを脱出させたうえで自爆します。
その頃、ゲンドウとともに亡き母・碇ユイの墓参りに訪れたシンジは、ミサトの車で帰る途中、海上を歩行する第7の使徒を目撃します。
すると、上空の輸送機から放たれたエヴァンゲリオン2号機が現れ、空中戦でいともたやすく使徒を殲滅しました。
そんな2号機とともに来日した搭乗者の式波・アスカ・ラングレーは、シンジと同じくミサトの家に同居し、同じ中学校に通うことに。
一方、ゲンドウと冬月コウゾウは建造中のエヴァMark.06の視察のため、ゼーレの月面基地・“タブハベース”を訪れますが、二人が帰還する前に衛星軌道上に第8の使徒が出現し、NERV本部への落下攻撃がほぼ確実だと判明します。
ゲンドウ不在の本部で代理を務めるミサトは、初号機、零号機、2号機の3機で敵を受け止める作戦を考え、それぞれのパイロットであるシンジ、レイ、アスカの三人は落下地点に向かいました。
三人が協力して使徒を殲滅させると、作戦後にゲンドウはシンジを褒めました。
シンジは初めて父から褒められたことに喜びを感じ、シンジをパイロットとして認めていなかったアスカからも信頼を得られるようになります。
同じ頃、NERVの北米第2支部で試験中のエヴァ4号機が支部を巻き添えに消滅し、同じくアメリカで開発されていた3号機が急遽日本に移送されることになります。
この3号機の起動実験は、シンジとゲンドウの和解のためにレイが企画した食事会と同日であり、その事実に気付いたアスカは自らテストパイロットに志願するのでした。
起動実験当日、アスカの乗った3号機には使徒が侵入しており、周囲一帯を吹き飛ばす大爆発を起こします。
ゲンドウはエヴァ3号機を第9の使徒として殲滅することを決め、シンジの乗った初号機のみを出撃させました。
しかし、シンジは3号機にアスカが乗っていると知り、戦闘を拒否。
ゲンドウは初号機を無人操縦システム・“ダミーシステム”に切り替えさせ、シンジの意に反して3号機を破壊、使徒のコアである、アスカの乗ったエントリープラグを噛み砕きました。
アスカは命こそ助かりましたが、使徒による精神汚染が疑われ「貴重なサンプル体」として隔離されます。
怒り狂ったシンジはジオフロントを半壊させた後にパイロットを辞め、ミサトの家を出ますが、第10の使徒が出現したためにジオフロントのシェルターへと避難させられました。
2号機に乗ったマリはジオフロントに侵入した第10の使徒を迎撃しますが、強力なA.T.フィールドのせいで太刀打ちできず、裏コード「ザ・ビースト」を発動させるものの反撃されてしまいます。
マリは2号機ごとシェルターに倒れ、そこにいたシンジを2号機の手に乗せて外へと連れ出しました。
外に出たシンジが見たものは、自爆攻撃を仕掛けて失敗したレイの乗る零号機が、使徒に捕食される瞬間でした。
第10の使徒は人型に変化し、ミサトたちのいる発令所を襲撃しますが、そこにシンジが乗った初号機が現れ、危機一髪を救ったものの活動停止してしまいます。
すると、シンジの叫びとともに再起動した初号機は「神に近いもの」へと変貌を遂げ、その力で使徒を倒し、使徒に吸収されていたレイを救い出しました。
初号機は光の巨人となり“サードインパクト”が始まろうとしますが、月面からカヲルとともにエヴァMark.06がやって来て、槍で初号機のコアを貫き、それを食い止めるのでした。
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『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
“ニアサードインパクト”から14年。
葛城ミサトをはじめとする旧NERV職員たちは、反NERV組織・“ヴィレ”を結成し、NERVのエヴァを殲滅するために活動していました。
ヴィレはアスカの乗るエヴァ改2号機、マリの乗るエヴァ8号機の2機によって、NERVが衛星軌道上に格納したとされる初号機を強奪するための“US作戦”を実行します。
改2号機はエヴァMark.04(コード 4A)に妨害されますが、8号機の援護を受けて突破し、無事に初号機を発見するも一緒に格納されていたMark.04(コード 4B)によって反撃されてしまいます。
その後、一時的に覚醒した初号機に助けられ、ともに地球へと帰還しました。
ヴィレの旗艦・“AAA ヴンダー”で目を覚ましたシンジはミサトやリツコと再会しますが、ニアサードインパクトを引き起こした危険人物として扱われ、もうエヴァには乗らないよう警告されます。
そして、シンジはリツコから、保護されたのはシンジのみでシンジが救出したはずのレイは発見されなかったことや、シンジがエヴァに乗ってそれを覚醒させた場合には首に付けられた“DSSチョーカー”が発動して死ぬことを伝えられます。
その最中、シンジを連れ戻すためにやって来たNERVのエヴァMark.09に襲撃されたヴンダー。
シンジを呼ぶレイの声がMark.09から聞こえ、シンジはミサトたちの警告を無視してMark.09とともにNERV本部へ向かいます。
第3新東京市が消滅し、荒廃したNERV本部へと戻ったシンジは、Mark.09から降りてきたレイと改めて顔を合わせ、ゲンドウからはカヲルとともにエヴァ第13号機に乗るよう命じられます。
絶望していたシンジの心は、レイが生きていたことやカヲルと親しくなったことを通して少しずつ回復していきました。
しかし、シンジが起こしたニアサードインパクトをきっかけに“サードインパクト”が起こり、世界がコア化してしまったことや、今いるレイ=アヤナミレイ(仮称)は複製体であり、救い出したはずのレイはまだ初号機の中にいることを知って、再びエヴァ搭乗を拒むようになります。
これを経て、カヲルがシンジのDSSチョーカーを自らの首に移してまで説得したため、ともに第13号機へと乗り込むことを決意します。
シンジとカヲルの乗る第13号機は、アヤナミレイ(仮称)の乗るMark.09とともに、サードインパクトの爆心地であるセントラルドグマ最深部へ到着。
カヲルはそこで第2の使徒・リリスとMark.06に刺さる2本の槍を見て、本来あるべき槍ではないと気が付き、狼狽します。
そこへアスカの改2号機とマリの8号機が襲来しますが、シンジはそれを退けたうえでカヲルの制止をも無視して、2本の槍を抜いてしまいました。
その瞬間、リリスは崩壊し、Mark.06に潜んでいた第12の使徒は活動を再開。
腕のような黒いケーブルで第13号機を包み込みます。
ここで第13号機が覚醒し始め、第12の使徒を吸収しながら収縮した後にコアを噛み砕きました。
いよいよ第13号機は覚醒し、上空へ浮上すると、ゲンドウによって「第1の使徒から第13の使徒に堕とされた」存在のカヲルがトリガーとなり、“フォースインパクト”が始まります。
また、ヴンダーは本来の主であるMark.09(アダムスの器)の攻撃を受けて乗っ取られてしまい、そこに駆けつけた改2号機も応戦しきれず、自爆攻撃を仕掛けてMark.09を殲滅しました。
自爆攻撃前に脱出していたパイロットたちですが、カヲルはDSSチョーカーの発動により死亡し、第13号機は地上へ落下するもフォースインパクトの進行が止まるわけでもなく、マリの乗る8号機が無理矢理シンジの乗るエントリープラグを射出させたことで収束します。
地上ではエントリープラグ内にいたシンジにアスカが手を差し伸べ、そのままシンジの手を引きながら、アヤナミレイ(仮称)とともに三人で歩き出すのでした。
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『エヴァンゲリオン』シリーズに登場する用語解説
エヴァンゲリオン
- 通称は“エヴァ”
- “使徒”と呼ばれる生命体の殲滅を目的として製造された人型兵器
- 兵器といってもロボットのような機械ではなく人造人間
- “アダム”や“リリス”と呼ばれる“生命の起源”を複製することによって人類が作り上げた巨大な生命体を、本来の力を抑え込むための拘束具を兼ねた装甲板で人型になるように覆ったもの
- 使徒の持つ“A.T.フィールド”を破ることが可能なため、人類が使徒を殲滅する唯一の兵器とされている
- 正式名称は汎用ヒト型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン
チルドレン
- エヴァンゲリオンのパイロットとなる子供たちのこと
- 共通項は、母親のいない14歳の少年少女だということ
- 最初に選出された綾波レイが「ファーストチルドレン」、二番目の式波・アスカ・ラングレーが「セカンドチルドレン」、三番目の碇シンジが「サードチルドレン」などと呼ばれる
使徒
- 月を起源とする、人類の敵とされる謎の生命体
- “A.T.フィールド”や“生命の実(=S2機関)”を持つ
- 数体存在するが、NERV本部にはそれぞれ単体で襲来する
- 月は宇宙から飛来し、一つの星に一つの月として撒かれたはずでしたが、地球には「白き月」と「黒き月」の二つが落下した
- 本来は「白き月」にいた“アダム”から生まれた使徒たちが地球を支配する生命となるはずでしたが、活動を始めようとした瞬間に「黒き月」が降ってきたこと(=ファーストインパクト)で活動を停止してしまう
- 「黒き月」にいた“リリス”は後に人類となる原始生命を生み出し、人類が地球を支配する生命となる
アダム
- 「白き月」にて飛来した光の巨人で、“生命の実(=S2機関)”を持つ
- 南極大陸に落下し、後に人類の敵とされる使徒(アニメ版における第3から第16までの使徒)を生み出す
- セカンドインパクト後、アダムの肉体と魂は分かたれ、胎児化した肉体は碇ゲンドウが保有、魂は渚カヲルとして復活したとされる
リリス
- 「黒き月」にて飛来した地球上のすべての生物(アダムに生み出された使徒を除く)の始祖とされる存在で、“知恵の実(高い知能と「心」)”を持つ
- 最後に生み出された人類は、使徒・“リリン”とも呼ばれる
- NERV本部の地下に磔にされており、このリリスと接触するために使徒たちはNERV本部へ襲来する
- リリスの魂は綾波レイの肉体に移植されていて、シンジの乗るエヴァ初号機もリリスから生み出されたもの(零号機もリリスから生み出された可能性あり)
ファーストインパクト
- 隕石衝突による大規模災害のこと(=ジャイアントインパクト)
- すでに「白き月」がいた地球に「黒き月」が飛来した際に起きた
- セカンドインパクト以降、ファーストインパクトと呼ばれるようになる
セカンドインパクト
- 南極大陸で発生した大規模災害
- ファーストインパクトに次ぐ大隕石衝突ということで、セカンドインパクトと呼ばれる
- これによって人類の半数が死滅し、『新劇場版』シリーズにおいては全世界の海が赤く変色してほとんどの海洋生物も死滅している
サードインパクト
- リリスと使徒が接触することで起こるとされているジャイアントインパクト
- NERVはこれを防ぐために活動している(『序』、『破』時点)
特務機関NERV(ネルフ)
- 使徒の殲滅を主要任務とする国連直属の超法規的組織
- 本部は第3新東京市の地下にあたるジオフロント内にある
- 米国やドイツ、中国など世界各国に支部がある
- 秘密結社である“ゼーレ(SEELE)”の下部組織だが、NERV最高司令官の碇ゲンドウと副司令官の冬月コウゾウは、実際にはゼーレの思惑に反することを企てている
- 正式名称は国際連合直属非公開組織 特務機関NERV
ゼーレ(SEELE)
- 太古より世界を裏から操っているといわれる秘密結社
- 使徒などに関する預言が書かれた“裏死海文書”を所持し、それを基にした遠大なシナリオに沿って行動している
死海文書 / 裏死海文書
- ゼーレが所持する謎の古文書
- 使徒の出現とサードインパクトの預言が記されている
- 実際に存在する死海文書とは別のものであり、ゼーレが所持するものはそれと区別して“裏死海文書”(『新劇場版』シリーズでは“死海文書外典”)と呼ばれている
第3新東京市
- 神奈川県芦ノ湖北岸に位置する
- NERV本部に襲来する使徒を迎撃するために用意された対使徒迎撃要塞都市
- 表向きは「第二次遷都計画に基づき、将来の首都として建設されている都市」という名目で建設されている
- 街並みを形成する高層ビルなどは武器の格納庫や砲台になっている
ジオフロント
【ジオフロント】地下空間を利用した都市の総称。ネルフ本部は箱根・芦ノ湖畔に建設された第3新東京市の地下にある。※データ放送「エヴァ用語辞典」より 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 TV版」放送中! #エヴァ #kinro pic.twitter.com/KeWj6nXuqd
— アンク@金曜ロードSHOW!公式 (@kinro_ntv) August 22, 2014
- 第3新東京市の地下にある巨大な空洞
- 中央にはNERV本部があり、上部は22層にのぼる特殊装甲で防護されている
- 地下中心部にはセントラルドグマがあり、その先の最深部にはリリスが磔にされているターミナルドグマがある(『新劇場版』シリーズではターミナルドグマとセントラルドグマの位置関係が逆転している)
ガフの扉 / ガフの部屋
- アダムやリリスの掌に開く亀裂を指したもの
- 扉が開くことは世界の始まりと終わりを意味し、これによってサードインパクトが発生するとされる
- 使徒や人類の魂はこの扉を通じて、魂が還る場所であるガフの部屋へと向かう
- ガフの部屋は魂が還る場所であると同時に、すべての生命が魂を授かる場所でもある
ロンギヌスの槍
【エヴァBFTips:シーズン4登場の新武器「ロンギヌスの槍」】
螺旋状の槍型近接武器。殺傷力が高いため、ATF状態の敵に非常に有効です。逆にコアに対してはダメージが低いため、バトル序盤で近接を仕掛けて相手のATFを破壊しましょう!#エヴァBF #エヴァBFTips #エヴァ #ロンギヌスの槍 pic.twitter.com/bfGFBw1giV— 【公式】エヴァンゲリオン バトルフィールズ (@evabf_official) October 9, 2020
- 二叉の巨大な槍
- アダムやリリスとセットになっていて、彼らの活動を止めるための保安措置だと説明されており、自律稼動する生命体だとされる
人類補完計画
- NERVが進める3大計画の内、最も重要なものであり、本作における最重要項
- リリスから生まれた人類(=リリン)を“知恵の実”しか持たない不完全な存在の群れだと考え、その人類を人工的に単一生物へと進化させて完全体にする計画
- アダムの持つ“生命の実”が必要であるなど、サードインパクトを発生させるための条件を揃えることがゼーレの真の目的だった
- ゼーレの計画と碇ゲンドウの目指す計画には違いがあり、後に両者は対立する
A.T.フィールド / アンチA.T.フィールド
【A.T.フィールド】
すべての生命体が自らを形成するべく持っている排他的精神領域。
使徒やエヴァはそこから更に防御壁として展開できるほどの強力なA.T.フィールドを持つ。
現行の兵器での破壊は不可能とされている。pic.twitter.com/3BsPAeNfjt— 新世紀エヴァンゲリオン用語集 (@evayougo) February 13, 2016
- A.T.フィールドとは、すべての生命が自らを形成するべく持っている自我境界、排他的精神領域のこと
- 人類は自らの肉体の形成や個体を維持する程度の強さしか持っていませんが、使徒やエヴァは防御壁として展開できるほどの強力なA.T.フィールドを持つ
- アンチA.T.フィールドは、A.T.フィールドと正反対のものであり、アダムやリリスといった“生命の起源”たる使徒が展開する
- 物質を融解する性質があるため、個別の生命体がこの干渉を受けるとA.T.フィールドが弱体化
- 最終的に肉体を維持できなくなり、“L.C.L.”に還ってしまう
L.C.L.
- エントリープラグ内部に満たされているオレンジ色の液体
- 機体操作や神経接続、攻撃に対する各種障壁の役割を担っている
- その正体はリリスの体液であり、生命がA.T.フィールドを失って還元されたもの
エントリープラグ
- エヴァのパイロットが乗り込むコックピットの名称
- 細長い白色の円筒形で、エヴァの頸椎部分から挿入されて接続する
ダミープラグ
- エヴァを無人で起動することが可能となるシステム
プラグスーツ
- エヴァのパイロットが着用するタイトな戦闘用スーツ
- パイロットの神経接続補助や生命維持といったサポートを行っている
シンクロ率
- エヴァとパイロットとの神経回路の同調率のこと
- 同調率が高ければ高いほどエヴァを自在に操ることができるが、その分反動は大きく、機体損傷時の痛みなども大きくなる
- このシンクロ率が上がり過ぎるとパイロットの意識はエヴァに同化し、400%に達する頃には自我を失ってL.C.L.に還元されてしまう
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズから登場した用語解説
ヴィレ(Wille)
- 葛城ミサトをはじめとする旧NERV職員を中心とした反NERV組織
- NERVのエヴァを殲滅するために活動している
AAAヴンダー
- ヴィレの空中戦艦
- “US作戦”で奪還したエヴァ初号機をメインエンジンとしている
- 強力な重力制御システムを持っており、A.T.フィールドを発することも可能
US作戦
- NERVが衛星軌道上に封印していた初号機を強奪することを目的とした作戦
NERV・ユーロ支部
- ヨーロッパを統括する特務機関NERVの欧州支部
- すでに公開されている『シン・エヴァ』冒頭10分40秒内においては、パリの凱旋門付近だと推測される
赤い海
- セカンドインパクト後、全世界の海が赤く変色し、ほとんどの海洋生物が死滅している
海洋生物研究所
- 国際環境機関法人日本海洋生態系保存研究機構の下にある施設
- 第3新東京市沖に建設され、赤い海をセカンドインパクト前の海に戻す研究を行っている
- セカンドインパクト前の海を人工的に再現しており、研究所内では魚やクラゲ、ペンギン、カメなど、セカンドインパクトで絶滅状態に陥った生物の姿を見ることができる
裏コード「ザ・ビースト」
- 2号機に隠されていた「ヒトを捨て、戦闘に特化させた形態」と称される戦闘形態「獣化第2形態」を起動させるコマンド
- 機体の全リミッターが強制解除されるとともに筋肉が露出し、戦闘方法も手で引き裂く、牙で噛み付くといった獣に近いスタイルになる
- 『Q』では修復、改造された改2号機に、「獣化第4形態(第2種)」を起動させる新たなコマンド・“コード777”が追加された
エヴァの呪縛
- エヴァのパイロットが肉体的に老化しなくなることだとされている
DSSチョーカー
- 装着者がエヴァを覚醒させた場合に弾丸を撃ち込み殺害する首輪
- 使徒を封印するための呪詛文様が刻まれている
疑似シン化
- 初号機が覚醒し、本来の姿へと変化していく段階のこと
- 第1形態では、機体色が変化し、頭上に光輪が発生
- 第2形態では、白く光った身体の中に血管のような赤い光が通っている
- 第3+形態では、2重の光輪と翼を持っている
カシウスの槍
- Mark.06から初号機へ投擲された槍で、ロンギヌスの槍と対になっている
- 補完計画発動のキーアイテムであり、第13号機とセットで使えば世界の修復も可能だとされている
- 『Q』においては、セントラルドグマ最深部にあるMark.6とリリスに、ロンギヌスの槍とセットで刺さっているはずだったが、実際に刺さっていたのは2本ともロンギヌスの槍だった
ADAMS(アダムス)
- 『破』でセカンドインパクトの回想にて登場する、翼を持つ4体の光の巨人たちの総称
- Mark.09が“アダムスの器”、第13号機が“アダムスの生き残り”と呼ばれており、エヴァや使徒と何らかの関係があると考えられている
ネブカドネザルの鍵
- ベタニアベースを脱出してきた加持リョウジが碇ゲンドウに渡したもの
- 「神と魂を紡ぐ道標」、「人類補完の扉を開くもの」との発言がある
ニアサードインパクト
- 第10の使徒との戦闘後、覚醒した初号機が起こしてしまった災害のこと
- この時、ガフの扉が開きかけたことをきっかけにサードインパクトが起こったとされ、便宜上“ニアサードインパクト”と呼ばれるようになった
フォースインパクト
- 渚カヲルがトリガーとなり、覚醒した第13号機が起こした災害
- 赤木リツコによれば、完全発動には至らなかったそう
ファイナルインパクト
- NERVが最終的に起こす予定の災害
- ヴィレはその阻止を目的としている
映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』予備知識を解説:まとめ
ご覧いただいた皆様、ご出演の皆様ありがとうございました!
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズは #Amazonプライムビデオ にて見放題配信中👀明日の『:破』も20時からスタートです。https://t.co/RFr3tkUAiz#エヴァンゲリオン #ヱヴァ同時視聴作戦 https://t.co/0DaHfMYZcH
— エヴァンゲリオン公式 (@evangelion_co) March 5, 2021
いかがだったでしょうか。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』は2021年3月8日公開。
urara
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