映画好きのビデオショップ店員から、ハリウッドを代表する映画監督になったクエンティン・タランティーノ。
デビュー作『レザボア・ドッグス』から『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』まで当たり作品連発で、マニアックな映画ファンの心を掴んで離しません。
この記事ではクエンティン・タランティーノ監督のおすすめ映画とその魅力を、ライター独自のランキング形式でご紹介します!
クエンティン・タランティーノ監督映画おすすめランキングベスト10
第10位『ヘイトフル・エイト』(2015年)
- 訳ありの男女8人が繰り広げる密室ミステリー西部劇
- サミュエル・L・ジャクソンを筆頭にタランティーノお気に入りキャストたちが総出演
- タランティーノ監督が得意の会話劇と壮絶バイオレンスをたっぷり堪能できる
マルコヤマモト
猛吹雪の中、1軒の山小屋に閉じ込められた8人のクセのある男女が繰り広げる、ミステリー西部劇です。
吹雪を逃れて山小屋にやってきた、それぞれ訳ありの男7人と女1人。
犯人不明、目的不明の密室殺人が発生し、疑心暗鬼に陥りながらも緊張をほぐすため、または互いを探り合うために他愛のない会話を繰り広げます。
しかし、ことが次第に真相に近づくにつれ偶然集まった彼らの過去が繋がり、予想を超える出来事が起こります。
クエンティン・タランティーノ監督作品には常連のサミュエル・L・ジャクソンを筆頭に、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー、ウォルトン・ゴギンズ、デミアン・ビチル、ティム・ロス、マイケル・マドセン、ブルース・ダーンら豪華キャストが全員訳ありのクセ者を熱演!
また、音楽はマカロニウエスタンで名を馳せ、『ニュー・シネマ・パラダイス』など多くの映画音楽を手掛けたエンニオ・モリコーネが担当し、第88回アカデミー賞において作曲賞を受賞しました。
マルコヤマモト
しかしながら8人が出会ってからのストーリーの加速が半端なく、過去が次第に繋がる後半部分から壮絶な銃撃戦を迎えるラストはさすが!
上質なミステリー作品としても、1秒たりとも目が離せません。
マルコヤマモト
タランティーノ監督の長編8作目にあたる作品であり、ポスターやアートワークも「8」が強調されたデザインになっています。
マルコヤマモト
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第9位『ジャッキー・ブラウン』(1997年)
- パム・グリアを主演に迎えたクライムサスペンス
- 1970年代に流行したブラックスプロイテーションへのオマージュが満載
- 大人になってからの方が、より沁み渡る内容
クエンティン・タランティーノ監督の3作品目となる『ジャッキー・ブラウン』。
『コフィー』や『フォクシー・ブラウン』など1970年代のブラック・スプロイテーションで活躍した女優、パム・グリアを主演に迎えたクライムサスペンスです。
マルコヤマモト
メキシコ航空のCAとして勤めながら、生活苦のために武器商人・オデール(サミュエル・L・ジャクソン)の運び屋を手伝っているジャッキー・ブラウン(パム・グリア)。
ある日オデールを追っていたFBI捜査官のレイ(マイケル・キートン)に逮捕されてしまったジャッキーは、オデールの逮捕に協力するように持ちかけられます。
レイからの取引に応じず保釈され、現在の生活に限界を感じていたジャッキーは、親しくなった保釈屋のマックス(ロバート・フォスター)とともに、全てを清算する一攫千金の計画を実行します。
「110番街交差点」が流れる印象的なオープニングから、ブラック・スプロイテーションへのオマージュが全開!
全編にわたってブラック・ミュージックを堪能できるほか、衣装や劇中に登場する小物、部屋の壁の色全てにおいてポップでスタイリッシュ。
マルコヤマモト
また、キャストもお馴染みのサミュエル・L・ジャクソンにロバート・デ・ニーロ、ブリジット・フォンダにマイケル・キートンなど超豪華。
サミュエル・L・ジャクソンは今作のオデール・ロビー役で、第48回ベルリン国際映画祭で男優賞を受賞しました。
タランティーノ監督作品お馴染みの銃撃戦や派手なアクションがなくても、マニアックさと沁み渡るドラマで十分楽しめるのですが、内容は少々大人向けかもしれません。
マルコヤマモト
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第8位『キル・ビル Vol.2』(2004年)
- ユマ・サーマンが主演を務めた復讐劇の後半戦
- 香港映画やマカロニウエスタンへのオマージュがたっぷり
- アクション全開の1作目から一変、ラブストーリーが描かれる
2003年公開の『キル・ビル』の続編として2004年に公開された『キル・ビル Vol.2』。
ユマ・サーマンを主演に迎えた復讐劇の後半戦で、結婚式当日に親族を殺されお腹の子供を奪われた主人公、ザ・ブライドがついにボスであるビル(デビッド・キャラダイン)との対決を、マカロニウエスタンや香港のカンフー映画へのオマージュ満載で描きます。
ザ・ブライドを攻撃した「毒蛇暗殺団」のメンバーのバド役にはタランティーノ監督作品の常連であるマイケル・マドセン、エル・ドライバー役はダリル・ハンナが演じ、壮絶な戦いを展開。
バドとの戦いで棺桶に入れられたまま地中に埋められるザ・ブライドが、中国での武術修行時代を思い出し、拳ひとつで脱出を図る展開は激アツ!
またエル・ドライバー VS ザ・ブライドの女同士の戦いも見ごたえ満点です!
マルコヤマモト
奪われたはずの子供の行方や、ビルとの決着の付け方など、最後まで目が離せません。
タランティーノ監督曰く前作『キル・ビル』とは違って、アクションを抑え目にしたラブストーリーを描いたという『キル・ビル Vol.2』。
しかしながら、公開当時は『キル・ビル』の印象が強すぎて、かなり落ち着いた印象を受けました。
マルコヤマモト
第7位『キル・ビル』(2003年)
- お腹の子供を奪われた元女暗殺者の壮絶な復讐劇
- 日本映画、香港映画、台湾映画へのオマージュがコレでもかというほどに込められている
- タランティーノ監督作品の中でもとにかくバイオレンス描写がすごい!
クエンティン・タランティーノ監督の4作目にして「コレやる!?」と話題になったのが、2部作からなる復讐劇『キル・ビル』。
マルコヤマモト
『パルプ・フィクション』のヒロインを演じたユマ・サーマンを主演に迎え、結婚式当日に親族を殺され、お腹の中の子供まで奪われた元女暗殺者の壮絶な復讐を2部作で描きます。
1作目の『キル・ビル』では、日本を舞台に主人公のザ・ブライド(ユマ・サーマン)がブルース・リー主演の『死亡遊戯』のトラックスーツを身に纏い、日本刀を片手に大暴れ!
クライマックスとなる「青葉屋」の戦いでは、深作欣二監督の『バトルロワイヤル』に出演した栗山千明がGOGO夕張役でザ・ブライドに立ち向かいます。
またこの戦いでは、俳優の田中要次や高橋一生、北村一輝だけでなく、タランティーノ監督自身も、オーレン・イシイ(ルーシー・リュー)の部下であるクレイジー88のメンバーとして出演しているので要チェックです。
『キル・ビル』ではタランティーノ監督の大好きな日本映画、台湾映画、香港映画へのオマージュが、数え切れないほどに込められており、タランティーノ監督の憧れである千葉真一も実際に出演したり剣術指導を行っています。
また、劇中に登場するオーレン・イシイの回想シーンのアニメーションは、タランティーノ監督が第ファンである『GHOST IN THE SHELL //攻殻機動隊』を制作したProduction I.Gにアポなし直談判をしに行ったというエピソードも。
タランティーノ監督の映画愛やオタク度を確かめながら鑑賞してみても、面白いかもしれません。
マルコヤマモト
第6位『ジャンゴ 繋がれざる者』(2012年)
- ジェイミー・フォックスを主演に迎えたウエスタン映画
- アカデミー助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツの演技に注目
- 黒人の賞金稼ぎという大胆な設定で西部劇の常識を覆した
マルコヤマモト
ジェイミー・フォックスを主人公に迎えた今作では、クエンティン・タランティーノ監督がウエスタンに挑戦!
南北戦争直前の1858年のアメリカ南部を舞台に、差別を嫌うドイツ人歯科医に助けられたアフリカ系アメリカ人の奴隷・ジャンゴが、過酷な戦いの末に生き別れになった妻を取り戻す物語を描き、これまでの西部劇は白人のものという歴史を大きく覆した画期的な作品です。
レオナルド・ディカプリオ、サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツら豪華キャストが集結し、タランティーノ監督作品で最も興行収入が高かった『イングロリアス・バスターズ』を超える人気作品に。
また、第85回アカデミー賞では作品賞を含む5部門にノミネートされ、クリストフ・ヴァルツが前作の『イングロリアス・バスターズ』に続いて助演男優賞を獲得したほか、脚本賞を受賞しました。
主人公・ジャンゴを演じたジェイミー・フォックスも超かっこいいですが、黒人を酷使する地主を演じたレオナルド・ディカプリオの悪役も意外とハマり役で超良い感じ!
マルコヤマモト
アフリカ系アメリカ人の賞金稼ぎが白人に復讐をするという大胆な設定は、『イングロリアス・バスターズ』に引き続き社会性を含んでいますが、タランティーノ監督が敬愛するマカロニウエスタンをスタイリッシュに蘇らせるという点では、わかりやすい娯楽作品に仕上がっています。
マルコヤマモト
ラストはお待ちかねのウエスタンらしい血塗れの銃撃戦が展開!
タランティーノ作品だからこそ、描写も壮絶で迫力満点です。
しかし、あれだけ銃撃戦を繰り広げて大爆発でエンディングって「ドリフかよ!」とツッコミたくなりますが、爆発オチもまた乙なもんです。
マルコヤマモト
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第5位『イングロリアス・バスターズ』(2009年)
- タランティーノ監督&ブラッド・ピット主演による痛快戦争アクション
- ナチスドイツ占領下のフランスを舞台に、2人の主人公の復讐劇が展開される
- 大衆向けの内容でわかりやすく、タランティーノ監督の入門編にもおすすめ
続いてご紹介するのが、2009年公開の『イングロリアス・バスターズ』。
「復讐」をテーマに、クエンティン・タランティーノ監督がブラッド・ピットとタッグを組んだ痛快戦争アクションです。
マルコヤマモト
絶対に敵に回したくないタイプのナチス将校のハンス・ランダ役を演じたクリストフ・ヴァルツが第62回カンヌ国際映画祭の男優賞を、第82回アカデミー賞の助演男優賞を受賞しました。
両親をナチス親衛隊のハンス・ランダ(クリストフ・ヴァルツ)に皆殺しにされた映画館の女性館主・ショシャナ(メラニー・ロラン)と、ユダヤ系アメリカ人で結成されたレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる「バスターズ」の復讐劇が描かれます。
第二次世界大戦中のドイツ占領下にあるフランスを舞台に、ドイツ指導者の暗殺を企てる2人の主人公の物語が交錯し最後に1つの物語になる展開は、今作が2時間30分を超える大作であることを忘れるくらいにのめり込んで見てしまう面白さがあります。
ナチスドイツとユダヤ人という重めのテーマや、戦争を背景にした物語でありながらも、どこかポップに収まる演出は、さすがタランティーノ監督の成せる技です。
そして、バスターズによる捕らえたナチスの頭の皮剥祭りという、顔を手で覆いたくなるようなグロい要素も健在で、これもタランティーノ監督ならでは。
マルコヤマモト
作風もマニア受けする『パルプ・フィクション』の頃と比べると、だいぶ大衆化されてきて今作で新たなファンを獲得したタランティーノ監督。
マルコヤマモト
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第4位『レザボア・ドッグス』(1991年)
- クエンティン・タランティーノ監督のえげつない処女作
- 俳優ハーヴェイ・カイテルの助力を得てハリウッドでのリメイクが決定
- タランティーノ監督作品の全てが詰まった原点ともいえるクライムドラマ
クエンティン・タランティーノ監督のデビュー作にして、伝説と言われている『レザボア・ドッグス』。
宝石店の強盗に失敗した男たちが辿る運命を、独特の語り口で緊張感たっぷりに描くクライムドラマです。
若手映画製作者への積極的な助力で知られるハーヴェイ・カイテルが、タランティーノの自主制作映画を気に入ったことから製作総指揮と出演を申し出、ハリウッドでの本格リメイクが決定したという奇跡の作品。
マルコヤマモト
『レザボア・ドッグス』において、タランティーノ監督は脚本と出演の3役を務め、他にもティム・ロス、マイケル・マドセン、スティーヴ・ブシェミ、など、後のタランティーノ監督作品に欠かせない俳優たちが出演。
宝石店を襲撃するために集められたスーツ姿の6人の男たちは、互いに素性を知らず、色を使ったコードネームで呼び合います。
強盗計画は完璧なはずでしたが、なぜか現場には警察官が待ち伏せており激しい銃撃戦に発展!
命からがら倉庫に戻った男たちはメンバーの中に裏切り者がいるのではないかと、互いに不信感を募らせていきます。
マルコヤマモト
後の『パルプ・フィクション』に続くような、クライマックスを冒頭にちらつかせてあとは時系列がバラバラで追っていくような展開は、結果がわかっていてもドキドキが止まりません。
また、派手な暴力描写やクライマックスの作り方など、後のタランティーノ監督作品の原型が全て詰まっています。
マルコヤマモト
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第3位『デス・プルーフ in グラインドハウス』(2007年)
- クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスがタッグを組んだB級映画企画
- 美女を狙う殺人スタントマンの顛末を描くスリラー映画
- 前後半で異なる雰囲気が楽しめる、1粒で2度美味しい作品
クエンティン・タランティーノ監督とロバート・ロドリゲス監督がタッグを組んで、B級映画ばかりを上映する映画館「グラインドハウス」をテーマにしたオムニバス企画。
この企画でタランティーノ監督はカート・ラッセルを主演に迎え、改造車を使って美女たちを恐怖に陥れる殺人鬼スタントマンを主人公にした『デス・プルーフ in グラインドハウス』を製作しました。
異なる時系列で前半・後半に分かれた物語を描き、前半ではカート・ラッセル扮する殺人スタントマンが大活躍しますが、後半では彼に思わぬ「仕返し」が待ち受けています。
前半はスリラー、後半はアクション満載のスカッと復讐劇という前後半で全く違う雰囲気を楽しめる1粒で2度美味しい作品です。
マルコヤマモト
前半のヒロインはこの企画に共通して出演しているローズ・マッゴーワンがセクシーに演じ、後半はタランティーノ監督作品には欠かせないスタントウーマンであるゾーイ・ベルが、文字通り体当たりのアクションを披露しています。
マルコヤマモト
『デス・プルーフ in グラインドハウス』は、ロバート・ロドリゲス監督の『プラネット・テラー in グラインドハウス』と2本立てで上映されたので、併せて観ると企画の意図や監督たちのB級映画愛をより感じられると思います。
2人の監督陣をはじめとするクリエイターたちが作った、クオリテイが高すぎのフェイク予告編も秀逸!
マルコヤマモト
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第2位『パルプ・フィクション』(1994年)
- 長編2作品目にしてカンヌ国際映画祭パルムドールとアカデミー脚本賞を受賞
- ジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマンら豪華キャストが共演
- パズルのように入り組んだ脚本構成がスリル満点のクライムドラマ
クエンティン・タランティーノ監督の代表作で、監督の名前を世界中に知らしめたのが長編第2作目となる『パルプ・フィクション』。
1994年公開の『パルプ・フィクション』は1930〜40年代にアメリカで流行した大衆向けの犯罪小説をモチーフに、3つのエピソードが展開されるクライムドラマです。
その斬新な設定が話題になり第47回カンヌ国際映画祭で最高賞・パルムドールを受賞、第67回アカデミー賞では脚本賞を受賞したほか、出演したジョン・トラボルタ、サミュエル・L・ジャクソン、ユマ・サーマンが主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞にノミネートされるなどの快挙を成し遂げました。
レストランで強盗を企てるバカップルのパンプキン(ティム・ロス)とハニー・バニー(アマンダ・プラマー)。
マフィアのマーセルス(ヴィング・レイムス)から、妻・ミア(ユマ・サーマン)の面倒を見るように頼まれた手下のジュールズ(サミュエル・L・ジャクソン)とヴィンセント・ベガ(ジョン・トラボルタ)。
八百長試合を裏切り勝利した落ち目のボクサーのブッチ(ブルース・ウィリス)と、恋人のファヴィアン(マリア・デ・メディロス)。
などさまざまなキャラクターが登場しますが、要は1つのマフィア組織を中心にさまざまなエピソードが交差して成り立つ、タランティーノ監督の遊び心が満載の作品です。
マルコヤマモト
ミアとヴィンセント・ベガがツイストを踊るシーンは、MTV映画賞のダンス・シークエンス賞を受賞するほどの名シーンで、誰もが1度は真似したことがあるはず!
また、殺しをする前に聖書の一節を唱えるマフィアのジュールズ役を演じたサミュエル・L・ジャクソンは、今作をきっかけにブレイクを果たすことになりました。
マルコヤマモト
登場人物たちが続ける意味のない会話も、何が面白いのか実際はよくわからないのですが、なんだかカッコいい。
マルコヤマモト
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第1位『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)
- レオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットの初共演作品
- 第92回アカデミー賞ではブラッド・ピットが助演男優賞を受賞
- タランティーノ監督が1960年代のハリウッドにリスペクトを込めて作った作品
ハリウッドの2大スター、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが、意外にも初共演を果たしたのが、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。
マルコヤマモト
1969年に起こったカルト集団「マンソン・ファミリー」による女優のシャロン・テート殺害事件を背景に、タランティーノ監督が1960年代のハリウッドにリスペクトを込めて製作したスリラー映画です。
第92回アカデミー賞では、クリフ・ブース役を演じたブラッド・ピットが助演男優賞を受賞しました。
落ち目のハリウッド俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と長年彼のスタントマン兼雑用係を務めるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)が、1960年代のハリウッドに起こす奇跡を描いた物語。
レオ様とブラピの意外な初共演作品として話題になっただけでなく、マーゴット・ロビーやカート・ラッセル、アル・パチーノほか、タランティーノ監督作品には欠かせないマイケル・マドセンやゾーイ・ベルも出演しています。
アクションやバイオレンス描写が少なく、「あれ?いつもの感じと違うのかな?」と一瞬驚きますが、それどころかリックとクリフのアツい男の友情のドラマには胸が熱くなること間違いなし。
マルコヤマモト
監督お得意、お待ちかねのバイオレンス描写は最後に集約されていますが、最後の最後まで待った甲斐があるほどの爽快な仕上がりになっていますので、安心してご覧ください。
レオとブラピの初共演作品にして最強の作品を作り上げた感があり、今作を超える作品が今後出てくるかはわかりません…リックとクリフはそのくらい完璧なコンビでした。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は実際に起こった悲惨な事件を題材にしているので、今作を見る前に「シャロン・テート殺害事件」について調べておくと、より一層楽しめると思います。
マルコヤマモト
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クエンティン・タランティーノ監督映画おすすめランキングベスト10まとめ
以上、クエンティン・タランティーノ監督のおすすめ作品を、ランキング形式でご紹介しました!
マルコヤマモト
日本のアクション映画やさまざまなジャンルに精通し、シネフィルを自称するクエンティン・タランティーノ監督。
タランティーノ監督の作品はとにかくぶっ飛んでいて、過激なバイオレンスアクションや監督が愛する作品へのオマージュが満載。
マルコヤマモト
10作の長編映画を撮影したのちに引退するという噂が出ていますが、その真相は如何に!?
カンヌ国際映画祭やアカデミー賞など、数々の賞レースでも評価されているクエンティン・タランティーノ監督作品、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか?