『歌舞伎町シャーロック』第13話あらすじ・ネタバレ感想!刑務所内イジメでモリアーティが傷だらけに…

アニメ『歌舞伎町シャーロック』第13話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『歌舞伎町シャーロック』公式ページ

人と人…絆を感じる人間ドラマにグッとくるアニメ『歌舞伎町シャーロック』第13話のタイトルは「はじまりの月夜」。

落語家を目指すも挫折したシャーロック・ホームズが変人探偵となったきっかけや、ジェームズ・モリアーティがイーストへ行くことになった日のことが描かれます。

新しい展開を予感させる怪しい伏線だらけの重要回です!

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『歌舞伎町シャーロック』前回第12話のあらすじと振り返り

ジェームズ・モラン(モリアーティ)による“切り裂きジャック殺害事件”から3日。

マスコミは美しき青年による妹の敵討ち事件をこぞって取り上げます。

そんな中、BARの看板猫パイプが失踪!

ハドソン夫人は有無を言わさず全員強制参加を命じます。

ショックで立ち直れず気乗りしない長屋の探偵どもでしたが、各々複雑な想いを抱えながらも渋々駆り出されることに。

最初はバラバラ…でも、ひとりずつ探偵魂に火がつき一丸となってパイプ探しに奔走します。

最後はシャーロック考案の作戦で見事捕獲、ようやくみんな探偵らしい顔に戻っていました。

すべては夫人の“長屋を元気づけるための優しい策”だったのです。

久しぶりに笑顔が戻ったみんなを見届けたアイリーン・アドラーは、その夜、静かに歌舞伎町を去っていったのでした。

一息つく間も無く、第13話は伏線っぽいのが盛りだくさん…気になること尽くしで目が離せないストーリーです!

【ネタバレ】『歌舞伎町シャーロック』第13話あらすじと感想


刑務所内でイジメ!?ジェームズ・モリアーティの顔が怪我だらけ!

モリアーティが収監されている東京第七刑務所に、ハドソン夫人とワトソンそしてシャーロック・ホームズが面会に来ています。

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なかなか区境を越える許可が下りず…時間を要しました。いつもと違う着物のハドソン夫人は極妻の志麻ルックを意識しているのだそうw

「ありがとう。みんな俺のこと忘れたかと思ったよ。」

面会室に現れたモリアーティの顔は傷だらけで目にはアザ…中の奴らにやられたこれらの傷は“転んだ”ことになっているそうで、心配するワトソンにモリアーティは「大したことない…心配性だなぁ~」と言います。

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「俺は人を殺した…罪は償わないと…」と俯きながら言ったのが印象的。中で1人のモリアーティは、でも“気にかけてくれる人がいる”と話します。

シャーロックが選んだ“洋燈亭小夜の迷言集”という差し入れがモリアーティの前に置かれています。

「完全にシャーロックの趣味じゃん!」

フッと笑って本を開くと…四つ葉のクローバーが挟み込んでありました。

ハッと気づくと、シャーロックと無言で見つめ合います。

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頑張れ!とメッセージが込められたクローバー…2人の関係にグッときます!

シャーロックの兄マイクロフト・ホームズvs歌舞伎町遊撃隊のレン子!

歌舞伎町イーストでは、歌舞伎町遊撃隊のレン子がスーツの男に背後から近づき、ニヤッとしながら財布をすろうとします。

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ターゲットはマイクロフト・ホームズ!

手を掴まれ「今、何をしようとした?」と咎められたレン子。

言い訳をするも冷酷な対応に「ケッ、くそ眼鏡インテリ野郎!」と毒づきながら走って逃げます。

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子供に対しても無表情&無慈悲で容赦ないマイクロフト。この後、不穏な行動をし不敵な笑みを浮かべます。

弟シャーロックの部屋に寄ると、ワトソンに対しても「お前に“お兄さん”と言われる筋合いはない!」と冷たいマイクロフト。

半年後の區長選挙を見据えて、夫人に“イースト票の取りまとめ”の打診に来たついでに寄ったと言い、今後も度々来ると告げるとシャーロックは露骨に嫌な顔をします。

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イーストでモラン區長は不人気らしい…

怪しすぎる兄・マイクロフトの探偵長屋での気になる言動

「トイレを借りる…」と言ったマイクロフトは、トイレではなく共用の風呂場へ。

浴室内の写真を撮ります。

次はトイレで、コンセントに刺さっていた電源タップ内部に仕掛けられた“盗聴器”らしきものを確認し、フッと不気味な笑いを浮かべます。

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この一連の怪しい行動が何を意味するのか…気になります!

戻ってきたマイクロフトに、ワトソンが「ジェームズが中でいじめに遭っている」と伝えます。

「そのことは報告を受けている…できる限りの対処はしているつもりだ。」とマイクロフトは答えました。

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マイクロフトはどう対処しているのでしょうか。

そのとき机の上の招き猫が依頼が来た合図、ニャーと鳴きました。

シャーロックが席を外している時、ワトソンが素朴な疑問をマイクロフトに投げかけます。

「シャーロックとモリアーティが知り合ったことと、あなたがモランの元で働いていること…関係があるんですか?」

「偶然だ…ただの偶然に過ぎない」と返答します。

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2回繰り返すって怪しい…何か裏がありそう!

ハマったきっかけとなった落語“生きている小平次”にそっくりな事件依頼…シャーロック大興奮!

依頼人は小幡という男。

「行方不明になって3日も経つ…兄は殺されているに違いない!」と感情的になり、警察に届けたものの何もしてくれないと嘆きます。

友人と福島県郡山の安積沼に釣りに出かけたまま兄だけ行方知れず…一緒に行った友人は無事に帰ってきたというのです。

実は失踪した小幡の兄は、その友人の妻と不倫関係にありました。

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落語“生きている小平次”そっくりのこの事件にシャーロックはうっとり…彼がこの案件に夢中になるのには訳があります。

実はこの事件の犯人は、依頼人自身!

自分で兄貴を殺しておいて、アリバイの無い友人に罪をかぶせようとしたのです。

シャーロックが嗅ぎ取ったのは、小幡からほのかに香る花かつみ…安積沼にだけ咲く花の匂いでした。

全て捨ててきたシャーロックが落語に取りつかれるまで…

シャーロックが推理に夢中な間、マイクロフトはワトソンと会話します。

  • マイクロフトはモラン區長第一秘書官になって5年目
  • ホームズ家は数多の天才を輩出してきたウエスト屈指の名家
  • 学年で成績1番だった天才シャーロックは、ある日突然「毎日が退屈で死にそうだ…」と家出した

全て捨ててきたシャーロックが居ついたのが、無秩序で自由な街・歌舞伎町イースト。

そして、この街で小夜師匠の落語“生きている小平次”を寄席で聞き、しばらくして会いに来た兄にシャーロックは「人間の心は計算できない…だから面白い!」と人生観が変わるくらいの衝撃を受けます。

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シャーロックの落語好きのルーツは“生きている小平次”だったのですね!

すっかり落語に取り憑かれたシャーロックは仕事もままならず。

パンツ1丁でゴミ捨て場に捨てられ…拾ったのが、夫人でした。

「夫人の頼みだから5年ばかしみてきたがな。人真似ばかりで、おめぇ自身の落語になってねぇ。何かが足りねぇ…もうこの辺が潮時じゃねぇのか?」

落語の師匠に溜め息まじりで言われ挫折。

それでも諦めきれず…公園の滑り台の上に正座して、夜な夜な1人街燈に照らされながら“生きている小平次”を繰り返します。

シャーロックの落語には何かが足りない!?答えをズバリ言い当てたのは?

ある日、シャーロックの公園落語に拍手する男の子モリアーティが現れます。

「“生きている小平次”だよね?テンポ、リズム、間の取り方…演じてたのは小夜師匠のバージョン?」

笑顔で話しかけてきたモリアーティ。

「キャラクターが“記号的”っていうか血が通っていない…きっとそれはアンタ自身に“心がない”から。」と芯を食った批評をします。

「でも、心がないからこそ“それがどんなものか理解したい”と思って落語をやってるんだね?」

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シャーロックの秘めた心の内を一瞬で理解してしまうモリアーティ!

微笑みかけるモリアーティの座っていたベンチの下…シャーロックはその時さっきまで飛んでいた蝶が粉々に死んでいるのを見つけます。

BARパイプキャットに行くと、お客が夫人に話す依頼内容を聞きながら「バーテンより探偵の方が面白いかもよ?」とモリアーティ。

「推理するまでもない!」

シャーロックは見事に真犯人を暴きます。

「探偵やれば?事件になるくらい強烈な憎しみ、喜び、悲しみ…そういう“人の心”にわんさか出会えるんじゃない…落語に求めてたのってそういうモノでしょ?」

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モリアーティの助言がシャーロックの“核”となる部分を作り出しました!

「探偵と言ったら推理が付き物、それを落語に…それ、即ち“推理落語”成り!」

11年前の切なすぎる過去。双子の母、セシリア・モランの不可解な事故死。

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モリアーティのナレーションとともに幼いころの回想が流れます。

<小さい頃から“いつも何かが欠けている感じがしていた”…そんな欠落感を埋めてくれたのは、母と妹のアレク。2人がそばにいてくれることが本当に救いだった。>

11年前のモラン家。

まだ小さいモリアーティが怯えながらうずくまる傍で…お手伝いさんが悲鳴を上げています。

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母の使っているバスタブには電気コード…感電死!?自宅浴室で事故死した母セシリア・モラン…映像描写でのみ伝えてくる感じが謎めいています。

「普通じゃない、気持ち悪い!」と父に毛嫌いされるモリアーティに、妹アレクが優しく語りかけます。

「父さんはジェームズが嫌いなんじゃないの。母さんがいなくなって悲しいから…だからジェームズはおかしくなんてない。大丈夫、ただの普通の男の子だよ。」

少し大きくなった制服姿のモリアーティに、アレクが母親の様に言います。

「外で遊んできなさい!…ねぇ、イーストに行ってみたら?この世界にはまだまだ知らないことがあって、知れば知るほど好きになるんじゃないかって。だからジェームズも…」

「この世界を愛し続けて…だろ?」

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なんとイーストに行ってみることを提案したのは、妹アレクでした!

恐ろしい囚人アルバート・トレヴァと、いつも気にかけてくれる囚人の一色鉄男。

左顔に大きなアザのある囚人アルバート・トレヴァは、子分たちを使い執拗にモリアーティを痛めつけます。

「大丈夫か?」

ボコボコにされたモリアーティに、囚人仲間の一色鉄男が声をかけます。

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一色はいつも救護室で手当てしてくれる人物!気にかけてくれる人と言っていたのは穏やかなこの男のことです。

「それは?」

大事そうにクローバーを触るのを見て一色が尋ねます。

「面会に来た友達がくれた…アイツの落語を聞いた時分かったんだ。俺と同じようにぽっかりと心に穴が開いてるんだなって。」

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第4話でシャーロックを親友と言ったモリアーティの気持ちが分かった気がします。

「アレクがいなくなった後もみんながいてくれた。だから1人じゃないって思えたのに、でも結局俺はまた1人ぼっちに…」

ポタポタと大粒の涙が差し入れの本に落ちては沁みていきます。

「大丈夫…お前は1人じゃない。」

一色はモリアーティの小さな肩を優しく掴んで言います。

そこへアルバートが再びやって来て、モリアーティの目前から無情にも一色を無理やり連れ去ります。

翌日、食堂で辻本という囚人に一色のことを聞くモリアーティ。

アルバートにさんざん可愛がられた挙げ句、生死不明で病院行きとなったことを知ります…。

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「一色がなぜここにぶち込まれたか知ってるか?」と聞く辻本の表情が意味深…もしかして、誰かが意図的に一色を送り込んだ?気になることだらけです!

『歌舞伎町シャーロック』第13話まとめ

シャーロックとモリアーティについて「どこか2人には似ている所がある気がする」と言うワトソン、この言葉が今後とても深い意味を成していく気がするのです。

モリアーティに厳しいモラン區長、母セシリアの謎めいた事故死、マイクロフトの隠密工作めいた行動、囚人辻本の意味深な発言…より大きな何かに辿り着きそうな予感がビシビシしてきます!

次回はなんと、すっかり自信を無くした京極冬人に依頼が舞い込みそうです。

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