『俺のスカート、どこ行った?』第3話あらすじ・ネタバレ感想!“社会の優しさを教えないといけない”が名言すぎ

『俺のスカート、どこ行った?』

出典:『俺のスカート、どこ行った?』公式ページ

破天荒すぎる女装教師・原田のぶお(古田新太)が作り出す熱血(?)学園ドラマの第3話。

ついに今回、学校には来ていたものの、学校に入らずに帰ってしまっていた光岡慎之助(阿久津仁愛)がやってきました。

しかし、光岡がカンニングをしたことでクラス全員が再テストを受けることに…。

のぶおは今回、どんなことを語り、何をやらかしてくれるのか非常に楽しみでした。

では、さっそくレビューを始めていきましょう。

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『俺のスカート、どこ行った?』第3話あらすじ


原田(古田新太)はテストに向けて張り切って授業を行っていたが、2年3組の光岡(阿久津仁愛)は相変わらず欠席のまま。

テスト当日、校門の前で光岡と会った里見(白石麻衣)は、彼の手を引いて教室へ連れていき、光岡はテストを受けることに。

原田は若林(長尾謙杜)から、光岡は父を亡くし、働く母親(須藤理彩)の代わりに幼い弟妹の面倒を見ていると聞く。

『俺のスカート、どこ行った?』第3話あらすじ①

そんな中、原田と若林は弟妹を保育園に迎えに行く光岡に付いていき、光岡の家に上がり込み話をして、光岡が将来の目標を持っている事を知る。

でも、光岡はその目標をかなえるために大学に進学したいと思っているものの、経済的な事情であきらめようとしていた。

『俺のスカート、どこ行った?』第3話あらすじ②

一方、職員室では、テストの採点が進んでいた。

里見は、光岡と隣の席の生徒の答案にまったく同じ答えが書かれていることに気付く。

光岡がカンニングをしたという疑いが高まり…。
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【ネタバレ】『俺のスカート、どこ行った?』第3話の感想

ついに光岡慎之助(阿久津仁愛)がやってきた

光岡(阿久津仁愛)には父親がおらず、朝から晩まで働く母親の代わりに、弟と妹を保育園に送ります。

それから登校をすると、今までは門が閉まっていたので、引き返すしかありませんでした。

しかし、すでにご存じのとおり、その門は第1話のラストに原田のぶお(古田新太)がショベルカーで壊してしまいました。

学校の前で立ち尽くす光岡は、里見萌(白石麻衣/乃木坂46)に引かれて校内へと足を進め、教室までやってきました。

久しぶりに学校へ来た光岡に、生徒たちは驚きます。

しかし、光岡自身は、目の前にいるのが女装をした男であることに驚いたことでしょう。

光岡(阿久津仁愛)カンニング事件、社会の優しさを語る原田のぶお(古田新太)

光岡が登校してきたその日は、ちょど試験の日でした。

学校に全然来れなかった光岡は、もちろんテストを受けても答えなんてわかるわけがありません。

すると、隣の席の茂木朱里(菊池和澄)のテストをカンニング。

すぐに教師たちにバレてしまいました。

カンニングが見つかった際、全教科0点が鉄則ですが、すでに成績日数が足りていない光岡としてはもうどうでもいいことです。

停学なり退学なりさせればいいと言いますが、ここでのぶおがストップをかけます。

これで光岡の人生を学校が終わりにしていいのかということです。

生活指導の長井あゆみ(松下奈緒)は、社会に出て間違わないためにと言いますが、社会に出て色々なことを経験したのぶおは、一度間違えてもやり直せるということを教えるべき、社会の優しさを教えないといけないと言います。

たしかに、ひとつミスったらすべてが終わり、そんな考え方が今でも萬栄しています。しかし人生はそこで終わりではありません。

まだやり直せるということ、その気力を身に着けるのも、学生の時期にあったらいいことだったかも、とドラマを見ながら思いました。

しかし、光岡だけが再テストをするというのも問題となったため、2年3組全員が再テストを受けることに…。

これは、クラスから文句の声が出るのは当然ですよね。

明智秀一(永瀬廉)の闇、東条正義(道枝駿佑)の孤立

いつもつるんでいたハズの明智(永瀬廉)と東条(道枝駿佑)ですが、第2話で衝突して以来、互いに距離を置くようになっていました。

すると、クラスの男子は明智とはつるむが、東条が近づいても仲良くしようとはしません。

明智は未だにのぶおを辞めさせようと思っているふしがあります。

2年3組だけが再テストすることが決まった時、明智はのぶおに対し、クラス全員の成績が上がったらなんでもひとつ言うことを聞くという賭けを持ち掛けたのです。これを承諾したのぶお。

教師を辞めろと言われるのか、学校で禁止になっているアルバイトを認めろというのか、真実はわかりません。

明智はクラスメイトに成績を上げる方法を教えるが、そこには東条はやっぱりいません。

要注意人物がコンビで登場し、仲違いすることはよくあるのですが、ずいぶんと早くからそうなったなあと思って、ちょっと不思議です。

しかも、明智が家に帰ると、そこには誰もいません。

一人膝を抱えて涙する明智。いったい何が……。

明智と東条、ふたりの関係には何があるのか、やっぱり気になるところです。

面白いぞ安岡(伊藤あさひ)

このドラマには、毎度コントのように繰り広げられる場面があります。

それは、のぶおの自宅です。

のぶおは、一人娘の原田糸(片山友希)と2人暮らしのはずなのですが、なぜか帰ると糸の元カノである安岡一道(伊藤あさひ)がいます。

安岡は糸が好きで転がり込んでいると思いきや違います。

「僕はお父さんに教えてもらったんです。白じゃない黒でもない、グレーがこの世の中にあってもいいんだ!」

頭が良すぎる安岡に対し、

「待て安岡」
「黙れ安岡」
「止まれ安岡」

と、のぶおも言葉の最後に「安岡」と付け、テンポの良いコントと化しています。

頭が良すぎるがゆえに葛藤する安岡の姿は非常に楽しいです。

しかし、その楽しさに心を奪われていてはいけません。

こんなコントを繰り広げている最中、のぶおは必ずと言っていいほど何かの薬を飲んでいます。

深刻な事態をカモフラージュするようなコントなのですが、もしかしてのぶおは何か病気を抱えている?なんて考察もできます。

やりたいことがあるならちゃんと出てこい光岡(阿久津仁愛)!

再試験が数日に分けられて始まると、生徒たちからはやはり不満の声が出ます。

その言葉に耐えられなかった光岡は、2日目の国語の試験当日、また学校に来なくなってしまったのです。

光岡のために用意された試験で欠席はマズいと思ったのぶおは、副担任の田中みちる(桐山漣)から自転車のカギを借り、全力疾走で光岡の家へと行きました。

自分ひとりのために時間を使うな、と光岡は言います。

しかし、光岡の人生を自分の人生と同じように大事にしている母やのぶおだからこそ、再試験を申し出たと言われる光岡。

周囲からの文句も、時間が経てば、みんな忘れていく。

だから出て来いといって、家の窓を壊そうとします。

母親には迷惑かけたくない。

親に負担をかけたくないと思うからこそ、今やるべきことをやらないとダメですよね。

国語の試験開始。さあ、カンニングしろ!

国語の試験が開始されると、のぶおがまさかの一言。

「お前ら、カンニングしろ」

…え?ってなりますよね。

のぶおは、再試験で成績が変わったら可哀そうだという生徒たちのために、テストの答えを黒板に書いていこうとします。

これに対し明智は、賭け勝っちゃいますよー。と煽りますが、のぶおが返した一言が良いですね。

「どーんとこい」

苦虫を噛み潰す明智。

すると生徒たちは次々と机を持ち、黒板から背を向けてテストを始めるのです。

明智はきっと、のぶおを辞めさせたいというより、のぶおの困る顔や悔しがる顔を見たいのでしょう。

のぶおはそんな簡単じゃありません。

結局、光岡は赤字を取ることなく、今回のお話は終了していきました。

『俺のスカート、どこ行った?』第3話まとめ

自分たちが学校に通っていた時は、確かにやり直しができないのが社会だと教わってきた気がします。

そして、そこからどう立ち直るのかも、教えてはくれませんでした。

のぶおのような教師が実際にいれば、もっと違う生き方になっていたのかなぁと想像します。

しかも、影響されるのは生徒たちだけではなく、教師の仕事にやる気を感じていない里見もです。

今後、登場人物たちがのぶおによってどう変わっていくのか、この先もぜひ見届けていきたいです。

のぶお、頑張れ!!

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