『女ともだち』第8話あらすじ・ネタバレ感想!衝撃に次ぐ衝撃!世間的ないい夫婦に隠されたヤバい真相

『女ともだち』第8話

出典:『女ともだち』公式ページ

“優しい”と“やましい”って似てません?

第8話の主人公・章子(上地春奈)が離婚して初めて本当の愛に気づき放つ鋭いセリフです。

はたから見たら“いい夫婦”なのに、離婚に至った衝撃の真相の数々に身震い!

恋愛、浮気、不倫…現実に起こりうる悲劇は他人事ではありません。

『女ともだち』前回第7話のあらすじと振り返り

ミツル(竹財輝之助)の浮気相手チャコ(片山萌美)がアミーゴスに再来店!

ちさと(磯山さやか)を探して店内をジロジロ見渡すと、出勤していないことを確認して残念そうに着席します。

彼女は最近、帰る彼を引き留めるために手首にカッターを当て、慌てたミツルが右手にケガをするという騒動を起こしていました。

その日以来、ミツルはチャコの元へ行かなくなっていたのです。

「どんな方法を使っても勝ちたい」と宣言するチャコに、杉浦亮(須賀健太)は「卑怯だ…愛に勝ち負けなんかない!」と戒めます。

聞く耳を持たない彼女は家にいるミツルに「死んでやる!」と脅しの電話をかけ、彼女の身を案じたミツルは必死に止める妻を振り切って家を飛び出します。

残されたちさとはその場にへたり込み、夫が出て行った扉を見て泣くのでした。

一方、妊娠中でまだ産むことを迷うセツ(原沙知絵)は、「ドロボウネコ!」と言い放ってきたマミ(凜美)からのものと思われる嫌がらせに悩んでいました。

セツはマミの姿に怯え、精神的打撃を受ける度にお腹が痛むのでした。

【ネタバレ】『女ともだち』第8話あらすじ・感想


産むことを迷うセツ(原沙知絵)と帰ってこない夫に悩むちさと(磯山さやか)

赤ちゃん用のシューズデザインをしながら、小さな靴型を愛おしそうに手に抱くセツ(原沙知絵)。

まだ不倫相手との子を産んで育てる覚悟ができないまま月日だけが過ぎていきます。

もう1人の悩める女・ちさと(磯山さやか)は朝食の後片付けも手につかず、食卓の椅子に魂が抜けてしまった様に座っています。

ミツル(竹財輝之助)は、浮気相手の元へ飛び出して行ってから帰ってきません。

目を潤ませながら散らかった部屋を見て「片付けなきゃ…」と呟くちさとですが、悲しみで体が動かないのです。

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どうしようもない“苦悩”の中にいる2人…胸に溜め込んだ思いが今にも爆発寸前です。

アミーゴスのカウンターに座るセツ&ちさと。

ちさとが「どうしよう…でも、帰ってきてほしい」とミツルが出て行ったことをセツに告げます。

セツが「あの女、殴ってやりたい!愛人の家に行ってきてあげようか?」と聞きますが、ちさとはチャコ(片山萌美)の家を知らず。

打つ手なしの現状にイライラしたセツは「考えるだけでお腹が痛い」と顔を歪め、慌てたちさとは「最悪の胎教だ…ごめん!」と謝ります。

気にさせないよう普段はもっとひどいこと考えてると笑うセツに、ちさとが不倫相手の平井保(袴田吉彦)とどうなっているのかを問います。

「相変わらず。産むか、まだ迷ってる…」とセツ。

“子供がいない仮面夫婦”だという平井夫婦…ちさとは保の妻がどうして離婚しないのかを不思議がります。

セツが「1人で生きていく気力がないんでしょ…結婚という形にしがみついてる」と答えを出すと、ちさとも「いるねーそういう人!」と同調します。

すると後ろのソファ席に座る女性が、突然2人に声をかけてきます。

「さっきからお二人は相手の女の人を“敵”だと…一番悪いのって男なんじゃないですか?」

章子(上地春奈)が至極真っ当な意見を述べます。

「“女の敵は女”ってよく言う…でも、男がいなかったら女同士戦う必要ない。私たちの生活を乱してるのって、女じゃなくて男なんじゃないですか?」

章子の的を得た指摘に、セツとちさとは目を合わせてため息をつくしかありませんでした。

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男を恨んでいる章子の登場で、セツとちさとも心をかき乱されることに。

勇気を出して不妊治療を切り出す妻に、夫・光一(飛永翼)の冷たく容赦ない発言

セツとちさとは、いつの間にかカウンターから章子のいるソファ席へ。

盗み聞きした末に、でしゃばってしまったことを恐縮する章子に「問題ない」と杉浦亮(須賀健太)がフォローします。

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最近、“昼のみ出勤”に変えたちさと。お店を心配するセツに、亮が新しいバイトを雇ったことを伝えます。

ちさとは「章子さん、話聞かせて!」と目を輝かせます。

「私は34歳、結婚して4年経ったのに子供ができません。」

章子がゆっくりと身の上に起きた出来事を語りはじめます。

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「一番悪いのは、男!」と言い切る章子にはそれなりの事情があるようで。

35歳が近づいた章子は妊活をはじめようと、外食先のファミレスで思い切って夫に「病院に行きたい」と提案。

夫の光一(飛永翼)は携帯を弄りながら「不妊治療?こんなとこでそんな話やめろよ…」と嫌そうな声を出します。

「こんな所じゃなきゃ話聞いてくんないじゃない!病院で検査した方がいいと思う。」

「行って来ればー?」

興味なさそうな夫。

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感情を出さない感じがピッタリ…夫役はラバーガールの飛永翼さん!

治療してもらうには光一も一緒に検査しなくてはならないと伝えると、彼は「妊娠できないのは女性の体の問題だ」と吐き捨て、男性不妊の可能性もあると説明しても「俺は大丈夫」と携帯ゲームから目を離さず断言します。

その発言が気になり「誰か妊娠させたことでも?」と問うと、ようやく目線をあげた光一は「だってお前、生理不順とPMSで生理前に機嫌悪くなるじゃん!あと、産婦人科医に妊娠しにくいって言われたんだろ?」と続けざまに理由を重ねます。

言うだけ言うと、再びゲームに勤しむ彼に「ゲームやめて聞いて!」と訴えますが、「ゲームやめなくても聞こえてる」と真面目に取り合ってくれません。

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光一が自分は男性不妊じゃないと言い切るには理由が…後に明らかになります。

「協力して…1人じゃ妊娠できないんだよ?」

「男は精子出せばいい…それ、俺ちゃんとやるから。」

めんどくさそうに言う光一に、信じられないという顔をした章子…彼がトイレに立つと、彼女はため息をついて頭を抱えます。

客観的に優しい夫・光一(飛永翼)は、本当はやましすぎる旦那!?

「何それ…その男のどこがよかったわけ?」

憤るセツに、「優しい」と章子が即答。

ちさとは「出た…何も褒めるところがない男に言うやつ!」と呆れ顔。

「そうですね…主観としては“優しくない”。でも、“客観的事実として優しい”んです。」

章子の意味深な発言にセツが食いつきます。

客観的に優しい光一の行動
  1. 家に帰る前に必ずLINEをくれる
  2. 結婚記念日にはお花をくれる
  3. 誕生日にはちょっと高いレストランを予約してくれる
  4. 時々料理を褒めてくれる
  5. 妻の両親に父の日と母の日にプレゼントを送ってくれる

ちさとは「それ、私の“夫にしてほしいことベスト5”だ!」と大興奮。

「結婚生活における優しさは技巧…生活の持続に必要な技術にすぎない。でも、逆に言えばそれさえできれば結婚はつつがなく続く」と淡々と語る章子。

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優しさは技巧…これは世の妻たちも唸ったセリフ!

「みんな“いい旦那さんで、いい夫婦だ!”って言います」と苦笑いした章子は、「でも、実際は夜の生活も随分ない」と言って今度は恥ずかしそうにします。

「夫とは家族になっちゃって…家族とセックスするの気持ち悪い」と話す彼女は、“体外受精をするため”に病院に行きたかったのです。

幾度も喧嘩して険悪になった章子と光一。

しかし、ある日突然光一が「一緒に病院に行ってもいい」と言いだします。

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あれだけ拒んでいたのになぜ?

ここまで話すと、亮が新メニューの牛肉の煮込みアソーレス風を出してくれ、その美味しさににっこりする章子。

「よかった…やっと笑った。全然笑わないから気になってた。」

思いがけない優しい言葉に彼女が固まります。

気遣う亮の言葉で目がうるうるした章子に、セツが「検査してくれたんでしょ?旦那さん、優しい人で良かったね」と声をかけます。

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章子から思いがけない返答が…急展開、ちょっと怖いゾーンへ!

章子は「“優しい”と“やましい”って似てません?それでピンときた…あ、この人浮気してるって」と笑い、「女の勘、怖い!」とセツが怯えます。

勘は的中!光一が出張と言って出掛けた日、会社に確認すると総務の女の子と一緒に有休をとっていたことが判明したのです。

章子は駐車場に座り込んで夫を待ち、帰宅した彼に「あなた浮気してるでしょ?」と突きつけます。

「してる…許せないか?」と認めた光一を「許さない!」と睨みます。

すると、「じゃあ、離婚しよう」とあっさり言い放った光一から耳を疑う発言が飛び出します。

「彼女、いま妊娠してる…俺の子だ!」

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光一が“俺に問題はない!”と断言していた訳を理解。ですが、これだけでは終わらないのです!

判断力がダニ以下の愛人とノミ以下の妻…大喧嘩バトル勃発!

「君は俺のこと好きでもないのになんで結婚した?そして今度は妊娠したがる。俺の気持ちがどこにあるかなんて気にもしない。世間体のいい旦那を演じてさえいれば、それで満足だったろ?」

何も言い返せない章子に近づいた彼がトドメを刺していきます。

「君…一瞬でも俺を愛していたことがあったか?」

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これに対しても章子は何も言えず…

ちさとは「愛人に子供ができても、法律はこっちの味方…離婚する必要はない!」と助言。

ちさとの“法律は妻の味方発言”に、セツは「愛の無い形式だけの結婚なんてさっさとリセットした方がいい!」と異を唱えます。

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意見の食い違い…セツとちさとは大喧嘩に。

セツは「愛人作ってる時点で、愛が無いに決まってる!」と。

それにカチンときたちさとは「性欲と愛は別…結婚してる男にのこのこついていく女がくせ者だ!」と突きつけます。

「それ、私のこと?愛されても無いのに男にすがって別れようとしない妻にも問題ある!」とセツが反撃。

今度は“男が結婚してる時点で普通は身を引く”とちさとが常識論をかざせば、セツが「普通じゃなくて結構!愛人はどんなに肩身が狭くとも、どんなに蔑まれようとも、無償の愛を注ぐの!」と胸を張ります。

「どこが無償?妻の座を虎視眈々と狙ってるくせに…奥さんの気持ち考えたら?鈍感すぎ!」と言って、ちさとも一歩も引きません。

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売り言葉に買い言葉で、次第にエスカレート!

「ちさとの方が鈍感だから浮気される。出て行かれても“まだ好き”とか頭悪い…男の上っ面に騙され過ぎなあんたの判断力、ノミ以下!」

「歯の浮くようなセリフに本気になって馬鹿…セツの判断力なんて、ダニ以下!」

夫を愛人に奪われた章子(上地春奈)が笑って話した衝撃すぎな真相に絶句!

「あんたって昔から無神経!」

「セツだって、サバサバと毒舌勘違いしてる!」

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どつきあいから組手するまでヒートアップ!

「セツさんはちさとさんの旦那さんの愛人じゃないし、ちさとさんはセツさん愛人の奥さんじゃない…敵同士じゃありません!」と章子に水を浴びせられた2人は我に返ります。

そこへ夜のバイトに採用された高田七海(森田涼花)が出勤。

ちょうどいいとばかりに、亮が七海をセツたちに紹介し挨拶を交わします。

「で?旦那さん、どうなったんだっけ?」とセツがその後について聞きます。

「出て行きました…今は新しい女とお腹の赤ちゃんと幸せに暮らしていると思う」と意外にも穏やかな表情で章子が話します。

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章子の心中穏やかなのは…すごい真相が隠れていたからなのです!

「それにこの間、不妊治療結果をようやく取りに行ったんです。」

受け取って来た光一の検査結果を見た章子がほくそ笑みます。

「私には何の問題もなく…男性不妊だったんです。元夫の精子の数は著しく少なくて自然妊娠は無理だろうと。」

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気づきました?ここで大きな矛盾点!…じゃあ、愛人のお腹の中の子は?

「私、その子供が生まれてくるのが楽しみで仕方ない。きっと元夫に全然似てない。いつか気づく、“何か違う”って。気づくのが遅ければ遅いほど、きっと衝撃は大きい。その時間が私の代わりに復讐してくれる…それを考えると嬉しくて仕方ない。ざまーみろって思います!」

恐ろしく笑う章子の興奮した不気味な声が店内に響き、セツ&ちさとは絶句します。

女の敵は男。そして、セツとちさとが辿り着いた本当の敵の存在に唸る…

最後、再び悲しい笑顔になった章子が「…そしてね、そんな復讐に喜びを感じるほどみっともない憎しみが生じるのは、本当のところ私が彼のことをとっても愛していたってことに気づいたんです…バカみたい」と本音を打ち明けます。

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失って初めて気づいた愛でした。

章子が帰った店内で呆然とするセツ&ちさと。

亮を呼ぶと、手が離せない彼の代わりに七海が来ます。

「グラスワインの白とぶどうジュースちょうだい!」

七海が用意してくれている中、ちさととセツはさっきのことをお互いに謝罪して仲直り。

グラスが見つからなかったと七海がワイングラスを2つ持ってきます。

「どっちがお酒か分かんないね?」とちさとが言うと、セツは思います。

<ジュースもワインも見分けがつかない。はたから見たら、妻も愛人も似たようなものなのかも、なんて…>

そして思い出します。「セツだけだよ」と言った保の言葉を。

ちさとはケガをした手でカメラを向けてきたミツルの姿を…思い浮かべます。

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2人には「女の敵は男だ!」という言葉は格別に痛かったことでしょう。

<分かってる…一番悪いのはあの男。そして、あの男を愛してしまった自分自身。>

店を出たセツとちさとは別々の方向に歩きだしながら同じことを考えます。

<私の本当の敵は…たぶん、私だ!>

『女ともだち』第8話まとめ

“家族のカタチ~ふたりのお母さん”というドキュメンタリー番組が話題となりました。

父1人に母2人、子供が9人で共に暮らす家族を追ったものです。

2人の女性が1人の男性を愛する姿を見た時、セツとちさとのことが浮かびました。

“本当の敵は自分自身”…何事においてもたぶんそう。

『女ともだち』では、日常に存在する男女のリアルをすごく感じます。

続きが気になりますが、少しお休み…愛について考えながら第9話の放送を心待ちにしましょう!

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