ついに千代(杉咲花)が女優復帰を決意します。
その大きなきっかけとなったのは、今までずっと女優である自分を陰ながら応援してくれたあの花かごでした。
千代を見守り続けてくれた花かごの送り主の正体が発覚。
そして、その想いを受け取った千代が一歩踏み出すのです。
目次
朝ドラ『おちょやん』前回第21週104話のあらすじと振り返り
もう芝居をしないと頑なに譲らない千代(杉咲花)は、自分には何もないと言います。
千代が来たことで春子(毎田暖乃)が元気になったことに栗子(宮澤エマ)は感謝し、芝居をしてもしなくても千代は千代だと彼女は言います。
あくる日、千代の元を訪れた長澤(生瀬勝久)は、自身が聞いた道頓堀の人たちの言葉を彼女に伝え、戦争で失った団欒をこの国に取り戻すため力を貸してほしいと頭を下げます。
そして長澤は、千代に「芝居にはもう辛い思い出しかないのか」と問いかけるのでした。
【ネタバレ】朝ドラ『おちょやん』第21週105話あらすじ・感想
辛さを乗り越えた春子(毎田暖乃)を見て千代(杉咲花)は笑顔
「お芝居はもう、つらい思い出しかあらへんのですか?残念です」
長澤(生瀬勝久)の言葉がひっかかる千代(杉咲花)。
間もなくして春子(毎田暖乃)が家に帰ってくると、作文を読むことができたと笑顔で帰ってきます。
「最初は緊張したけれど、友達のユキちゃんとチカちゃんが頑張れって言ってくれたんだよ」と笑顔で話す彼女を見て、千代は「良かった」と言って彼女を抱きしめ、そんな2人を遠目で見る栗子(宮澤エマ)はウルッと涙をこぼすのでした。
KAMUI
NHK大阪中央放送局では、再びラジオドラマの会議が行われます。
箕輪悦子(天海祐希)の抜擢で話を進めようとしていたところに、プロデューサーの酒井(曾我廼家八十吉)が遅れて登場し、竹井千代がやらせてほしいと言ってきたことを報告します。
編成部の四ノ宮(久保田悠来)だけが頭を抱えますが、長澤は至急台本を千代に届けるように言い、当郎(塚地武雅)は「これは手を抜かれへんようになりました」と呟くのでした。
KAMUI
ずっと千代(杉咲花)を見守って来た花かごの送り主は…
千代の元に台本が届くと、春子は興味津々。
そして千代は台本を読み込み、夜遅くまで役作りをし続けます。
最初の顔合わせの日がやってくると、千代は出かける準備をするのですが、「ちょっとええか」といって栗子が彼女を引きとめます。
目の前に出されたのは花かごひとつ。
「これどないしたんですか?」と言って千代がこれを手に取ります。
今まであらゆる瞬間に花を贈ってくれたのは、実は栗子だったのです。
名乗らないで居続けようと思った栗子でしたが、千代の決意を見て、自分も名乗り出ようと決めたのでした。
千代が女優になったと知った時、嬉しくて涙が止まらなかったと言う栗子。
それからはこっそりと千代の芝居を見て元気をもらい、生きがいになっていったと言います。
しんどいならば役者に戻ることはないと思っていたが、戻ると決意してくれた時に、栗子はまた嬉しくなったのです。
自分のお芝居が大好きだと言われ、気張れと言われて、千代も涙を流します。
1年前の雨の日。
春子の面倒を見てほしいと言って自分を探しに来たという栗子でしたが、本当は心配をしてくれたからだと今になって分かった千代。
きっと鶴亀新喜劇の最後の芝居も観たのだと…。
そして、春子の面倒を見ることで生かしてくれたのだと、千代は改めて栗子の想いに気づくのでした。
KAMUI
「竹井千代と申します!」
顔合わせのため、ラジオドラマの会議室まで足を運んだ千代は「初めまして!竹井千代と申します!」と大声で自己紹介。
大阪城まで届いたんじゃないだろうかと当郎は言います。
辛いことがあってもう女優はやらないと決めたが、たったいっぺん辛いことがあったからってなんだと思えるようになった千代。
そして自分は役者しかできない、一生芝居を気張らしてもらうと言い、関係者全員の前で頭を下げるのでした。
長澤や当郎、酒井を始め、多くの人が拍手で彼女を向かえ入れてくれました。
「また一から出直しや」と、持ってきた花カゴを見つけて自分自身に言い聞かせるのでした。
KAMUI
朝ドラ『おちょやん』第21週105話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#花籠の人 は…栗子さんでした…
ずっとずっと千代ちゃんを見ていてくれたのは…栗子さんでした。
名乗り出てくれておおきに。「あては あんたのお芝居が大好きやねん」
栗子さん、あなたの大好きな推しは、今…復活しましたよ…!#朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/6CRi5TSgDB
— 朝ドラ「おちょやん」放送中 (@asadora_bk_nhk) April 30, 2021
女優・竹井千代復帰!
これは道頓堀の人たちを始め、誰もが待っていた瞬間と言えるでしょう。
そして、何があっても変わらずに千代を陰ながら応援していたのが、自分を1人にした根源と思っていた栗子というのは驚きでした。
栗子さんにとっては贖罪の気持ちもあったことでしょう。
しかしそれよりも、あの千代が輝いていることが嬉しいと思ってくれることは、千代自身も嬉しいもの。
さて、活動写真、舞台で活躍してきた千代の次のステージはラジオ!
いったいどんな芝居を見せてくれるのでしょうか。
シズ(篠原涼子)を始め、道頓堀の人たちが大喜びする中、一平(成田凌)はどんな表情を見せるのかを見てみたいものです。
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