大英帝国の醜聞をめぐる事件もいよいよ大詰めです。
自分の身を守りながら文書を返したいアイリーンは、犯罪卿との取引に向かいます。
犯罪卿と取引をしてもアイリーンの安全が確実ではないため、シャーロックはある手段に出ました。
ウィリアムたちはアイリーンから機密文書を受け取った後、マイクロフトに自分たちの計画を明かし、黙認を要求。
マイクロフトは要求を飲むのでした。
アイリーンの顛末が描かれた第14話をネタバレありでレビューしたいと思います。
目次
アニメ『憂国のモリアーティ』前回第13話のあらすじと振り返り
とある仮面舞踏会でアルバートと密談したアイリーン。
アルバートが犯罪卿だと知り、提案された取引に応じることを決めました。
アイリーンが舞踏会から戻ると、部屋が爆発したため急いで文書を取りに行きます。
しかし、爆発はシャーロックたちの策でした。
文書の中身を知ったシャーロックたちに、アイリーンは嘘をつき取引場所へ行く準備を始めます。
嘘だと見抜きつつも、シャーロックはアイリーンに文書を返すしかありませんでした。
【ネタバレ】アニメ『憂国のモリアーティ』第14話あらすじ・感想
取り引き前の動き
アイリーンが犯罪卿と取り引きしようとしていることを知ったシャーロックたち。
ワトソンは本当に行かせるのか問い詰めますが、シャーロックは方法が無いと答えます。
シャーロックもアイリーンの窮地を救おうと必死でしたが、最善の策を思いつけなかったのです。
結局、シャーロックたちはアイリーンを行かせるしかありませんでした。
去っていくアイリーンを見送りながら、シャーロックは改めてアイリーンを守ると決意します。
ナカジマミドリ
一方、ウィリアムたちも教会へ向かっていました。
話題はシャーロックの邪魔が入るかどうか。
ウィリアムはシャーロックの目的がアイリーンの保護だと予想し、この後の計画を立てます。
ナカジマミドリ
教会での取り引き
アイリーンが教会に到着すると、待機していた老婆に案内されました。
顔が見えないよう現れたアルバートに、アイリーンは文書を渡そうとします。
すると突然、アイリーンは腕をつかまれ文書を奪われます。
奪ったのはシャーロックです。
シャーロックは教会の周りにヤードがいることをアピールしながら、取り引きを持ち掛けます。
取り引きの内容は、犯罪卿が確実にアイリーンを守るというもの。
自分の力ではアイリーンを守り切れないと悟ったシャーロックの最終手段でした。
ナカジマミドリ
アルバートはアイリーンの保護を約束します。
そして、アイリーンに自分の名前を書かせ、封筒に入れさせました。
アルバートは封筒をシャーロックに預け、アイリーンが死んだと判断したら封筒を開けて会いに来るよう言います。
納得したシャーロックは封筒を受け取り、文書をアルバートに渡しました。
ナカジマミドリ
アイリーンとの別れ
シャーロックとアイリーンは別れの挨拶をします。
信じてもらえないかもしれないが、シャーロックが好きだと言うアイリーン。
嘘だと笑うシャーロックに、アイリーンは自分を忘れないでほしいと頼みます。
忘れたくても忘れられないと返すシャーロック。
そして2人は別れるのでした。
ナカジマミドリ
地下道を進むアルバートとアイリーンは、ウィリアムたちと合流します。
ウィリアムが組織の中心だと見抜き、アイリーンはウィリアムたちに忠誠を誓うのでした。
モリアーティの計画とマイクロフト
ロンドンのある場所で、アルバートの報告と違いアイリーンが生存していることをマイクロフトは咎めました。
アルバートは気にせず、回収した文書の著者ロベスピエールの目的を話します。
革命の時に支配階級を責めたため、国王を処刑しても民衆の怒りは治まりませんでした。
そこで恐怖政治を行い、身分に関係なく敵とみなされることで国民の結束をはかったのです。
ナカジマミドリ
ロベスピエールと同じく、国民の階級差をなくすために犯罪卿として行動していると明かすアルバート。
そして、アルバートが英国の敵かどうかを重要視するマイクロフトに自分たちの計画の黙認を要求します。
ウィリアムとルイスも現れ、今まで実行してきた計画の全貌を明かしました。
内容は、犯罪卿も最後には貴族・平民両方の敵として倒されることで国民の団結を図るというもの。
計画を聞かされたマイクロフトは、モリアーティ兄弟が暴走した時は英国の敵として必ず消すと宣言します。
そして、モリアーティ兄弟の今後の活動を黙認するのでした。
ナカジマミドリ
ウィリアムはマイクロフトに文書を渡す際、なぜリスクを背負ってでも保管していたのか尋ねます。
理由は2つありました。
1つは英国の罪として背負うべき出来事だと女王が考えているため。
もう1つはロベスピエールがホームズ家の祖先であることでした。
ナカジマミドリ
取り引きのその後
ワトソンが出かけようとしたところ、マイクロフトが訪れました。
シャーロックは不在でしたが、むしろ都合が良いと言うマイクロフト。
それからしばらくして、シャーロックが帰宅しました。
玄関の前に立った時、通りすがりの人から声を掛けられます。
特に返事をするでもなく、去っていく後ろ姿を見送ってから家に入りました。
部屋には落ち込んだ様子のワトソンとハドソン夫人。
ワトソンはシャーロックに、アイリーンの死体がテムズ川から上がったという知らせを告げるのでした。
自室に戻ると、アイリーンの残した写真と教会で渡された封筒がシャーロックの目に入りました。
アイリーンが死んだと判断した時は封を開けて会いに来るようにという犯罪卿の言葉を思い出します。
写真を眺め、口元に笑みを浮かべながら封筒に火をつけました。
ナカジマミドリ
時は少し前に戻ります。
ウィリアムたちはアイリーンの死を偽装するため、準備を進めていました。
別人として生きていくアイリーンには新しい名前が必要です。
ファーストネームは、モリアーティ兄弟にちなんでジェームズ。
そして、ファミリーネームは絆の意味を持つボンド。
髪を切り、化粧を落としたアイリーンという名前だった女性は自分の名前を宣言します。
ジェームズ・ボンドの誕生です。
ナカジマミドリ
アニメ『憂国のモリアーティ』第14話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【放送情報】
TVアニメ「#憂国のモリアーティ」BS11、MBSは本日第14話が放送!
※MBSでは特別編成のため、通常より15分押しで放送いたしますのでご注意下さい。#14「大英帝国の醜聞 第三幕」
BS11 4/20(火)24:00〜
MBS 4/20(火)26:45〜▼あらすじ▼https://t.co/1VBNGyn69Y#モリアニ pic.twitter.com/Rb5OEQCFTV
— TVアニメ「憂国のモリアーティ」 (@moriarty_anime) April 20, 2021
犯罪卿とアイリーンの取引現場に駆けつけたシャーロックは、アイリーンを必ず守らせるための取引を行いました。
文書を手に入れたモリアーティ兄弟は、マイクロフトに文書を返しつつ、今後の活動を黙認させます。
そして、アイリーンは「ジェームズ・ボンド」と名乗り、ウィリアムたちの仲間になるのでした。
次回から新章が始まります。
ウィリアムの次の計画やボンドの活躍など、楽しみです。
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