『メンズ校』第11話あらすじ・ネタバレ感想!エリカにある言葉を伝えるため、主税たちは海を渡る!

『メンズ校』第11話あらすじ・ネタバレ感想!エリカにある言葉を伝えるため、主税たちは海を渡る!

出典:『メンズ校』公式ページ

鷹野エリカ(茅島みずき)との無断外出で、謹慎処分を受けている牧主税(道枝駿佑)は、日曜日に日本を発つエリカに一目会うために、島からの脱出を決意します。

その脱出計画には、いつもの仲間も一緒に参加することになりました。

しかし寮や学校周辺は警備が厳しく、野上(西畑大吾)は途方にくれてしまいます。

ところが、ひょんなことから古い地図を見つけ、7人は小さなボートの隠し場所を発見したのです。

この脱出劇で、7人が見つけたものとは?

そして、主税がエリカに伝えたメッセージとは?

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『メンズ校』前回第10話のあらすじと振り返り

超進学校『私立栖鳳高校』の中で、落ちこぼれの牧主税(道枝駿佑)。

仲間は皆優秀で、なんだか自分だけ住む世界が違うと感じています。

そのことをなんとなく口に出した時、野上(西畑大吾)と桃井(大西流星)は怒り出します。

彼らが何故怒るのかピンと来ない主税。

そんな時海で泣いている鷹野エリカ(茅島みずき)と出くわします。

海のない遠い場所に引っ越さなければならなくなり、親と喧嘩をしたというエリカ。

そんな彼女を心配して主税はエリカに付き合います。

主税は、突然死んでしまったかつての同級生春島エリカ(桜田ひより)についてずっと後悔していることがありました。

しかし、春島エリカは逆に主税に「もっと自由になれ」とメッセージを残していたのです。

その後、学校から謹慎処分を受けてしまった主税ですが、鷹野エリカに会うために仲間と共に脱出することを決意するのでした。

【ネタバレ】『メンズ校』第11話あらすじ・感想


仲間を信じて

「ここを脱出したい!」

本土から日本を発つ鷹野エリカに会いに行くため、退学覚悟で脱出を決意した主税(道枝駿佑)。

野上(西畑大吾)を含めた6人はそれについていくと言います。

仲間を退学にさせるわけには行かないと心配する主税ですが、野上は東大レベルの自分たちを退学させるわけがないと、自信満々に言います。

自分1人ではできないことも、誰かの手を借りれば希望が見える。

主税はスイスに行かなければいけないことで落ち込むエリカにそのことを伝えたいと考えていました。

「仲間を信じて、このアルカトラズから脱獄する!」

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史上最大の脱出計画が始まりました。

厳しい警備体制

主税の無断外出以来、寮には監視カメラが増え、周辺には警備員が増員されるなど厳しい警備体制が敷かれていました。

野上は何か方法があるはずだと必死でIQ149の頭脳を巡らします。

「自由。便利な言葉だな」

鬼河原先生(袴田吉彦)は、洗濯場で考え込む野上に声をかけます。

「自由なんてないと思った方が楽だぞ。特にこの島ではな」

先生はそう皮肉を言った後、ポケットから釣りに使う浮きを落としていきました。

視線を落とした野上は、ある物を発見します。

その後、藤木(大橋和也)を使って鬼河原先生を外に連れ出した後、先生の部屋へ侵入し釣り道具を運び出します。

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ちなみに、鬼河原先生は、野上から没収したお宝DVDを物色しているところでした。

フランク・モリスの地図

野上たちは主税の部屋に先生の釣り道具を投げ入れ、着替えて外に出てくるように指示します。

主税は釣りに行く鬼河原先生のフリをして寮から出ることに成功しました。

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あまりにも見た目が違い過ぎて、かなり無理がありましたが、とにかく第一関門突破です。

7人は橋の出口まで向かいました。

しかしそこは検問が置かれていて、通り過ぎることができません。

「こうなったらフランク・モリスを信じるしかない」

そう言って野上が古ぼけた地図を取り出しました。

moyoko

フランク・モリスとは、脱出不可能と言われたアルカトラズ刑務所を脱獄した人物です。

野上は、洗濯場のブロック塀の「自由になりたい」という落書きの下に矢印が書かれていることを発見し、それを辿って行った先でこの地図を見つけました。

他のメンバーはうさん臭さを感じていますが、7人に残っているのはもはやこの地図しかないのです。

小さなボート

「どんなに低い確率でもいいから、俺は行きたい」

主税が一番初めに手を挙げます。

主税の強い思いを受けて、7人は地図を信じることにしました。

地図は険しい山道を抜けなければなりません。

皆ヘトヘトになりながら山道を歩きます。

本当に信じていいのか?そう頭をよぎった時、最後尾にいた藤木が足を踏み外して崖を滑り落ちてしまいました。

急いで崖を下りていくと、藤木が落ちた先に何やら木の葉などで隠された物が置いてあります。

葉や網を取り払ってみると、それは小さなボートでした。

かなりの年季ものです。

「やめるか?」

「行くに決まってんだろ!」

7人は勢いよく海へ漕ぎだしました。

moyoko

7人は校歌を歌いながら漕ぎ続けます。舟さえあれば、脱出は案外簡単でした。

アタリの棒

本土の海岸に到着しました。

次は空港まで行かなくてはなりません。

7人は走り出しました。

こんなバカバカしいことをできるのはきっと今だけだ。

大人になったら経験できない。

主税は走りながらそう考えていました。

「俺たちは今、自由の中を走ってる!」

moyoko

まさにアオハル!といったとても爽やかなシーンです。

その夜、7人は途中の公園で野宿することになりました。

主税は眠れず、なかなか捨てられないでいるアイスの「アタリ」棒を眺めていました。

この棒は、気を遣って空気を読んできた主税にとって、絶対に友達にならないと思っていた野上たちと一緒にいることになったきっかけなのです。

だから、捨てられないのでした。

moyoko

生まれて初めての「アタリ」を主税は大事に持っていたんですね。

お前に会えてよかった

「俺にしてみれば、お前を見つけたことがアタリだ」

主税の話を聞いた野上はそう答えます。

人の気持ちを考えた行動ができない野上でしたが、今回主税のために脱出計画を実行してわかったことがあります。

「誰かのために動くって気持ちいいな」

野上は、率直な気持ちを主税に伝えます。

「お前に会えてよかったよ」

「お互いにな」

moyoko

このシーンは、いわゆる「尊い」というヤツです。アイドルドラマはこうでなくてはなりません!

絶対大丈夫!

翌朝、7人は空港に到着しました。

主税はまさに搭乗口に入ろうとする鷹野エリカを呼び止めます。

エリカは、学校に怒られたのではないかと心配していた主税が、目の前にいるので驚きます。

「あの日言えなかったことを伝えに来た」

主税は、自由になることを諦めていたけど、仲間と出会ったことで気がついたことがあると言います。

「自由って貰うもんじゃなくて、自分で掴むものだった」

主税は仲間がいたからこそエリカの前までやってくることができました。

「大切なのはどこにいるかじゃない。誰とどんな風に生きているかだよ」

エリカを助けてくれる人は必ずいる。そこに自由がある。だから絶対大丈夫と、主税が力強く伝えると、エリカは笑顔になりました。

moyoko

いつも自信なさげだった主税が、とても力強くなっています。

鬼河原先生登場

エリカは、主税にいつも乗っていたあの自転車をあげるといって鍵を渡します。

主税は何かお返しをしようと思いますが、ポケットには「アタリ」の棒しか入っていません。

エリカは笑顔でアイスの棒を貰っていきました。

「ありがとう!牧主税!」

「大事にしろよ!鷹野エリカ!」

moyoko

甘酸っぱいですね~ここにもアオハルがありました。

ミッションを終えた7人は島に戻ることにしました。

まずは、ボートのある海岸まで戻らなければなりません。

とりあえずヒッチハイクをしようと、藤木が手を上げると、ちょうどよさそうな車が止まってくれました。

しかし、運転していたのは鬼河原先生でした。

moyoko

神出鬼没の鬼河原先生。生徒のことはなんでもお見通しです!

レボリューションオブアルカトラズ号

恐怖で固まる7人。

しかし鬼河原先生は意外なことを口にします。

「レボリューションオブアルカトラズ号見つけただろ」

moyoko

それは7人が乗ってきたボートのことです。ペットボトルボートやハンググライダーのことではありません。

「30年前、あの舟で脱出ルートを開拓したのは俺だ」

地図を残したのも、鬼河原先生でした。

ちなみに、空港に来れたのは藤木の靴にGPSを仕込んでいたからです。

鬼河原先生は、浮きをわざと落としたりしてヒントを与え、脱出を手助けしてくれていたのです。

当然、学校に報告はしないと約束してくれました。

6人は退学にならないことでホッと胸をなでおろします。

「え!退学覚悟だったの!」

moyoko

野上は大きな口を叩いていましたが、内心ドキドキだったのです。

しかし主税の退学については、追試の点数にかかっていました。

俺たちは自由だ!

「ちか、もっと自由になれ!」

主税は春島エリカ(桜田ひより)の言葉を思い浮かべます。

そして、自分が欲しかったもの、かけがえのないものは案外近くにあったと、エリカに報告するのでした。

その後主税は無事追試を突破しました。

希望寮にいつもの日常が戻ってきています。

主税は鷹野エリカの自転車に乗ってエアメールをポストに投函します。

鷹野エリカは、「俺たちは自由だ!」と書かれた潮の香りのするその手紙を受け取り「フライハイ!」と叫びます。

moyoko

『フライハイ』とは、ドイツ語で『自由』という意味です。

7人は脱走犯として裏庭の掃除を課されました。

そこで野上はある壮大な計画を発表します。

脱出するのはもう古い、これからは自由を作り出すというのです。

「アルカトラズエデン化計画だ!」

心が自由である限り俺たちはいつだって自由だと演説する野上ですが、彼の話は誰も聞いていませんでした。

『メンズ校』第11話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

主税が鷹野エリカに会うために、脱出計画を立てた7人。

その計画は、野上がとある古い地図を見つけたことから一気に成功へと向かっていきました。

その地図は、なんと鬼河原先生が生徒時代に描いたものというサプライズ展開でした。

この脱出計画によって、「自由は自分の中にある」と気がついた若者たち。

窮屈な世界が一気に広がりました。

次回は野上が考え出した『アルカトラズエデン化計画』を実行しますが、果たしてうまくいくのでしょうか?

7人のアオハルを描いた『メンズ校』、次回いよいよ最終回です!

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