『メンズ校』第10話あらすじ・ネタバレ感想!仲間と喧嘩してしまった主税は、海でエリカと出会い…

『メンズ校』第10話

出典:『メンズ校』公式ページ

超進学校「私立栖鳳高校」の中で、落ちこぼれの牧主税(道枝駿佑)。

仲間たちは皆優秀で、自分だけ住む世界が違うと感じています。

そのことを何となく口に出した時、野上(西畑大吾)と桃井(大西流星)は怒り出します。

彼らが何故怒るのかピンと来ない主税。

そんな時、海で泣いている鷹野エリカ(茅島みずき)と出くわします。

海のない遠い場所に引っ越さなければならなくなり、親と喧嘩をしたというエリカ。

そんな彼女を心配して主税はエリカに付き合います。

その頃、点呼が近づいた希望寮では「主税が帰って来ない」と花井(長尾謙杜)たちが心配して主税を捜していました。

今回は、主税の回想で登場する同級生・春島エリカ(桜田ひより)に関する事実が明らかになります。

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『メンズ校』前回第9話のあらすじと振り返り

寮長で3年の藤木(大橋和也)は鷹野エリカ(茅島みずき)に恋をしました。

藤木がエリカに恋をしていると知った1年メンバー。

主税(道枝駿佑)は、相手がエリカだということに焦ります。

そして桃井(大西流星)は、世話を焼いてくれた藤木に恩返しがしたいと、藤木にデートをさせてあげたいと主税たちに協力を要請します。

しかし、恋で勉強が手につかなくなってしまった藤木の模試の結果は惨憺たる有様。

自信を失くして自暴自棄になった藤木は引きこもりになってしまいました。

桃井はそんな藤木を諦めるなと叱咤します。

桃井に勇気づけられた藤木はエリカに告白するも即玉砕しますが、この経験をきっかけに東大以外の新たな目標を見つけたのでした。

【ネタバレ】『メンズ校』第10話あらすじ・感想


違う世界の住人

主税(道枝駿佑)たちのテストの結果が出ました。

落ちこぼれの主税は、仲間内で自分だけ赤点で追試となってしまいます。

同室の野上(西畑大吾)は、授業中女の裸の絵ばかり描いているのにいつも主席です。

自由なキャラクターの仲間たちは、もともと主税はあまり好まないタイプ。

主税は、彼らを自分とは違う世界の人間だと感じていました。

そのことを食事中にふとこぼすと、野上の表情が変わり、食事を切り上げて食堂を出て行ってしまいました。

主税は何故、野上が怒ったのかわかりません。

それを桃井(大西流星)が代弁します。

「それ、お前とは一緒に生きていけないって言ってるのと同じだよ」

moyoko

確かに、あまりに「世界が違う」と言われると拒絶された気分になりますね。

エリカの涙

「俺、お前らと違ってバカだから」

主税は後に引けなくなってしまいました。

moyoko

皆寂しそうな顔をしています。可哀想です。

主税は中学時代、春島エリカ(桜田ひより)にも同じようなことを言ったことがあります。

するとエリカは「そうやって自分を勝手に縛ってるだけじゃないの?」と返してきました。

次の日。

主税は、野上と同じ部屋にいるのが気まずいので海に出ました。

すると、桟橋のところで鷹野エリカ(茅島みずき)が座っています。

近寄ってみると、彼女は泣いていました。

訳を聞くと、何と彼女はスイスに引っ越す予定だと言うのです。

しかも、二日後に島を出て三日後にはスイスに発つとのこと。

「だから明日でこの島は最後」

moyoko

エリカはその準備のために学校に行ってなかったのです。16歳の女の子ではまだ親に従うしかありません。

戻ってくんな!

エリカは、山に囲まれて海がない場所に行くことを不安に感じていました。

「私、生きていけるかな…」

主税はそんなエリカに歩こうと誘い、ラムネを飲みながら遠くの神社までやってきました。

何とか場を盛り上げようとする主税でしたが、エリカは暗い顔のままです。

親と喧嘩して家を飛び出してきたと言うエリカ。

「こんな狭い島なのに家出ってダサいよね」

まだ高校生の女の子のちょっとした抵抗でした。

主税はおもむろに立ち上がり、島を出航したフェリーに向かって叫びます。

「戻ってくんなー!!」

主税にとっては自由の象徴である船ですが、エリカにとっては乗りたくないもの。

だから、戻って来るなと叫んだのです

すると、エリカも一緒に叫びました。

「戻ってくんなー!」

moyoko

主税は神木(高橋恭平)のようにいざという時にハマる言葉を出せる人ですが、自分が優しいということに本人は気づいていません。

主税の失踪

その頃、希望寮では夕食時になっても主税がいないことで花井(長尾謙杜)たちが心配していました。

「違う世界に行ったんじゃないのか?」

野上は他人事のようにふるまいます。

源田(藤原丈一郎)はどこかで遭難したのかもしれないと気が気ではありません。

勝手に外出していたため、主税は携帯も持っていませんでした。

moyoko

夕食はとりあえず体調が悪いということでごまかしましたが、長くは無理です。

夕食後、野上は1人海へ出て主税を探し回りますが、点呼の時間になっても主税は戻ってきません。

6人が何とか点呼をやり過ごそうと相談していると、鬼河原先生(袴田吉彦)が部屋に入って来てしまいます。

「牧がいないことを知ってたな?」

moyoko

先生にバレてしまいました。ヤバいです!

アオハルの価値

6人は別室に呼び出され、先生に事情を聞かれました。

学校は将来を見据えた者の夢を後押しするため、生徒の安全と勉強に集中できる環境を守るためにとりわけ厳しいルールを設けています。

それは、皆わかっていて入学したはずだと先生は言います。

「今を犠牲にしなければ未来は手に入りませんか?」

野上が反論します。

「今の俺たちの一瞬に価値はないんですか?」

先生は答えます。

「それを望むなら、それが許される学校に行け」

moyoko

そう言われるとぐうの音も出ません。東大を目指すような子は無理やり学校に入れられるようなことはほとんどいないでしょうから…。

その頃、主税とエリカはとある漁師小屋にいました。

エリカのこと

エリカは、主税が持っていた文庫本のことを気にかけます。

主税が読みそうなジャンルではなかったからです。

「キミの隣のフライハイ」

それは、主税が春島エリカから借りたもの…。

主税は、「春島エリカは自由な一匹狼タイプで、口を利くのは主税だけだった」と言います。

主税はいつもエリカの自由っぷりに振り回されて時々衝突もしました。

もちろん、最終的に主税が言い負かされて終わります。

そんな彼女に「隅々まで読んで」と渡されたのがこの本でした。

「俺は、そんな彼女のことが好きだったんだと思う」

主税は言われた通りちゃんと本を読みましたが、何度返しても「隅々まで読め」と言って返されてしまうのでした。

そうしているうちに、本を返せなくなってしまったのです。

「死んじゃったんだ」

moyoko

エリカは交通事故に遭い、あっけなく主税の前から消えてしまいました。

自由になれたら

エリカがいなくなって以来、主税はずっと後悔しています。

「結局何もできなかったかもしんねぇけど、俺、もっと頑張れば良かった」

moyoko

そうすれば、彼女の生きる自由が奪われなくて済んだかもしれない。主税はそう思っていました。

「牧はすごいね」

鷹野エリカは、人のことを考えることができる主税のことを称えます。

自分の時だって、主税はフェリーに向かって戻って来るなと言ってくれた。自分はあんなに乗りたかったのに、と。

「すごくないよ。嫌われたくないだけ」

「本当はもっと自由になれたらいいのに」

そんな主税を見て、鷹野エリカは、春島エリカが言いたかったことがわかった気がしました。

「自由って意味でしょ、フライハイって。ドイツ語で」

moyoko

主税は色んなものにがんじがらめになってしまっていますね。

自由になれ!

エリカは、本のカバーがテープで止められている部分に注目します。

主税はカバーが取れないように止めていると思っていましたが、剥がしてみるとその中に春島エリカのメッセージが書かれていました。

「チカを縛るもの全部なくなれ!そしてもっと自由になれ!」

主税の目から、とめどもなく涙が溢れてきました。

「ほんと、ずるいよ。自由なやつって、俺みたいなつまんないやつとつるんで…」

エリカは、自由な人はわざわざつまらない人と一緒にいないと言います。

「俺たち、自由になれるかな」

「なれるといいね」

その時、2人は小屋の持ち主に見つかってしまい、主税は寮に返されました。

moyoko

2人のエリカのおかげで、少しは主税も自由に近づけたような気がしますね。

牧が退学!?

主税の罪状は夜間の無断外出、不純異性交遊、不法侵入と退学条件が揃っていました。

そのため学校の判断が下りるまでの1週間、主税は寮の別室でひたすら自習させられることになります。

「何とかなんないのかよ!」

野上はフク(福田麻由子)に訴えます。

もとはと言えば、野上との喧嘩から始まったこの騒動。

フクは野上を優しく抱きしめます。

「その傷はここにあるものじゃ治せない。自分たちで治すの…。」

フクに励まされた野上は、落ち着きを取り戻します。

そしてすぐに5人を裏庭に呼び出しました。

「牧を俺たちの世界に取り戻す!」

moyoko

野上が復活してくれて良かったです。これで百人力ですね!

俺もお前も同じ

その夜、主税は1人寮を抜け出そうと裏口へ向かいました。

その時、何者かに襲われ、倉庫に連れて行かれます。

そこには6人が揃っていました。

野上は何故自分たちを頼らないのかと尋ねます。

「住む世界が違うからか?」

主税は、ただみんなを巻き込むわけにはいかないと思っていたのです。

「そうやってお前の世界から、俺たちを締め出すな」

野上だって、主税と同じ高校1年生の男の子。

主税と同じように苦しんだり悲しんだり、主税と同じように色んなことを感じているのです。

だから、主税が何を考えているのか知りたいのは、当然のことでした。

「点呼破りまでして何をしてたのか、お前の口から聞かせてくれ」

moyoko

野上にそう言われて、主税も自分が壁を作っていたことに気がついたようです。

ここを脱出したい!

主税は2人のエリカの話をします。

そして、どこか諦めている鷹野エリカに誰かの手を借りれば希望が見えることを伝えたいこと、日曜日に日本を発つエリカにどうしても会いたいことを訴えます。

「自分のためにどうしても行きたいんだ。ここを脱出したい」

「やっと本音を吐いたな。ことなかれ王子が」

6人は嬉しそうに笑ってました。

そうと決まれば、明日のうちに島を出なければなりません。

6人は俄然張り切り出します。

主税が何故みんなまで?と目を白黒させていると、「みんなで行った方が楽しいじゃん!」と神木があっけらかんと答えます。

自分は良いとしても、皆を退学させるわけにはいきません。

しかし野上は大丈夫だと言います。

何故なら、主税以外は東大合格ラインの成績です。

全員を退学させて合格率を下げるほど学校もバカではないと言います。

「お前ら、バカじゃないの!?」

「バカではない。IQ149だ!」

『メンズ校』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回は主税の過去と心の葛藤が明らかになり、友情にヒビが入りそうになりながらも、7人の絆の深さを再確認するお話となりました。

周りへの劣等感から野上と喧嘩をし、鷹野エリカと共に家出をして退学の危機に陥ります。

しかし、そのことで主税は自分のやりたいことを見つけ、仲間にはっきりと意思表示することができたのでした。

「お前の世界から俺たちを締め出すな」

という野上の言葉は胸に刺さりました。

疎外感というのは、周りが与えるだけのものではないということですよね。

さて、いよいよ本格的に脱出へ動き出す7人。

次回から物語は、最終章へ突入です。

脱出計画は上手く行くのでしょうか?

そして、そのことで7人が見つけたものとは?

次回要チェックです!

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