最近の恋愛ドラマは視聴率がなかなかとれないと言われています。
時代が変わり、恋愛に関心のある若者が減ったからという事実は否めません。
そして、かつては恋愛ドラマを楽しんでいた30代以上や既婚者も現在ではほとんど関心を示しません。
そして、恋愛ドラマをヒットに導く若手スターの不在、ネット上に恋愛ノウハウ、エピソードがあふれていることなどもあり王道のラブストーリーは少なくなっています。
傾向としては恋愛をモチーフにしつつ、コメディーなどのエンタメ性を追求した作品が増えてきています。
今回は新旧の恋愛ドラマの中から、心に残る恋愛ドラマを10作品ご紹介します。
目次
超おすすめ恋愛ドラマ10選
『逃げるは恥だが役に立つ』
『逃げるは恥だが役に立つ』は2016年10月期TBS系「火曜ドラマ」で放送されました。
略称「逃げ恥」、主人公2人の“契約結婚”を軸に、様々な男女間の社会問題を織り交ぜたラブコメディとなっています。
原作は月刊 「Kiss」 (講談社) で連載中の海野つなみの同名漫画で、2015年に第39回講談社漫画賞 (少女部門) を受賞している大人気作品です。
また、脚本は数々のヒット作品を手掛けた野木亜紀子が担当しています。
主演は新垣結衣、神奈川県横浜市が特別協力しており横浜を舞台に描かれています。
今や各方面に引っ張りだこの星野源が契約夫役&主題歌「恋」を担当しています。
そしてエンディングにて、主演の新垣結衣をはじめとする出演者が「恋」に合わせて踊るダンス・通称「恋ダンス」が大ブームとなりました。
放送終了後も2017年年末から2018年年始にかけて、2019年12月28日から29日にかけて、一挙再放送されるほどいまだ視聴者を虜にしています。
2019年に朗読劇として舞台化もされました。
タイトルの「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーのことわざ「Szégyen a futás, de hasznos.」の和訳で「恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切」という意味です。
ミルトモ 編集部
新垣結衣演じる主人公・森山みくりは大学院を出ながらも就職難で派遣社員になりますが、いわゆる派遣切りに遭い無職の身となってしまいます。
求職中の娘を見かねた父は家事代行サービスを利用していた元部下・星野源演じる津崎平匡が家事代行の会社を替えようとしていたところを頼み込んで、週1回の仕事を取り付けてきます。
平匡は35年間恋愛経験ナシ、IT企業に勤める超真面目なサラリーマンです。
気難しい性格であまり他人に構われることを好みませんでしたが、みくりとは適度な距離感を保って良好な関係を築きます。
けれども、両親が田舎へ引っ越すことになり、現状を維持したいみくりは平匡に「就職としての結婚」を持ちかけます。
その提案にメリットを感じた平匡は了承し、2人は「雇用主と従業員」という関係の契約結婚という道を選びます。
2人のよそよそしさをいぶかしむ周りの目をごまかすため「ハグの日」を設けるなどして親近感を醸し出そうとするうちに、2人の間に本当の恋愛感情が芽生えます。
ここから、職ナシ彼氏ナシのみくりと恋愛経験の無い独身サラリーマン平匡、恋愛に奥手な2人のキュンキュンする新婚?生活が始まります。
徐々にお互いを意識し出す妄想女子とウブ男、はたして契約結婚の行方はどうなるのでしょう。
ミルトモ 編集部
さらに2人の関係に波乱を起こすイケメン役には大谷亮平、やたらと2人の関係を詮索する不思議な津崎の同僚役には古田新太、みくりの伯母であり親友である高齢処女のアラフィフ女性役には石田ゆり子を起用しています。
脇を固める役者も光ってます。
ミルトモ 編集部
「触られるのが嫌な相手でなければ一緒に暮らせるのではないか」と思ったことがこのマンガの始まりです。『そこそこ好き』くらいの方が、相手への期待もそんなにないからうまくいくのではと思ったんです」と言います。
これまでの契約結婚をモチーフとする作品は金持ちとの愛のない「玉の輿婚」から愛が生まれるといった内容でしたが、それらとはちょっと違う切り口でビジネス物のようなテイストを入れてみたのだそうです。
ミルトモ 編集部
さらには 「就職難」「派遣切り」「事実婚」「高齢童貞」「晩婚化」 など現代社会で気になることを詰め込んだ、新感覚の社会派ロールプレイング・ラブコメディです。
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『花より男子』
『花より男子』は第1シリーズは2005年10月期、第2シリーズは2007年1月期にTBS系で放送されました。
2008年には『花より男子F(ファイナル)』として映画化もされています。
そして2018年4月に本作の続編として「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」が放送されています。
井上真央演じる主人公・牧野つくしは娘の玉の輿を願う母親の勧めで、名門の筋や素封家の子弟が入学することで知られる英徳学園高校に入学します。
一般庶民のつくしは道明寺財閥の御曹司・司、花沢物産の御曹司・類、日本一の茶道の家元「西門流」の跡取り息子・総二郎、総合商社・美作商事の息子・あきらのF4(Flower 4―“花の四人組”)に出会います。
ミルトモ 編集部
英徳学園はF4の親から多額の寄付を受けていたため、生徒たちはもちろん教師たちですら彼らに逆らうことができませんでした。
つくしはそれに違和感を持ちながらも、平凡な高校生活を送ろうとしていました。
ところがある日、つくしはF4に花瓶の水をかけたことが原因で、F4に赤札を貼られ学校全体からいじめのターゲットにされてしまいます。
しかし、正義感の強いつくしは彼らの性根を叩き直さんとばかりに立ち向かって行くのでした。
そんな中、道明寺はつくしのことを好きになってしまいそれからは彼女一途になります。
いじめられ騙され続けたつくしの人生が、このF4によって変わり始めました。
次第に2人の思いは通じ合っていきますが、様々な事情が彼らの恋路を阻みます。
『花より男子』といえば、井上真央と松本潤の代表作と言われています。
ミルトモ 編集部
今思うと井上真央の確かな演技力と、松本潤のクールなカッコよさ、小栗旬の謎めいた魅力、この3人の三角関係がこのドラマの人気を爆発させた要因なのでしょう。
このドラマの名シーンで有名な場所となったのが、恵比寿ガーデンプレイスです。
道明寺がつくしに告白するシーンがここです。
花より男子のファンには有名な感動シーンのようで、訪れるファンは多かったようです。
恵比寿ガーデンプライスにて。
大好きだったドラマ「花より男子」
道明寺とつくしがよく待ち合わせした場所らしい。 pic.twitter.com/JKsmdEWwJA— かなかな✿︎ (@KuronekoForute) December 16, 2019
ミルトモ 編集部
一方、つくしを抱き締めている類のシーンも花男ファンにはたまらないですね。
つくし&類がくっつくと思っていたファンもいるようです。
ミルトモ 編集部
それとつくしの家族にはほっとしました。
学校ではつくしがかわいそうな分、家族とのシーンでは温かみを感じました。
つくしの父親はテーブルにお箸を並べたり、朝4時から母とつくしのお弁当を作ったり、とてもいいお父さんです。
ミルトモ 編集部
『大恋愛〜僕を忘れる君と』
『大恋愛〜僕を忘れる君と』は2018年10月期TBS系金曜ドラマで放送されました。
主演は圧巻の演技力を持つ戸田恵梨香、相手役は本格ラブストーリー初出演のムロツヨシ、脚本は恋愛ドラマの大御所・大石静の完全オリジナルストーリーです。
若年性アルツハイマーにおかされる女医と、彼女を明るく健気に支え続ける元小説家の男の10年にわたる愛の奇跡を描く王道の純愛ラブストーリーです。
KITAレディースクリニックに勤務する女医である北澤尚は年上の医師である井原侑市との婚約が決まり、仕事もプライベートも順調な日々を過ごしていました。
しかし結婚式まで1か月と迫り、新居へと引っ越すことになったある日、尚は引越のアルバイトで尚の自宅に来ていた元小説家の間宮真司と運命的に出会います。
真司はデビュー作「砂にまみれたアンジェリカ」がベストセラーになったものの、次作で酷評され次第に世間から忘れ去られ引越のアルバイトで生計を立てていました。
自分が過去に書いた小説の文章の一部を暗唱できるほど好きだと言う尚からアタックされるうちに、彼女を愛するようになり、また自分の忘れていた小説への思いを呼び起こされていきます。
更に、尚と真司が本気の恋へと突き進もうとしていた時、尚が若年性アルツハイマー病の前段階とされる軽度認知障害(MCI)に侵されていることが判明します。
一時は真司に別れを告げられ自殺を考えるほど落ち込んでいましたが、9か月後に行きつけの居酒屋で彼と再会し、彼のプロポーズを受け入れて結婚します。
真司はこの間本格的に小説を執筆し、「脳みそとアップルパイ」を出版して大ヒットさせていました。
尚はその後、若年性アルツハイマー病に進行していると宣告されます。
真司から子どもが欲しいとの要望に対して一時は断りますが、考えを改め息子を出産し恵一と名付けます。
真司は「もう一度、第一章から」のタイトルで新聞連載を始め、後に本を出版して大ヒットさせるのでした。
一方尚は病気が進行して衰えていく自身を見せたくない想いで、真司にメモを残して家を出て「朝倉診療所」に住み始めます。
真司が訪れた時にはすでに記憶がなくなっていましたが、彼が「もう一度、第一章から」の朗読をしている時に一瞬だけ記憶が蘇りました。
その1年後に肺炎を起こし、息を引き取ります。
真司と恵一が住み続ける一軒家には尚の写真が大量に飾られていました。
尚との最後の日々は彼女の死後に「大恋愛〜僕を忘れる君と」して執筆・出版し、これを最後に作家として新しい挑戦をしていくことを尚の霊前に誓っています。
「恋愛ドラマは視聴率が取れない」と言われている現在、直球のラブストーリーでしたが、第1話から予想以上の反響がありました。
ミルトモ 編集部
今回は台本が完成するのがすごく早くて、キャストは気持ちを整える時間が持てたそうです。
また、大石の脚本が読み手の想像に任せてくれる部分が多いので、現場で役者とスタッフが一緒に話し合いながら作ることができ、キャラクターの心情などを毎回確認しながら丁寧に撮ることができました。
ミルトモ 編集部
1話で尚が間宮を好きになる理由をわざと描かずに、会話するうちにだんだんフィーリングが合って、いつの間にか好きになって、キスまでいくという感じにしています。
3話で「好きと嫌いは自分じゃ選べない」というセリフがあります。
ミルトモ 編集部
対照的に、松岡昌宏演じる尚の元婚約者で主治医の井原侑市は3話目くらいまでは気持ちではなく理論的に行動する”理系男性”として描かれています。
けれども病気発覚後の尚の主治医として彼女を支える存在になり、ただの計算高い人ではないという描かれ方になっていて救われました。
大石は「医師という社会的エリートのヒロインが病気になって、どんどん希望を失って堕ちていく姿が萌える。」と言っています。
ミルトモ 編集部
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『ルパンの娘』
『ルパンの娘』は2019年7月期フジテレビ系「木曜劇場」で放送されました。
原作は横関大のロングセラーとなっているシリーズ小説です。
泥棒一族“Lの一族”の娘と、警視庁捜査一課に所属し家族全員が警察官という青年が、様々な困難に見舞われながらも、許されない恋愛を貫くラブコメディーです。
ドラマ版は原作の魅力を存分にいかしながら、主人公たちが泥棒スーツを着て悪者と戦ったり、オリジナルキャラクターが登場するなど大きく脚色されています。
ドラマの軸となっている華と和馬の恋愛模様はもちろん、三雲家と桜庭家それぞれの家族ドラマ、「泥棒vs警察」の攻防戦やミステリー、アクション、そしてミュージカル要素までも詰め込み、エンターテインメントの粋を集積させた奇想天外なラブコメディーです。
「わたしは泥棒の娘。結婚を考えた彼は警察官でした…」 これは世にも不思議なロミオとジュリエットのようです。
深田恭子が主人公の三雲華を演じます。
華は泥棒一家“Lの一族”の娘で、家族の誰よりも盗みの才能を持っているのですが、家業を継ぐことを拒み、普通に生きていくため図書館司書として働いています。
“Lの一族”は悪党しか狙わないことをモットーとしていますが、盗みの計画の先には泥棒逮捕を仕事とする華の恋人・桜庭和馬(瀬戸康史)がいつも関わっていて、彼は時に悪党たちに襲われるなど窮地に陥ってしまいます。
華は大好きな和馬を救うために葛藤しながらも、ついつい一家の泥棒の手助けをしてしまいます。
泥棒家業から遠ざかって生きてきた華が愛する和馬を救うため、嫌々ながら泥棒スーツを身にまといますが、ひとたびスーツを着ると大泥棒一家のDNAが騒ぎ出し強く、かっこよく、そしてセクシーな泥棒になってしまうのです。
ミルトモ 編集部
泥棒スーツの深田の魅力がさく裂しています。
泥棒スーツは斬新で、素材がベロアで、体のラインが出てしまうぴっちりとしたものなのでとても色っぽいです。
普段はできないような動きも仮面をつけると恥ずかしさが軽減され、仮面のパワーもあり大胆に演じきっていました。
ミルトモ 編集部
深田は三雲華という女性が持つ、図書館司書として普通に働く“昼の顔”と、盗みの才能に恵まれてどこかで血が騒いでしまう“夜の顔”という二面性をしっかり演じ分けています。
ミルトモ 編集部
冒頭の華たち三雲家の“Lの一族”の泥棒ダンスはインパクトがありました。
面白そうなシーンや動きを真面目に演じ切っているところにプロ根性を感じました。
最終話では華と和馬はチャペルで再会し愛を確かめ合い、涙を流しながら長いキスを交わしました。
ミルトモ 編集部
和馬役の瀬戸康史は刑事ということで体重を10キロ増やし、何事にも全力で取り組む真っ直ぐな和馬を体当たりで演じています。
華に尽くしきる姿が華の感情の高ぶりと相乗効果になり、ドラマを盛り上げていました。
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『ロングバケーション』
『ロングバケーション』は1996年4月クルーでフジテレビ系の「月9」枠で放送された木村拓哉と山口智子主演、脚本は北川悦吏子の恋愛ドラマです。
略称は「ロンバケ」、第34回ギャラクシ選奨受賞(1996年度)を受賞しました。
「月曜日はOLが街から消える」と言われ、このドラマの影響でピアノを習い始める男性が増えるなど「ロンバケ現象」なる社会現象を巻き起こしました。
主演の木村はSMAPの人気上昇とともに人気がうなぎ上りだった頃であり、山口もすでにヒット作に出演し人気女優の仲間入りを果たしていたこともあり、人気者同士の共演は話題を呼ました。
結局、キムタク×山口智子が
最強すぎるんよな掛け合いが好き#木村拓哉 #山口智子 #ロングバケーション #BG pic.twitter.com/BUrMvONwz9
— みずほ (@bsk_mizuho) May 28, 2020
山口智子演じる落ち目のモデル・葉山南は結婚式当日に婚約者が失踪してしまい、そのルームメイトだった木村拓哉演じる冴えないピアニスト・瀬名秀俊とやむを得ず同居することになります。
婚約破棄で落ち込む南に瀬名は人生がうまくいかない時は「神様がくれた休暇」だと考えようと提案し励ます。
一方で瀬名も自分の才能に自信を持てず、後輩の涼子との恋もなかなか進展しません。瀬名と南はトラブルだらけの同居生活の中で、次第にお互いがかけがえのない存在になっていきます。
ミルトモ 編集部
優しいれけどウジウジしていて不器用で、繊細な感受性を持て余しています。
今でいう草食系男子の面もあります。
ミルトモ 編集部
ロングバケーションやばい
キムタクがピアノとかやばい
なんでこんなにかっこいいの(o_o)
これうちが生まれる前のドラマなんだね! pic.twitter.com/8fspiQsnkS— ゆーか (@ishigakki_) February 27, 2015
彼の顔のパーツは丸みがあって女性らしく、ある意味ユニセックスな顔でそれが自然な色気となってこういう役に合います。
いつもぶかぶかのスーツを着ているちょっと冴えなくてダサい瀬名が、素敵です。
携帯もないこの時代、家の留守電を確認したり電話を待ったり、煙草スパスパ吸っています。
ミルトモ 編集部
山口智子も素敵です。
葉山南はサバサバ大人女子の仮面をかぶる、歳だけとってしまった女子です。
ミルトモ 編集部
#いい女の日
手元の辞書で「いい女」って項目を引いてみてよ。
最初に山口智子、次に『ロングバケーション』の葉山南って書いてあるから。
葉山南は元ミス長良川下りってまだ覚えているし、一生忘れないのかもしれない。オールタイムベスト級のドラマ。 pic.twitter.com/PYjjqIJt6k— 銀色のファクシミリ (@Iin5cjYdKrAm26D) November 7, 2019
色々と斬新なネタを披露してくれました。
納豆を鉄板で焼いてレタス巻いて食べると美味しい、というのを知りました。
ミルトモ 編集部
北川悦吏子の人物像の描き方が卓越しています。
時代を掴む上手さが、そこかしこに光っています。
竹野内豊や松たか子、稲森いずみ、広末涼子といったのちに連続ドラマ主演級となった俳優・女優が多数共演していますが、彼らについて、見た目と中身のギャップが実にリアルに表現されていました。
90年代ゆえにテレビ的制限も少なく、テンポが良くてメリハリのある心に残るドラマです。
『結婚できない男』
『結婚できない男』は2006年7月期フジテレビ系列の火曜夜10時枠に放送されました。
偏屈で独善的、皮肉屋だけれどどこか憎めない40歳の主人公が1人の女性との出会いを契機に恋愛、そして結婚を模索するまでの日常がコミカルに描かれました。
そして、この13年後を舞台とする続編『まだ結婚できない男』が同系列の火9ドラマ枠にて2019年10月期に放送されました。
人生100年時代と言われるこのご時世で、53歳になった阿部寛演じる桑野信介は偏屈さに一層磨きがかかり、相変わらず独り身を謳歌する日々です。
そんな中、ひょんなことから出会った女性たちとの間で運命の歯車が回り始めます。
阿部寛演じる主人公・桑野信介は有能な建築家で、独立して事務所を構えています。
妥協しない性格のため、顧客や知人とトラブルを起こすことも少なくありません。
また、「どうしても」と頼まれると断れない性格で時に優しい一面を見せます。
ルックスは良く高学歴、高収入、高身長の「三高」を満たしていますが、偏屈男で協調性や社交性に乏しいです。
自分は「結婚できないのではなく結婚しない」のだと主張していますが、女性に興味がないわけではありません。
ミルトモ 編集部
単独で行動することが多く、食事やショッピングも1人、1人焼肉や1人手巻寿司もいといません。
ミルトモ 編集部
『男はつらいよ』のファンで、葛飾柴又観光ツアーではガイドよりも詳しく語り、ガイドを泣かせました。
潔癖症で、料理・家事等は自ら完璧にこなしキッチンが汚れているのが我慢できず、自分の家に他人を入れません。
プラモデルを仕上げた後で、部品が1個足りないだけでもう1つ同じプラモデルを買うほどの完璧主義です。
オーディオでのクラシック音楽を流し、大音量で時に指揮の身振りをし陶酔します。
第1シリーズではひょんなことから桑野は女医の早坂夏美(夏川結衣)と出会い、互いに辛らつな言葉を交わしあううちに、次第に気になる存在になっていきます。
終盤で桑野は「好きなんじゃないかな」と告白し交際しますが、結局破局してしまいます。
続編『まだ結婚できない男』では同じマンションに住み、相変わらず1人を満喫する日々をを過ごしています。
桑野の悩みは自分のことを非難する「やっくんブログ」の存在で、弁護士のまどか(吉田羊)に相談します。
まどかを通して出会った離婚裁判中の有希江(稲森いずみ)、隣に引っ越してきた女優の早紀(深川麻衣)と、人間関係が広がってきました。
ミルトモ 編集部
持ち前の偏屈さと独りを愛する性格ゆえ、結婚はもちろん恋人も作らずこれまで独身を謳歌してきた桑野。
しかし、ケンカしながらも関係を深めてきたまどか、桑野を好意的に見守ってきた有希江が揺らぐことのなかった桑野の人生観に変化をもたらします。
独身率が確実に上昇している昨今、桑野が最後に選ぶ幸せとは何なのか、ぜひご覧ください。
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『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』
『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』は2014年7月期フジテレビ系「木曜劇場」枠で放送されました。
平日昼間に夫以外の別の男性と恋に落ちる主婦のことを指す造語「平日昼顔妻」をテーマにした、道ならぬ恋に人生を狂わせてしまった女性を描いています。
『昼顔』はその年の流行語大賞にノミネートされるなど、社会現象にまでなりました。
仏・伊合作映画『昼顔』をオマージュした井上由美子のオリジナル作品で、第82回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で脚本賞を受賞しています。
主人公・笹本紗和を演じる上戸彩にとっては代表作となり、相手役の北野裕一郎を演じる斎藤工の熱演が話題となり彼の不動の人気を確かなものにしました。
上戸彩演じる主人公・笹本紗和はスーパーでパートタイマーとして働く主婦です。
高校生の木下らの車上荒らしによるトラブルで利佳子(吉瀬美智子)と知り合い、木下の担任教師・北野裕一郎(斎藤工)とも顔見知りになります。
紗和は平凡な毎日といびつな幸せに物足りなさを感じている中、北野と出会い、鮮烈に惹かれて行き、越えてはいけない一線を越え「昼顔妻」へ身を落としてしまいます。
最終的に不倫は明るみに出て、北野と2人で貸別荘に身を寄せますが、居場所を特定されて引き離されます。
その後、弁護士を介した話し合いで、北野と今後一切接触せず、それを破った場合は北野の妻・乃里子に毎月慰謝料を支払うことを約束させられます。
捕まるために家で火事を起こしますが、夫が家事中の出火だと証言、その後、夫とは離婚し引っ越してパートも辞め、新しい仕事を見つけています。
紗和を「不倫」という反社会的行為へと導いてしまう「昼顔妻」滝川利佳子を吉瀬美智子が演じています。
ミルトモ 編集部
そんな吉瀬が怪しい魅力で悪女を演じ、上戸を誘惑します。
そして紗和の不倫相手の高校教師・北野裕一郎を斎藤工が演じます。
紗和の無邪気な笑顔とそれとは対照的な寂しそうな様子、そして自分の言葉を一語一句必死に受け止める姿に次第に惹かれていきます。
ミルトモ 編集部
いわゆる不倫ドラマなのに、何故か応援したくなる2人です。
ミルトモ 編集部
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『ホタルノヒカリ』
『ホタルノヒカリ』は2007年7月期日本テレビで放送されました。
その3年後の姿を描く続編『ホタルノヒカリ2』が2010年7月期に放送されました。
「干物女」という流行語を生み出した働く女性ドラマです。
原作はひうらさとるの同名漫画で20代の人生を、恋愛を半ば放棄してぐうたらに過ごす「干物女」・雨宮蛍の恋愛を描いたドラマです。
蛍のキャラクター、生活スタイルなど女性から多くの共感を得て、人気ドラマとなりました。
綾瀬はるか演じる主人公・雨宮蛍はSWビルドのインテリア事業部に勤めるOLです。
会社では有能な仕事ぶりを見せるまともなOLですが、恋愛には無関心で、家でゴロゴロとしているのが大好きな干物女です。
しかしある日、部長の高野誠一(藤木直人)が引っ越して来て、不本意ながらも同居する破目になります。
ミルトモ 編集部
ひょんなアクシデントから蛍と同居することになったぶちょおこと高野部長と蛍の関係性は干物女でなくても憧れるものでした。
ドラマ1作目の最終回で、蛍とぶちょおはようやく恋人になります。
ミルトモ 編集部
そして干物女である蛍の暮らしぶりはあるあると思わず頷いてしまうシーンが多いため、視聴者は蛍に自分を重ねてドラマを観ることができます。
仕事を終えて帰宅したらすぐにゆるいジャージに着替え、ちょんまげ頭、手酌でお酒を飲みながら縁側で寝そべってダラダラと過ごします。
休みの日はいつまでもゴロゴロと布団から出ません。
他人には言いづらい姿ですが、実は隠れ干物女という女性は多いものです。
蛍のすごいところはオフモードの時はまるでおじさんのように過ごしているのに会社ではきちんと仕事をこなしているところです。
ミルトモ 編集部
蛍はちょっと抜けている部分もありますが、とにかく一生懸命です。
仕事も恋も、不器用に見えるほどまっすぐです。
自分を飾りすぎず周囲に媚びないで生きている蛍の生き方はとても魅力的です。
愛嬌があり少しドジな一面もある蛍は女性だけでなく男性からも支持されるキャラクターです。
外では干物女を封印していることもあり、意外にもモテます。
ミルトモ 編集部
蛍役をきっかけに綾瀬はるかを好きになった視聴者も多いのではないでしょうか。
変顔やどじょうすくいすらもとにかくかわいいのです。
コミカルで愛らしい演技が印象的でした。
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『オレンジデイズ』
『オレンジデイズ』は2004年4月期TBS系列の「日曜劇場」枠で放送されました。
北川悦吏子脚本、妻夫木聡&柴咲コウ共演のラブストーリーです。
大学4年生・結城櫂と聴覚を失った萩尾沙絵の恋愛を、彼らを取り巻く友人たちとの交流を交えながら、若者の姿を繊細なタッチで描いています。
本ドラマは手話が大きなファクターとなっています。
櫂は社会福祉心理学専攻のため手話は習得済みで、沙絵は美しい顔、美しい指で下品な手話を平然と使います。
妻夫木・柴咲をはじめとする出演者は手話のレッスンを根気強く重ね、クランクインに臨みました。
妻夫木聡演じる結城櫂は青学院大学文学部心理学科社会福祉心理学専攻4年です。
1年の妹・愛(岡あゆみ)と、3歳年上の彼女・真帆(小西真奈美)がいます。
キャンパス内でバイオリンを弾いていた沙絵を見かけ、自身が専攻する科目で手話を扱っていたことから交流が始まります。
正義感にあふれた男で、沙絵のことを大切に想い、愛しています。
柴咲コウ演じる萩尾沙絵は明青学院大学文学部文芸学科文化人類学専攻の4年です。
母は有名なピアニストでマンションに2人で暮らしています。
来を期待されたバイオリニストでしたが、海外留学中に聴覚をほとんど失ってしまいました。
話すことに抵抗があり、日常会話は手話や読唇術で行っています。
すぐに思ったことを手話にしてしまったり、態度がすぐに出てしまう性格で、櫂と喧嘩をすることも度々あります。
けれども、櫂やオレンジの会のメンバーたちの優しさに触れ、次第に心を開いていくようになりました。
ミルトモ 編集部
家族とのかかわりを丁寧に描いているところに好感が持てました。
実際の生活に家族は結構大事で、付き合っている人が実家に住んでいたら親とかの関わりは外せないですし、ましてや障害者の親ならなおさらですよね。
障碍者との付き合いで、特徴的なシーンもいくつかありました。
ミルトモ 編集部
大学生の色んな葛藤と社会人になる不安と友情と恋とが描かれていて、ときめくセリフもたくさんあって、爽やかなドラマです。
ミルトモ 編集部
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『東京タラレバ娘』
『東京タラレバ娘』は2017年1月期、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠で放送されました。
原作は東村アキコの同名漫画で、「Kiss」(講談社)にて2014年5月号から2017年6月号まで連載され、2019年新シリーズの「東京タラレバ娘 シーズン2」が連載中です。
2013年9月に2020年のオリンピック開催地が東京に決定した後、作者のアラサー・アラフォーの独身の友人たちが次々と「1人で東京オリンピックを見るなんて嫌だ」と言い出したことを元ネタにしています。
主人公の鎌田倫子(吉高由里子)は独身、彼氏なしの売れない脚本家です。
親友の香(榮倉奈々)と小雪(大島優子)の3人で「キレイになったらもっといい男が現れる、好きになれば結婚できる」と愚痴ばかりを言っています。
そんな中、小雪が働いている居酒屋「呑んべえ」に客としていた金髪の男に「タラレバ話でよくそんなに盛り上がれるな!このタラレバ女が!」と叱咤されてしまいます。
後日、倫子は金髪の男が人気モデルのKEY(坂口健太郎)であることを知り、彼女が脚本を担当するドラマにキャスティングされることになります。
しかし、プロデューサーの意向により倫子の脚本が却下されることになってしまいます。
そんなことから、いつのまにか金髪の美青年は「呑んべえ」の常連となり、倫子たちと何かしら関わっていき、次第に凛子とKEYの距離は縮まってきます。
倫子の高校時代からの親友の香は表参道でネイルサロンを経営しています。
人気バンドBUMKEYSのギタリスト・鮫島涼と以前交際しており、結婚という話も出たことがありましたが、売れないミュージシャンだったこと、香が浮気をしてしまったことで破局しています。
この2人の間にもいろいろと変化があります。
もう1人の親友の小雪は見かけは眼鏡をかけた地味な女性を装っています。
原宿の裏通りにある大衆居酒屋「呑んべえ」の一人娘であり看板娘です。
両親は父親の浮気が原因で離婚しており、高校卒業まで母子家庭で育ったためかシッカリ者で慎重派です。
ですが、妻子がいるサラリーマン丸井(田中圭)といけない関係に発展することになります。
「タラレバ」という言葉は「あの時○○していたら」や「もし○○してれば」というアラサー女子3人の妄想です。
ミルトモ 編集部
誰もが思う心の声をアラサー女子3人が声を上げることで「あー分かるわ、これ。」と共感を得る部分もあるのかもしれません。
ミルトモ 編集部
このドラマのもう一つの魅力は倫子にだけ見える幻想のキャラクター「タラ」と「レバ」です。
「タラ」は語尾に「タラ」を付けおしゃべりをします。
鱈の白子がモチーフとなっているようで、 加藤諒が声を担当しています。
「レバ」は語尾に「レバ」を付けおしゃべりをします。
レバテキがモチーフ、声はPerfumeのあ〜ちゃんです。
第8話では香の前に、第9話では小雪の前にも姿を現します。
ミルトモ 編集部
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超おすすめ恋愛ドラマ10選・まとめ
冒頭で恋愛ドラマはヒットしないと書きましたが、2010年代でも『逃げるは恥だが役に立つ』のような独自の目線の恋愛ドラマは大好評を博しました。
これからもいろんな形の恋愛ドラマが出てくることを期待したいですね。
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