『麒麟がくる』第2話あらすじ・ネタバレ感想!織田軍に攻められた美濃。心理を突いた罠で勝利を!

大河ドラマ『麒麟がくる』第2話あらすじ・ネタバレ感想!織田軍に攻められた美濃。心理を突いた罠で勝利をおさめる!

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明智光秀(長谷川博己)は、斎藤道三(本木雅弘)と約束した通り、鉄砲を持ち、名医を連れて美濃へと戻ると、なんとそこには織田の大群。

ライバルである織田信秀(高橋克典)が美濃を攻めようとしているではありませんか!

すぐに陣営に加わろうとする光秀様。

すべては美濃を守るためなのですが、信秀からとんでもない言葉を言われてイラッとし、息子の高政(伊藤英明)に対し「やっぱりお前の親父は嫌いだ!」とまで言いに行くほど。

多勢に無勢、圧倒的不利な状況に追い込まれる道三は、籠城戦に切り替え、さらに味方の怒りを買うことになり、織田の兵にもなめられる始末。

しかしここに、美濃の蝮と呼ばれた道三の力が潜んでいたのでした。

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『麒麟がくる』前回第1話のあらすじと振り返り

『麒麟がくる』

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美濃の端にある明智荘は、幾度となく野盗に狙われ、平穏を脅かされていました。

鉄砲で家臣が打たれたとき、美濃を守るためにもっと外を知るべきだとわかった光秀(長谷川博己)は、斎藤道三(本木雅弘)を説得し、堺・京を目指します。

鉄砲を求めて堺へ行くと、美濃の田舎侍だと馬鹿にされもしましたが松永久秀(吉田鋼太郎)の力添えもあって鉄砲を入手。

続いて京に行くと、政治の中心とは思えぬほどの荒れ地と化していました。

そこで出会った名医・望月東庵(堺正章)は、身分の高い人間の脈をとることはもうしないと言い美濃行きを断るも、火事で家の中に取り残された少女を救うために光秀が火の中に飛び込んで救ったことで、東庵は彼と共に美濃息を決意するのでした。

この時すでに美濃では織田の大群が迫ってきています。

道三の娘・帰蝶(川口春奈)も参戦すると戻ってくると、光秀が旅に出たと聞かされて驚きます。

光秀と帰蝶との関係、これからの注目ポイントの一つと言えるのでチェックしていきましょう。

【ネタバレ】『麒麟がくる』第2話あらすじ・感想

堺・京から帰ってくるなり大戦。道三(本木雅弘)が光秀(長谷川博己)にとんでもない命を下す

無事に旅を終え、名医・望月東庵(堺正章)と助手の駒(門脇麦)を連れて美濃へ帰ると、そこはすでに戦場と化していました。

相手は織田信秀(高橋克典)の軍。

美濃の軍よりも圧倒的に多い軍勢で、今まさに攻め込もうとしているところです。

タイミングよく光秀が帰還したことで、叔父の光安(西村まさ彦)は喜び、道三は早速、約束の物を持ってこれたかと聞きます。

東庵と駒はすでに道三の奥方の元へと向かわせ、光秀は鉄砲を道三に献上。

すると道三は、旅の支度として貸したお金は侍大将の首を二つあげて返せと言い出したのです。

KAMUI

…くれたんじゃないんですって。貸しただけなんですって!医者も連れて来たし、鉄砲も持ってきた。これだけでも美濃にはプラスになりそうなものなのですが、必要経費は貸しただけ!しかもお金で返せないなら戦の功績で返せと。しかも今!多勢に無勢のこの戦で、織田軍の侍大将の首を討ちとって返せと!しかも2人!理不尽極まりない(笑)

さすがの光秀様、息子の高政(伊藤英明)を捕まえて「やっぱりお前の親父は嫌いだ!」とわざわざ言いに行くくらいにオコです。そりゃそうでしょーとなりますわ。しかしよく考えれば、こうやって本音を言えるだけ良いのかもしれません。この後の光秀様は、織田信長にさらなる理不尽な言動をぶつけられてイラだつことになるわけですから…。その結果が裏切りとなると、高政というはけ口のおかげで道三は命拾いしたのかもしれませんね。

多勢に無勢で織田軍と戦う道三。兵を出したと思ったら籠城。兵たちに苛立ちが起きるが…

道三への苛立ちを抑えつつ、美濃を守るために戦場へと出向く美濃の兵たち。

しかし、やはり多勢に無勢。

織田軍が進軍してくるであろうルートの途中に大掛かりな落とし穴を作り、扉を閉めると投石を始めるうえ、藁の塊に火をつけて転がし、織田の兵を火だるまにするなどの攻撃を仕掛けます。

ですが、一向に勝てる兆しはなく、次々と斎藤軍の兵は倒れていきます。

すると道三は、兵を引きあげて籠城することを決意。

これに武将たちが苛立ちます。

光秀様ももちろんその一人です。

KAMUI

侍大将の首とってこいと言ったり籠城すると言ったりどんだけ振り回してくれるんだ!と思うでしょう。もうある意味ブラック企業、ブラック軍ですよ。

斎藤軍が籠城に切り替えたことで、稲葉山城を取り囲む織田軍は、美濃の田畑から農作物を搾取し、酒を飲んでお気楽モードですっかり油断し始めるのでした。

すると道三は、籠城を止め、暗殺するかの如く織田の兵を次々と奇襲し、形勢を逆転させていきます。

伝令により、信秀の元に押し返されているという知らせが来るころには、斎藤軍はもう目の前。

太鼓で軍を鼓舞させると同時に、信秀を恐れさせて撤退させたのでした。

KAMUI

油断したところに一気に仕掛ける!これぞ戦で勝つ手法の一つですね。しかも、敵を欺くならまず味方からと言わんばかりの道三の知略。お見事でしたが…この戦い方もいつまでもできるものではないんですよねぇ~。

勝ち戦だとしても、明智光秀(長谷川博己)の心は晴れず

道三の罠により、斎藤軍の勝利で戦は終結。光秀は侍大将一人の首を取るのでした。

この功績に対し、東庵は激励の言葉をかけますが、光秀は浮かない顔をし続けます。

首を取ろうとしたとき、その男の顔が叔父・光安に見えたこと。

戦いに勝ったとはいえ、負傷したもがたくさんいること。

戦をすることを嫌い、勝ちを喜べない光秀に東庵も切なげな表情を向けるのでした。

KAMUI

本当にこの人は、このお方!は平和主義なお方。多分、この戦国時代に合わない人なのでしょうね。終わりよければすべてよしじゃない。命の一つ一つの重さを理解する人。だから好きなんですけどね。この先も辛い戦いに身を置くわけですが、光秀様の心中を考えると、胸が張り裂けそうな想いです。

織田はなぜ攻めて来たか。そこには帰蝶(川口春奈)の夫・土岐頼純(矢野聖人)が絡んでいた

今回の戦により斎藤軍は見事織田軍を退けたわけですが、どうして織田は攻めて来たのか…。

そこには美濃の守護である、土岐頼純(矢野聖人)の存在が絡んでおりました。

美濃を納めるのは土岐氏の仕事にも関わらず、斎藤道三が大きい顔をするため、織田によって成敗させようとしたのです。

激昂した頼純は「美濃の蝮が!」と声を荒げますが、道三が淹れたお茶の毒に犯され、死を遂げてしまいます。

これも道三の罠の一つと言えましょう。

この下剋上の時代、敵は他の軍だけじゃなく、守護大名もその一人。

仲良くするために頼純(川口春奈)に帰蝶を嫁がせましたが、結局これで彼女は出戻りです。

KAMUI

この帰蝶は後々織田信長の妻・濃姫になるわけですが…この時代の女性のこの扱い、辛いものがありますね。それにしても頼純役の矢野さんの演技はかなり見どころでした。蝮と罵り上から目線!そこから毒に犯されて亡くなるまでの数秒、どうしたらそんな演技に辿り着くの!?と言いたくなるほどでした。

『麒麟がくる』第2話まとめ

帰蝶の母であり、光秀の祖母である小見の方に医師を連れて来たことで、光秀様は帰蝶に大変感謝されるわけですが、このふたりのこの距離感にはなにか感じるものがありますね。

結ばれることのない2人ですが、斎藤にいるときも織田に行くときも一緒。

光秀様の運命をたどるとともに、やっぱりこの帰蝶の行く末も見届けていきたいものです。

これだけ重役なポジションを代役として抜擢された川口春奈さんは本当にすごいと思います。

役者としてもやっぱり注目していきたい存在です!

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