今川義元(片岡愛之助)が三河に攻め込むと、信長の腹違いの兄である信広(佐野泰臣)が捕縛。
織田家に、竹千代(岩田琉聖)と交換をするよう要求します。
竹千代がいなくなれば今川は容赦なく尾張に攻めこまれてしまいますが、信秀(高橋克典)は信広を斬らせたくないがゆえに、これを呑もうとしますが信長(染谷将太)は反対します。
そして、これは織田と同盟を結んでいる斎藤家にも関わる問題。
そこで道三(本木雅弘)は光秀(長谷川博己)に、帰蝶(川口春奈)に会うふりをして状況を探って来いと命じます。
腹を立てながらもまたも尾張を訪れる光秀は、菊丸(岡村隆史)と共に那古野城の帰蝶を訪ね、そして改めて織田信長と対面するのでした。
一方、京都で上の空になっている駒(門脇麦)は、かつての恩人である伊呂波太夫(尾野真千子)と再会。
叶わぬ恋をしてしまったことを話すと伊呂波太夫から驚きの証言を貰い、駒は涙を流します。
目次
『麒麟がくる』前回第9話のあらすじと振り返り
帰蝶(川口春奈)が織田家へ嫁ぐと、翌朝になってやっと信長(染谷将太)と対面。
武士らしくないその風貌に、帰蝶は目を丸くします。
そして、結納の祝いとして斎藤家から松が贈られてくると信秀(高橋克典)は大喜びするのですが、信長が松平忠弘(浅利陽介)の首を献上すると激怒され、「うつけ者」といって叩かれました。
囚われの身である竹千代(岩田琉聖)と自分を重ね、父からも母からも愛されない信長の心に帰蝶は寄り添うのでした。
その頃光秀(長谷川博己)は、叔父の光安(西村まさ彦)の策略とは知らず、妻木家で煕子(木村文乃)と再会。
幼い頃に結婚の約束をした仲というのもあり、光秀は花吹雪を散らせる煕子に心を奪われていきます。
京では、駒(門脇麦)が光秀のことを忘れられずに上の空。
そんなとき、駒はとあるものを目にするのですが…。
【ネタバレ】『麒麟がくる』第10話あらすじ・感想
旅芸人仕込みの見事な綱渡りを披露する駒(門脇麦)。伊呂波太夫(尾野真千子)の言葉に駒が涙する
廃れた京になんとも華やかな団体が現れると、駒(門脇麦)はフラフラと付いて行ってしまいました。
芸人一座が何かを建てていると、駒は張られていた綱の上に乗り、両手に扇子を持って綱渡りを始めました。
「まさかワイヤーアクションをするとは…。回転そのものより、回転後のロープへの着地に苦戦しました。駒は一体何者なんだろうと思いながら、カツラが取れませんようにと祈りつつ、ひたすら回転しました。華やかなシーンになっていたらうれしいです」(門脇麦)#麒麟がくる pic.twitter.com/HbvPNPoKFu
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そこでなんと宙返り!拍手喝采を浴びるのでした。
KAMUI
5年ぶりに京へと戻って来た伊呂波太夫は、尾張で東庵が双六で10貫の負債を背負っている話を聞いたり、美濃には明智光秀(長谷川博己)という男がいることを松永(吉田鋼太郎)から聞いたと話し始めます。
光秀の名前を聞いた瞬間、駒はハッとしますが、それ以降はやっぱり生返事。
元気がないということで伊呂波太夫は話を聞くため、駒を団子屋に連れ出しました。
「好きなお方が遠くへ、ずっと遠くへ」と胸の内を話す駒。
こういう時にどうすればいいかわからないと本音を太夫に告げました。
もともと我慢強い駒は、辛い芸の修業の間も一切泣かなかったため、太夫はその強さを身に染みてわかっています。
すると駒は今度、自分を救ってくれた人が美濃の人だということがわかったと太夫に喜んで話すのですが、ここで太夫から驚きの話です。
一座に駒を預けたそのお侍さんは、「桔梗」の家紋を付けていたと伊呂波太夫は記憶していました。
桔梗と聞いた瞬間、駒は東庵の屋敷に戻り、光秀からもらった桔梗の家紋が入った扇子を抱きしめ、ぽろぽろと涙をこぼし始めました。
KAMUI
今川と織田の人質交換の実状を知るため、光秀(長谷川博己)はまたも尾張へ
今川義元(片岡愛之助)が三河の城に攻め込み、信長(染谷将太)の腹違いの兄・織田信広(佐野泰臣)が捕らえると、那古野城にいる竹千代(岩田流聖)を交換で引き渡すよう交渉を持ち掛けます。
竹千代が織田にいるために今川は手出しができないという状況を作ることができているので、信長はこの話を拒否するべきだと言いますが、信秀(高橋克典)は息子を殺したくないという気持ちがあり、決断を渋ります。
そしてこの問題は、美濃の斎藤家にも影響が及ぶことです。
織田と組んだのに竹千代を返してしまっては、織田ともども今川に潰されてしまいかねないと考えた道三(本木雅弘)。
どんな状況なのかを知るため、光秀を尾張へと向かわせるのでした。
KAMUI
尾張に行けと言われた光秀様。城を出るなり「鬼め!命がいくらあっても足らん!」と怒りながら尾張へ向かっていったわけですが…。これで3度目。重宝されているのか雑に扱われているのかわかりませんね。
信長(染谷将太)が釣りをする理由がなんとも悲しい
尾張に潜入していた菊丸(岡村隆史)が味噌を売っているのを見つけた光秀は、帰蝶にこれを届けたいからついて来いと言います。
KAMUI
帰蝶と久しぶりの再会をしたのも束の間、信長がイノシシを鉄砲で撃ち取り、帰蝶に花をプレゼントする光景を見て、光秀は目を丸くするのでした。
そして、目の間にいるのが帰蝶が話していた光秀だと分かると、信長は鉄砲を差し出し、どこで作られたか当てろと言い出します。
見事、近江国友村で作られたものだと当てた光秀は信長に気に入られると、屋敷内に上がれと言われるのでした。
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話の流れで光秀は釣りが好きなのかと聞くと、信長の顔から笑顔がスッと消えます。
そして、彼はこう語り出したのです。
「母は弟に目をかけていて、自分には冷たい。ある時大きな魚を釣って母に献上したら大いに喜ばれた。しかし、喜んだのは最初だけ。それ以降に魚をあげようとしても遠ざけられるようになった。今度は自分が魚を釣ると、漁師や皆が喜ぶ。だから釣りをするのだ。」
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竹千代(岩田流聖)と信長(染谷将太)の見えない結託
信長が光秀と話していると、竹千代が将棋盤と駒を持ってやってきます。
将棋の相手をしてほしいと言うのですが、信長はもう童とはやらんと言い、前のように遊んでくれなくなりました。
それは信長が父・広忠(浅利陽介)を討ったことが原因ではないだろうかと竹千代本人も予測をするのですが、父のことが大嫌いだったから気遣いは無用だと断言します。
これを聞いた信長は竹千代に駒を並べるように言いつつ、先に席を外させた光秀を追いかけ、明日もまた来て鉄砲の話をさせろと言うのでした。
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改めて竹千代と将棋を始める信長。
すると信長は、竹千代に「困りごとがあるのだ」と言って、竹千代と信広の人質交換の話を持ち出します。
すると竹千代は「今川は敵です。いつか討つべき相手です。しかし、私は今川の顔を見たことがありません。だから懐に入り、見てみたいと思い出す」と言うのでした。
KAMUI
『麒麟がくる』第10話まとめ
第10回、ご覧いただきありがとうございました!
今週の「トリセツ」は・・・
・信長と信広の関係は?#麒麟がくる #公式_麒麟トリセツ
▼「第10回トリセツ」はこちら▼ pic.twitter.com/VhNJV5CHDp
— 【公式】大河ドラマ「麒麟がくる」毎週日曜放送 (@nhk_kirin) March 22, 2020
竹千代が人質交換に応じながらも、今川に下る気持ちはなく、いつでも信長と共に今川を討とうという気持ちが満々。
もうこの会話が非常に恐ろしいです。
なんとなく戦国の世ということもあり、信長も竹千代も望む生活ができず、虐げられたことでどこか歪んでいるなぁと感じることが多々あります。
そんな中、特に信長の方は帰蝶の存在がとっても救いになるような気もするのです。
さて、次回は明らかに織田と今川が戦を起こすでしょう。
きっと光秀様はこれを見過ごすことはできません。
果たしてどんな行動に出るのか、ここに注目したいです。
そして菊丸、そろそろ正体を明かしてほしいと思うばかりです!
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