『Iターン』第5話あらすじ・ネタバレ感想!ムロツヨシが壮大に失恋!そして周りの恋模様が泥沼化

ドラマ『Iターン』第5話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

1分30秒ノンストップ、渡辺大知渾身の切ない絶唱に泣けた…という声が多発したドラマ『Iターン』第5話。

今夜、若者の2人の恋が儚く消えます。

こんなグッとくる恋模様が描かれるなんて不意打ちすぎて反則だよ~と感じるほどの熱演に魅了されます。

狛江光雄(ムロツヨシ)の過酷さなんて正直どうでもよくなっちゃいますw

妖艶なホステス・めぐみ(森田望智)と営業・柳直樹(渡辺大知)と事務・吉村美月(鈴木愛理)の三角関係の泣ける結末と可愛さが尋常じゃない昌三さんのファインプレーに注目です!

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『Iターン』第5話あらすじ


ドラマ『Iターン』第5話あらすじ

上司(相島一之)から、新規の仕事がなければ阿修羅支店は閉鎖と言われ、難攻不落の大手銀行に営業へ向かう狛江(ムロツヨシ)。

銀行で竜崎(田中圭)が支店長といるのを目撃してしまう。

しかも、そこに岩切(古田新太)も現れ一触即発に…。

そんな中、狛江の心のオアシス、部下の美月(鈴木愛理)から相談があると言われ、舞い上がる狛江。

一方、柳(渡辺大知)はスナック来夢来都のめぐみ(森田望智)に夢中で…。
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第5話の感想

竜崎社長(田中圭)と刑事の城島(河原雅彦)の共通目的は“岩切潰し”!

夢の中で光雄(ムロツヨシ)は、事務・吉村美月(鈴木愛理)にセクハラで訴えられ、竜崎社長(田中圭)絡みの薬物に100万の弁済を迫られます。

最終的に本社の高峰部長(相島一之)に懲戒解雇を宣告され、美月に逮捕と言われ、営業・柳直樹(渡辺大知)には刑務所だと罵られ、どう落とし前つけんだと竜崎には憎まれます。

まるで予知夢のような悪夢でした!

「違うんだ…シャブもセクハラもしてません!」とうなされながら、喫茶店の店員にたたき起こされます。

身体的にも精神的にも追い詰められ八方塞り…かなりの極限状態です。

ビビりながら竜崎社長へチラシを届けに向かいます。

ホルモン屋の一件で、一発ドヤされるのを覚悟していましたが意外にも何事もないまま帰されます。

それをこっそり見ていた刑事の城島(河原雅彦)は「あの男、このままでええんか?」と竜崎に問います。

「もう1回くらい使える。用済みになれば消す。」と平然と答える竜崎社長、警察官とズブズブなんてかなり腹黒い男です。

城島刑事と竜崎社長共通の目的は「岩切を潰す事」のようで、裏にある何か大きな陰謀で両者は繋がっている気配がします。

ドラゴンファイナンス前では、チャリに跨った岩切組のアフロヘアー組員・桜井勇一(毎熊克哉)とスキンヘッドの牛窪克弥(菊池均也)と角刈りの西尾誠次(塚原大助)の3人が偵察しています。

しばらくして竜崎組の超強面組員・神野晃(般若)と前髪長めでオーラヤバめの組員・黒田啓二(田本清嵐)、そして刑事の城島が出てきます。

「竜崎の外道、デカと組んで何企んでんだ?」

桜井たちは出てきた3人を尾行し、青葉銀行にたどり着きます。

岩切組長(古田新太)を呼び寄せ、そこで青葉銀行の瀬戸川支店長(手塚とおる)と関東の組のバッジをつけたヤクザを目撃します。

もし奴らの資金源が青葉銀行だとすると、この街は関東の組織に乗っ取られてしまいます。

冷酷な竜崎社長を演じる田中圭さんの演技に鳥肌!

話数が増すごとに怖さが増してきましたね。

これからもっと恐ろしく変貌していくような気がします。

超絶可愛いチワワ犬・昌三さんのファインプレーで阿修羅支店を救う!?

「結構イケメンじゃん。」と柳。

「かわいい~って感じかな。」と美月。

「顔だけだよ。性格はキツいし、無鉄砲なんだよ。」と光雄。

リラックスした様子で両手で頬杖をつき1点を見つめる3人。

宣告社阿修羅支店にほのぼの~とした空気が流れます。

視線の先には『Iターン』のオアシス的存在・チワワの昌三さんがクゥ~ンと鳴き、大きな瞳を潤ませてちょこんとお座りしています。

岩切組が総動員で“竜崎の陰謀調査”の乗り出しているため、今日は1日光雄に預けられた昌三さんは阿修羅支店にいます。

昌三さんを眺めながらまったりと雑談をしていると、高峰部長が直々に言いたいことがあって支店に訪れます。

「青葉銀行に営業に行ってもらいたい。」

広告の扱い額も桁違いで大手代理店がガッチリ固めている青葉銀行に、無謀にもトライせよとのお達しです。

最後は難色を示す阿修羅支店のメンバーに説教をはじめました。

そこへ救世主・昌三さんがゆっくりと高峰に近寄って行きます。

実は高峰は犬が大の苦手で昌三さんを見るなり「うわっ!バカ犬がきた!バカ犬が!」と大騒ぎ。

「犬と遊んでるヒマがあったら、とっとと営業行って来い!」と、去り際にめちゃくちゃ早口で言って退散していきました。

「僕を守ってくれたんですね。」と光雄は優しく昌三さんを抱きあげます。

昌三さんのファインプレーでお小言部長を追い払うことができました。

岩切組&宣告社阿修羅支店のターゲットは、青葉銀行の瀬戸川支店長1人に繋がりました。

事務・吉村美月(鈴木愛理)が好きな人発覚!光雄、大ダメージを食らう!

「支店長。お話があります。」

美月が帰宅せず待っていました。

光雄の脳裏に「私、今すっごく恋愛したい気分なんです。」という第3話での彼女の発言がカムバックします。

やきとり屋・鳥吉吉鳥のカウンターで、光雄はこれから起こる目くるめく出来事を想像して、喉が渇いてビールを一気飲み、思わずゲップが出てしまい慌てて横に流しますw

「支店長。内緒の話ですよ?こんな気持ち、イケナイことだってことは分かってたんですけど、どうしても我慢できなくて。」

美月が想い悩んだ末で、今告白しようとしているのが伝わってきます。

「私…柳さんが好きです!!」

美月は曇りなき可愛いウルウル眼をして、あぁ言っちゃった…と恥ずかしがりながら光雄に勇気を出して思いを打ち明けました。

え~!?光雄は思わず、マジかよ、そっちかよ的な声を漏らします(笑)

<えっ?みなさん、美月ちゃんが僕のことを好きだと僕が思ってると思ってました?ハッ、そんなわけないじゃないですか!そんなわけ…ないじゃないですか…。>

カメラ目線タイムで超絶残念そうにカラ元気で心にも無いことを語ってきます。

壮大な勘違いに気づき、大ショックを隠し切れない感じが切ない…狛江光雄45歳は、しなくていい失恋をしました。

営業・柳直樹(渡辺大知)が「めぐみさんが好き」と告白!板挟みの光雄、どうする!?

「あら!」

お店に入ってきた来夢来都のホステス・めぐみ(森田望智)から、光雄は明るく声を掛けられます。

彼女の傍らには営業・柳直樹(渡辺大知)もいて、同伴で鳥吉吉鳥にやって来たと言います。

ぷにぷにと柳のほっぺを触ったりしてイチャつく2人の間に、美月が割って入り、めぐみに向かって「見下すなぁぁー!」と強烈なシャウトをして店を飛び出して行ってしまいます。

光雄は、鳩が豆鉄砲食らったようにしている柳を、めぐみから一旦引き離します。

めぐみにポーっとしちゃってる柳は、美月のことなど1ミリも気にしていないのです。

「僕、めぐみさんが好きです!こんなに人を好きになったの初めてなんです。」

美月のフォローをしようと柳を引っ張ってきた光雄でしたが、不意打ちのピュアな初恋の告白にタジタジです。

「応援してくれますよね?」

こちらも昌三さんのような曇りなきウルウルな目で懇願してきます。

「お~うん…。」と頷く他ありませんでした。

<3人しかいない支店なのに複雑な関係になってきました。ハハ…。でも、なんだろう。いいですね~若い子たちの恋っていうのは。僕にもそんな時代がありました。>

光雄がこちらに話しかけてきます。

若かりし頃の光雄と妻・敦子(渡辺真紀子)のスナップが映し出されます。

光雄まさかのちょいロン毛気味で思い出しても笑える高レベルな写真、吹き出して笑ってしまいました。

静止画からムロさんの良さ沁み出ています。

竜崎社長(田中圭)に青葉銀行が融資額120億!?

【阿修羅駅前再開発事業計画書】という資料を、瀬戸川支店長はニヤニヤしながら竜崎社長に見せています。

竜崎は銀行内のTPOに合わせて、いつもの怪しい色付サングラスではなく、普通のインテリ眼鏡を着用しています。

「問題ない。警察も根回し済みだ。」と満足気な竜崎は、「うちへの融資額は120億でいいな?」と確認します。

対価としての“工事に伴う住民たちへの対応”は何卒!と瀬戸川は念を押し、融資額120億に同意します。

「いつもどおり、タックス・ヘイブンの口座を使う。俺とアンタしか持っていない詳細な帳簿だ。」

竜崎は黒い帳簿を瀬戸川に渡して笑みを浮かべます。

この街が生まれ変わって、いくらの大金が動くのかワクワクすると笑う瀬戸川は、この事業計画でだいぶ儲けている匂いがプンプンしますね。

青葉銀行の窓口付近では、瀬戸川に営業しに来た光雄と柳が行員の女性に取り次ぎを頼み、待っています。

この後、ヒリヒリの事態が勃発します。

青葉銀行ロビーであわや抗争勃発!

瀬戸川と話を終えた竜崎たちが来たのを見つけた光雄は、素早く隠れます。

しかも、タイミングよく岩切組長と桜井が銀行にやってきました。青葉銀行ロビーは修羅の様相です。

俺はれっきとした堅気だと言い張る竜崎に、岩切は「ハメようとしたけじめどうつけんじゃい!」と怒鳴ります。

瀬戸川は警備員を呼びますが、岩切の醸し出す圧に警備員が近寄れません。

全くひるまずに証拠なしでにアヤつけられても困ると平然としている竜崎に、コレが証拠だよと言わんばかりに岩切は「阿修羅駅再開発」記事が載った新聞を放って見せつけます。

「みなさん、私いまこの暴力団組長とトラブルを抱えていて非情に困っているんです…。」

堅気ぶっているのを見た岩切は「こんガキ!ぶっ殺すぞ!」と不快感を露わにします。

「みなさん、暴力団なんか追放してみんなで新しい街作りましょうよ!」

竜崎はと声高らかに訴え、瀬戸川も後ろで拳を上げて援護します。

お客様たちからは“暴力団排除”を求め、岩切たちにヤジが飛び、最終的には「帰れ!」コールが巻き起こります。

「じゃかましい!!」岩切の叫びで収束したものの、岩切のアウェー感は払拭できません。

シーンと静まり返ったロビー、そこへ先ほどアポをお願いした行員が「支店長、宣告社の狛江様がご面会を希望です。」と。この状況で妙に声が通り、みんなの視線が光雄に注がれます。

瀬戸川に歩み寄った岩切は「そのツラ、覚えたからのう。」と言い残し去っていきます。

竜崎も「行くぞ。」と子分たちを引き連れて去っていきました。

やっと体のあいた瀬戸川に駆け寄る光雄、高速舌打ちをされ左手でシッシッと払われてしまい“取りつく島がない”のでした。

柳(渡辺大知)がメロメロなめぐみ(森田望智)に関する衝撃の事実発覚!

柳は、帰りにめぐみの誕生日だから贈りたいと花屋に立ち寄ります。

光雄がアドバイスした赤い薔薇をチョイスし「イケてるラッピングを!」と店員さんに頼みます。

「俺、今日告白します。もう…好きで好きでいてもたってもいられないんですよ。」

柳の想いを聞いて、光雄は応援したくなりました。

美容室に寄って来夢来都に行く柳と別れ、光雄は会社に戻ります。

会社ではアシュラくんの格好をした美月がいました。

柳はめぐみに遊ばれている…本気じゃないんだったらもう会わないでと言いたいと話す美月は「めぐみさんに話つけてきます!」と宣言し、勝負服ならぬ勝負キャラアシュラくんを身にまとったままで来夢来都に向かいます。

ほっとけない光雄もついて行きます。

<若者の熱い気持ちは止められない。>

光雄が美月を応援すると覚悟を決めて、こちらを凝視してきます。

めぐみを呼び出しに来夢来都に入った光雄は、衝撃の光景を目の当たりにします。

そこには仲睦まじく談笑するめぐみと竜崎組の強面幹部・神野晃(般若)が!

麗香(黒木瞳)に聞くと、この2人なんと“付き合っている”といいます。思わずマジかと漏らしてしまいました。

めぐみは神野に花束をもらって嬉しそうにしています。

色んな意味で、相当ややこしくなってきてしまいました。

村下孝蔵の「初恋」が全てを表しているラスト!

「岩切組も竜崎組もウチの大事なお客様!」と麗香ママ。

<みなさん、この店大丈夫ですかーー?>

光雄が問いかけてきます。ママは出掛けると言って店を出て行ってしまいます。

店前にビシッとキメた柳が到着。

立っているアシュラくんを見て不思議がる彼に、新しいバイトの子の特訓で着せてると光雄は嘘をつきます。

光雄は柳に「めぐみさんはヤクザの女でヤバすぎる。」と話しますが、柳の気持ちは萎むことなく膨らみます。

「好きになった子が、たまたま極道の女だっただけっすよ!」

バッドタイミングは続き、店からめぐみと神野が出てきます。

アシュラくん(美月)、柳、めぐみ、神野…来夢来都の店前で恋模様が激しく交錯します。

「出会った日からずっと、めぐみさんが好きです。」

ストレートな告白をした柳に神野が「ガキ!めぐみは俺の女だ!!」と掴みかかっていきます。

間に入り必死に土下座して「若さゆえの暴走です。許してやってください!」と光雄がかばいます。

光雄がヤラれそうになると、めぐみが止めに入り「先に行ってて!」と神野を行かせます。

「ごめんなさい。私なんかすぐ忘れられるから。」

めぐみは柳にそう言って、神野を追いかけていきました。

肩を落とし打ちひしがれた柳は小さな路地をひとり帰って行きます。

ここから1分30秒、アカペラで柳(渡辺大知)が村下孝蔵の「初恋」を、失恋の苦しさで胸を鷲掴みしながら絶唱します。

歌詞と情景とのリンクがエグい名シーンです。

もう1人アシュラくんの中で嗚咽を漏らして泣く美月がいました。

彼女の気持ちもこの歌にドンピシャ…。

優しく頭を脱がせてくれた光雄に「胸が…苦しいよ。」と言って肩にもたれます。

「すぐにいいことあるよ。若いんだから。」

光雄は彼女の頭にそっと手を置きました。

『Iターン』第5話まとめ

まさにラストは怒涛の「初恋破れ」づくしでしたね。

光雄がどんどん情にアツい人化していて、嬉しいです。

『Iターン』というドラマ名には「自分を取り戻す」というテーマが込められているそうですよ。

何度も登場した村下孝蔵の「初恋」がこんなに沁みるストーリーが待ち受けていたとは…演出がニクいです。

複雑化した阿修羅支店の人間関係、駅再開発事業のきな臭い感じ…ますます面白くなってきました!

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