『Iターン』第6話あらすじ・ネタバレ感想!田中圭の極道演技に震撼…組同士の争いが激化!

ドラマ『Iターン』第6話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『Iターン』公式ページ

広告会社の支店長、ヤクザの舎弟の次は…捜査協力者のスパイ!?

酷な肩書きばかりが増え続ける狛江光雄(ムロツヨシ)は、終わりの見えないヤバい抗争に巻き込まれ、とうとう三重生活を強いられることになります。

怖い…と思いながらも見ずにはいられない秀逸なストーリー。

竜崎社長(田中圭)の物言わぬオーラ演技と、岩切組長(古田新太)から醸し出される男気、対照的な2人の男のかっこよさが見どころです!

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『Iターン』第6話あらすじ


ドラマ『Iターン』第6話あらすじ

岩切組と竜崎組が火花を散らす阿修羅市では、いよいよ二つの組による戦争を目前に控え…。

狛江(ムロツヨシ)は岩切(古田新太)から武器を買うためにも早く金を返せと迫られる。

そんな中、竜崎(田中圭)は悪徳刑事・城島(河原雅彦)を使って岩切組がケツ持ちする風俗店を次々に摘発。

岩切組は資金源を絶たれ、絶体絶命のピンチ…。

さらに、狛江は岩切組の息の根を止めようと企む竜崎に、究極の選択を迫られ…。
出典:『Iターン』公式ページ

【ネタバレ】『Iターン』第6話の感想

光雄(ムロツヨシ)の心をエグられる悲惨で残酷な夢

左遷で支店長として配属された宣告社阿修羅支店の売上げは上がらず、岩切組舎弟となってはじまったヤクザ稼業も馴染めるワケもなく、逃げ場のない地獄の二足のわらじ生活は苦しいこと尽くめの狛江光雄(ムロツヨシ)。

今日の悪夢は、待望の妻と娘のいる自宅に久しぶりに帰宅したという設定。

ただいま~と玄関から光雄が声をかけると、寝室から慌てて妻・敦子(渡辺真紀子)が登場します。

やたらつま先が尖がった見慣れない男の靴を発見し、もしや…と思って寝室へ行くと、裸の若い男が夫婦のベッドに寝ているではありませんか!

「アンタが悪いんでしょ!知ってるんだから!仕事できないからって飛ばされて…事務所の子に手を出して。それにヤクザと付き合ってるのも知ってるんだからぁ!」

ヤバいことを全部知られちゃってるという最悪な状況。

最後に妻は「あなたとは別れる!」と誰かも知らない若い男に抱きついていきます。

「それはないだろぉぉー!」と夢の中で頭を抱え、叫んだ光雄が目覚めます。

まだ唯一希望が残っているのは、この地獄の生活が家族に何もバレていないということです。

心の拠り所をエグられる悲惨で残酷な夢でした。

支店長の威厳なし…光雄(ムロツヨシ)、高峰部長(相島一之)にハブられる

出勤した光雄に待ち受けていたのは、本社の高峰部長(相島一之)からの“戦力外通告”でした。

いつものテレビ会議が柳(渡辺大知)と美月(鈴木愛理)と高峰部長の3人だけで勝手に始まっており、光雄(ムロツヨシ)はあからさまにハブられます。

何ヶ月も青葉銀行との契約が取れない光雄に対しての制裁措置です。

「業績も上がらず君とは話しても時間の無駄だから、支店の今後は若い柳と美月と話をして2人を鍛える」とはっきり言われてしまいました。

「いいかい?営業は、アプローチ・ヒアリング・プレゼンテーション、そしてフォロー。この4段階が大事なんだよ。」

モニター越しに柳に優しい声で営業の極意をレクチャーする高峰部長の声が聞こえてきます。

支店長としての威厳も奪われた光雄は肩を落とします。

そこへ、土沼印刷社長・土沼庄吉(笹野高史)がいつも通りキックバック金を持参してくれました。

受け取った光雄は増額できないか交渉しますが、丸越の仕事だけでは今の金額が限界と言われてしまいます。

土沼に“絶倫タイガー”という凄そうな栄養ドリンクを手渡され「これからも大変そうやし、これ飲んで元気出して」と光雄は意味深な言葉を掛けられます。

先日の竜崎(田中圭)vs岩切(古田新太)の青葉銀行での一件が街中で噂になっていて、いよいよ戦争が起きると言われているようなのです。

「修羅の街の喧嘩は激しいよ~。巻き込まれないよう気ぃつけんかい。」と冗談にならない冗談を言い放ち、土沼は帰っていきました。

一気に湧いた不安を払拭するように絶倫タイガーを一気に飲み干し、小さなゲップを出した光雄でしたが、ゲップまでもが弱々しくビビり気味…仕事も抗争も崖っぷちです。

ピリついてきた岩切組

土沼社長から預かったお金を渡しに岩切組へやって来た光雄は、岩切組長の前で封筒を出そうと胸元に手を入れます。

すると、角刈りヘアーの西尾誠次(塚原大助)が光雄をの肩をグイッと寄せて、取り出そうとしているのが拳銃じゃないことを確認してきます。

こんな光雄のような下っ端の元一般人にすら警戒態勢をとるピリッとした空気感、いよいよ土沼の話も現実味を帯びてきました。

無事封筒を手渡した光雄に、中身の金額を確認した岩切組長は、まだ100万しか返済できていないと返済ペースの遅さを指摘します。

この調子だと全額返済まであと2年はかかると西尾が組長に伝えると、組長は「金返せんときはな、おどれの命で返すんや。」と机の引き出しから静かに拳銃を取り出し、光雄にまっすぐ銃口を向けて何発も撃ってきます。

痛い…それはエアガンから発射されたBB弾でした。

「はよ、ごついシノギ持って来い!こんなおもちゃで戦争できるかい!拳銃を山ほど買う金がいるんや。」

組長の切羽詰まった感じが、状況の深刻さを物語っています。

アフロヘアー組員の桜井勇一(毎熊克哉)が“いまどき本物の拳銃持ってるとパクられたら長い懲役打たれますんで”と光雄に耳打ちで教えてくれます。

いよいよ抗争も間近の様相、冗談じゃなくなってきましたね。

板挟みの光雄の運命が心配です…。

麗香ママ(黒木瞳)も驚いた光雄(ムロツヨシ)のヤバい占い結果

会社では上司に無視、毎晩見る悪夢は次第にタチが悪いモノになっている現状を嘆いた光雄は、スナック来夢来都で麗香ママ(黒木瞳)に占ってもらいます。

光雄が2枚引いて出たカードは、1枚目が“正位置の死神”と2枚目が“悪魔”のカード。

たしか1枚目に選んだカードは現在、2枚目はアドバイスだったと記憶しています。

正位置の死神が現すのは…破滅、離散、終局、終焉、消滅だと言う麗香ママは、続けて「誰もが心に悪魔が宿っているわ」と意味深なひと言を告げます。

悪魔の正位置の指すのは…裏切り、拘束、堕落、障害に負ける、どうしたらいいかわからないなど。

悪魔と死神の正位置は、長年占いをしてきた麗香ママも初めてと驚いています。

当たると噂の占いが予見した通り、残酷な決断を迫られる事態へ陥ります。

そこへ何も知らない悪魔(=妻・敦子)から電話、内容は“間もなく出るボーナスの催促”でした。

「敦子、浮気してないよな?」にバカじゃないの!?という会話の後、電話が切れました。

まだこの時はお金のことだけで悩めてマシだったかもしれません。

さらなる茨の道が、すぐそばに迫っています!

竜崎社長(田中圭)と刑事の城島(河原雅彦)の計画実行

「こんなちっぽけな街に組は2つもいらんだろ?」

竜崎社長と刑事の城島(河原雅彦)が電話で連絡を取り合い、何か企みを決行する動きを見せます。

世の中、結局は金。人間が一番ひれ伏すものは金だ…と言う竜崎の全身からは怖いオーラがみなぎっています。

人の欲は果てしないと笑う刑事・城島は、いつもの倍の謝礼で何かを引き受けたようです。

それからすぐ、「ファッションヘルス 奥様味専科」「電射男」「ヌキヌキ万次郎」といった岩切組がケツ持ちしている店があちこちで一気にガサ入れを食らっていました。

呼び出された光雄は、次々に連行される従業員たちを目の当たりにします。

ヌキヌキ万次郎店長(矢部太郎)は警察に連行されながら「こげんこつなら岩切組に頼むんじゃなかった。」と悔しそうに叫びます。

「風営法違反だ、岩切さんよ。お前もいよいよ終わりじゃ。」

城島は嬉しそうに岩切に言うと意気揚々とその場を後にします。

これらは、竜崎の外道の描いた画に間違いはなく、岩切は暴れるでもなく静かに憤ります。

「風俗店ゆうて城島のガキどもが目の敵にするけどな、女の子も従業員もこれで飯食うとるんじゃ。わしらは守ってやれんかったんじゃ。」

パトカーのサイレンが鳴り響く中、岩切が申し訳なさそうにそう言いました。

飲み会に潜んでいた大きな罠

「ここ最近、何もかもうまくいかない気がしますよ。」

営業から帰ってきた柳は元気がありません。

美月も柳に何かと話しかけようと試みている努力が見てとれますが、会話がイマイチうまくいきません。

<阿修羅支店の結束が乱れはじめています。ここは上司である僕がなんとかしないと。>

自分は上司であるという感覚が完全に備わってきた光雄は、お金もないのに奢ると言って景気づけにみんなで飲みに行こうと誘います。

光雄の目線が、美月の持っている支店の経理の金庫に注がれます。

<いや…飲み代のためにってそこまで落ちぶれちゃいませんよ。>

麗香ママの言っていた「誰もが心に悪魔が宿っているわ」が聞こえ、光雄の怪しい目つきが映し出されます。

とうとう会社の手提げ金庫まで手を付けてしまったら…ヤバすぎる!光雄は思い留まれるでしょうか。

いつものやきとり屋は店名が「竜神屋」に変更され、システムも変わり、飲み放題2,500円と財布に優しい良心的な金額で光雄たちは喜んで飲み放題にします。

美月を真ん中に3人で仲良く写真を撮ったり、柳の銃口セーターを美月がもらったりして楽しく時は過ぎていきます。

お会計のとき、店員に光雄が告げられた金額はなんと16万3千円!

チャージ料5万円頂戴しておりますので~とサラッと店員に言われ、見せられたのはメニューの一番下に極小の字で書かれた<※チャージ料別途いただきます(お1人様5万円)>でした。

岩切組のケツ持ちだったはずのこのお店は、いつの間にか竜崎の縄張りになって“ぼったくり店”になっていたのです。

光雄(ムロツヨシ)が迫られた“エス”とは?

恥ずかしい場面は見せられないと柳と美月を帰宅させ、土下座する光雄。

家族か会社の奴に金を持ってこさせろと詰められます。

切羽詰まって電話をかけた先は岩切組で、組長が電話に出ました。

一連の事情を説明すると「やかましい!つまらんことで電話してくるな!」と一喝され、一方的に切られてしまいます。

わずかな望みも絶たれ、無銭飲食とみなされて警察を呼ばれてしまった光雄は大ピンチ。

やって来た刑事は不運すぎることに城島で「無銭飲食というのはね、刑法第216条 詐欺罪が適用されるんですね~。」と軽快に光雄を詰めてきます。

9時12分、狛江光雄、詐欺罪の現行犯で…逮捕する!

とうとう光雄の手に手錠がかけられ、連れて行かれたのはドラゴンファイナンスの事務所の竜崎の元でした。

「ブタ箱行きで、サラリーマンはほとんどクビで家族にも見捨てられる」

城島から、これから起こることを説明され震え上がります。

そこで光雄は、竜崎に「エス(捜査情報協力者、スパイ)になれ!」と脅されます。

岩切組長を捕まえるため、城島に岩切の情報を流せということです。

究極の選択を迫られていた渦中、岩切組長から光雄に電話がきます。

岩切組長は「竜神屋」に来てくれていて、早く来いという電話でした。

通話が終わると「お前はエスだ。忘れるなよ。」と竜崎に言われ、思わず「はい。」と光雄は答えてしまいます。

お前、わしに何か隠してないか?

ドラゴンファイナンスから「えらいことになったー!」と言いながら、光雄がダッシュで戻ります。

「竜神屋」では無事に話がつき、従業員が岩切の親分に土下座していました。

「わしの舎弟からぼったくるとはええ根性しとんな、こら!」と怒号を放ちます。

従業員も、竜崎から「言うことを聞かないと店を潰す」と脅されていました。

正直に打ち明けた従業員に「また何か言われたらわしに言えや。」とぼったくり金額以上の金額を渡し、釣りはいらんと言って岩切は店を出ていきます。

お礼と払ってもらったお金はちゃんと返すと言う光雄に、「そんなのええんじゃ。わしの借金も返せんくせに。」と岩切が返します。

「お前、わしに何か隠してないか?」

勘のするどい岩切が聞いてきますが、隠し事はないと光雄は答えます。

「ほな、ええわ」と帰っていく岩切組長の大きな背中をすまなそうに見つめる光雄がいました。

『Iターン』第6話まとめ

組同士がヒリヒリしてきている緊張感が増してきました。

そして、上司っぽく部下を守ったりと素敵になってきた光雄と、人情味あふれる極道の岩切組長…。

対照的に竜崎のエグさが半端ない。田中圭さんの役者魂に脱帽します。

光雄のエス問題、裏切らないでほしい…今後が気になります!

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