大介（中井貴一）は、阪神銀行・常務であり東京事務所所長の芥川（高嶋政伸）から三条銀行の妙な不正融資の噂を耳にします。
同時に、永田大蔵大臣（石坂浩二）との会食で三条銀行と平和銀行に合併の動きがあることを察知。
両行の合併をつぶすべく、東京事務所の通称・忍者部隊に工作活動を指示します。
そんな中、阪神特殊製鋼の鉄平（向井理）のもとに、大口取引先アメリカンベアリング社から取引を一時停止したいという連絡が来てしまいます。
阪神特殊製鋼に何があったのでしょうか？
目次
ドラマ『華麗なる一族』前回第4話のあらすじと振り返り
阪神銀行から融資削減をされた鉄平（向井理）はその不足分をサブバンクの大同銀行・頭取の三雲（石黒賢）に依頼します。
三雲は旧知の仲である鉄平のために、増額を承諾。
ついに念願の高炉建設の日を迎えますが、地鎮祭に現われた大介（中井貴一）は浮かない表情でいました。
さらに、大介が目論む合併に、大物の存在が大きく立ちはだかります。
一方、銀平（藤ヶ谷太輔）と万樹子（吉岡里帆）の結婚式が行なわれ、晴れて万俵家の一員となった万樹子はある日偶然大介と寧子（麻生祐未）の寝室に入ったことで万俵家の秘密を知ってしまい、動揺を隠せません。
簡単に実家に帰ることもできない万樹子は、新婚早々苦しい毎日を送ることになるのでした。
【ネタバレ】ドラマ『華麗なる一族』第5話あらすじ・感想
決定的な情報
大介（中井貴一）が三条銀行と平和銀行の合併を潰そうと目論む中、阪神銀行常務で東京事務所所長の芥川（高嶋政伸）から、三条銀行の不正融資の噂を耳にします。
芥川は、融資先が総会屋で、その総会屋にどうやら頭取が弱みを握られているらしいと言うのです。
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相子（内田有紀）は、単身上京し美馬（要潤）に二子の結婚相手について、相談を持ち掛けます。
相子は、総理大臣の閨閥を作ろうと画策しているのです。
総理の縁戚で見つけたいという野心的で絢爛としている相子の計画に、美馬は心躍らせ、さらに相子に興味を持ちます。
「お話はこれぐらいにして、踊りません？」
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永田大臣との会食
大同銀行の三雲頭取（石黒賢）とイノシシ狩りに出かけた鉄平（向井理）が、本館にイノシシの肉を届けにやってきました。
鉄平が三雲頭取が阪神特殊製鋼のことをよく考えてくれていると話すと、大介はそれを鉄平の嫌味と捉えます。
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その後、大介は東京で阪神銀行の特殊部隊で通称『忍者』と呼ばれる行員たちによる三条銀行の調査報告を受け取ります。
三条銀行は、頭取の女性問題を総会屋にゆすられ、口封じのために不正に融資をしたとのことですが、その割には額が大きすぎます。
ひとまず大介は、永田大蔵大臣（石坂浩二）にこの情報をぶつけ、腹の中を探ってみることにしました。
大介は、大臣に三条銀行の頭取と田淵幹事長が懇意であり、以前の選挙の時も多額の政治資金が流れていることから、この不正融資も田淵幹事長に流れているのではないかと踏んでいました。
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盃を酌み交わす
大介は率直に平和銀行との合併を阻止したいと語り、大蔵省が自らこの不正を公にできないならば、独自の判断でやると申し出ました。
大臣は、大介の差し出したお猪口に酒を注ぎました。
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その夜、大介は東京の家に戻りました。
そこでは、用事を終えた相子が出迎えます。
大介は、相子と業務的な会話だけをして部屋に入りました。
「相変わらずお見事な演技ですこと」
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大介は1週間ぶりに会った相子を抱き寄せ、自分たちのことは東京でも絶対に知られないようにと改めて釘を刺します。
「世の中には脇の甘い愚かなやつもいるからね」
その後、阪神銀行の『忍者』は付き合いの深い新聞記者に不正融資のことと、銀行をゆすっている総会屋が幹事長の秘書と親交があるということをリークしました。
子供が欲しい
銀平（藤ヶ谷太輔）は、同期で大介の秘書の速水（細田善彦）から、万樹子（吉岡里帆）が速水の妻に銀平について愚痴を言っていたことを聞きます。
速水によると、万樹子は毎日銀平の帰りが遅く、1人でいてもつまらないので早く子供が欲しいと言っていたとのこと。
銀平は外で余計なことを言わない方がいいと万樹子に注意しますが、万樹子は子供でもいなければやっていられないと文句を言います。
「話を聞いてよ。夫婦でしょう？」
「寂しかったら、犬でも猫でも飼えばいいよ」
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万俵家の大法要
後日、万俵家では先代の十七回忌の法要が営まれました。
食事の席では、二子（松本穂香）の結婚について話が及びます。
しかし、二子はまだその気ではないとキッパリ。
二子にふさわしい結婚相手を探している相子の話題になると、大介の妹は苦々しい顔付きになりました。
大介は相子のことで悪くなった空気を察し、「二子の相手は親戚みんなが納得できる相手でなければ、結局本人が不幸になるため、改めてよろしくお願いします」と親戚一同に頭を下げました。
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鉄平の味方
鉄平の義父・大川（永島敏行）は、来年度の鉄鋼業界の見通しは悪くなるため、高炉建設を早く進めた方がいいと鉄平に助言します。
しかし、鉄平は資金繰りと初めての試みで工程通りに進めるのが精一杯でした。
大川は、阪神特殊製鋼への融資比率を引き下げた大介を冷たいと思っていました。
「親子ってそんなものじゃないと思うがね」
大川は困ったことがあるならいつでも言ってくれと、鉄平を励まします。
「私は君の味方だ！」
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そして、阪神特殊製鋼に事件は起こります。
大口取引先であるアメリカンベアリング社が輸出目前にして、船積みを待って欲しいと電報を打ってきたのです。
阪神特殊製鋼側には全く心当たりがなく、シカゴ事務所に聞いても、理由がよくわからないと言うのです。
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火の手が上がった
大介が忍者を放ってしばらく経ち、着々と事が進んで、ついに火の手が上がりました。
新聞が三条銀行の不正融資に関する記事を一面に掲載したのです。
大介は紙面を確認して、ほくそ笑みます。
何も知らない銀平は驚き、速水が総会屋ネタに強い経済系記者と飲んでいたことを思い出し、父に関係があるのか尋ねますが、大介は当然はぐらかしました。
一方、田淵幹事長は臍を噛むように悔しがり、永田大臣は大介と同じように笑みを浮かべています。
そして、何も知らなかったかのように銀行局長を呼び出し、合併を慎重に考えるように言いつけました。
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局長は三条銀行の頭取から事情を聞き、大臣の言う通り両行に合併を考え直すように仕向けました。
これで、合併の話は水の泡となります。
鉄平シカゴへ
鉄平は日本にいてもらちが明かないと、せめて輸出分だけでも引き取ってもらえるように交渉するため、急きょシカゴへ飛ぶことにしました。
その頃大介は合併の話が完全になくなったとの報告を聞き、大亀専務（井上肇）に早急に合併相手を探すように命じます。
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鉄平がシカゴの街を歩いていると、鉄平を呼び止める日本人女性（新川優愛）がいました。
彼女は小森章子というアーティストで、パリに滞在していましたが、今はアメリカにいるということです。
「銀平さんはお元気ですか？」
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章子は個展を開くことを伝え、銀平によろしくと言って去っていきました。
鉄平はその後、アメリカンベアリング社の担当者と交渉を始めます。
その話は、阪神特殊製鋼の経理担当役員である銭高（甲本雅裕）から大介の耳に入れられ、大介は輸出がキャンセルになったのではと危惧します。
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鉄平の窮地
その後の鉄平の調べで、アメリカンベアリング社は新興の複合企業に乗っ取られたということがわかりました。
次の日鉄平が担当者に買収の件を聞いてみると、彼の元には情報が下りてきておらず、自分の進退もどうなるのかわからないとのことでした。
それゆえに、いつ取引を再開できるか明言できなかったのです。
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買収されても会社が残るなら、そのまま契約を続けてくれるのではと鉄平は考えましたが、それもどうなるかわからないとのこと。
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鉄平が頭を抱えていると、事務所に妻・早苗（笹本玲奈）から電話がかかってきました。
「大川の父が倒れました…」
なんと、鉄平の大きな後ろ盾である大川が腹部動脈瘤で倒れ、重体だというのです。
病室では早苗や大介の他、大勢の関係者が大川の容態を見守っていました。
「生者必滅か…」
大介は、そう独り言ちるのでした。
ドラマ『華麗なる一族』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
＼第五話 今夜10時放送📺／
阪神特殊製鋼の鉄平（#向井理）のもとに大口取引先アメリカンベアリング社から取引を一時停止したいという連絡が来て……💥
『#連続ドラマW #華麗なる一族』
予告動画はこちら🎦⇒https://t.co/NgNsqdANqS#WOWOW #中井貴一 #藤ヶ谷太輔 #麻生祐未 #内田有紀 pic.twitter.com/SSMfOAGA3t— WOWOWオリジナルドラマ (@drama_wowow) May 16, 2021
一難去ってまた一難。
大介の目論む合併潰しの裏工作が上手く行ったかと思っていたら、高炉建設が始まったばかりの鉄平の会社では、大口取引先が消滅するかもしれないという大きな事件が起きてしまいました。
情熱的に仕事に邁進する鉄平ですが、なかなか上手く行かないのが歯がゆいですね。
そして、今回は章子という新しいキャラクターが登場しました。
どうやら、彼女は銀平の元恋人のようです。
銀平が結婚生活に後ろ向きなのは、家のことだけでなく彼女の存在も関係しているのかもしれません。
次回、大介と鉄平の関係が大きく動きます。
そして、鉄平の出生の秘密にも少し触れられるようですので、要チェックです！
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