ドラマ『華麗なる一族』第4話あらすじ・ネタバレ感想!万俵家の闇を知った万樹子は結婚の絶望を味わう

ドラマ『華麗なる一族』第4話

出典:WOWOW公式Twitter

阪神銀行から融資削減をされた鉄平(向井理)は、その不足分をサブバンクの大同銀行頭取の三雲(石黒賢)に依頼します。

三雲は旧知の仲である鉄平のために増額を承諾。

ついに念願の高炉建設の日を迎えますが、地鎮祭に現われた大介(中井貴一)は浮かない表情でいました。

さらに、大介が目論む合併に大物の存在が大きく立ちはだかります。

一方、銀平(藤ヶ谷太輔)と万樹子(吉岡里帆)の結婚式が行なわれ、晴れて万俵家の一員となった万樹子は、ある日偶然大介と寧子(麻生祐未)の寝室に入ったことで万俵家の秘密を知ってしまい、動揺を隠せないのでした。

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ドラマ『華麗なる一族』前回第3話のあらすじと振り返り

大介(中井貴一)は預金順位をシングルにするべく、全国支店長会議で1兆円預金獲得を呼びかけます。

大介の期待に応えるべく池田支店の角田(相島一之)らは、万博のための開発予定地の交付金を目当てに昼夜問わず融資調達に勤しみます。

そして、大介は不利益な合併を避けるために資金内容を良くしておこうと、阪神特殊製鋼への融資の削減を決定します。

それを知った鉄平(向井理)は大介に再考を懇願するものの聞き入れてもらえず衝突してしまいます。

一方、次女の二子つぐこ(松本穂香)はアメリカから帰国した一之瀬四々彦(工藤阿須加)と再会し、心惹かれていくのでした。

【ネタバレ】ドラマ『華麗なる一族』第4話あらすじ・感想

追加融資

鉄平(向井理)はメインバンクである阪神銀行からの融資を減額されたことで、旧知の仲である大同銀行の頭取・三雲(石黒賢)に不足した分の10億円の追加融資のために三雲に頭を下げに行きます。

三雲はメインバンクが融資を渋ったことで阪神特殊製鋼に何か問題があるのではないかと危惧しますが、最終的には鉄平の熱意に押されて追加融資を受け入れました。

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これでなんとか高炉の着工にこぎつけそうです。

一方、大介(中井貴一)は小が大を食う合併のターゲットである三条銀行の調査を着々を進めていました。

鉄平は追加融資が決まったものの、大介と対立したことで飲まずにはいられないと『つる乃家』で酒を飲んでいました。

鉄平が大女将(萬田久子)に、大介が祖父にこだわり、祖父が自分ばかり可愛がったことについての疑問をふと口にすると、大女将は明らかに動揺します。

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若女将の芙佐子(田中麗奈)も大女将について何か秘密を知っているようです。

地鎮祭

大介は、東京事務所所長の芥川(高嶋政伸)から三条銀行と平和銀行が秘密裡に合併のために話をしているという情報を聞きます。

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平和銀行は阪神銀行のすぐ上にいる9位で、不正融資事件が発覚して経営状況が悪くなった銀行です。

そして、大同銀行は融資会議で阪神特殊製鋼への追加融資を承認し、数日後ついに高炉の鍬入れ式が行われます。

鉄平は大介にこの日が迎えられたことのお礼を述べますが、大介の表情は固いままでした。

鉄平は来賓に対し、涙ながらに熱い挨拶を述べ、一之瀬四々彦よしひこ(工藤阿須加)ら社員たちは万歳をして着工を喜びました。

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大介とは逆に、鉄平や社員たちの士気は上がっています。

その後、大介は美馬(要潤)に連絡をし、三条銀行と平和銀行の合併の話を知っていたか確認します。

美馬は確実な情報は得ていなかったと言い訳をしますが、大介は信用していません。

大介は大蔵省の銀行局長の胸の内を知るために、美馬に協力するよう言いつけました。

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美馬は何かお腹に隠しているものがあるようです。

銀平(藤ヶ谷太輔)の披露宴

銀平(藤ヶ谷太輔)と万樹子(吉岡里帆)の結婚式が盛大に行われ、東京での披露宴の日になりました。

準備が遅い寧子(麻生祐未)に対し、大介は苛立ちをあらわにします。

相子(内田有紀)は大介の隣で芳名帳を開き、来賓のチェックをしています。

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2人の息子たちはそれに不快な表情を見せます。

ようやく寧子の準備が整い、会場に入ろうとした時、鉄平は相子に出席しないで欲しいと言いました。

「私は銀平さんの育ての親ですよ。あなた方を教育したのはこの私です!」

しかし、鉄平は母に対する相子の言動の度が過ぎていることに我慢なりません。

「万俵家の長男としても…」

そこに大介が万俵家の長は自分だと割って入ってきます。

「私が相子の出席を許している」

当の銀平は披露宴などどうせ猿芝居だし、自分の結婚をそう厳粛に受け止めずとも良いと鉄平をなだめます。

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せっかくの披露宴を前にギスギスする万俵家の皆さんです。

大介(中井貴一)の寝室

それぞれの思惑がうごめく披露宴が終わり、万樹子は万俵家の別館で暮らし始めました。

しかし、家事は女中任せで取り立ててすることもなく、退屈な毎日。

ある日、万樹子は二子つぐこ(松本穂香)を食事に誘おうと本館を訪れます。

二子は留守だったので、相子を探し始めました。

万樹子は2階に上がり、いくつかの部屋のドアノブを回してみると鍵がかかっていない部屋がありました。

その部屋には、ベッドが3台並んでいます。

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万樹子は、瞬時にそのベッドの理由がわかったようです。

銀平からは何も聞かされていなかった万樹子はショックを受けます。

その時、相子がやってきました。

「晩餐の時、妻の席を一日交代にしている訳がお分かりになったでしょう」

相子は、静かにこのことは誰にも口外するなと言います。

もし万樹子が口外したら、相子には簡単に離縁をすることができるのです。

「私はあなたの結婚前の過去を知っていますから」

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結婚した瞬間からこんなことになってしまって最悪の一言ですね。

万俵家は狂ってる

万樹子は夜中に帰宅した銀平に対し、「騙された」と怒りをぶつけます。

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万樹子は閨閥作りのための結婚とも思っていなかったのです。意外とピュアだったんですね。

「お上品な振りをして、中身は下劣そのものじゃない!」

万樹子は今どき妻妾同衾なんて万俵家は狂っていると嫌悪感が止まりません。

「お義母様だって、おひいさまぶっているけれど、獣のような…」

「それ以上言うな!」

銀平は母を侮辱することだけは絶対に許さないと万樹子にきつく言い、実家に帰りたければ帰ればいいと冷たく言い放ちます。

「私の一生はこれで終わりだわ…」

結婚するまで衝撃の事実を黙っていた銀平に、万樹子は「卑怯者」となじります。

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嫌なら帰ればいいと言われても、そう簡単にはいきませんよね。

二子(松本穂香)の縁談

銀平が片付いたため、相子は二子の縁談について本腰を入れ始め、申し分ない相手を見つけましたが、大介がこれからやろうとしていることを考えると、もっと別の相手がいいのではないかと考え始めていました。

「狙うなら、総理の閨閥はどうです?」

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できる女・相子に大介は満足そうにしていますが、子供たちの感情を二の次にしている様子は恐ろしすぎます。

二子本人は「兄さまのような人が好き」と言って見合いには乗り気ではありません。

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それに、二子は兄のように仕事に燃える四々彦に惹かれているのです。

二子がアメリカ出張を成功させた鉄平の家にいると、相子から縁談の話をするから本館に戻ってくるようにとの電話がかかってきました。

「私は絶対あの人の思うままにならないわ!」

二子は自分の結婚相手は自分で決めると、決意を新たにしました。

例の男

芥川は大蔵省の銀行局長をゴルフに誘い、三条銀行の合併についてそれとなく話を聞いてみます。

すると、この合併の裏にはある人物が関わっていることがわかりました。

永田大蔵大臣の政敵である田淵幹事長が三条銀行の頭取と昵懇であり、平和銀行との合併を後押ししていると言うのです。

大介は厄介な人物が現れたと対策を考え始めます。

その夜、銀平夫妻は本館での夕食に招かれます。

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この夜は寧子が妻の席についています。

万樹子は緊張のあまりナイフを床に落としてしまい、それを拾おうとしてテーブルの下に入ると、相子はつま先で大介の足を撫でていました。

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万樹子は妻妾同衾を見続けるなんて地獄だと言いましたが、本当に地獄ですね。

一方、阪神特殊製鋼に大同銀行の支店長が尋ねて来て、追加融資と引き換えに大口取引先の日本自動車の入金手続きを大同銀行に変えて欲しいと打診してきました。

大同銀行に恩を感じている鉄平はそれを承諾しますが、経理部長は「常務は経理をわかっていない」と呆れています。

安田社長の還暦祝い

後日、万樹子の父の還暦祝いが行われました。

万樹子の母親は娘の顔色が悪いことに気がつき、銀平と何かあったのかと心配します。

すると万樹子はポロポロと泣き出します。

「万俵家のような家は大嫌い!このまま家にいたいわ…」

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良家になんて生まれるものではないですね。

一方、大介は安田重工の社長で三条銀行の社外取締役でもある安田に、合併の噂をぶつけてみます。

すると、とんとん拍子で進んでいた合併の話は、現在は人事の点で折り合いがつかず頓挫していることがわかりました。

さらに、やはり三条銀行の頭取と田淵幹事長は間違いなく深い仲であることがわかりました。

美馬はもちろんこのことを知らなかったわけではありません。

大介はこんな大事な情報を黙っていたのかと美馬を責めると、美馬は大介が知っていると思っていただけで他意はなかったと謝ります。

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電話を切った後、美馬は「お義父さんは人使いが荒すぎる」と一子(美村里江)に文句を言います。妻に言っても仕方ないと思うのですが…。

大介は、美馬のように頭が切れすぎるのも問題があると思いました。

次の一手

大介は、山荘に芥川と専務の大亀(井上肇)を呼びつけます。

そして、三条銀行の頭取が田淵幹事長と昵懇であることを伝え、この関係がある限り阪神銀行が三条銀行と合併するのは不可能だと言います。

「早急に立て直し、次の相手を物色する」

専務は急がずに静観してはと意見しますが、大介は金融再編の状況はそんなに生易しいものではないと返します。

三条銀行と平和銀行の合併がなされれば、それをきっかけにどんどん合併が進んでいき、阪神銀行が不本意な合併を強要されるのは火を見るよりも明らかです。

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その前に手を打たなければいけません。

大介は、他の相手を物色しながら三条銀行の合併を潰すことを専務たちに命じます。

「絶対に潰すんだ」

阪神銀行が有利な合併を成功させる時は、その合併が一番手でなければならないと大介は考えていました。

ドラマ『華麗なる一族』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

第4話では、大介の合併計画が主な内容でした。

大介が小が大を食う合併のために狙っていた銀行が、阪神銀行と繋がりのある永田大蔵大臣のライバルである大物政治家と太いパイプがあることがわかり、大介はシフトチェンジを考え始めます。

一方、万俵家の子供たちがそれぞれ閨閥結婚の犠牲になっている様子が描かれました。

万樹子は地獄の家に嫁いでしまったことで、自分の一生は終わったと悲観していて少し気の毒です。

そして、美馬が少し怪しい動きをし始めたのでそこも気になるところです。

次回もドロドロしていそうなので、楽しみです!

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