ドラマ『華麗なる一族』第6話あらすじ・ネタバレ感想!負の連鎖が止まらない鉄平にさらなる追い討ちが。

ドラマ『華麗なる一族』第6話

出典:WOWOW公式Twitter

鉄平(向井理)の義父・大川(永島敏行)は治療の甲斐なく息を引き取りました。

鉄平は大口取引先を失おうとしているだけでなく、強力な後ろ盾まで失ってしまいます。

そして、大晦日。

万俵家は毎年通り志摩観光ホテルで年を越し、元旦には恒例のキジ狩りに出かけます。

様々な不幸が重なり思い悩んでいる鉄平は、目の前に飛び立ったキジを撃った時、近くに大介(中井貴一)がいるのを見逃してしまっていました。

一方、寧子(麻生祐未)は37年前の鉄平の祖父・敬介との過去を思い出し、沈鬱な表情を浮かべて…。

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ドラマ『華麗なる一族』前回第5話のあらすじと振り返り

大介(中井貴一)は、阪神銀行・常務であり東京事務所所長の芥川(高嶋政伸)から三条銀行の妙な不正融資の噂を耳にします。

同時に、永田大蔵大臣(石坂浩二)との会食で三条銀行と平和銀行に合併の動きがあることを察知。

両行の合併をつぶすべく東京事務所の通称忍者部隊に工作活動を指示します。

そんな中、阪神特殊製鋼の鉄平(向井理)のもとに大口取引先アメリカンベアリング社から取引を一時停止したいという連絡が来てしまいます。

鉄平はすぐにシカゴに飛びますが、アメリカンベアリング社は新興会社に乗っ取られていて、交渉ができない状態でした。

そんな時、鉄平は義父の大川(永島敏行)が倒れたという連絡を受けます。

【ネタバレ】ドラマ『華麗なる一族』第6話あらすじ・感想

大晦日

アメリカにいた鉄平(向井理)は、義父の大川(永島敏行)が倒れて重体だという連絡を受け、急きょ帰国しました。

しかし、鉄平が駆けつけた時には大川はすでに意識がなく、そのまま息を引き取ってしまいます。

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鉄平の味方である大川がいなくなったことは、大きな痛手です。

そして、大晦日。

万俵家はいつものように志摩観光ホテルで過ごしていました。

大介(中井貴一)が年越しそばを食べていると、銀平(藤ヶ谷太輔)夫婦が年末の挨拶をしにやってきます。

話は自然と子供の話になり、万樹子(吉岡里帆)は銀平にその気がないようだと話すと、相子(内田有紀)は「そういうことは一方的に言うものではない」と万樹子を叱ります。

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相子は大晦日であっても厳しいですね!そんな中、銀平はただ煙草をくわえるだけです。万俵家に万樹子の居場所はありません。

深夜になって、鉄平が家族を連れてホテルに到着しました。

鉄平は、大介に仕事のことを聞かれてもアメリカでのことを伝えませんでした。

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これが後々鉄平の首を絞めることになります。

キジ撃ち

1968年、元旦。

万俵家の男性陣は恒例のキジ撃ちに出かけます。

正月だというのに鉄平の表情は冴えないので、銀平が心配します。

鉄平は自分の話はせず、シカゴで小森章子(新川優愛)に会ったことを銀平に話します。

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銀平は一瞬にして表情が変わります。

かつて恋人同士であった銀平と章子。

ある日、章子はこう言って銀平の前から去っていきました。

「あなたは万俵家の人。所詮私なんかとは一緒になれない…。さようなら」

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銀平はきっと章子のことが忘れられないのでしょう。

銀平が早足で山を登って行ってしまったので、1人になった鉄平は銀平の後を追って歩いていました。

すると、犬の鳴き声が聞こえ、大介たち先行隊がいる気配を感じます。

その時、目の前にキジが飛び立ったのが見えたので、鉄平は反射的に引き金を引きます。

「危ない!旦那様が!」

父子の亀裂

鉄平の銃弾は、大介の耳の横をかすめて飛んでいきました。

耳を押さえてうずくまる大介に鉄平が慌てて駆け寄ると、大介はその手を振り払います。

「お前はこの私を…」

moyoko

大介は思い切り鉄平を睨みつけます。よりにもよって鉄平が…。これはややこしいですよ!

幸い大介に怪我はなく、耳鳴りも安静にしていれば良くなるとのことでした。

鉄平は一生懸命に大介に謝罪をしますが、大介や相子は鉄平が同行の猟師の制止も聞かず、わざと狙ったと思っていました。

鉄平は制止の声と同時に引き金を引いてしまっていたと弁明します。

「じいさん譲りの銃が、俺を狙って勝手に火を吹いたとでも?」

大介の態度は硬化するばかり。

鉄平は、なす術もありません。

「出て行ってくれ。今はお前の顔を見ていたくない」

moyoko

鉄平、仕事のことも含め踏んだり蹴ったりです。大介は何も知らない鉄平に対して感情的になりすぎです。

本当の親子ではない

鉄平の妻・早苗(笹本玲奈)は、一連の話を聞いて「お父様はひどい」と憤ります。

「実の我が子に、顔も見たくないなんてそんなこと言うかしら。本当の親子じゃないみたい」

moyoko

本当の親子でなくても親子ですから、やっぱりひどいですけどね。

落ち込む鉄平の元に、心配した寧子が部屋にやってきました。

鉄平は、なぜ自分と祖父が繋がっているのがわかった時に大介がああいう態度になるのかと寧子に尋ねてみます。

「お父様とおじいさんの間で何かあったのですか?」

「何も…何もありません」

寧子は目をそらします。

moyoko

何かあったとしか取りようがありませんね。

寧子が万俵家に嫁いだばかりの頃、1人風呂に入っていると、先代・敬介が風呂場の中に入ってきました。

「寧子、大介はまだ帰ってないよ」

その瞬間、寧子は気を失ってしまいます。

気がつけば、寧子は布団の上に寝かされ、側では敬介がうちわで寧子をあおいでいました。

moyoko

もし気を失っている時に何かあったのだとしたら…ゾッとしますね。

二子のお見合い

その頃、美馬(要潤)と一子(美村里江)は大介を見舞っていました。

「鉄平さんほどの人が誤射をするなんて…2人の間に何かあったんですか?」

moyoko

さすがキレ者、勘が鋭いですね!

美馬と相子はこの日、二子(松本穂香)の花婿候補を引き合わせる手はずを整えていました。

美馬は、一子を残して相子と共にラウンジに向かいます。

「またあなたと踊りたいな」

美馬は相子にモーションをかけますが、相子は思わせぶりな態度を取りながらも美馬の誘いをかわします。

相子たちが偶然を装って二子に引き合わせたのは、総理夫人の甥である細川一也(宮田俊哉)という青年でした。

細川は、東大法学部卒で帝国製鉄の秘書課に務めている超エリートだと言います。

moyoko

銀平を演じる藤ヶ谷太輔さんと同じグループにいる宮田俊哉さんの登場です!

秘密会議

正月が明け、大蔵大臣公邸では春田銀行局長をはじめ銀行局の重役たちが集まり、合併の組み合わせに関する秘密会議が開かれました。

公邸の管理人・原田節子はそのことをすぐに美馬に連絡します。

moyoko

美馬は、枕営業で節子を手なずけているのです。

美馬はすぐに、春田局長に組み合わせの草案について聞き出します。

すると局長は、それはあくまでもたたき台で自分はもっと大きな編成を考えていると明かしました。

それは太平洋ベルト地帯の中位行を合併させて、財閥系の上位4位に対抗しようというものでした。

moyoko

このことを永田大臣(石坂浩二)が知っているのかはまだわかりません。

美馬はすぐにその計画のことを大介に伝えます。

大介はとにかく一度話がしたいと、美馬に春田局長との会談のセッティングを命じました。

風呂場にて

阪神特殊製鋼では、アメリカンベアリング社の購買部長が解雇されたという情報が入ってきました。

船積みの件は宙づり状態になり、このままではキャンセルの可能性が出て来てしまいました。

moyoko

キャンセルになってしまえば、会社の運転資金がなくなってしまいます。

その夜、大介は寧子がのぼせた日のことを思い浮かべていました。

あの日、自分が寧子の元に駆けつけると、敬介は「寧子の声が聞こえたので風呂場にかけつけると寧子が倒れていた」と説明しました。

その時のことを改めて寧子に尋ねてみますが、寧子は女中に助けてもらったと強調しました。

一方、鉄平は麻布・つる乃家の風呂に入っていました。

いつもは大女将(萬田久子)に背中を流してもらっていましたが、今夜は代わりに芙佐子(田中麗奈)が入ってきました。

キジ撃ちの件を聞いた芙佐子は、鉄砲は危ないから止めた方がいいと言うと、鉄平は自分から鉄砲を取ったら何もなくなってしまうと返しました。

すると、かつて先代も大女将に同じことを言っていたと芙佐子は笑います。

moyoko

何から何まで先代にそっくりな鉄平です。

芙佐子と鉄平の関係

風呂から上がると、鉄平は若い女の子を呼ぶのを断り、芙佐子を押し倒します。

ところが芙佐子は強く抵抗します。

「いけないのよ、あなたと私は!」

聞けば、芙佐子は大女将の養女ではなく、実子とのことでした。

なぜそんなことをしたのかと言えば、先代が本宅への聞こえをはばかって、一旦は大女将の妹として入籍をし、それから大女将の養女になったと言うのです。

「おじいさんの娘!?」

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ということは、鉄平とは叔母と甥の関係になります。

「それならまだしも、あなたと私は…」

芙佐子はそれ以上は口をつぐみますが、鉄平は自分も祖父の子で芙佐子とは異母兄弟なのではと察しました。

芙佐子はそんな恐ろしいことがあるはずがないと、すごい剣幕で否定します。

moyoko

寧子の態度に加え、芙佐子のこの態度は鉄平に確信を持たせるには十分ですね。

五行連合

大介はさっそく東京で春田銀行局長から『太平洋ベルト構想』について話を聞くことにしました。

局長は、中位の五行を集めて『五行連合』を作り、上位に対抗する考えを持っていました。

大介はその場では話に乗り、立場上話を振ることができない局長に変わり、他の四行と話し合ってみると申し出ました。

この日は二子も上京していました。

美馬と一緒に大介の帰りを待つ中、正月に細川と会ったのは実はお見合いだったと知り驚く二子。

しかし、二子は「自分の結婚相手は自分で決める」の一点張りです。

「二子ちゃんは頑固だねぇ。それとも誰か意中の人でもいるのかな?」

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さすがキレ者・美馬中。勘が冴えわたっています。

大介は帰宅後、局長の構想は実現できるとは思えないと美馬に感想を述べました。

しかし、乗り気なフリをしたのは、これが相手の内情を知る絶好のチャンスだからです。

「そのうちに五行連合の誰かをつまみ食いするんだよ」

頭取の非情

翌日、大介は阪神特殊製鋼常務の銭高(甲本雅裕)から、アメリカンベアリング社の輸出がキャンセルになりそうだということを聞きます。

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そうなれば5億7,000万円の前金を返金しなければならず、阪神特殊製鋼はたちまちピンチに陥ります。

鉄平からこんな重大事を何も聞かされていなかった大介は、恥をかかされたと鉄平に怒りを露わにします。

鉄平は、自分でなんとかしようとしていて話さなかったと非礼を詫びます。

しかし、大介は困った時だけ助けてくれというのはムシが良すぎるとキャンセル料の融資を断ってきました。

鉄平は、こんなことは他行には頼めないと必死で懇願します。

その時、銭高から正式に輸出のキャンセルが決まったと連絡が来ました。

大介は仕方なくキャンセル料の一部、阪神銀行が貸し出していた分だけを肩代わりすることを決めましたが、大同銀行に借りている分は面倒を見ないと言います。

さらに、その融資は高炉建設の設備資金から差っ引くと言います。

moyoko

阪神銀行も近々大蔵省の検査が入るので、貸金の内容を良くしておきたいというのが大介の言い分です。

「いいか、鉄平。企業のトップ同士には親子の関係などないということをもう一度頭に叩き込んでおくことだ」

ドラマ『華麗なる一族』第6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

お正月のあの時、ちゃんと大介に説明をしておけば良かったのに…と思わずにはいられない第6話でした。

どの道私情が入りまくっている大介が鉄平を助けてくれたかはわかりませんが。

しかし、自分も会社のトップにいる以上、自分でなんとかしたいという鉄平の気持ちもよく分かります。

鉄平は仕事以外でも義父を亡くし、自分の隠し子疑惑まで飛び出してきて心が休まる暇がありませんね。

年が明けて、いよいよ二子の結婚について話が本格化してきました。

二子は今のところ強気で反発していますが、相子の猛攻に耐えることができるでしょうか?

次回も見逃せません!

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