ドラマ『華麗なる一族』第2話あらすじ・ネタバレ感想!鉄平の夢の前に大介が立ちはだかる

ドラマ『華麗なる一族』第2話あらすじ・ネタバレ感想!鉄平の夢の前に大介が立ちはだかる

出典:WOWOW公式Twitter

相子(内田有紀)の働きにより、銀平(藤ヶ谷太輔)と関西財閥の重鎮でもある大阪重工社長の娘である万樹子(吉岡里帆)とのお見合いが進められますが、銀平は浮かない顔のまま。

一方、大介(中井貴一)は、大蔵官僚である娘婿の美馬(要潤)の手を借りて、これから計画する合併のために必要な機密資料を大蔵省から秘密裡に取り寄せます。

そして、初の自社高炉建設に情熱を燃やす鉄平(向井理)は、義父で元通産大臣の大川(永島敏行)のサポートもあり、通産省から高炉建設の許可が下り、夢への第一歩が踏み出せたことで大喜びしますが、そこに父・大介が立ちはだかるのでした。

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ドラマ『華麗なる一族』前回第1話のあらすじと振り返り

高度成長期の日本。

都市銀行のうち預金高10位に身を置く『阪神銀行』の頭取・万俵大介(中井貴一)は、銀行以外にも事業も手がける『万俵コンツェルン』の総帥です。

大介は長女の夫である大蔵省の官僚・美馬(要潤)から都市銀行再編の噂を聞き、生き残りを目指して様々な計画を立てます。

一方、万俵家では大介の妻・寧子(麻生祐未)と4人の子供たちの他に大介の愛人・相子(内田有紀)が同居をしていました。

相子は長い間家庭内で大きな力を持ち、万俵コンツェルンの閨閥作りを進める中でも重要な存在でしたが、子供たちはそれを疎ましく感じていました。

そんな時、『阪神特殊製鋼』の専務である長男・鉄平(向井理)が高炉建設のため、阪神銀行に融資を申し込みます。

【ネタバレ】ドラマ『華麗なる一族』第2話あらすじ・感想

銀平の見合い

銀平(藤ヶ谷太輔)は、以前から相子(内田有紀)が進めていた大阪重工の社長令嬢・万樹子(吉岡里帆)との見合いをします。

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終始仏頂面でいる銀平に対し、万樹子の方は見合いに乗り気のようです。

銀平の見合いの感想は「可もなく不可もなし」といったものでした。

銀平は、自由な同じ大学出身の同期のことが羨ましく感じていました。

しかし、これも万俵家に生まれた宿命。

でも、いつまでも父親の言いなりにはならないと、心の中では決めています。

一方、初の自社高炉建設に向けて動いている鉄平(向井理)は、元通産大臣で義父でもある大川(永島敏行)に、通産省の許可がなかなか下りないことを相談します。

大川は、義理の息子のために一肌脱いでくれることになりました。

そして大介(中井貴一)は、富国銀行が阪神銀行と業務提携を目論んでいる情報を耳にします。

大介は、何か裏があるのではないかと考えました。

父の業績

鉄平は、融資の相談をしに大同銀行を尋ねます。

新たに頭取に就任した三雲(石黒賢)は、鉄平のアメリカの大学時代の友人でした。

鉄平は、高炉建設のために融資限度額を上げて欲しいと三雲に頼みます。

三雲は、審査が必要だが自分は計画に乗り気であることを鉄平に伝えました。

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義父と友人の協力で仕事が上手く行きそうな鉄平は、上機嫌です。

その頃大介は、そんな鉄平に瓜二つの阪神銀行創業者の肖像画を眺めていました。

創業者である大介の父は、元々姫路の大地主で、持っている土地を売って小さな銀行を作ります。

そして、次々と田舎の銀行を吸収し阪神銀行を大きくしていきました。

しかし、かなり強引な吸収も行っていて、自殺者が出ることなどもあったため、結局初代では地方銀行の域を出なかったのです。

「私ならもっとスマートにやる」

大介は、役員を呼び寄せました。

小が大を食う合併

大介は役員たちに、いずれ合併をするつもりである意向を伝えます。

役員たちは及び腰ですが、金融再編の流れの中で、座して食われるのを待つより、先手を打って小が大を食う合併を成功させたいというのが大介の考えです。

「生き残るためには先に手を打つしかない」

阪神銀行には9,200人の行員がいます。

その行員を路頭に迷わすような合併はしないと大介は誓います。

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相手の首を取るだけの自信が、大介にはあるのです。

「私についてきてくれるか?」

大介のブレない決意を聞いた役員たちは、頭取の意向を汲み取ることにしました。

銀平と万樹子

結婚式まであと2ヶ月。

東京と大阪の二ヶ所で披露宴を行うつもりの両家は、準備に忙しいと万樹子は嬉しそうに銀平に話します。

銀平は、二度も披露宴をやるなんてと辟易としていました。

万樹子は、テキパキと準備を進める相子をすごいと称賛します。

「まるで、あなたの家にはお母さんが2人いるみたいね!」

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天真爛漫に話す万樹子ですが、銀平にとっては手痛い一言です。

万樹子の家に到着した時、万樹子は銀平を家に上がるように誘います。

しかし、銀平はそれを断り、万樹子に強引なキスだけをして車に乗り込みます。

銀平の車をいつまでも見送る万樹子。

一方で銀平は、口紅がついた口をハンカチでぬぐい、そのハンカチを投げ捨てるのでした。

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銀平にはまだ覚悟ができていないようですね。

名簿作り

2人の結婚式には、大阪と東京合わせて650人が招待されることになっていました。

寧子(麻生祐未)は、親戚筋のリストを作っていますが、誰を招待し誰を除外するか迷っていました。

相子は、帰って来た銀平に友人関係のことを尋ねます。

「友達なんてどうだっていいでしょう。あなたは何でもしてくれすぎる」

銀平は相子の行動をありがた迷惑だと言いました。

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人生をコントロールされているのですから、そりゃあ嫌ですよね。でも、相子は気にしていません。

銀平が子供の頃。

祖母が危篤に陥った時、大人が忙しなくしているので、祖母の部屋をのぞくと、父の側に寄り添っているのは相子でした。

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銀平はその光景がトラウマになっているようです。

美馬への打診

日曜日。

大介は娘婿の美馬(要潤)を別荘に呼び寄せます。

別荘には相子が付き添っています。

そして、富国銀行の業務提携について意見を聞きつつ、阪神銀行の合併計画に向けて知恵と力を借りたいと美馬に話します。

美馬は大介の計画はかなり難しい話だと驚きますが、大介は永田大蔵大臣(石坂浩二)との話を聞かせます。

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事業内容によっては、小が大を食うこともありえるという話です。

阪神銀行の預金高がシングルになる可能性は、ありえない話ではありません。

しかし、問題は合併の相手をどこにするかです。

そこで大介は、美馬に預金高中位の経営内容を知るために、大蔵省の機密資料を取り寄せたいと、美馬に打診します。

似たもの同士

美馬は、相子に空港へ送ってもらいながら銀平と万樹子の相性について尋ねます。

相子は、興信所を使って万樹子の身辺を調査していました。

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それによると、万樹子は大学時代に既に男性を知っているとのことです。しかし、銀平も人のことは言えないのでお互い様です。

しかし、相手方も興信所を使っているかもしれません。

そうなれば、もしかしたら大介と相子の関係も発覚してしまうかもしれません。

しかし、興信所が調べるのは仕事関係と友人関係です。

そこを押さえておけば、問題はないと涼しい顔の相子。

相子の方が興信所より一枚上手なのです。

空港へ着いた時、美馬は東京へ来た時は飲みに行こうと相子を誘います。

「それは大介さんには内緒で?」

美馬は薄く笑い、自分たちは中流家庭で生まれながら、万俵家のために身を粉にして働く似た者同士だから仲良くしようと言って車を降りました。

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美馬は食えない男のようですね。

閨閥結婚の利点

「一子を美馬と結婚させて良かった」

大介は、相子が進めている閨閥結婚の利点を感じていました。

しかし、美馬の仕事ぶりは買っていますが、信用しきっているわけではありません。

「彼は信用ならない」

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やはり、大介もわかっているんですね。

その美馬は元同僚の検査部の田中(温水洋一)を飲みに誘い、定年後の天下り先をぶら下げて、田中に極秘資料を持ちだすように持ちかけました。

「このあたりで晩年故郷をゆっくりと送るのも一つの手だよ」

やはり、美馬は仕事はできますが、食えない男ですね。

一方、万俵家では二子(松本穂香)と三子(福本莉子)が招待者名簿を見ながら、おしゃべりをしていました。

その時、相子は寧子が親戚の名簿が完成していないことを見つけ、寧子にやることをやるようにきつく言いつけます。

寧子の苦しみ

寧子は相子が去った後、座り込んでしまいます。

「大介さんの左側は妻の席。これからは一日交代で座りましょう。寝室も」

相子にそう囁かれたことで始まったこの生活。

ある夜、寧子が寝室に入ると、すでにベッドには相子がいました。

大介は慌てることもなく、これからは時折三人で寝ようと言います。

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無表情でおかしなことを言う大介。サイコです!

寧子がそれを拒否すると、大介はそれならば離婚だと言いました。

「離婚するだけの理由は身に覚えがあるだろう」

ショックを受けた寧子は、薬を大量に飲み、自殺を図りました。

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気の弱い寧子でなくとも死にたいですよね…。

鯉の『将軍』

鉄平は、三雲と大川のサポートを受け、メインバンクの頭取である父に融資について再確認します。

しかし、大介は即答しません。

「お前は自分の力を過信している」

高炉建設は周りの力でなんとかなるかもしれません。

しかし、その後の運営は鉄平の力でなんとかしなければなりません。

「必ず成功させて見せます!」

大介は鉄平の覚悟を知り、融資を了承しました。

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もちろん、融資をするには審査が必要です。大介は、銀行の融資には親子も兄弟もない冷酷なものであると釘を刺しました。

大介は池の鯉に餌をやっていました。

鉄平は近頃、祖父が大事にしていた『将軍』という鯉の姿が見えないことを心配しています。

大介は手の叩き方まで祖父に似ている鉄平が呼べば出てくると言い、鉄平に手を叩かせると、将軍は姿を現しました。

「どうしてでしょうか?」

「それは、お前がじいさん子だからだろ」

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その様子を寧子が思いつめた顔で見ています。気まずいです!

極秘資料

検査部の田中はなんとか資料を手に入れ、美馬に渡しました。

美馬は、その資料のコピーを自宅で大介に渡します。

その資料には、各銀行の台所事情が全て記載されていました。

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あとは、どこを食うか。です。

合併で一番重要なのは、相手銀行の経営陣の優劣についてです。

大介はそれを探りながら、当面の間は預金順位を上げることに集中することにしました。

その会議の最中、大介は鉄平からの電話を受けます。

阪神特殊製鋼は、鉄平の義父の通産省への口利きにより、高炉建設の許可を得ることができました。

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鉄平は泣いて喜び、工場でも胴上げされるなど、工場はお祭り騒ぎです。

あとは、融資を通すのみです。

大介は審査が終わり次第連絡すると言って、電話を切りました。

役員たちは許可が下りて良かったと喜んでいますが、大介は難しい顔をしています。

時期が悪いというのです。

「こんな大事な時に…」

ドラマ『華麗なる一族』第2話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

今回も2話目にして、愛憎渦巻く濃ゆい内容となっていました。

銀平は『2人の母』の間と自分のプライドで揺れ動き、銀平の母・寧子は大介と相子の間で揺れ動き、大介は自分の父にそっくりな鉄平に対して複雑な思いを抱えています。

当の鉄平は自分の夢に向かって突き進んでいるだけですが、その夢の行く末は父によって握られています。

銀行融資は冷酷なものですから、どうか公私混同はやめてもらいたいものです。

次回この高炉建設への融資に関して不穏な空気が流れそうな予感がします。

銀平の結婚についても気になるところです。

次回も見逃せません!

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