アニメ『ゴジラ S.P』第9話あらすじ・ネタバレ感想!“ゴジラ”の新形態が明らかに?

アニメ『ゴジラ S.P』第9話

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

ゴジラの侵攻によって東京都心が紅塵の渦に飲み込まれる中、ユンたちは蜘蛛のような怪獣・“クモンガ”の群れに襲われていました。

ジェットジャガーで立ち向かい、捕らわれている人間を救出するチャンスを伺います。

一方その頃、ロンドンに滞在中の銘は、葦原が超時間計算機を使って未来を読み解こうとしていた痕跡を発見。

葦原の予想する“破局“がまもなく訪れると知り、それを食い止めるべく、李博士やBBたちに働きかけますが…。

大きな事実が浮かび上がり、いよいよユンや銘の近くまで迫ってきた第9話をレビューしていきたいと思います。

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アニメ『ゴジラ S.P』前回第8話のあらすじと振り返り

東京上陸後に形態を変化させた“ゴジラ”。

松原が率いる陸上自衛隊部隊が応戦する頃、AIユングを移植し、“アンギラスの槍”を装備したジェットジャガーを連れて、ユンたちも現場へと向かっていました。

しかし、その道中の海岸で得体の知れない蜘蛛型の怪獣・“クモンガ”と遭遇。

ジェットジャガーに応戦させながらも捕らわれた人間を救おうと、クモンガの群れが根城としているらしい倉庫へ向かいます。

その頃、ラドンの群れに襲撃されていたロンドンの銘たちは何とか目的の葦原邸に到着。

大量に残された葦原の研究資料の解読に挑む銘は、そこで“破局”の存在と対峙することになります。

一方で、ミサキオクから発送された報告書の届け先を探っていた佐藤は、その行き先がシヴァ共同事業体の研究施設があるインド・ウパラであることを突き止め、険しい表情を浮かべるのでした。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第9話あらすじ・感想


変化を続ける“ゴジラ”

硬化して動きを止めた巨大怪獣・ゴジラ。

鳴りを潜めたその状態を好機に、自衛隊は攻撃を仕掛けます。

すると、爆撃によって真っ赤な硬い殻のような皮膚が破壊され、その中から新たな形態を変化させたゴジラが現れました。

紅塵が充満した街で大きくゆっくりと動き出したゴジラに対し、再び攻撃を開始する自衛隊。

初弾がその身体を貫通して爆発すると、ゴジラは血を流して苦しそうに呻きます。

確実にダメージを与えてはいるものの決め手にはならず、二発目の攻撃を仕掛けました。

ゴジラは雄叫びのような咆哮をすると、付近の紅塵を触手のように変態させて、落下してきた爆弾を包み込みます。

その場で爆発が起こりますが、ゴジラは物ともせず反撃を始めようとしていました。

背ビレは青白く発光し、口元には同じく青白い天使の輪のようなものが現れ、その輪を広げていきます。

しかし、煙に身体が包まれると同時に、その輪は消えていったように見えました。

その後、松原は部下からゴジラが「リアクティブアーマー」のような動きをしたのでは、と報告されました。

つまり、急速に成長した組織が体表への着弾と同時に破裂することで衝撃を抑えようとしたらしく、さらには着弾前から組織の変化が見られるとのことです。

今回の件は逃尾に現れたアンギラスが未来を予知して行動したことを想起させ、松原はそのアンギラスを排除した民間人と、作戦に使われたロボットを思い浮かべました。

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ゴジラもアンギラスと同様に未来予測を行っているようなので、他の怪獣たちもそうだったらと考えるとかなりゾッとしますね。

一方その頃、蜘蛛型怪獣・“クモンガ”の群れと対峙していたジェットジャガーは苦戦を強いられていました。

それでも何とかアンギラスの槍で応戦しているうちに、ユンたちは倉庫内の事務所のような場所へ避難することに成功。

そこで銘からメッセージを受け取ったユンは“破局”について知らされると、「彼女に世界の命運がかかっているのかもしれない」と呟きました。

その時、同行者の一人が行方不明になっていた同僚の姿を発見。

彼はクモンガの吐いた糸で作られたであろう繭に捕らわれ、気を失っていました。

オーソゴナル・ダイアゴナライザーの開発

クモンガ騒動を聞きつけ、現場へやって来た警察官から連絡が入ります。

しかし、電話の向こうで悲鳴や騒がしい音が聞こえると同時に、その通話は途切れてしまいました。

駆けつけた警察官たちは、同じ蜘蛛型ではあるものの羽根を生やして飛行するタイプの怪獣に遭遇し、襲撃されたようなのです。

ユンがジェットジャガーに「助けに行けるか」と問うと、「時間をください」と返ってきます。

その一方で、侍と大滝は事務所を飛び出し、繭に捕らわれた職員の救出へ向かいました。

彼が倉庫の外に停泊しているボートの鍵を持っているということで、脱出への希望が見えてきます。

他の職員とともに事務所に残っていたユンは、破局とは特異点が成長することで起こるものではないかと考え、銘にメッセージを送りました。

メッセージを受け取った銘は、葦原の研究資料の中から破局が「2030年」に予測されているものを発見。

それがまもなく訪れることに気が付き、急いで李博士に報告しに行くと、彼女はインド・ウパラにいるティルダやBB、スティーブンたちとビデオ会議を行っているところでした。

李博士に促される形で持論を展開した銘は、その証拠ともなる資料に書かれていた詩をペロ2に読み上げさせます。

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それを聞いてすぐに「バガヴァッド・ギーターの一節か」と気付くBBはこれまでも文学や宗教に詳しい描写がありましたが、ここでも描かれましたね。

そして、破局自体を何とか解決しなければならないと主張しますが、画面の向こうにいるBBたちは「オーソゴナル・ダイアゴナライザーの開発」のためにも超時間計算機を使いたいようでした。

BBは「オーソゴナル・ダイアゴナライザーを完成させることができれば、紅塵から世界を救える」と言い、銘もそれをわかっているのだろうと同調を求めます。

その様子を見守っていた李博士はスティーブンに意見を求められるとBBに賛同し、準備をするよう指示しました。

銘はそんな李博士の言動に不信感を募らせますが、李博士はこっそり自身の口の前に人差し指を立てることで、銘に何かを伝えようとします。

その後、スティーブンが李博士に対してインド・ウパラへ戻るように告げた時、ティルダのもとにはサルンガが紅塵とともに消失したという情報が入ります。

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第7話にてオーソゴナル・ダイアゴナライザーでの攻撃を受けたサルンガでしたが、まだ生きていたようです。

時を同じくして、マキタからラドンの群れが襲来したと聞かされた李博士と銘は、画面越しの相手にウパラへ向かうことを伝え、ロンドンからの脱出を図ります。

ジェットジャガーvsクモンガの群れ

脱出の準備をしている銘のもとへやって来た李博士は、銘と同じく破局は現実に起こるものだと考えている旨を伝えます。

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先ほど人差し指を立てて伝えようとしていたのは、本音では銘に同意しているということだったのでしょう。

そして、今まさに東京にいるゴジラもまた特異点なのではないかと告げました。

少し戸惑った様子の銘に、李博士は諭すように語ります。

「葦原と同じものを見るだけじゃダメよ。あなたは彼の先へ進まなきゃ」

その頃、侍と大滝が繭に捕らわれた職員を無事に救出。

一同は倉庫から出て、ボートを目指します。

そんな彼らを守ろうとするジェットジャガーは、倉庫の中に飛び込んでクモンガの群れと対峙していました。

その隙にユンたちは追手がいないことを確認し、ボートに向かって走り出します。

ユンはジェットジャガーにも合流するよう指示しますが、返事は「先に行ってください」。

すると、いつの間にか床に漏れ出ていたガソリンが原因となり、倉庫では大爆発が起こります。

ユンは爆風に吹き飛ばされ地面に叩き付けられますが、慌ててジェットジャガーのほうを振り返りました。

その目に映ったのは、燃え盛る炎の中で怪獣の群れに囲まれながらも、必死に応戦するジェットジャガーの姿でした。

“破局”を観測するということ

会議の後、部屋に戻ったBBは娘のリーナにしばらく家を空けると伝えます。

そして、彼女が流していたニュースに映る硬化したゴジラの姿を見ると、少し残念そうに「こっちは違ったってことか?」と呟きました。

李博士からの電話に対しても「東京はもう収束かもよ。わざわざ送り届ける必要が?」と答えます。

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BBの台詞の数々、一体どういう意味なのでしょうか。

空港へと向かう車内で、銘は李博士からウパラに着いたら改めてBBを紹介することや、彼に破局の観測を手伝ってもらうことを聞かされました。

突然破局のことを伝えても取り合わないであろうスティーブンやティルダとは違い、BBはある意味では協力的なようです。

銘は破局を回避できたとするならば未来にも存在しなくなるため、そもそも観測できないのではないかと疑います。

しかし、李博士は「未来に破局を観測できなければ、それで問題解決じゃない?」と答えました。

その後のことは成り行き次第だと話す李博士は、BBなら破局さえ利用しようとするだろうと予想するのでした。

そんな中、ラドンの群れが上空に迫ってきます。

人々は車を置いて逃げ出し、現場は騒然。

銘たちも車から出てその場を離れようとしましたが、李博士は人混みの中で逃がしてしまったらしい少女の飼い猫を助けようとします。

飼い猫を抱きかかえた李博士に襲い来るラドンを見て必死に呼び掛ける銘でしたが、その声は届かなかったのか、早く避難するようマキタに促されながらその場を去る銘の姿だけがありました。

一方、炎と怪獣の群れに囲まれていたジェットジャガーは無事だったようで、ユンに「バッテリーをパージして脱出を試みます」と報告すると、激しい戦いを終えてユンたちの乗るボートへ飛び付きました。

そこでバッテリーを使い果たしたジェットジャガーは、赤い海に浮かぶボートで休息を始めます。

飛行型の怪獣たちはしばらく追いかけてきていましたが、ボートが少し沖まで出てしまえば、自らその身を翻していきました。

その行く先を見つめるユンたちの目に飛び込んできたのは、真っ赤に染まった巨大な積乱雲でした。

アニメ『ゴジラ S.P』第9話あらすじ・ネタバレ感まとめ

新たな姿を見せたゴジラの咆哮や発光する背ビレは、爆撃シーンと相まって映画『シン・ゴジラ』を思わせるような様相でしたね。

李博士の無事やBBの台詞の意味、そしてラストに登場した巨大な赤い積乱雲など、またしても気になる要素を多く残した第9話となりました。

ジェットジャガーが現在の姿になったばかりの頃、積乱雲について触れていたことがあったので、まさか何かの伏線だったのか…?と疑い深くなってしまいますが、真相はまだ明かされることはなさそうです。

しかし、破局や特異点、葦原の研究、シヴァの存在、それぞれの目的…と、たくさんの謎がそろそろ繋がってくるのではと期待が高まります。

次回、第10話も楽しみですね。

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