アニメ『ゴジラ S.P』第8話あらすじ・ネタバレ感想!ゴジラはさなぎと化し、蜘蛛型の新怪獣が現る!

アニメ『ゴジラ S.P』第8話

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

東京上陸後に形態を変化させた巨大怪獣“ゴジラ”に、松原率いる陸上自衛隊が応戦します。

一方、“ゴジラ”を倒すべく現場へ急ぐユンたちと、ユングが移植され“アンギラスの槍”を装備したジェットジャガーβは、その道中の海岸で得体の知れない怪獣と遭遇していました。

その頃、ラドンの群れに襲撃されるロンドンへ向かっていた銘たちは、何とか葦原邸に到着し、大量に残された研究資料の解読に挑みます。

時を同じくして、佐藤はミサキオクから発送された報告書の届け先を突き止めますが…。

各地でそれぞれが動きを見せる『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』第8話をレビューしたいと思います。

\\『ゴジラ S.P』を見るならここ!!//

Netflixで今すぐ見る

アニメ『ゴジラ S.P』前回第7話のあらすじと振り返り

東京湾の防衛線を突破したマンダの群れと、謎の巨大怪獣がついに東京へ上陸した頃、オオタキファクトリーではジェットジャガーの強化が進められていました。

ユンは幽霊屋敷=葦原邸で流れていた例の音楽を解析し、その曲にあるものが隠されていることを突き止めます。

一方、ドバイに滞在していた銘は李博士に連れられロンドンへ。

その道中、飛行機が別の空港へ緊急着陸することになり、改めてレンタカーでロンドンを目指します。

時を同じくしてウパラの地下にいるサルンガに応戦中のBBは、開発中の秘密兵器・“オーソゴナル・ダイアゴナライザー”を引っ張り出し、地下に放り投げます。

すると空間中の紅塵がそれに反応し、一瞬のうちに赤い棘のような形態に変化して四方八方に突き刺さりました。

地上へ出てこようとしていたサルンガももれなく赤い棘に身体を貫かれ、動く術を失いました。

一方その頃、オオタキファクトリーではジェットジャガーにユングを搭載し、アンギラスを倒した際に手に入れた戦利品である角から作った武器“アンギラスの槍”を持たせ、さらに強化。

東京へ上陸した謎の巨大怪獣=“ゴジラ”を倒すべく、現場へと向かいます。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第8話あらすじ・感想


ゴジラのさなぎ

紅塵による赤い煙に包まれた東京・築地。

“ゴジラ”駆除作戦が行われている今、松原率いる陸上自衛隊の戦車たちがゴジラに向けて砲撃を開始していました。

付近の高層ビルから現場を見守っていた松原のもとには「目標の放出するガス状物質の温度はマイナス20度」と報告が入りますが、その言葉に反応する間もなく、ゴジラが次の動きを見せます。

首ごと地面を向いたゴジラは、その口から透明な気体を吐き出していました。

透明だった気体は徐々に赤みを帯び、途端にゴジラの周りは炎に包まれます。

松原のいる高層ビルにも届くほど周囲一帯を燃やしたゴジラは、赤い殻のようなものを纏い、硬直するのでした。

この様子から、ゴジラは死んだと報道されます。

一方、ユンと侍はゴジラを倒すべく東京へと向かうトラックの中で、そのニュースを耳にしました。

荷台に積まれた“ジェットジャガーβ”(ユングが搭載された新タイプ)は、青空を見上げて物思いに耽っています。

urara

ジェットジャガーに搭載されてからのユングは機械的な話し方ではなく人間らしい話し方や言葉選びをしていて、その変化が感じられます。

その時、侍は周囲の異臭に気付きました。

トラックの前を行くオープンカーに乗っていた大滝とともに、臭いのもとであろう浜辺に打ち上げられたマンダの死骸を見に行きます。

時を同じくして、松原は部下からゴジラの死骸についての報告を受けていました。

ゴジラを覆う赤い殻のようなものの内側には何かドロドロとした物質があるようで、いわゆる「さなぎ」のような状態だそうです。

海から陸へと環境を変えるとともに、形態をも変化させてきたゴジラ。

松原は、次は空かと進化を危惧しました。

その頃、ミサキオクから発送される報告書の行き先を追っていた佐藤は、とある国際転送サービスのオフィスへと辿り着きます。

そこで働く女性によると30年前には転送が止められており、今現在オフィスには30年分の郵便物が残っているとのこと。

箱の中から適当な郵便物を手にした佐藤は、葦原道幸に宛てたその郵便物の行き先がインド・ウパラであることを確認します。

それはシヴァ共同事業体の研究施設が存在する場所であり、佐藤は顔を顰めました。

新たな謎は「破局」

BBは料理中の娘・リーナを捕まえて、アーキタイプに関する持論を展開していました。

ルービックキューブを手に取ると壁にその影をつくり、ひし形に見えるように傾けます。

そして、この影をフェーズ1とすると、また少し角度を変えて違う形になったものはフェーズ2だと説明しました。

影だけを見ている分にはまるで違う物質のようですが、高次元に存在する本体そのものは角度を少し変えただけであり、影自体に直接触れることはできません。

しかし、“オーソゴナル・ダイアゴナライザー”は高次元にある本体そのものをいじることができると説明を続けたところで、部屋に部下たちがやって来ます。

部下たちは連絡を無視していたBBにご立腹のティルダから命じられ、無理矢理BBを抱え上げて施設へと連行しました。

一方、銘と李博士は目的地へ向かうため、船に乗っていました。

李博士は銘のアーキタイプが高次元の存在という見立ては当たっていたと話します。

銘が会話の中で「何でもできる計算機があるなら、何でもできるのではないか」と質問すると、李博士は葦原が計算を進める中で行き着いたのが「破局」だったことを伝えました。

その時、銘たちの乗った船の上空にラドンが現れ、海上にはマンダの群れを発見し、現場は騒然とします。

urara

ロンドンにもラドンやマンダがやって来てしまいました。

無事に車に乗り換えた銘たちは、かつて葦原が暮らしていた屋敷へと到着します。

そこで破局を回避する方法を問うた銘に対し、李博士は「今、彼に一番近いところにいるのがあなた」と返しました。

今まで李博士たちが悩まされてきた葦原の研究を読み解き始めたのが、まさに銘だからです。

銘は屋敷に山ほどある葦原の研究資料を解読すべく、ここに連れてこられたのでした。

蜘蛛型の怪獣

後ろ手に手錠を掛けられた状態で椅子に座らされたBBは、ティルダからの尋問を受けていました。

ティルダの怒りの原因は、サルンガと対峙した際に使用したオーソゴナル・ダイアゴナライザーが、シヴァを傷付けたらどうするつもりだったのか、というものでした。

BBは実際にはシヴァは無事であり、オーソゴナル・ダイアゴナライザーのおかげでサルンガが地上に出てくることはなかったのだと返します。

そこへやって来たスティーブンはBBの背後に回ると彼の手錠を外しながら、葦原は21世紀にアーキタイプが世界を完全に作り替えると予言していたと語りました。

根拠のない戯言だとするティルダに対して、シヴァは活発化していると告げるスティーブン。

終始怪訝な表情を浮かべているティルダに追い打ちをかけるように、スティーブンは「理事会は葦原実験の再開を承認したよ」と話すのでした。

urara

“シヴァ”の存在や、未だ全貌の見えない各々の目的の違いに注目が集まります。

一方、マンダの死骸を目にしたユンは「共食いか?」と口にしますが、大滝はマンダの身体にある噛み跡を見て、ゴジラがやったのだと力説しました。

やがて、すぐそばの倉庫であろう建物に異様な蜘蛛の巣のようなものができているのを発見し、ユンと侍はジェットジャガーβを呼びに行きます。

すると、ジェットジャガーβは通りすがりの子供たちとともに「いっせーの!」の掛け声で同時に親指を上げ、上がった指の数を当てるゲームをして遊んでいました。

10勝0敗で勝ったというジェットジャガーβは、目線や腕の筋肉の動きから次にどの指が動くのか予測していたと誇らしげに語ります。

見かねたユンは「“ホモ・ルーデンス”で検索」するよう進言しました。

そこで「人間は遊ぶことで文化を発展させてきた」とジェットジャガーβが知った時、周囲に何かの気配を察知します。

ジェットジャガーβが察知していたのは、漁船の帆柱の頂にいた蜘蛛のような怪獣でした。

逃げ遅れた同行者を庇った侍が怪獣に襲われかけた瞬間、ジェットジャガーβはアンギラスの槍で怪獣を仕留めるのでした。

別の生き物?

葦原の研究資料を読み漁っていた銘とペロ2は、ノートに描かれた落書きのような円の集合体に注目しました。

ペロ2はこの円たちが超計算機だった場合、それぞれの答えが競合してしまう可能性があると告げます。

ネットワーク上に存在する数々のペロ2の兄弟たちは、個性が与えられていることもあり、答えが競合するそうです。

例えば、犬と猫のどちらが理想のペットか、というテーマがあった時、ペロ2が犬と答えても兄弟の中には猫と答える個体もいるということです。

銘はペロ2の言葉を聞き、ノートに描かれた円について再考します。

そして、円の一つ一つが特異点であり、宇宙なのではないかと考えるのでした。

その頃、ジェットジャガーβは複数の蜘蛛型の怪獣を相手に戦っていました。

ジェットジャガーβの指示に従って逃げるユンたちでしたが、ユンは途中で転倒してしまいます。

怪獣に追いつかれ、あっという間に行き場をなくしてしまいますが、ジェットジャガーβが投げたアンギラスの槍によって助けられました。

一方で、同行者のうちの一人が行方不明になったことがわかり、ジェットジャガーβは取り逃がした怪獣に連れ去られたのではないかと告げます。

いよいよ蜘蛛の巣に覆われた倉庫まで辿り着くと、ユンは中の様子を調べるようジェットジャガーβに命じました。

すると、ユンのスマホに銘から大量のメッセージが届き、「破局」についての持論が展開されていました。

urara

かなりの文章量に、かなりのスピード…銘の熱量が感じられます。

その隣で異変に気付いた侍は、ゆっくり後ろを振り返るよう一同を促します。

振り返った先には、先ほどジェットジャガーβが倒したはずの怪獣たちの姿がありました。

アンギラスの槍で真っ二つに切り裂かれても動いていた身体、どうやら再起可能だったようです。

蜘蛛型の怪獣が傷口から流していた血液のような水色の液体は、本体とは別の生き物かのように動いています。

そのドロドロとした半透明の生き物と蜘蛛型の怪獣の群衆が、ユンたちに迫って来ていました。

アニメ『ゴジラ S.P』第8話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

相変わらず世界各地で怪獣が現れ、人々がそれぞれの目的のため謎を追っていますね。

さらに、今回第8話では新たな怪獣が2種類現れました。

蜘蛛型の怪獣はゴジラ作品に登場したことのある“クモンガ”だと公式に発表されていますが、半透明な水色の生き物は未だ明かされていません。

次回第9話で全貌が明らかになることを楽しみに待ちたいと思います。

\\『ゴジラ S.P』を見るならここ!!//

Netflixで今すぐ見る

▼次回第9話も続けて読む▼