アニメ『ゴジラ S.P』第10話あらすじ・ネタバレ感想!ゴジラがついに最終形態へ!?

アニメ『ゴジラ S.P』第10話

出典:『ゴジラ S.P』公式ページ

ユンと侍は、かつて訪れた幽霊屋敷=葦原邸に残された資料をジェットジャガーで解析しようと試みます。

一方、インドに到着した銘はリーナと出会い、ついにBBと合流するのですが…。

物語もラストスパートに差し掛かり、世界各地で動きを見せていた登場人物たちが繋がりはじめました。

散らばる謎もそろそろ繋がりを見せそうな気がしますが、第10話では一体何が起こるのでしょうか。

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アニメ『ゴジラ S.P』前回第9話のあらすじと振り返り

“ゴジラ”の侵攻によって紅塵の渦に飲み込まれた東京都心。

その現場に向かっていたユンたちは、道中に蜘蛛のような怪獣・“クモンガ”の群れに襲われ、ジェットジャガーで立ち向かっていました。

そして、捕らわれてしまった人間を救出するためのチャンスを伺います。

一方、ロンドンに滞在中の銘は、葦原が超時間計算機を使って未来を読み解こうとしていた痕跡を発見。

葦原の予想する“破局“がまもなく訪れると知った銘は、それを食い止めるべく、李博士やBBたちに働きかけます。

しかし、直後にラドンの群れが襲来したため、銘と李博士はロンドンから脱出し、インド・ウパラにいるBBたちとの合流を目指すことに。

その途中、李博士は逃げ遅れた少女の猫を救おうとし、上空にいたラドンに襲われてしまいます。

時を同じくして、クモンガの群れに囲まれていたユンたちは、ジェットジャガーの奮闘により脱出に成功。

追いかけてきたクモンガが自ら引き返していく先を見ると、そこには真っ赤に染まった巨大な積乱雲がありました。

【ネタバレ】アニメ『ゴジラ S.P』第10話あらすじ・感想


過去と未来の矛盾

紅塵に覆われ、真っ赤に染まった東京都心。

またしても姿を変えたゴジラの足音が響く中、ラドンのような黒い飛行型怪獣が襲来します。

そのまま単独でゴジラに突進していきますが、ゴジラは口元に青白い天使の輪のようなものを浮かべ、それを飛行型怪獣に向かって放つと、その一撃で倒してしまうのでした。

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第9話で見られなかったゴジラの攻撃は圧巻…倒されてしまった飛行型怪獣はラドンと同種なのでしょうか?

その頃、ユンと侍はかつて訪れた幽霊屋敷に再び足を踏み入れていました。

カミムシ=銘とチャットで情報交換をするうちに得た知識を糧として会話を続けるユンと侍は、アーキタイプ研究の第一人者である葦原こそがこの幽霊屋敷の主だったと知ります。

さらに、シヴァ共同事業体のロゴマークと似た紋章が屋敷の入り口に描かれていたことを確認します。

屋敷に残された資料の中に、銘から送られてきた特異点を表す図や、例のインド民謡に隠されていた数列を見つけたユンは、それらをジェットジャガーで解析することに。

一方、インドに到着した銘は、李博士とレストランで食事をした際に交わした会話を思い出していました。

過去と未来の矛盾について、銘は「計算結果を過去に送るということは問題を入力する前に結果が出るということか」と問います。

すると、李博士は「(過去に何らかの情報が送られたとしても)情報だと気付かれなければ問題はない」と語りました。

そして、銘に何か数字を思い浮かべるよう言います。

銘が「9」と答えると、店内に飾られた絵画を指差し、そこに描かれた花の数が「9」であることを確認させました。

その絵が「9」を選ぶことを伝えていたとしたら、と仮定する李博士に対し、銘は「じゃあ、9はやめて3」と言い直します。

李博士は、今度は3つ並んだ置物に目をやって「なら、あそこの置物の数にする」と答えました。

最後に、銘は「-1」という数字を選びます。

「あるはずのものがないという情報を過去に送ったとしたら」という魂胆の発言に、李博士は納得した様子を見せながらも「それなら私はあれにする」と何かを見つめました。

銘は李博士の視線の先を見ると、思わず目を見開きます。

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このシーンがいつ頃の出来事かはわかりませんが、李博士は第9話でラドンに襲われたような描写があったので現状が気になります…。そして、「-1」に選んだものは何だったのでしょうか?

予測されていたやり取り

やがて、空港で待ちぼうけを喰らっている銘のもとに、マキタがやって来ます。

電波障害によりウパラとは連絡が取れず、もちろん銘もユンとのチャットが滞っていました。

銘の目の下にはクマができており、マキタは休んだほうがいいのではないかと心配します。

そんな中、銘を迎えに来たのは待ち合わせ相手のBBではなく、その娘・リーナでした。

実験に集中したいという理由でリーナを代理によこしたBBは、まさにその実験の真っ最中だそうで、銘はリーナが持ってきたスーツケースをマキタに託すと空港で別れ、実験場所へ行くことに。

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銘の様子から李博士の状態が良くないことが想像されますが、スーツケースの中身も気がかりですね。

リーナの運転する車で向かう道中、BBは自分より頭のいい相手が嫌いだから気をつけろと忠告されますが、すでに嫌われていると認識していた銘は、怒っている時は機嫌がいいというBBの性質を聞いて、さらに不思議に思います。

その頃、東京では政府がゴジラへの対応について会議を行っていました。

対策が後手に回っていることを危惧していた松原は、ゴジラの先へ出るための方法を思案します。

一方、葦原邸のユンと侍は、葦原の残した数列の解析を進めていました。

ユンはその数列の中に、かつて銘に出したクイズの答えである「解けば分かる」を意味するMD5ハッシュを発見します。

MD5ハッシュは、この数列が書かれたであろう年代にはまだ開発されていなかったはずなので、ユンは不思議に思います。

そして、改めてジェットジャガーに解析させると、多くの日時を表していることが判明。

さらに、そのうちの99.2%がユンと銘のチャットが送受信された時刻を示していました。

何かに気付いたユンは、そのチャットの内容を残されたリストの順番通りに読み上げるようジェットジャガーに指示します。

4日後のメッセージ

ついに東京でゴジラ排除作戦が実行されようという頃、佐藤は小料理屋で晩酌中の山本を訪ねます。

警報が鳴った際の報告書がどこにも届いていなかったということを調べてきた佐藤に対し、山本は熱心だと茶化すように言いましたが、佐藤は臆することせず持論を語り始めました。

昔、ミサキオクにあった小さな漁村で育った葦原は、赤い海から巨大な生物が現れるのを目撃。

村は滅び、その怪物が倒されたのち、戦後の混乱の中で人々の記憶からは少しずつ消失。

しかし、怪物の骨から電波が発信されていることを突き止めた葦原は、施設ごと骨を買い取り、監視・研究。

葦原の死後、誰にもそれが伝わらず、骨が電波を発した際のマニュアルと、骨そのものだけが残った…。

佐藤が「そんなところでどうですか」と話し終えると、山本は「君、仕事増やすタイプだって言ったでしょ」と言い放ちます。

山本の考えは「世の中には忘れられるって仕事もある」というものでした。

そこで山本の電話に着信があり、再び警報が鳴ったと知らされます。

一方、ユンと侍はジェットジャガーによるチャットの読み上げを聞いていました。

成り立っているようで成り立っていないその内容に、侍は「上手くいってる二人みたいに聞こえるなあ」と言いながらも、会話を切り取ってメッセージをつくり、過去から送ってきたのかと問います。

それに対し、ユンが平然と「メッセージは普通、過去から来る」と答えた頃、ジェットジャガーが時刻は2件を除いてすべてチャットに対応すると伝えました。

その除外されたもののうち、1件はミサキオクとの通話だったと判明。

チャットの相手と通話の相手が同一人物と考えるのが筋だとすると、侍には思い当たる節がありました。

あの通話の相手が銘だと知っていたからです。

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ここでようやく、ユンはカミムシの正体たる「神野銘」の存在を認識します。

そして、除外されたうちのもう1件は4日後に起こるやり取りだとわかり、これによってメッセージが完成するとどうなるのか思案します。

その時、例のインド民謡が流れ始めました。

ユンはそれを聴きながら、自分に言い聞かせるように呟きます。

「ミサキオク、地下の意思を持った骨?」

ゴジラ、ウルティマ化

時を同じくして、銘は車内で流れている音楽が例のインド民謡だと気付きます。

リーナは「この辺りに伝わる子守唄」だと教えてくれました。

出会いの歌であり、別れの歌だと聞かされ、銘は真逆じゃないかと問います。

「分かれた川は二度と一つに戻らない。失くした人は還らない。…でも最後はみんな海で一つに!」

そんなリーナの説明に納得がいっていない様子の銘ですが、前方で爆発が起こり、紅塵が巻き上がったことで話は中断されます。

そして、リーナは「あそこにお父ちゃんがいる」と言って、思い切りアクセルを踏み込みました。

その言葉の通り現場にいたBBは、オープンカーの助手席に乗り、紅塵の中心にいる怪獣・サルンガに立ち向かおうというところ。

後部座席に乗った女性隊員がミサイル型のオーソゴナル・ダイアゴナライザーを構え、サルンガに向けて一発撃ち込みます。

BBが紅塵の濃度が上がるのを待つよう指示すると、頃合いを見計らってもう一発撃ち込みました。

すると、地下施設で実験した時のように紅塵が赤い棘へと変化し、四方八方に突き刺さります。

サルンガもあの時と同じように赤い棘に捕らわれ、そのまま動きを止めました。

BBたちの乗っていた車も巻き込まれますが、横転しただけで済んだようです。

リーナはそこへ辿り着くと、BBのもとへ駆け寄り、銘を連れてきたことを伝えるのでした。

その頃、東京ではいよいよゴジラ排除作戦が開始され、容赦ない爆撃が続きます。

しかし、火の海と化した街の中から姿を現したゴジラは、またしても進化を遂げていたのです。

激しい攻撃に屈するはずもなく、背ビレを青白く発光させたゴジラは、口元に同じく青白い光の輪を幾重にも形成しました。

そして、その輪の中心を一線に貫くように、強力な光線を吐き出します。

光線は一瞬でビルや戦車隊など触れたものすべてを融解し、街はさらに炎に包まれていきました。

ゴジラはゆっくりと歩を進めながら、咆哮を響かせるのでした。

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ゴジラがついに最終形態へ…『ゴジラのテーマ』をBGMに闊歩する姿は胸が熱くなります。

アニメ『ゴジラ S.P』第10話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ついにゴジラが完全体ともいえる姿でラストを飾った第10話。

ユンがチャットをしていた相手が銘であると気付く重要な回でもありました。

銘のスマホ画面を見る限り、彼女はチャットの相手がユンだということに気付いていたようですが、これは以前ペロ2越しにユンと侍の姿を見ていたからでしょう。

ユンと銘のやり取りすら予知されていたと知り、さらに連絡が取れていない中で4日後に予測されている二人のやり取り…。

この4日後がどのように描かれるのか、期待が高まります。

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