アニメ『フルーツバスケット The Final』第7話あらすじ・ネタバレ感想!慊人がずっと大事にしていた箱の秘密とは

アニメ『フルーツバスケット The Final』第7話あらすじ・ネタバレ感想!慊人がずっと大事にしていた箱の秘密とは

出典:『フルーツバスケット The Final』公式Twitter

慊人がずっと大事にしてきた「箱」。

楝が箱を手に入れるために、依鈴が死にかける事件まで起きた箱の中身は、かなり意外なものでした。

慊人がその箱をずっと大事にしてきたことが、草摩の家の歪みを象徴しているのかもしれませんね。

そしてまたしても暴走した慊人。

ありさのためにも、紅野が無事であることを祈ります。

\\『フルーツバスケット The Final』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

アニメ『フルーツバスケット The Final』第6話のあらすじと振り返り

夫を亡くしたばかりの当時の今日子は酷く憔悴しており、幼い透の目には今にも父と同じ場所に行ってしまいそうに見えています。

透は父を悪者だと思いながらも、父の丁寧な話し方を真似て気を引いたりと、母を繋ぎ止めようと必死でした。

そして透は、母が死んだときに「いつでもお母さんを一番に想う」という約束をすることで、大好きな母の死を乗り越えてきたのです。

ところが、夾に対する気持ちを自覚した現在の透は、約束を守れなくなりそうな自分を蔑んでいました。

それでも、夾の励ましを受けた透は、思いっきり泣いて元気を取り戻すのです。

一方、夾は透の部屋で青い帽子を見つけ、顔色を変えました。

血まみれで倒れている今日子と「許さないから」という言葉が頭をよぎり、夾は青ざめた顔で「思い出した…」と呟きます。

【ネタバレ】アニメ『フルーツバスケット The Final』第7話あらすじ・感想

二つの死

自殺した母親と、目の前で亡くなった今日子。

夾には二つの死の記憶がありました。

「世界が必要としなくたって必要としてくれる誰かのために生きていく」

今日子が幼い夾に語りかけてくれた明るい記憶は、やがて母親の「もっと怖いことが起きる」という不気味な言葉と、血まみれの今日子の姿に塗りつぶされていきます。

台所ではしゃぐ皆の声を聴きながら、悪夢から目覚めた夾は、「透が俺のことを好きなはずがない」「思い上がるな」と、自分に言い聞かせるのでした。

SU_BU

夾が幽閉を受け入れているのがずっと疑問でしたが、母親からの呪いみたいな言葉が原因だったんですね。自分のせいで死んだ母親なんて、トラウマにならないはずはないですよね。

黒幕は紫呉

草摩の本家で楝に呼び止められた紫呉。

表面的にはにこやかでありながら、腹の底を見せない紫呉と楝の会話で明らかになったのは、慊人が大切に持っている「箱」の存在を、楝に教えたのが紫呉だったという事実でした。

紫呉は、慊人が晶に縛られていることが嫌で、「箱」の存在を楝に教えて取り上げさせようと画策していたのです。

SU_BU

間接的ではありますが、紫呉は依鈴が死にかけたことに関わっていたんですね。それで顔色も変えずに日常生活を送っているのは、さすがにひどいですね。紫呉にも、もう少し可愛げが欲しいですね。

慊人と楝の勝負

元は草摩家の使用人の一人にすぎなかった楝は、孤独だった当時の当主だった草摩晶を慰めることで彼の妻となりました。

楝は、自らの子供である慊人を憎んでしまうほど晶を愛していたのです。

そして、晶が他界してしまうと、彼に愛され、その後継者でもある慊人への嫌悪感は増すばかりでした。

楝は大きくなった慊人に、「十二支の絆が壊れないことを見せつけろ。できなければ、土下座して屋敷を出ていけ」と、勝負を持ちかけます。

SU_BU

慊人が勝っても特に何もないのに、負けたら出ていかなければならないというのは、楝に得しかないですよね。

箱の中身

慊人は、部屋で箱を抱きながら、崩れていく十二支の絆を悲しんでいました。

そんな慊人の元に、ナイフを持った楝がやって来ます。

楝の目的は、慊人が大切にしてる「箱」。

慊人は、ナイフで脅しながら「箱をよこせ」と叫ぶ楝に笑いながら、箱を投げ捨てます。

畳に落ちて蓋が外れた箱。

その中には、何も入ってはいませんでした。

その「箱」は、使用人の一人が慊人を慰めるために、「中に晶の魂が入っている」と言って渡したもの。

世間知らずの慊人は、その言葉を真に受け、何年もその箱を大切にしてきたのでした。

SU_BU

箱の中身が、使用人の単なる嘘というのはかなり意外でした。慊人が箱の中身を信じているのが、サンタクロースを信じる子供と重なりました。

解放と寂しさ

慊人が楝と修羅場を演じているとき、燈路は家で幼い妹の面倒を見ていました。

そこで燈路は、唐突に十二支の呪いから解放されたことを理解します。

抱いてしまえば、変化してしまうはずの妹を抱いて立ち尽くす燈路。

ついに呪いから解放された燈路でしたが、彼の心の中には、喜びだけではありませんでした。

十二支の呪いは絆でもあります。

燈路は、共に生きてきた絆との別れを寂しく感じ、涙を流すのでした。

SU_BU

紅葉も寂しいと言ってましたし、十二支の絆もあると安心するものなんでしょうね。慊人が歪んでさえいなければ、幸せな宴になっていた可能性もあったはずなので、無念ですね。

紅野の失敗

また一つ、十二支の呪いが解けたことを感じ取った慊人は、さらなる絶望に包まれていました。

十二支の絆によって、愛されることを約束されて生きてきた慊人。

慊人にそれ以外の道を示してくれる人間は誰もいませんでした。

「知らないことも分からないことも、これから覚えていけばいい」

紅野は、慊人を抱きしめながら、草摩の家を出ることを勧めますが、慊人は「いまさら」と怒りの言葉とともに、楝から奪ったナイフを握りしめます。

最初に呪いの解けた紅野は、突き放すことも道を示すことはしませんでした。

十二支の絆が無くなったとしても、このままで大丈夫。

そんな風に錯覚させるような優しさを与え続けた紅野の言葉は、慊人にとって本当に「いまさら」のことでした。

そして、慊人は怒りと共に紅野の背にナイフを突き立てるのでした。

SU_BU

たしかに紅野が初動対応で、十二支の絆が解けた時のことを考えて行動させておけば、慊人の傷は今よりも浅く、慊人に傷つけられる人も生まれなったのかもしれません。ただ、当時まだ学生だった紅野にそこまでの対応を求めるのは酷な話ですね。

アニメ『フルーツバスケット The Final』第7話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

要点まとめ
  • 夾が関わる二つの死
  • 燈路の解呪
  • 箱の中身はなんだろな
  • 夾と透は次回に持ち越し

前回の流れから今日子さんの話になるかと思いきや、まさかの慊人と楝を中心としたお話でしたね。

いやあ、なかなか引っ張りますね(笑)

\\『フルーツバスケット The Final』を見るならここ!!//

31日間無料のU-NEXTで見る

アニメ『フルーツバスケット The Final』見逃し動画フル無料視聴!1話から最終回まで見れる配信サービスをご紹介

▼次回第8話も続けて読む▼