アニメ『映像研には手を出すな!』第4話あらすじ・ネタバレ感想!期日が迫り徹夜で作品仕上げ!5DX上映誕生?

アニメ『映像研には手を出すな!』第4話あらすじ・ネタバレ感想!迫る期日!徹夜で作品仕上げ!

出典:『映像研には手を出すな!』公式ページ

ギリギリまで質にこだわり、イベント当日に徹夜して作品を仕上げる。

共感した人、懐かしい気持ちなった人は多いと思います。

私はめちゃくちゃ共感して感動しました。

上映を終え、今後の展望を語る希望に満ちた映像研の3人はとても幸せそうで、頑張って良かったね、と観ているこちらまで幸せな気持ちになれました。

それにしても、とにかく情報量が多くて、見直すたびに発見があるアニメですね。

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『映像研には手を出すな!』前回第3話のあらすじと振り返り

55日後に予定されている予算審議委員会。

そこでアニメを上映し、部へと昇格し予算を得る、という目標を立てた映像研。

アニメーションの品質を追求したい水崎と、見栄えと納期を追求したい金森。

意見をぶつけ合いながらも、浅草の作りためてきた設定の中から「マチェットを持った女子高生と、戦車が戦う3分アニメ」を制作することが決定します。

手探りで設定を詰めながら、映像研の三人は、初めてのアニメ制作を開始したのでした。

【ネタバレ】『映像研には手を出すな!』第4話あらすじ・感想

迫る期日

前回の第3話で、予算審議委員会まで残り55日だった日程は、オープニング前に残り30日となっていました。

約半分の時間を消費して完成したのは、3分=180秒のアニメのわずか20秒ほど。

「本日以降、24時間労働で30日動画を描け」

「無理だよ、30日徹夜なんて」

「では、1日48時間労働で15日に譲歩します」

「2×2と2+2ぐらいの違いでしかない!」

危機感を持った金森は、リアルな演技(アニメーション)にこだわる水崎を説得するため、実現不可能な作業時間を迫ります。

SU_BU

1日48時間にツッコまない水崎氏は笑いどころですね(笑)「水崎は天然ボケだ」とツッコみを入れる人がいないのが、また面白かったです(笑)

尺稼ぎ

切羽詰まった状況のなか、浅草はリアルな演技以外の部分で、動画の省力化のための様々な手法を提示します。

背景を見せる。

  • じっくり背景をパンすれば1枚で数秒稼げる
  • 回転する動輪のアップは3枚で作れるし、何度も使える
  • 地面3枚置き換えで地平線をぼかして前進を表現
  • ループ背景を使った横スクロール

定番メニュー(決めポーズ)に、日替わり(演出)を足して、マンネリを防ぐ。

  • カメラの水平・垂直移動とアップを多用する
  • 剣などを光らせ、カッコよさと変化を両立する
  • 大きく動いている所に寄って少しだけ新たなカットを足す

空を撮る。

  • 夏の青空に入道雲はみんな大好き
  • キャラのバックも空が背景なら描くのが楽
  • 露出(明るさ)を変えてカメラの雰囲気を出す

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これから動画を作りたいと思っている方には、勉強になる話がたくさんあったのではないでしょうか。こういうアイデアをパッと思いつくということは、浅草氏は普段から作り手の目線でアニメを見ているんでしょうね。

頑張る金森

水崎のきつそうな状況がクローズアップされていましたが、金森も相当なレベルで頑張っています。

  • 美術部との交渉
  • 動画中割ソフトの操作の習得
  • 動画用紙のパンチ空け
  • 工程表の作成と記入
  • 制作進行管理
  • 買い出しや宿泊申請
  • 生徒会へのプレゼン

PCでの色付け作業も、金森が行っていたのかもしれません。

SU_BU

浅草や水崎が、金森の妥協案受け入れたのは、金森の熱意と頑張りを感じていたからではないでしょうか。

生徒会には手を出すな!

どうにか当日の朝に完成した予算審議委員会用のアニメ。

ですが、どうやら予算審議委員会は一筋縄ではいきそうにはありません。

「生徒会には手を出すな、と言われるくらい厄介らしいので」

予算審議委員会、そしてそこを仕切る生徒会は、噂になるほど手ごわ模様です。

案の定、生徒会は映像研の過去の問題行動をあげつらい、アニメ上映を中止しようとしてきました。

金森が言葉に詰まる中、浅草が泣きながら「細工は流々仕上げを御覧じろ」とべらんめえ口調で訴えます。

「どういう意味?」

「やり方に注文つけるな、完成品を見ろ」

「じゃあ映像だけなら流していいです」

「そこ許可したら発表を許すのと同じじゃねえか」

浅草の熱意に押されたのか、会長はふわっと上映を許可します。

SU_BU

ちょっとおバカそうな生徒会長と、頭脳役の冷静な書記と、動かない2人。生徒会もなかなか面白そうですね(笑)

そのマチェットを強く握れ!

映像研が作成した「そのマチェットを強く握れ!」の上映シーンでは、凄さに関する演出が、いつもの浅草たちの妄想アニメーション風に行われました。

  • パラシュート降下する際に受ける強風
  • 足がすくむ、遥か下にある地面
  • 転がってくる砲弾の薬莢
  • 頭のすぐ上を高速で通過していく砲撃
  • スクリーンから飛び出して迫ってくる戦車
  • 戦車が爆発した際の爆風

足元を含め全周囲がスクリーンとなり、アニメと連動して風や砲弾が客席まで届きます。

「すげえ」

「立体映画じゃなかったよね……」

「続き観たい!」

上映を終え、生徒たちが騒めくなか、渋っていた生徒会書記がぽつりとつぶやきます。

「こいつらに予算渡したらどうなるんだろうな」

SU_BU

少々過剰でしたが、まるでアニメの中にいるかのように観客が感じられるほど凄い出来であることがよく伝わる演出でした。上映が終わった後の、頑固そうだった書記の言葉も印象的でしたね。

5DX?

前後左右や上下に動くシート、水や風、匂い、フラッシュなどが、映画のシーンとリアルタイムに連動する4DXと呼ばれる映画館があります。

VRかARを使えばある程度は実現できそうですし、将来の映画館のPVのようで、とてもワクワクしました。

SU_BU

実現すれば5DXというところでしょうか。

『映像研には手を出すな!』第4話まとめ


要点まとめ
  • 納期と品質
  • 引出し豊富な浅草氏
  • 生徒会は制作委員会
  • あふれる才能と妥協

ドラマ『アオイホノオ』を観られた方なら、きっと『ダイコンフィルム』と大阪芸術大学を連想したのではないでしょうか。

SU_BU

私はしました(笑)

原作者の大童澄瞳さんが、関係者である岡田斗司夫さんのニコ生『岡田斗司夫ゼミ』に出演されていた回を視聴していたので、なおさらでした。

映像研にライバル心を燃やす、漫画家志望の方が出てきたら面白そうですね(笑)

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