罠が張られた檻に千空たちを近づけないため、クロムは自力で脱獄の決意を固めます。
しかし捕らわれた檻の中、持ってきていた科学道具は当然取り上げられてしまっています。
そんな中でクロムはこっそり採集してきたもので脱出できないか探り始めますが、なかなかうまくはいきません。
そんな時、クロムの前にこっそり電池が転がり込んできて、クロムの脱獄計画が本格始動することに!
目次
アニメ『Dr.STONE 第2期』前回第5話のあらすじと振り返り
完成した蒸気機関で、千空は自動車「スチームゴリラ号」を完成させます。
そしていよいよ雪解けと共に司帝国に向けて進軍しようとしますが、長距離移動に耐えられない老人たちは村に残る、というのです。
いざというときに足手まといにはなりたくない、と。
危険かもしれないと説得するコクヨウたちに、それでも千空なら自分たちに危険が及ぶ前に必ず勝利して帰ってきてくれると信じている、という老人たち。
千空たちは新たな誓いを胸に、司帝国へと進軍するのでした。
ほど近いところに陣を敷いた科学王国。
スイカはクロムの居場所を突き止めるために危険を顧みず司帝国に忍び込みます。
クロムの居場所も無事把握でき、その救出のためにスチームゴリラ号を紙で覆って戦車にし、突撃して檻ごと破壊するという計画を立てます。
紙にプラスチックを塗ったカーボン素材で覆ったスチームゴリラ号は、まさに戦車。
しかし、司は蒸気機関での突撃を読んでいたのです。
故にクロムをわざと開けた場所に閉じ込め、その付近に罠を仕掛けています。
その事に気が付いたクロムは、自力で脱獄することを決意するのでした。
【ネタバレ】アニメ『Dr.STONE 第2期』第6話あらすじ・感想
新たな敵
クロム救出作戦の決行を決めた千空たち。
戦車で特攻して竹の牢を破壊し逃げる、という至ってシンプルな作戦です。
存在がバレれば対策されてしまうので、一回限りの使い捨ての戦車と作戦なのです。
せっかく作ったのにと嘆くカセキ。
しかし、あまり猶予もないだろうと、出撃の準備を進めます。
司は「千空は決して仲間を見捨てはしない」と、必ずクロムを助けにくると断言します。
そこで新たに起こして手助けを求めたのは、元警察官である上井陽です。
警察の格闘大会、警棒部門で優勝した経歴のある陽は「全員まとめて潰してやんよ」と自信満々です。
そのころ、クロムは檻の中で一人静かに、脱獄の意志を固めるのでした。
あか
上井陽という男
警備が厳しく、持っていた科学グッズも没収されてしまっているクロム。
石で縄を切ろうにも、簡単にバレてしまいます。
千空の真似をして計算してみますが、何も思いつきません。
そんな時に目にしたのは、陽が仲間を一発殴り飛ばすところでした。
「一発はしゃーねぇ」と明るく言う陽。
落とし穴を潰してしまった男を罰として殴りましたが、これでチャラだと言うのです。
逆に、これ以上とやかく言うやつは許さないと。
そういうシンプルな構図を、陽は気に入っているようです。
石化前、脱税などの犯罪を犯した人間を見つけて捕まえようとしたところ、持っていた拳銃で反撃されてしまい、それに対して陽も撃ち返して応戦しました。
事情聴取で悪びれもなく「犯罪者が逃げた。だから撃った。俺なんか悪ぃことしたっすかね?」と反省の意思のない陽は、クビになってしまいます。
旧世界で先のなかった陽は、世界がリセットされて喜んでいるようです。
司・氷月・羽京の3TOPが気に入らないのか、自分を入れて四天王だと強気の陽。
だからこそ、この作戦は絶対に成功させると言い張ります。
クロムに作戦を聞かれても気にもせず「仲間に連絡とか無理だし、気にすんなって」「原始人じゃん」と煽りました。
クロムは反骨精神で、科学の脱獄をしてやると意気込みます。
あか
俺の科学
クロムはまず素材を集めることにします。
トイレに行く振りをして、周辺から何でも集めて檻の中に持ち帰ったのです。
しかし、そこにあったのは草と枝ばかり。
役に立ちそうなものがありません。
どうやって脱獄すればいいのか、と頭を悩ませるクロム。
ひとまず枝で火を起こそうとしますが、そんな枝で火がつくわけもありません。
電池さえあればと願うクロム。
そんなクロムのもとに、深夜誰かがこっそり檻の中に電池を転がり入れたのです。
夜のうちに逃げるしかないと、速攻で行動に移すクロム。
しかし、暗闇の中の炎は相当に目立ってしまい、あっという間に人が集まってきて脱獄どころではありません。
陽に一撃殴られてしまったクロム。
どうやって火をつけたのかと問われたクロムはひた隠しにしますが、陽は現場の状況から枝で火をつけたのだと推察します。
素材を集めていたおかげで、結果的に助かったのです。
科学使いと言いながらそのレベルの話?と、陽はクロムをバカにして笑いものにします。
内心で悔しがるクロム。
しかし、科学は自慢するためのものなんかじゃねぇと、むしろ低レベルな振りをして陽たちの目を欺いたのです。
あか
科学の脱獄
陽たちを欺くために、たまたまクロムの口から出たのは海の水を沸かすと塩ができる、というものでした。
陽は「海の水で脱獄頑張ってな」とバカにしましたが、クロムは千空の言葉を思い出します。
それは、水酸化ナトリウムなら縄ぐらい溶かせるのではないか、というものでした。
必要なものは海水と電気。
電池なら安全に作ることができます。
必要なのは海水ですが、檻の中では手に入りません。
そこでクロムは、筋トレをして水を飲んでを繰り返し、自分の体から出る汗で塩水を溜めていったのです。
コップ一杯の塩水を集め、電気を通して薬品を作り上げたクロム。
それをこっそり縄にかければ、簡単に溶けて竹の牢は瓦解します。
「これが科学使いクロムの脱獄だぜ!」
あか
脱獄劇
檻を破壊した勢いで見張りを倒したクロム。
さらに「檻の中に熊が出た」というゲンから学んだハッタリで、一秒の隙を作ります。
そしてクロムは高跳びの要領で、落とし穴だらけのエリアに足を踏み入れました。
罠の位置を記憶していたクロムは、それを華麗によけて逃亡します。
見張りたちは落とし穴を崩した男が陽に殴られているのを見ているので、それを気にしてクロムを追いづらくなっていたのです。
それも羽京から学んだ敵の技を流用するという方法でした。
しかし、陽だけは全力でクロムを追跡してきます。
何としてもクロムを逃がしたくない陽は、どこまでもクロムを追跡。
クロムは崖の上の行き止まりに追い詰められてしまいます。
戦うしかないですが、訓練を受けていた警察官の陽にクロムが敵うはずもありません。
陽は「超ボコられて檻に戻るか、死ぬほどボコられて檻に戻るか。無罪はねぇよ」とクロムに迫ります。
そんな中、クロムはどちらも変わらないというのです。
「どうせ俺はあと数日の命だからな」と。
そして、大量の血を吐き出したのです。
村で伝染していた、誰にも心配かけたくなかったから黙っていた、そう言いながらクロムは笑います。
「肺炎だ。科学のないテメーらには死の伝染病だよな」と呟き、その血を陽に吹きかけたのです。
そしてその一瞬の隙をつき、クロムは陽の股間に一撃食らわせて、その場から逃げ去るのでした。
あか
種明かし
そしてコハクが望遠鏡でクロムの姿を見つけ、クロムは無事に科学王国の面々と合流することができたのでした。
どうやって竹の牢を破ったのかと問うゲンに、水酸化ナトリウムだと答えるクロム。
それに千空は次亜塩素酸ナトリウムな、と訂正します。
現代だと漂白剤、植物でできた縄を溶かすには十分なアルカリ性です。
偶然にもクロムがそうやって脱獄していたころ、千空たちも紙作りで全く同じものを作っていたのでした。
ルリは、クロムの口元の血に気が付きます。
口から大量の血を流すクロムに、村人たちに動揺が走ります。
しかし、実はそれはクロムが口の中でカタバミとシソを噛みつぶして作った、赤い水だったのです。
それはまさに、梅干しの味でした。
こうしてクロムは無事、百億万点の科学の脱獄を遂げます。
あか
アニメ『Dr.STONE 第2期』第6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#DrSTONE 第2期7話【極秘のミッション】あらすじ・先行カットを公開しました!
ケータイを使った偽リリアン大作戦で、着々と仲間を増やす科学王国!
しかし、耳が異常に良い羽京にレコードの歌を聞きつけられ、その声がゲンによる偽物とバレてしまい……!?
▼あらすじhttps://t.co/FMdIE59ozU pic.twitter.com/qCEK5EuAQN
— アニメ「Dr.STONE」公式 第2期 TV放送&配信中!! (@STONE_anime_off) February 22, 2021
陽はいいキャラクターですね!
原作にはなかった陽の過去もしっかり描かれていたので、最高のアニオリです!
クロムの成長には胸が熱くなりますね。
いろんな人から新たな刺激を受けて成長するクロム。
一人前の科学使いとなったクロムの今後にも、大期待です。
いよいよ来週は極秘のミッション!
偽リリアン計画の指導ですかね、待ち遠しいです!
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