アニメ『ダイナ荘びより』第6話あらすじ・ネタバレ感想!なんて日だ…知的な恐竜だって1人ぼっちは寂しいよ

アニメ『ダイナ荘びより』第6話

出典:『ダイナ荘びより』公式ページ

おや?今日のダイナ荘202号室は、なにやら騒がしい…。

いくら問いかけをスルーされても怒らないステノニコサウルスがなぜかお怒りモード全開!

知的で社会性も兼ね備えた彼をそんなに憤慨させた出来事って一体!?

ダイ6話「ステノニコの怒り」では、コンプレックスに悩む恐竜のとても可愛らしい様子が描かれます。

アニメ『ダイナ荘びより』前回第5話のあらすじと振り返り

「肉はしばらくやめて、“絶滅しない体作り”をする!」

そう宣言して、豆乳ヘルシー生活をはじめたティラノサウルス(松重豊)。

ヤル気満々のティラノは、食後の運動タイムでもトリケラトプス(田中要次)に正しいウォーキング&呼吸法を熱心にレクチャーします。

そこへ、アラモサウルス(荒木宏文)出現!

アラモを見たティラノ、肉食恐竜の本能が疼きます。

ティラノが捕食心を必死に抑え、襲わずに済んだかのように思われたその瞬間…

「いま隕石が来たら、最期に食べたの…豆乳だ」とトリケラが呟いちゃったから大変!

引くぐらいの肉食っぷりを発揮したティラノによって、たちまちアラモは餌食となってしまったのでした。

【ネタバレ】アニメ『ダイナ荘びより』第6話あらすじ・感想


なんて日だ!激おこなステノニコサウルス(バイきんぐ小峠英二)一体なぜ?

「あいつらさ…ティラノだ!トリケラだ!戦ってみて!とか言ってたじゃない?」

大きめの身振り手振りで近所の小学生のマネをするステノニコサウルス(バイきんぐ小峠英二)。

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いつもスター恐竜であるティラノがフィーチャーされがち…でも、今回はなんといつもツッコミを頑張っているステノニコサウルスが主役のお話!

「僕、そこにいたからね!スルーだから…ステノニコサウルス、スルーされた!」

どうやら“小学生に存在無視されたこと”がショックだったらしい…。

怒りを抑えきれず、飛び跳ねながら語るステノニコの表情はたいそう不満気。

話を聞いているティラノサウルス(松重豊)&トリケラトプス(田中要次)に、ステノニコは感じた憤りを訴えます。

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恐竜人気ランキングでぶっちぎりの1位と2位を誇るティラノ&トリケラ…知名度抜群の2大恐竜ですもんね。ステノニコ、ちょっとかわいそう…まさに「なんて日だ!」って感じだったでしょう。

「小学生に怒らなくても…」となだめようとするティラノ。

すかさず、「おばあちゃんに話しかけられてたじゃない?」とトリケラがフォロー。

フォローのはずが…トリケラ発言は、むしろステノニコの痛い部分を刺激してしまったようで。

「いや…あれ、鳥だと思ってた。話しかけるというかチチチチ…って呼ばれた!恐竜なのにチチチっていう?」と唇を尖らせ、さらに怒り度が増してしまうステノニコ。

「恐竜だとは思ってたよ。でも、おばあちゃんだから“恐竜の生態”は知らなかったんじゃない?」

ティラノがどうにか怒りを収めようとします。

納得いかないステノニコは「いやいや…鳥だと思ってるから手にお米のせてくれてた」と反論。

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確かにそれは、おばあちゃん完全に鳥扱いしてるwお米食べられない体だったらよかったんだけど…この後、ステノニコの雑食性があだとなっちゃいます。

怒り心頭のステノニコ…アイスに釣られる!?

「食べてたじゃない?」とティラノに痛いとこ突かれまくるステノニコ。

「断れないでしょ?おばあちゃんに悪いでしょ…うわーー!」

空気が読めちゃう優しいステノニコは食べてあげたらしい。

そのときのことを思い出し、急に恥かしくなったのか…部屋中をグルグル回りながら激怒します。

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「もし恐竜が絶滅していなければ、この恐竜が知的生物に進化したかもしれない」と、1982年にカナダの古生物学者デイル・ラッセルスが“恐竜人間(ディノサウロイド)”を創造し発表!このとき、恐竜人間のモデルとなったのはステノニコサウルスでした。ステノニコの感じた“怒り”は実に人間らしい、人間に近い感情だと思いませんか?

「怒るのに忙しかったらいいんだけど…アイス買いに行かない?」

絶賛発狂中のステノニコを横目に完全に話題を変えるトリケラ。

「イイね!疲れたらアイスがいいよねー」と提案に飛び付くティラノ。

話題がそれてしまい、注目されなくなったステノニコは一旦荒くなった息を整えます。

「ステノニコくんは?アイス食べるより、部屋で1人で怒ってる方が良かったら全然大丈夫だけど。」

至極冷静なトリケラの問いかけに、思わず「えっ…」と我に返るステノニコ。

「もうちょっと怒りたいけど。2人とも行っちゃうんなら、行こうかな…」

渋々、怒り続けるのを諦めるステノニコなのでした。

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怒り<アイス<1人ぼっち寂しい…この思考回路が人間っぽくて可愛い!河川敷で並んで座る3匹がガリガリくん的なアイスを食べているラストカットにきゅんでした。

アニメ『ダイナ荘びより』第6話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

不安性のティラノ、マイペースなトリケラ…自由な2匹の間でいつもツッコミ役&バランサー的な役割を担っているステノニコの意外なコンプレックスが垣間見えました。

彼が怒れば怒るほど…より愛おしく感じたのは、私だけでしょうか。

もし、ステノニコが生きながらえていたならば人間とよき友達になっていたかもしれません。

そんな、楽しげな世界を想像させてくれるストーリーでした。

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