『僕はどこから』第3話あらすじ・ネタバレ感想!薫、初仕事の「替え玉受験」に挑む

ドラマ『僕はどこから』第3話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『僕はどこから』公式ページ

智美(間宮祥太朗)が薫(中島裕翔)に依頼してきた仕事とは『替え玉受験』。

薫は智美と共に受験する本人・井上玲(笠松将)に会いに行きます。

母親の涼子(須藤理彩)によれば、井上家の長男は旺慶大学に行くのがしきたりなのだと言います。

玲はしばしば理解に苦しむ行動を取ることがあり、その度に涼子は玲にきつく当たっていました。

玲の文章を手に入れた薫は、玲の思考に入り込むことに大苦戦します。

受験当日、薫は人が変わったようになっていました。

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『僕はどこから』前回第2話のあらすじと振り返り

文章を書き写すことで他人の心の中がわかる能力を持つ薫(中島裕翔)は、母が入院し生活が困窮していました。

そこへ、高校の同級生でヤクザの組長・藤原智美(間宮祥太朗)が薫の能力を見込んで仕事を依頼してきます。

智美の手下である権堂(音尾琢真)は薫のことを訝しみますが、智美によれば、薫はその能力で妹の千佳(上白石萌歌)を助けてくれた『恩人』なのだと言います。

仕事の内容は替え玉受験。

真面目な薫は悩みますが、そんな時に薫が小説の持ち込みをしている編集部からも有名小説家のゴーストライターの依頼が舞い込んできました。

しかし、母の気持ちを知った薫は、ゴーストライターではなく小説家になるんだ!と智美の仕事を手伝うことにしたのです。

いよいよ替え玉をする本人に会いに行くことに。

失敗すれば皆この世から消えます。果たしてうまくいくでしょうか?

【ネタバレ】『僕はどこから』第3話あらすじ・感想


井上家の長男

薫(中島裕翔)と智美(間宮祥太朗)は依頼主の家を訪れます。

受験する本人は、井上玲(笠松将)。

話は主に母の涼子(須藤理彩)が進めており、彼は飲み物にビー玉を入れて表面張力を見ています。

涼子によれば、井上家の長男は旺慶大学に入ることがしきたりとなっているため、あらゆる手を尽くしたもののどうにもならず、替え玉受験を決めたと言います。

薫が替え玉受験するのは、小論文の試験です。

玲は我関せずにビー玉を入れ続けています。

「やめなさいって言ってるでしょうが!」

涼子は玲をひっぱたきます。

涼子は緊張のせいか落ち着きがなくなっています。

智美は冷静に涼子に確認をします。

「報酬は4千万で間違いはありませんか?」

涼子は結婚してからずっと貯めてきたお金を全て解約して、後戻りをするつもりはないと言います。

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第1話から度々出演シーンがあった井上親子。かなりクセがありそうな2人です。

息子を『ちゃん』づけで呼ぶなど、ただただ猫かわいがりしているのかと思われた母・涼子ですが、かなりヒステリックな女性です。恐ろしいです。

替え玉なんかしたくない

玲の文章が用意されている間、薫は井上家の本棚を見て興奮しています。

そこに『ファウスト』が差してあるのを見つけた智美は高校時代を懐かしみます。

「久しぶりに読書会でもしますか」

「それ、権堂(音尾琢真)に言うなよ」

ほどなくして玲が文章のコピーを持ってきました。

しかし、それを薫に渡そうとしません。

「僕は替え玉受験なんかしたくないんだよね」

智美は東宮寺会長(若林豪)からの電話を受け取っていました。

会長は、智美が素人の薫をシノギに巻き込んでいることを知っていました。

「お前、今指何本ある?」

「後で確認してみます」

「20本だろうな。竹内君の指と合わせてだよ」

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玲が薫に本音を吐露しました。ここで初めて玲は口を開いたのです。どうやら薫には少し心を開いているようです。

そして、東宮寺会長も恐ろしいですね。薫の指まで切ろうとしています。それほどヤバい仕事だということです。

玲(笠松将)の文集

智美はその後、事務所で受験票の作成に取りかかります。

受験者は智美の名前になっています。

薫は高校中退なので、受験資格がないからです。

さらに、智美は玲の顔写真と薫の顔写真を合成しました。

足がつく可能性のあることは徹底的に潰しているのです。

ぬかりのない兄の仕事ぶりに、妹の千佳(上白石萌歌)はキュンキュンしています。

智美は千佳に権堂を見ているように言いつけます。

恐らく、会長が薫のことを知っていたのは権堂の仕業でしょう。

「これをしくじったら俺ら全員この世から消える。薫が頼みの綱だ」

その薫は、玲の小学校の卒業文集を見て困惑しています。

なんと、文集には作文ではなくスマホの回路図が載っています。

玲は母のスマホを解体してしまったのだそうです。

母の涼子はこの時、玲に対してきついお仕置きをしたと話します。

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これはなかなか前途多難な予感がします。スマホの回路図は果たして文章と言えるのでしょうか?

母・涼子は「他の子は普通に書いてるのにうちの子だけ…」とカリカリしています。確かに親であれば少し心配でしょうが、他の子は普通なのにという彼女の基準が、こちらの気を重くします。

玲(笠松将)の頭の中

涼子は玲が自分への当てつけに回路図を文集に書いたと思っています。

過去のことを思い出したのか、話しているうちにヒートアップしてしまいます。

「親の言うことを聞けないのは悪い子!」

そう言いながら、涼子は鬼の形相で椅子を振り上げます。

薫はとっさに椅子を掴み、とにかく玲の頭の中を読み解いてみると言ってスマホの回路図を書き写し始めます。

すると、小学生の玲が母親のスマホが壊れているのを知って、解体を始めたイメージが見えました。

玲は当てつけではなく、修理をしようとして解体したことを文集で伝えようとしたのです。

薫の中に一つだけ流れ込んできた感情は「僕を否定しないで」。

それを聞いた涼子は、だからなんだと素っ気ない様子です。

「別にスピリチュアルなんて頼んでない!あんたがやることは100%旺慶大に入れること!」

moyoko

自分の気持ちを初めて理解してくれた薫に対し、玲は少し期待を寄せたような表情をします。しかし、母親が薫の言葉を一蹴した時、ガッカリした顔になります。

きっと、玲は母親に自分の気持ちをわかって欲しいのでしょう。かなり気の毒です。

玲くんが入ってきません

薫の母が退院する日がやってきました。

薫はキャッシングで借りたお金で入院費を支払います。

アパートに戻ると、千佳が薫を待っていました。

千佳は、このシノギは薫にかかっていることを念押ししに来たのです。

「ミーアキャット4匹、首根っこつかまえてでも連れて来い!」

「わかってますから」

夜中、薫はひたすら玲の小論文を書き写します。

しかし、書いても書いても玲が中に入ってきません。

「どうしてですか…」

薫は頭を抱えます。

それでも、試験の日は近づいてきてしまいます。

moyoko

やはり個性的な玲の思考は、そう簡単に読み解けるものではなさそうです。薫は書き写しては捨て鉛筆の芯を折っては捨てを繰り返しています。

試験までに玲の思考を薫の中に入れることはできるのでしょうか?

試験当日

試験当日の朝、薫と玲は智美の事務所で打ち合わせをします。

午前中の二科目は玲本人が受け、トイレでお互いの服を交換し、午後の小論文の試験だけ薫が受けることになっています。

しかし、智美がそれを指示しても薫は聞いているのか聞いていないのかよくわかりません。

「しっかりしろ、大丈夫か?」

「はい、大丈夫です」

薫と玲は同時に応えました。

よく見ると、薫と玲は仕草もリンクしています。

その場に居合わせた情報屋の山田(高橋努)は、薫が完全にビビっているように見えたので失敗するのではと危惧しました。

「お前の目は節穴か?」

智美は薫の中に玲が入っていることを確信しました。

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経緯はわかりませんが、試験当日になったら薫は玲と完全にリンクしていました。これならもしかすると試験もうまくいくかもしれません。

君は君を肯定している?

午前中はそれぞれ試験を受け、昼休み中に2人はトイレで受験票と服を交換します。

「君は君を肯定してるの?」

玲は薫におもむろに聞いてきました。

「君は、自分がどこから来るのか考えたりする?」

薫は玲と自分はどこか似ている部分があるかもしれないと感じていました。

薫も自分を肯定したことがないからです。

「誰かになりきることでしか生きられないから」

玲は、ありがとうと言ってトイレを出ていきました。

薫は玲の言葉で考え込んでしまいます。

「僕はどこから…」

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やはり玲は薫にだけは心を開いている様子です。人とは違うという同じ悩みを持つ者同士惹かれあったのかもしれません。替え玉受験なんかしたくないと言っていた玲ですが、薫にお礼を告げた後、薫の服を着て出て行ってしまいました。

君はどこから?

玲の服を着てマスクを付けた薫は席に着くなり、試験官にマスクを取るように指示されます。

薫は緊張の面持ちでマスクを取りますが、何も言われることなくその場をやり過ごすことができました。

薫が仕込んだカメラを通してモニタリングしていた智美は、まずは見た目をクリアしたことに安堵します。後は論文を書くだけです。

試験前日、薫は智美に集中すると右手が勝手に動く感覚になると説明していました。

他人格が自分の中に入るとおのずと筆跡も似てくると言います。

そのために何度も玲の文章を書き写しました。

「明日は今までで一番深く潜ります」

その深く潜った薫は順調に論文を書き進めますが、深く潜ったことで玲側のイメージが頭の中に入ってきました。

自宅に戻った玲は、母親の後頭部に向けて椅子を振り上げます。

「ちょっと待って!」

薫が声をかけると、頬に血が飛んできました。

玲はくるりと振り返り、薫にこう言います。

「君は、どこから?」

意識が試験会場に戻った薫は、消しゴムに仕込んだカメラに向かって智美にSOSを出すのでした。

『僕はどこから』第3話まとめ

まさに絶体絶命です。

様子のおかしな親子相手に、ここまでなんとかうまく行ってきましたが、直前になってとんでもないことが起きてしまいました。

しかし、玲にとっては試験を代わってもらった瞬間が凶行におよぶ絶好の機会です。

次回、薫が殺人犯として疑われるというのと、第1話で薫が井上家の玄関に花を手向けるシーンがあったことを考えると、あの家の中で誰かが死んだことは間違いがないでしょう。

やはり危ない橋を渡るとロクなことがありません。

薫は一体どうなるのでしょうか。

今後の展開から目が離せません!

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