『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話あらすじ・ネタバレ感想!片桐はいりが演じる万引きGメンが強烈すぎる

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』公式ページ

9割引きシール貼り逃げ事件の容疑者は羽衣!?

文字通り“濡れ衣”を着せられたびしょ濡れ女子大生・水野羽衣(大原櫻子)が繰り広げる逃亡劇がおもしろい。

矢部太郎と片桐はいりという個性的な俳優陣が起こす化学反応演技は必見!

水野探偵社を営む兄・淳之介(矢本悠馬)の元に舞い込んだ“スーパーなかやの9割引きシール貼り逃げ事件”。

防犯カメラに映った疑わしい第一容疑者は、なんとびしょ濡れの羽衣でした!

ラストに明かされる「ボスジャン」を着て9割シールを貼りまくった犯人の想いが切ない…。

犯行動機にめちゃくちゃ深く考えさせられました。

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『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話あらすじ


今日も水野探偵社には依頼が舞い込む。

ファミレスで働く依頼人A・里美(森田想)は、順番待ちの名前に頻繁に「雄藤」と書かれ、名前を呼んでも誰も名乗り出ない嫌がらせを受けているという。

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話あらすじ①

一方、スーパーでパンに、何者かにより9割引きのシールが貼られる事件が発生。

スーパーで万引きGメンをしている依頼人B・山田(片桐はいり)は、実は犯人に目星がついているという。

ドラマ『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話あらすじ②

スーパーの防犯カメラに写っていたのは、なんと!?びしょ濡れの羽衣(大原櫻子)。

濡れ衣を晴らすべくタイムリープする羽衣だったが、過去でも敏腕万引きGメン山田に目をつけられてしまう…。
出典:『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』公式ページ

【ネタバレ】『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話の感想

スーパーなかやで、9割引きシール貼り逃げ事件発生!

羽衣の唯一の友・ヤンさん(ヤオ・アイニン)がバイトしているスーパーなかやは、ローカルな地域密着型な感じのスーパーです。

バックヤードに来たヤンさんは、おちょぼ口でパンを食べている店長・木村浩二(矢部太郎/カラテカ)に「シフト出したい、山田さんは?」と話しかけます。

「さっき売り場に…」と、か細い声で対応する店長・木村は、なんだか弱そうで頼りなさそうな感じです。

矢部さん、ハマり役な気がします。

儚げでか弱き人物を演じさせたら右に出る者はいないですよね。

そこへ勢いよく扉を開けやって来た万引きGメン・山田直美(片桐はいり)が、入ってくるなり「店長、コレ見てください。またですよ!」と売り物の蒸しパンを差し出します。

そのパッケージには「9割引き」のシールが貼られていました。

ここ最近、スーパーなかやでは、クサカベパンのジャンボ蒸しパンにだけ、何者かによって“9割引き”のシールが貼られているという珍事件が起きていました。

なかなかのおもしろ事件の匂いがプンプンしますね。

片桐はいりさんの眼光鋭い万引きGメンっぷりは、見ごたえあります。

容疑者は羽衣(大原櫻子)!?

水野探偵社に、敏腕万引きGメン・山田直美と木村店長が犯人探しの依頼にやって来ました。

「何者かの手によって9割引きのシールが貼ってあるんです。」

パンに貼られたこの値引きシール、厄介なことに一度貼ってしまうと綺麗に剥がすことができない代物です。

お店は非常に困っていました…。

神妙な面持ちで話す依頼人の山田は、なんと犯人の目星がついていると言います。

「この人です」と差し出されたお店の防犯カメラ写真を見て、水野淳之介(矢本悠馬)と父・進吾(大堀こういち)は衝撃を受けます。

「羽衣!?」

2人でハモっちゃいました(笑)

事件当日の防犯カメラに映っていた山田が怪しいと睨んでいる人物とは、なんとびしょ濡れの羽衣(大原櫻子)でした。

そんな話になっているとは知らない羽衣は、宅配ピザの箱を嬉しそうに抱えながら部屋に入ってきます。

容疑者・羽衣を発見した山田は、じっと見つめてロックオンします。

「だからやってませんって!!」

全力で羽衣は否定しますが、山田の追及は止まりません。

たまたまびしょ濡れで事件の起きた日にお店にいたという羽衣の不可解な証言を、優秀な彼女が疑わない訳がなく、完全に犯人として決めつけられてしまっています。

「雨が降ってた…」と苦しい言い訳する羽衣に、「降ってなかったです!」と食い気味にピシャリとツッコむ山田。

この羽衣と山田のやりとりの応酬が面白くて笑ってしまいました。

明らかに羽衣劣勢の状況を見ながら、助けることなくピザを頬張る兄と父、超呑気です。

「調査のためのタイムリープで疑われるなんて、安易に羽衣を頼るんじゃなかった。」

兄・淳之介はちょっと悔いていますが、ピザを食べる手は止めませんw

すると、今まで静観していた父が面白くなってきたと呟くと、予想だにしない言動をします。

「なんでこんなことをしたっ羽衣。蒸しパンを9割引きにするなんて、そんな子供に育てた覚えはないぞー!」

進吾はそう言って、“娘が犯罪に手を染めてしまった、できの悪い子を持った父親”を満喫しはじめます。

最後は警察に連れて行こうとする山田の手を掴み、「羽衣は小さい頃、食パン1斤も食べられない子だったんですよぉ~!」となぜか涙ながらに訴えます。

「1斤なんて食べきれるわけないでしょ!食べられない方がいいでしょ!」と山田にツッコまれます。

父・進吾の訳の分からない妄想劇場のおかげで、部屋の中はてんやわんやです。

羽衣はその隙をついて、その場から逃げ出しました。

まるでコントのような展開に爆笑してしまいました。

本当にいつも父・進吾には、驚かされます。超変人なのか、超頭のキレる天才なのか…。

羽衣(大原櫻子)、痛恨の失敗

羽衣の後ろからは意外に俊足の山田がぐんぐん追ってきます。

息を切らして逃げながら「どうして私が疑われなきゃいけないの~!」と困り果てます。

咄嗟に身を隠し、追手をやり過ごすと、どうすべきかを必死に思案しました。

「過去にタイムリープして真犯人を見つけて潔白を晴らすしかない。」

楽しそうに水鉄砲で遊ぶ子供たちに「水かけてもらえる?」と頼んで、羽衣はびしょ濡れにしてもらいます。

1週間前のシール貼り付け事件があった日へ、タイムリープ!

怪しいおじいさんはいたものの、犯人ではありませんでした。

羽衣がびしょ濡れ状態でパンを凝視していると、Gメン山田に「お客様ちょっとよろしいですか?」と声をかけられてしまいます。

すぐにその場から立ち去り、収穫なく現在に戻ってきてしまいました。

現在に戻ってきた羽衣のそばでは、心配した子どもたちが見守ってくれていました。

タイムリープの失敗に何やってるんだろうと、肩を落としトボトボ歩く羽衣に事態を打開する策はあるのでしょうか。

一方、ラブホ・フェイマス704号室の水野探偵社では、山田が指揮をとって容疑者・水野羽衣を捜索する「捜査本部」的なものが組織されていました。

「びしょ濡れの女子大生1人、見つけるぐらい容易いことよ。」

羽衣を「ホシ」と呼び、警察顔負けの雰囲気の中、万引きGメンネットワークを駆使して「スーパーなかや」付近に潜伏している羽衣の居場所がバレてしまいます。

けっこうヒリヒリな逃走劇、見ごたえありますよ。

ヤンさん(ヤオアイニン)のお陰で真相に近づく

「ショータイムのはじまりよ。」

山田は急いでスーパーに急行します。

その頃、羽衣は忍び込んで防犯カメラ映像を見るためにスーパーのバイト終わりのヤンさん(ヤオアイニン)を待っていました。

ヤンさんは夜間掃除の男・クサカベと一緒に出てきます。

クサカベは昔、大企業の重役でしたが、今は家族と別れてバイト生活している人です。

「キタネ、逃亡者・羽衣!」と、冗談を繰り出すヤンさんに和みます。

事件当日の営業時間中の映像をくまなく見て確認するも、異変は見当たりません。

「やっぱり一番怪しいのは私じゃん。」

意気消沈の羽衣でしたが、スーパー閉店後の真夜中0時すぎ、防犯カメラ映像に動く人影を偶然発見するのです。

背中にカタカナで「ボス」と大きく書いてあるボスジャンを着て現れた犯人っぽい人物が、蒸しパンコーナーに近づきゴソゴソと何かしています。

ついに犯人をつきとめました!

羽衣の潜伏先、スーパーにたどり着いた山田の気配をヤンさんが敏感に感じとります。

ヤンさんのファインプレーで、また山田の手から逃れることができました。

急いでラブホ・フェイマスに走ります。

真犯人は、か弱きアイツだった!

羽衣は、704号室にたどり着き「チャンスは今しかない!」と淳之介にお願いします。

部屋に入るなり、秒でびしょ濡れになりタイムリープします!

ボスジャンが現れた1週間前のスーパーなかや閉店後の過去へ向かいます。

犯人の顔を確認した羽衣は「濡れ手についた粟と粟が繋がった!」と合点します。

過去から戻った彼女は、山田に「水を差すようですが、私を疑うなんてとんだ濡れ衣です!」と言い放ちます。

閉店後の防犯カメラ映像を切り撮った写真を真犯人の証拠として突きつけます。

ボスジャンを着た犯人が見事に映っていました。

「犯行は、閉店後に堂々と行われていた。店の最高責任者によって!」

羽衣は、ボスジャンを広げながら謎解き披露します。

それは、弱腰の木村店長が愛用している服でした!

観念したように、木村店長は羽衣の広げたボスジャンに袖を通します。

「店長!なぜそんなことを?」

山田は驚きながらも理由を問います。

すると木村店長は豹変して、「あなたのせいですよぉーー!」と大声で山田を威嚇します。

続けて、自分がした過ちを解らないのか?と凄い表情でまくし立てます。

矢部さんの気迫に圧倒されました。

真犯人・木村店長の切なくも身勝手で犯行動機が彼の口から語られます。

自分よがりだけど、どこか憎めない内容なんです。

まさかの犯行動機が明らかに…

「あなたは“一介の万引きGメン”にも関わらず、この店の最高責任者である私よりよく働き、私より客や従業員にも慕われ、私より会社に貢献した。それがどれだけ間違っていることか、まだわからないんですかー?」

決死の形相でとんでもない犯行動機を赤裸々に供述する木村店長の様子に、山田は引き気味です。

「あなたが来てから、私は小間使いのような仕事しかしていないんだ…」

それなのに、お店の売上は上がっていると嘆きます。

彼は次第に悲しみのテンションに変わっていき、最後は「楽なんだよぉ~どんどん楽になっていくんだよぉぉ!」と泣き出します。

淳之介は、楽のどこがいけないのか?と木村に質問します。

ずっと「ボス」になりたかったのに、どんどん楽になっていくのが苦しいと答えます。

この答えを「ちょっとわかんないっすね~。」と淳之介と進吾はヘラヘラ笑います。

この流れで「私が間違っていました。」と素直に認める山田に、一同が驚愕します。

彼女はスーパー内で最低賃金なのが悔しくて頑張って働いたことで、一番高い給料をもらっている店長を苦しめていたなんて思ってもみなかったと泣きながら謝罪します。

「わかってくれましたか?」と言った木村店長に「はい!」と山田は答えます。

そして、おそらくこの2人にしかわからないであろう収まるところに収まって「わかりあえた的な空気感」が漂い、握手をするのでした。

ファミレス大量記入事件、依頼人A・里美(森田想)

夜のファミレス「FLYING GARDEN」では、メロンソーダを飲みながら一心不乱に履歴書を書く羽衣の姿がありました。

就活は難航中のようで、必死さが伝わってきます。

「雄藤さま~雄藤さま~。」

ファミレスのバイト店員・里美(森田想)が、ウェイティングリストに書かれている名前を何度も呼びますが、当の雄藤さまは名乗り出ません。

繰り返し「おとうさま~(お父様)」と言っているように聞こえることから、他の待っている人たちから失笑されてしまいます。

「名前を呼んでも誰も名乗り出ない…。」

実はこの名前、彼女がシフトに入っている時間帯だけ2人挟んで「雄藤」といった高頻度で定期的に記入されているんです。

仕方なく毎回呼び上げているものの、里美は気持ち悪くて耐えられません。

しかも、おそらく同じ犯人から無言電話イタズラもあるというのです。

困った彼女は、水野探偵社に“雄藤大量記入”をしている人を突きとめて欲しいと依頼にやって来ます。

9割引きシール貼り逃げ事件の調査中に、羽衣はスーパーなかやで里美を見かけていました。

そのとき、買い物する里美の後を追って歩く怪しいおじいさんを発見。

他の事件調査中のため、謎のおじいさんを特定することができずに終わります。

地上波ではここまで。

“雄藤”大量記入事件の真相は『Paravi』にて配信されています。

一体、誰が何の目的で「雄藤」と頻繁に書いたのか?

里美に対する嫌がらせなのか、それとも何か事情があるのか。

謎のおじいさんの正体と共に、事件の真相が気になりますよね。

『びしょ濡れ探偵 水野羽衣』第4話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

ローカルスーパーで起きた一見些細とも思えるこの事件には、深く考えさせられる犯人の“犯行に駆り立てられた想い”がありました。

給料に見合った働きって一体何だろうということを、この事件の真相を通して考えさせられました。

働きすぎで息切れしちゃっている人も、楽しすぎている人にも、両方の心に響いたんじゃないかなって思います。

結構、尾を引くストーリーでした!

ところどころ吹き出すほどに笑えるのに、最後はじんわり沁みてくるいいドラマです。

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