新たに眉美が加わり、パワーアップした美少年探偵団が発見したのは精巧すぎる偽札と偽札に隠されたカジノの招待状でした。
髪飾中学の生徒会長、札槻が運営するカジノ、リーズナブル・ダウトで彼と直接対決をする長広でしたが、眉美は持ち前の視力でイカサマを見抜きます。
田中泉
「勝利すればカジノの所有権さえも勝ち取れる」とされるスペシャルプログラムは、最初から勝たせるつもりのない出来レースでした。
美少年探偵団は、ここからどのように事件を解決に導くのでしょうか。
目次
アニメ『美少年探偵団』前回第4話のあらすじと振り返り
登校中、前を歩いていた会社員風な男性が何かを落としたことに気が付いた眉美。
落としたものを拾おうとした眉美は、それが札束だったことに驚きます。
慌てて男性を追いかけて札束を渡した眉美でしたが、男性は眉美の胸ポケットに何枚かの1万円札を入れて去っていきます。
眉美が美少年探偵団の事務所で一連の出来事を話していると、創作が渡された1万円札が精巧に作られた偽物であることを見抜きます。
さらに眉美が自慢の視力で1万円札をじっくり観察すると、なんと偽の1万円札は封筒のようになっており、中にはカジノ「リーズナブル・ダウト」への招待状が隠されているのでした。
招待状に記されていた髪飾中学の第二体育館へ潜入した美少年探偵団のメンバーは、本物と変わらないクオリティのカジノに驚きます。
カードすらも見通す目を持つ故に、学から見学を命じられた眉美は、カジノをめぐるうち札束を届けた男性に遭遇。
会社員だと思っていた相手は、髪飾中学の生徒会長、札槻でした。
一方、カジノで勝ち続けた長広は札槻とカジノの所有権を賭けて争うスペシャルプログラムへの挑戦権を獲得。
ステージ上でポーカーの勝負に挑みますが、眉美は長広の背後に見えないはずの黒子の存在を確認します。
【ネタバレ】アニメ『美少年探偵団』第5話あらすじ・感想
髪飾中学のカジノに秘められた、恐ろしい陰謀
視力を使い、長広の背後にいる黒子がいることを確認した眉美は、とっさにいかさまを指摘しようとしますが、満に阻まれます。
というのも、カジノという敵の本拠地で指摘しようとしても分が悪いためでした。
その頃、長広はオールインを宣言し、大勝負に出ていました。
田中泉
勝負に出た長広でしたが、残念ながら札槻の勝利に終わります。
一旦は指輪学園に戻った美少年探偵団でしたが、眉美はいかさまをしていたことに憤慨します。
自分にしか見えない、本来なら誰にも見えない服を着ていた黒子に、学は「裸の王様のようだ」と笑っています。
しかし、長広は指輪学園の生徒会長として、以前より札槻とその周辺について調査していたため、こういうことになるのではないかと最初から考えていました。
1年前までは自由な校風だったはずの髪飾中学は、札槻が生徒会長となってから良い意味でも悪い意味でも統制のとれた学校になっていたと言います。
中学生の身でありながら、カジノ業でビジネスで手腕を発揮していた札槻と生徒会長同士での交流があった長広は「いつか支配圏を自分の学校以上に広げるのではないか」と危惧していました。
そのため、眉美が偽札を渡してきた男性の風貌を聞いたとき、「毒牙を指輪学園に向け始めたのではないか」と気付いたのでした。
さらに長広は創作の協力のもと、以前撃退した組織トゥエンティーズについて調査を進めたところ、恐ろしい事実が発覚したと言います。
なんと、札槻とトゥエンティーズの間には取引をした形跡がありました。
運び屋として二者の間を取り持つトゥエンティーズにより、髪飾中学は民間会社から委託された開発中の商品をテストしていたのです。
モニターとしてまとめたレポートで資金を得ていた髪飾中学は、それを隠すためにカジノ業に手を出していました。
田中泉
ギャラリーの目を利用して、札槻は不可視の服をテストしていたのではないか、と長広は推理します。
まるで「天狗の隠れ蓑だ」と疑う眉美でしたが、「初対面で札槻が空気のように消えたのもその衣装を利用したのでは?」と言われると認めざるを得ません。
不可視の服について、創作は「開発元が悪用する気満々の軍事利用なのかもしれない」と話します。
そんな悪行を暴き、軍事利用を促進させる髪飾中学の思惑を木っ端微塵に打ち砕こうと、学はあらためてカジノに乗り込むことを宣言するのでした。
大切なものは目に見えない?
再度カジノに潜入した美少年探偵団は、招待客ではなくスタッフに変装。
しかし、スペシャルプログラムで札槻の思惑を打ち破るためには、少なくともひとりは招待客にならなければいけません。
その結果、学が女装することとなりました。
バニーガールとして潜入した眉美は、恥じらいながらもスペシャルステージでブラックジャック勝負を挑む学を視力でアシストしようと試みます。
例の黒子がなかなか現れないことにバレているのかも、と焦る眉美。
せっかく自分の視力を正しいことに使えるはずなのにと落ち込みますが、学はステージ上で「ピンチのときほど美しく輝く自分の姿に呆れてしまっただけさ」と高らかに笑います。
札槻は、そんな学にバラを差し出しながら「見かけばかりの美しさに気を取られれば足元を掬われる。大切なものは目に見えないとサン=テクジュペリも言っていた」と指摘します。
学は負けずに「美しければ目に見えないはずがない。君の嘘とて美しければ見てあげても良い」と宣戦布告するのでした。
田中泉
学の言葉を受け、眉美は「私が本当に見なければいけないのは私だ」と考え直します。
その結果、今自分が置かれている状況で不自然なこととして、「自分がカジノホールにいながらゲームのルールを把握していないこと」に思い当たります。
「見えていないのではなく、見えているのに気付いていないこと」こそがトリックだと気付いた眉美は、長広に「ブラックジャックをプレイする際、親だけはカードを交換しても良い」というルールがあるのかを確認するのでした。
結果として、札槻が仕込んでいたトリックは、不可視の技術を使ったカードにありました。
裏面からは見えず、表を向ければ見えるカードを使っていかさまを働いていたのです。
田中泉
札槻の野望を打ち砕いた後日談
勝負に勝った学により、カジノは閉店を余儀なくされます。
しかし、それは実験を止めることには成功したものの、髪飾中学とトゥエンティーズの関わりを完全に断てたわけではありません。
翌日、同じ場所で眉美は札槻に遭遇します。
驚く眉美に、札槻は「仕返しにきたわけではない」と言い、1通のラブレターを手渡します。
ラブレターの相手は、カジノで働いていたバニーでした。
「良ければ電話してあげて」と伝えた札槻は、スペシャルステージで対決した美少女にも「またいつか遊ぼう」と言っておいてほしいと不適に笑います。
眉美があらためて札槻にフルネームを尋ねると、「嘘と書いて“らい”と読む」と返します。
「困ったことがあれば相談してほしい」と言い残し、去った札槻を追いかけた眉美は、またしても彼が煙のように消え去ってしまったことに気づくのでした。
田中泉
思わずメガネを外して確認した眉美でしたが、不可視の服を使った形跡はありません。
それは自分の視力をもってしても見抜けない奥の手を隠し持っているであろう、札槻と美少年探偵団の勝負の行方が持ち越されたことでもありました。
アニメ『美少年探偵団』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
#美少年探偵団 第5話をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました!
次回もお楽しみに☆
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— 西尾維新アニメプロジェクト (@nisioisin_anime) May 8, 2021
偽札から始まったカジノ事件は、またしても美少年探偵団により悪行を食い止めることに成功しました。
とはいえ、まだ何か隠し持っていそうな札槻との勝負の行方はまだわかりません。
眉美の能力も少しずつ良い方向に活用している美少年探偵団。
次に遭遇する事件は、どのようなものなのでしょうか。
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